JP4671383B2 - ウォーム減速機及びウォームギヤドモータ - Google Patents

ウォーム減速機及びウォームギヤドモータ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、平行軸歯車機構による平行軸歯車減速部とウォーム歯車機構によるウォーム歯車減速部とを備え、入力軸と出力軸とを直交させたウォーム減速機に関する。
【0002】
【従来の技術】
ウォーム歯車機構は、コンパクトで大きな減速比が得られ、騒音が小さい、セルフロッキング性がある等の特徴を有するため、様々な分野で広く利用されている。
【0003】
ウォーム歯車機構を用いた減速装置として、例えば図4に示されるようなウォームギヤドモータGM1が従来知られている。このウォームギヤドモータGM1は、モータM1とウォーム減速機G1とを一体化したものである。ウォーム減速機G1は、一体型のケーシング13内にヘリカルピニオン2及びヘリカルギヤ4からなるヘリカルギヤセット(平行軸歯車機構)6と、ウォーム8及びウォームギヤ(ウォームホイール)10からなるウォームギヤセット(ウォーム歯車機構)12とを備える。
【0004】
このウォームギヤドモータGM1のように、1段目減速部としてヘリカルギヤセット6、2段目減速部としてウォームギヤセット12を有するウォーム減速機G1を備えた2段形のウォームギヤドモータは、特に静音性の求められる分野において多く採用されている。
【0005】
このウォームギヤドモータGM1をチェーンコンベア等の相手機械(工場の支柱や土台等の構造物の概念を含む)に取り付ける場合、図5に示されるように、ウォーム減速機G1のケーシング13に形成された取付穴14を用いて相手機械側から該取付穴14にボルト(図示略)をねじ込むという手法が採られていた。
【0006】
この取付穴14は、図5に示される例のように、出力軸16の両端部に位置する一対の縦壁17の双方において、それぞれ非貫通穴(有底穴)として形成されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、相手機械に取り付けるための取付穴14が非貫通穴とされていると、該ウォームギヤドモータGM1を相手機械に取り付けるときに、重量のあるウォームギヤドモータGM1を支えながら、相手機械側から突出されるボルトと該ウォームギヤドモータGM1側の取付穴14とを探るようにして位置合わせしなければならず、困難を伴うことが少なくなかった。
【0008】
又、取付けの剛性を確保するには、相手機械側から挿入されるボルトの締代(取付穴14のねじ穴の深さ)を相応に長くとらなければならないため、どうしても本来必要とするケーシング13の厚みを少なくともこの取付穴14の付近に関しては更に厚く形成する必要があり、例えば図5の例では、符号Lで示した部分のような「取付孔以外の部分からの突出」が避けられないことも多く、その分ケーシング13の寸法増大、あるいは重量増大を招いていた。
【0009】
本発明は、このような従来の不具合を解消するためになされたものであって、相手機械への取付けが容易で、ケーシングの寸法増大及び重量増大を抑制することができ、且つ、(それにも拘らず)特に強度が要求されると共にブレのない安定した回転が必要とされるウォーム軸を支持する軸受付近の強度をより強固に確保することのできるウォーム減速機、及びこれを用いたウォームギヤドモータを提供することをその課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、入力軸の回転を平行軸歯車機構によって減速する平行軸歯車減速部と、該平行軸歯車減速部の出力をウォーム軸の回転として受けると共に、ウォーム歯車機構によって更に減速し、前記入力軸と直交する出力軸から出力するウォーム歯車減速部とを備えたウォーム減速機において、前記ウォーム軸を一対の軸受によってケーシングに回転自在に支持すると共に、当該ウォーム減速機を相手機械に取り付けるための取付孔を、前記ウォーム歯車機構の出力軸の軸心から見て前記一対の軸受の外周側位置であって、該一対の軸受の径方向において当該取付孔と軸受とが重なる位置に、前記出力軸と平行に、且つ、前記ケーシングを貫通する態様で形成したことにより、上記課題を解決したものである。
【0011】
本発明においては、従来「非貫通」で形成されていた相手機械に対する取付穴を、減速機のケーシングを貫通する取付孔として形成するようにしたため、相手機械に対する取付けの容易性及び堅牢性を確保できる。
【0012】
又、ねじの長さ(深さ)を確保するためにケーシングに突出部を形成したりする必要もないため、特に出力軸方向の寸法を短縮することができる。この出力軸方向の寸法は、減速機(或いはギヤドモータ)をコンベア等の相手機械に取付けた際の厚さ方向の寸法となるため、この寸法が短縮できるのは、相手機械を含めた装置全体のコンパクト化に寄与する。
【0013】
更に、本発明では、この取付孔を、ウォーム歯車機構の出力軸の軸心から見てウォーム軸を支持している一対の軸受の外周側位置、特に、該一対の軸受の径方向において当該取付孔と軸受とが重なる位置に形成するようにしたため、該取付孔と平行軸歯車機構の(大径の)ギヤとの位置的な干渉を避けることができ、且つ、この取付孔が(安定回転の要求される)ウォーム軸を支持する軸受の直ぐ外周側に位置することになるため、この部分を(相手機械側の大質量を借りる形で)強度アップすることができる。
【0014】
