JP2584422B2 - トルクリミッタ− - Google Patents

トルクリミッタ−

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JP2584422B2
JP2584422B2 JP21845187A JP21845187A JP2584422B2 JP 2584422 B2 JP2584422 B2 JP 2584422B2 JP 21845187 A JP21845187 A JP 21845187A JP 21845187 A JP21845187 A JP 21845187A JP 2584422 B2 JP2584422 B2 JP 2584422B2
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JP
Japan
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torque
spring
input member
ring
adjusting ring
Prior art date
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Application number
JP21845187A
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English (en)
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JPS6465361A (en
Inventor
和男 光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Industries Ltd
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は出力部材に過大な負荷が働いたとき、この
過大な負荷が入力部材に伝わることを防止するトルクリ
ミッター、特にそのトルク調節リングの弛み止め及び破
損防止構造に関する。
<従来の技術> 従来技術では、トルク調節リング9の外周方向から、
このリングの螺合部分に至るセットねじ17で入力部材1
の外方を押さえつける方法(第4図)や転がり軸受用止
め金18(第5図)が用いられていた。
<発明が解決しようとする問題点> 上記のような従来のトルクリミッターは過負荷時に動
力伝達部材が入力部材の凹孔等から外れ、この外れた動
力伝達部材が次の凹孔にはまる際に大きな衝撃が生じ、
トルク調節リングの慣性のためにトルク調節リングがゆ
るむ方向、(ときには締まる方向)に回転してしまう。
このような衝撃が繰返されるため、従来の技術でのセッ
トねじ17(第4図)の先端が破損したり、止め金18(第
5図)のリップ部が破損したりして、弛み止めの効果的
な手段がなかった。
<問題点を解決するための手段> この発明は、上記のような問題点を解決するためにな
されたもので、入力部材と出力部材とを結合するボール
等の動力伝達部材と、この動力伝達部材を押圧しつつ、
入力部材と共に回転する複数のバネと、この各バネの押
圧力を調節するように入力部材の端部外周に螺合したト
ルク調節リングからなるトルクリミッターにおいて、前
記複数のバネとトルク調節リングの間に入力部材に対し
てフリーとなるバネ受けを介在させ、このバネ受けの各
バネと対応する位置に設けた複数の突部を各バネの端部
に嵌合させると共に、該バネ受けの外側に設けた複数の
突片の何れかを該トルク調節リングの外側に形成した複
数の切欠に曲げ込んだ構成を採用したものである。
<作用> この発明は上記の構造であり、入力部材の回転は入力
部材側の凹孔と動力伝達部材の嵌合を介して出力部材に
伝えられる。
そして、伝達されるトルクが正常な場合は凹孔と伝達
部材は嵌合状態を保っているが、出力部材に過大なトル
クが働いて、出力部材の回転が遅れたとき、動力伝達部
材がバネを圧縮して凹孔から外れ、次で該伝達部材が次
の凹孔に嵌合する。
過負荷時には、このような作用が生じるが、この発明
の場合はバネ受けバネによって、トルク調節リングに押
し付けられ、バネ受けの外側の突片がトルク調節リング
の外側の切欠に係合しているので、回転方向でのバネの
弾性によってトルク調節リングにかかる衝撃が緩和され
て、トルク調節リングの弛み止めは破損することなく、
弛み止め効果を維持することができる。
<実施例> 次に、この発明の実施例を添付図面の第1図ないし第
3図にもとづいて説明する。
1は、円筒状の入力部材でその一端外周に鍔2を一体
に設け、この鍔2の内側に複数のテーパー状の凹孔3
を、該部材1と同心の円周上に設ける。
4は、該入力部材1の外周の鍔2に接する部分に回転
自在に装着した出力部材で、この部材4には、前記各凹
孔3に対応する位置にそれぞれ軸方向の孔5が形成して
ある。
6は、動力伝達部材で実施例では、各孔5毎に2個の
ボールを遊嵌してある。7は押圧リングで、このリング
7と前記の入力部材1とはスライドキー8により、共に
