JPH0546326Y2 - - Google Patents

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JPH0546326Y2
JPH0546326Y2 JP1987009882U JP988287U JPH0546326Y2 JP H0546326 Y2 JPH0546326 Y2 JP H0546326Y2 JP 1987009882 U JP1987009882 U JP 1987009882U JP 988287 U JP988287 U JP 988287U JP H0546326 Y2 JPH0546326 Y2 JP H0546326Y2
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driven rotating
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 (産業上の利用分野) モータによる駆動回転部体とアンテナ素子を伸
出または縮入させるドラムのような被動回転部体
とを簡易な構成で効率的に連継作動せしめる電動
アンテナ伸縮操作機構を提供しようとするもので
ある。
(従来の技術) 車載用アンテナなどにおいて、モータを用い自
動的に伸縮操作させる電動アンテナは従来から知
られている。このような電動アンテナとしては減
速回転部体と巻取ドラムまたは送りギヤのような
被動回転部体との間にクラツチ機構を設けること
が一般的であつて、このクラツチ機構において伸
縮操作の終点などにおいて操作ワイヤに異常な負
荷を与えることを回避し、該操作ワイヤないし関
連機構における損傷をなからしめる。
即ちこのような操作機構として従来知られてい
るものは以下の如くである。
実公昭56−2402号公報、 実公昭57−26405号公報、 実公昭46−8322号公報、 上記は、モータからの駆動を受けるウオーム
ホイールの軸部に固定した接触板とドラムの内底
部に固定された接触板とがスプリングにより所定
圧力で圧接させて連繋作動させられる摩擦クラツ
チタイプのものである。
又はモータから駆動側と被動側クラツチ板と
に凹凸の係止関係を形成し、圧縮されたスプリン
グの弾圧力で圧接せしめ、所定の負荷以上で前記
係止関係を解脱して空転するものである。
更に前記は、モータ駆動される回転軸に1対
の切欠面を形成し、被動回転体のドラムと駆動回
転体とに板バネが前記切欠面を挟持して設けら
れ、該板バネの撓みを利用して駆動回転体を空転
させる構造のものである。
これら〜のものは何れも操作ワイヤをドラ
ムを用いて直接に巻取り或いは巻戻すものである
が、この種のクラツチをドラムに代えて送りギヤ
を用い、操作ワイヤにラツク状の歯部を形成し、
前記送りギヤで移動させるものもある。
(考案が解決しようとする問題点) 上記したような従来のクラツチ機構において、
の摩擦によるものは圧接される相互の接合面間
で圧接された回転摩擦によるすべりトルクを利用
するもので、クラツク作動時に音の発生はないと
しても摩擦面に汚水や油その他の不純物などが進
入すると所定のトルクが得られないことになる。
又によるものは板バネが回転軸の切欠面から空
転した後、再び切欠面に板バネが接するときにシ
ヨツク作用が生じ、操作ワイヤにも影響する。
又の凹凸による係止関係を用いたものは所定
負荷以上による空転が繰返されるとクラツチ音が
発生し、しかもこのような空転が繰返されると凹
凸の摩耗によるだれが発生して所定のクラツチ力
が得られないことになり、更には前記および
は共にクラツチ部に常時設定バネ圧が作用してい
るので経時によるバネ特性変化が避けられず、こ
の点からも所定クラツチ力の維持が困難となる。
なおこれら従来のものでは別にリミツタスイツ
チを併設することが必要で、そのための構造が複
雑化し、リミツタスイツチの信頼性を高めるため
の工夫を必要とし、更にトルク調整しても変化す
るなどの欠点がある。
更に上記したような従来のものにおいてはクラ
ツチ機構などを採用したものは固より、その他の
ものにおいても機構構成が複雑で、また作動関係
が必ずしも効率的でない不利がある。
「考案の構成」 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記したような従来のものの問題点を
解消すべく考案されたもので、モータにより駆動
されるウオームを伸縮操作ワイヤが捲回される被
動回転部体と同軸の駆動回転部体に係合せしめ、
アンテナ素子に連結された前記伸縮操作ワイヤを
収容するためのワイヤ受入溝を上記被動回転部体
に形成し、前記駆動回転部体に対設した係突片を
該被動回転部体の連結溝に位置せしめ、該連結溝
と同一円周上に連続して略半周に近いバネ受孔を
対設し、これらのバネ受孔に夫々コイルバネを収
容せしめ、これらのコイルバネにおける端部間に
前記係突片を夫々位置せしめたことを特徴とする
電動アンテナ伸縮操作機構である。
(作用) モータにより駆動されるウオームを伸縮操作ワ
イヤが捲回される被動回転部体と同軸の駆動回転
部体に係合せしめることによるモータによる駆動
力を駆動回転部体に直接に伝達し、またこれら駆
動力伝達系を簡易化する。
アンテナ素子に連結された前記伸縮操作ワイヤ
を収容するためのワイヤ受入溝を上記被動回転部
体に形成し、前記駆動回転部体に対設した係突片
を該被動回転部体の連結溝に位置せしめることに
より駆動回転部体と被動回転部体との間の連動関
係を簡潔的確化し、アンテナ素子に対する伸縮操
作ワイヤの作動を簡易合理化する。
前記連結溝と同一円周上に連続して略半周に近
いバネ受孔を対設し、これらのバネ受孔に夫々コ
イルバネを収容せしめ、これらのコイルバネにお
ける端部間に前記係突片を夫々位置せしめたこと
によつて該係突片による駆動回転部体の作用を前
記コイルバネを介し充分な回転角度範囲で緩衝的
に被動回転部体へ伝達せしめ、アンテナの伸縮操
作をなす。
通常の回転力伝達は前記コイルバネに軽度の圧
縮力を与えた条件下で行われ、例えば伸出完了ま
たは縮入完了若しくは伸出または縮入操作途中に
おける異常トルクの発生時には被動回転部体が停
止しようとするのに対し駆動回転部体は略半周の
範囲に亘るコイルバネが密着状態となるまで相当
の角度範囲で回転を継続しようとして前記コイル
バネを圧縮し、回転力伝達を緩衝する。即ち被動
回転部体によつてアンテナを伸縮操作する操作ワ
イヤに与えられる異常負荷を緩衝低減し、その他
の関連作動機構に無理な作用力を与えることもな
いので、特別なクラツチ機構は不要であり、しか
も機構的に過大な負荷が作用することを防止す
る。
(実施例) 上記したような本考案によるものの具体的な実
施態様を添附図面に示すものについて説明する
と、第1図は上記したような本考案を並列巻きド
ラムタイプに採用した電動アンテナを示すもの
で、ケース1の上部に設けたモータ4により駆動
されるウオーム3が駆動回転部体であるウオーム
ホイール5に係合している。又このウオームホイ
ール5に被動回転部体である巻取ドラム7が端面
相互を対向させた状態で組み込まれ、第3図にお
いて分解して示すようなコイルバネ9を介して連
繋作動せしめられるもので、その構成を具体的に
この図示のものを説明すると操作ワイヤ14を並
列的に巻取り収納する収納溝12を形成しそれな
りの厚みを有するように形成された前記巻取ドラ
ム7に受入溝17を形成して上記コイルバネ9を
バネ受孔17bに収容し、即ち受入溝17は軸孔
11を中心として円弧状のもので、該受入溝17
のバネ受溝17bに受入れられたコイルバネ9も
同様に円弧状として彎曲された状態に収容セツト
されている。又このようなコイルバネ9は上記し
たような両回転部体5,7に対しその両端部が係
止して回転力が伝達され、このような係止として
は前記受入溝17の端部17dと駆動回転部体5
の端面に突設された係突片15が利用され、即ち
係突片15が前記受入溝17中に嵌め込まれ、該
係突片15と受入溝17の端部との間に上記コイ
ルバネ9が位置せしめられていることは第4図a
として示す通りである。なおこの実施態様におい
ては前記受入溝17を対設し、これら受入溝17
を幅狭な連結溝17aで連通せしめ、該連結溝1
7aに第4図bに示すように駆動回転部体5の係
突片15が挿嵌されて駆動回転部体5が何れの方
向に回転した場合にも係突片15によつてコイル
バネ9の端部に対し圧接するように成つている。
前記したケース1の一側にはビス2を以てアン
テナ基筒18が取付けられ、又該ケース1の中心
軸2は駆動回転部体5の中心部に設けられた軸筒
10に挿入され、該軸筒10は被動回転部体7の
軸孔11に挿入され、ワツシヤ6,8、Eリング
13および座金19を介装せしめ、軸筒10より
突出した中心軸2の先端部に蓋部材16を取付
け、ナツト20を締着して全体の組付けが完成さ
れるものである。
第2図には本考案が被動回転部体としての渦巻
き型ドラム7aに対して適用された場合が示さ
れ、即ち適当な幅をもつた長方形の断面構造をも
つた操作ワイヤ14はドラム7aに渦巻き状に巻
取り収容され、従つてケース1が第1図のものよ
りそれなりに薄い状態に形成されている外は前記
したところと同様である。
なおコイルバネ9は前記実施態様のものにおい
て受入溝17の長さより若干長い釈放状態の長さ
を有するものとして製作し、これを軸方向におい
て少許圧縮した状態で受入溝17に収容させるこ
とにより通常負荷時において、該コイルバネ9が
殆んど圧縮されない状態で被動回転部体7を回転
し、その回転停止または異常負荷発生時において
上記したコイルバネ9の圧縮による緩衝作用を得
しめるようにしたものが良く、これにこだわる必
要はない。
なお上記のような緩衝作用時においてもモータ
にそれなりの負荷電流増大が認められることは当