回転し、軸方向には自由に摺動するように嵌合してい
る。
8′は前記入力部材1の他端の外周に形成した雄ねじ
で、この雄ねじにはトルク調節リング9の内側の雌ねじ
を螺合してある。
このトルク調節リング9を該雄ねじ8′に螺合する前
に、前記押圧リング7に設けた複数の凹孔状のばね孔10
にそれぞれコイルバネ11を嵌合し、この各バネ11の外側
にバネ受け12の各突部13を嵌合させ、同バネ受け12を前
記トルク調節リング9の内側に当てがい、所定のトルク
となるようにトルク調節リングを螺合させた後、バネ受
け12の外側の突片14の所定のものを、トルク調節リング
9の外周の切欠15内に曲げ込む。
又、該トルク調節リング9の内周のバネ受け12に接す
る面の内周には、リング状の突部16を一体に形成して、
該バネ受け12の内周がリング状突部16に嵌合して同心に
なるようにしてある。
従って、バネ受け12は、入力部材1に対してフリーと
なり、トルクの調節リング9とバネ受け12は入力部材1
の螺合部上で回転方向に、コイルバネ11の横方向へのた
わみ量分だけ自由度をもった状態で位置がキープされ、
これにより、回転方向での衝撃負荷に対して、コイルバ
ネ11の横方向への柔軟性によって衝撃をゆるめることが
できる。上記の実施例において、入力部材1が回転する
と、これと一体の鍔2の凹孔3に嵌合している動力伝達
部材6が出力部材4と共に回転する。
出力部材4に加わる負荷が正常である場合は、コイル
バネ11により押圧されている押圧リング7の押し付け力
により伝達部材6が凹孔3に深く入っているから、入力
部材1のトルクはそのまま出力部材4に伝えられてい
る。
しかし、出力部材4に過大な負荷が加わると、その回
転に制動力が働いて出力部材4が回転し難くなるが、入
力部材1は回転を続けようとするので、その鍔2の凹孔
3から伝達部材6が押し出され、押圧リング7がバネ11
を圧縮して後退する。
そして、該部材6が次の凹孔3に嵌合するという作用
を繰り返す。
上記のように動力伝達部材6が凹孔3への嵌合を繰り
返す際の衝撃は、入力部材1とトルク調節リング9との
互いの慣性のためにトルク調節リングが回転しようとす
るが、バネ11の回転方向でのたわみにより、この衝撃は
緩和され、互いに動きがあっても、定位置にバネ11の作
用によって戻され、所定の位置を保持し得る。
<効果> この発明は、前記のように入力部材とトルク調節リン
グの結合をセットねじのようなもので行なわずに、トル
ク調節リングに重ねたバネ受けの突部と、押圧リングを
押える複数のバネの嵌合及びトルク調節リングの外側の
複数の切欠とバネ受けの外周の突片の嵌合によって行な
うものであるから、トルク調節リングは入力部材の螺合
部上で回転方向に、バネの横方向のたわみ量分だけ自由
度をもった状態で位置をキープし、回転方向での衝撃負
荷に対してバネの横方向の柔軟性によって衝撃をゆる
め、これによって、過負荷時における出力部材の凹孔と
動力伝達部材の係脱等による衝撃がバネのたわみにより
緩和されるので、衝撃により弛み止めが破損してトルク
調節リングがゆるむことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す縦断側面図、第2図は
同上に用いるバネ受けの斜視図、第3図は同上に用いる
トルク調節リングの斜視図、第4図は従来の弛み止め部
材の要部を示す断面図、第5図(A)は同じく断面図、
第5図(B)は要部平面図である。 1……入力部材、3……凹孔 4……出力部材、6……動力伝達部材 7……押圧リング、9……トルク調節リング 11……コイルバネ、12……バネ受け 13……突部、14……突片、15……切欠

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力部材と出力部材とを結合するボール等
    の動力伝達部材と、この動力伝達部材を押圧しつつ、入
    力部材と共に回転する複数のバネと、この各バネの押圧
    力を調節するように入力部材の端部外周に螺合したトル
    ク調節リングからなるトルクリミッターにおいて、前記
    複数のバネとトルク調節リングの間に入力部材に対して
    フリーとなるバネ受けを介在させ、このバネ受けの各バ
    ネと対応する位置に設けた複数の突部を各バネの端部に
    嵌合させると共に、該バネ受けの外側に設けた複数の突
    片の何れかを該トルク調節リングの外側に形成した複数
    の切欠に曲げ込んだことを特徴とするトルクリミッタ
    ー。
JP21845187A 1987-08-31 1987-08-31 トルクリミッタ− Expired - Lifetime JP2584422B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101510225B1 (ko) * 2013-12-18 2015-04-14 일진전기 주식회사 자석을 이용한 토크 리미터

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