然であるが、この電気的な負荷電流増大を縮減す
るには供給電源経路に過電流検出手段を設け、該
検出手段による検出結果でモータ電路を遮断せし
め、或いはタイマー回路を設けてもよい。このよ
うにするならば操作ワイヤなどに対する無理な作
用力の作用する可能性を更に縮減することができ
る。
「考案の効果」 以上説明したような本考案によるときは特別な
クラツチを不要として適切な回転力伝達を図り、
しかも機構的に過大な負荷が作用することを相当
の回転角度範囲において適切に防止し、過負荷時
においても衝撃的作用力を与えることがなく、被
動回転部体の急速回転によつても両回転部体に損
傷を与えることが少ないと共に構成簡易で、製作
組立が容易であり、適切な低コスト化を図らし
め、更には耐用性の高い機構を提供するなどの効
果を有しており、実用上その効果の大きい考案で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の技術的内容を示すものであつ
て、第1図は本考案によるものが並列巻取りドラ
ム型伸縮操作機構に適用されたものの部分切欠側
面図、第2図はその渦巻ドラム型伸縮操作機構に
採用されたものについての第1図と同様な部分切
欠側面図、第3図は第1図に示したものについて
構成部材を分解し且つ部分切欠して示した斜面
図、第4図は被動回転部体および駆動回転部体に
ついての正面および側面図を併せて示した説明図
である。 然してこれらの図面において、1はケース、2
は中心軸、3はウオーム、4はモータ、5は駆動
回転部体、6,8および19はワツシヤ、7およ
び7aは被動回転部体、9は弾性部材、10は軸
筒、11は軸孔、12はワイヤ収納溝、13はE
リング、14は伸縮操作ワイヤ、15は係突片、
16は蓋体、17は受入溝、17aは連結溝、1
7bはバネ受孔、18はアンテナ基筒、20はナ
ツトを示すものである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 モータにより駆動されるウオームを伸縮操作ワ
    イヤが捲回される被動回転部体と同軸の駆動回転
    部体に係合せしめ、 アンテナ素子に連結された前記伸縮操作ワイヤ
    を収容するためのワイヤ受入溝を上記被動回転部
    体に形成し、 前記駆動回転部体に対設した係突片を該被動回
    転部体の連結溝に位置せしめ、 該連結溝と同一円周上に連続して略半周に近い
    バネ受孔を対設し、これらのバネ受孔に夫々コイ
    ルバネを収容せしめ、 これらのコイルバネにおける端部間に前記係突
    片を夫々位置せしめたこと、 を特徴とする電動アンテナ伸縮操作機構。
JP1987009882U 1987-01-28 1987-01-28 Expired - Lifetime JPH0546326Y2 (ja)

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JP1987009882U JPH0546326Y2 (ja) 1987-01-28 1987-01-28

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JP1987009882U JPH0546326Y2 (ja) 1987-01-28 1987-01-28

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JPS63120402U JPS63120402U (ja) 1988-08-04
JPH0546326Y2 true JPH0546326Y2 (ja) 1993-12-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0646089Y2 (ja) * 1990-02-02 1994-11-24 原田工業株式会社 電動伸縮形アンテナ駆動装置
JPH0646090Y2 (ja) * 1990-05-30 1994-11-24 原田工業株式会社 電動伸縮形アンテナ駆動装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62206902A (ja) * 1986-03-06 1987-09-11 Asmo Co Ltd 電動アンテナ装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62206902A (ja) * 1986-03-06 1987-09-11 Asmo Co Ltd 電動アンテナ装置

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JPS63120402U (ja) 1988-08-04

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