なお、本発明において、例えば、前記ケーシングを、前記平行軸歯車減速部が収容される第1ケーシングと、前記ウォーム歯車減速部が収容される第2ケーシングとに分割とすると共に、該第1ケーシングと第2ケーシングとを、第1ケーシング側から第2ケーシング側に捩込むボルトによって連結・分解可能とした場合には、当該ウォーム減速機の主要部であるウォーム歯車減速部を相手機械に取り付けた状態のまま、平行軸歯車機構側の歯車交換(減速比変更)やメンテナンスが簡便に行うことができるようになる。
【0015】
この効果は、本発明に係るウォーム減速機と、モータとを一体化してウォームギヤドモータを形成しているときに特に有効である。
【0016】
なお、本ウォーム減速機とモータとを一体化してウォームギヤドモータを形成する場合は、モータ軸と前記平行軸歯車機構の入力軸を兼用すると共に、該モータ軸の先端に前記平行軸歯車機構のピニオンを形成するようにすると、軸方向の寸法を短縮できると共に、部品点数を削減できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明が適用されたウォームギヤドモータの断面図、図2は、図1の矢視II−II線に沿う断面図、図3は同ウォームギヤドモータの外形図である。
【0019】
このウォームギヤドモータGM2は、モータM2と直交2段形のウォーム減速機G2とが一体化されたものである。
【0020】
モータM2は、汎用モータである。モータM2のケーシング18は、本体ケーシング20、リヤカバー22、及びフロントカバー24によって主に構成され、リヤカバー22の後方には更にファンカバー26が装着されている。
【0021】
モータM2のモータ軸28は、リヤカバー22及びフロントカバー24にそれぞれ組み込まれた一対の軸受30、32によって両持ち支持されている。モータ軸28の先端部は軸受32から片持ち状態で延在され、そのままウォーム減速機G2の入力軸34として機能している。
【0022】
ウォーム減速機G2は、平行軸歯車機構の1段目減速部(平行歯車減速部)40と、ウォーム歯車機構の2段目減速部(ウォーム歯車減速部)42とで構成される。1段目減速部40は、入力軸34(モータ軸28)、該入力軸34に装着されたヘリカルピニオン(小歯車)44、及び該ヘリカルピニオン44と噛合するヘリカルギヤ(大歯車)46を備える。ヘリカルギヤ46は、2段目減速部42のウォーム軸48に直接装着されている。
【0023】
2段目減速部42は、このウォーム軸48、該ウォーム軸48に形成されたウォーム50、該ウォーム50と摺動噛合するウォームギヤ(ウォームホイール)52、及び該ウォームギヤ52の回転を取り出す出力軸54を備える。
【0024】
ウォーム軸48と出力軸54は(同一平面上にはないが)互いに直交している。又、入力軸34(モータ軸28)とウォーム軸48は平行軸歯車機構の1段目減速部40を介して連結されているため、互いに平行であり、結局、入力軸34(モータ軸28)と出力軸54も互いに直交している。
【0025】
ウォーム軸48は、円錐ころ軸受81、82を装着した状態で図の右側から挿入され、止め輪83によって軸方向に固定されている。なお、このウォーム軸48の取付・調整には相応の設備が必要なことが多いため、現場サイドでの実施は難しく、従って一般にはメーカーサイドの工場内で行われる。
【0026】
このウォーム軸48にはウォーム50とウォームギヤ52との摺動噛合によるスラスト力が発生する。そのため、ヘリカルピニオン44とヘリカルギヤ46との噛合によって発生するスラスト力がこれと逆方向に発生するように設定し、ウォーム歯車機構側のスラスト力をその分相殺させている。
【0027】
ウォーム減速機G2のケーシング60は、1段目減速部40を収容する第1ケーシング62と2段目減速部42を収容する第2ケーシング64とに分離可能とされている。
【0028】
第1ケーシング62は、本体円筒部66及びその両サイドに一体的に形成された第1、第2フランジ部68、70からなる。
【0029】
第1フランジ部68には連結孔72が形成されており、ボルト74が本体円筒部66の側から(即ち第1ケーシング62側から)モータM2側にねじ込まれることによって、該モータM2側のフロントカバー24と連結可能とされている。
【0030】
又、第2フランジ部70には、連結孔76が形成されており、ボルト78が本体円筒部66の側から(即ち第1ケーシング62側から)第2ケーシング64側にねじ込まれることによって、該第2ケーシング64と連結可能とされている。
【0031】
第1ケーシング62内に収容される1段目減速部40は、そのヘリカルピニオン44が、モータ軸28でもある入力軸34に直接装着され、又、ヘリカルギヤ46もウォーム軸48に直接装着されているため、結局、第1ケーシング62は、具体的にはこれらの噛合スペース及びグリース(潤滑油)の充填スペースを確保する機能のみを有する。
【0032】
これに対し、第2ケーシング64は、全体がほぼ直方体とされ、一対の円錐ころ軸受81、82によって2段目減速部42のウォーム軸48を回転自在に支持すると共に、玉軸受84、86によって出力軸54を回転自在に支持する機能を有する。
【0033】
ここで、第2ケーシング64には、当該ウォーム減速機G2を図示せぬ相手機械に取り付けるための4つの取付孔88〜91が、出力軸54と平行に、且つ該第2ケーシング64を貫通する態様で形成されている。
【0034】
より具体的には、このうち、ウォーム軸48側の2つの取付孔88、89は、出力軸54の軸心O2側から見て、ウォーム軸48を支持している一対の軸受81、82の外周側位置(図1における軸受81、82の下方位置)に形成されている。
【0035】
更に、このうちヘリカルギヤ46側の取付孔88は、該ヘリカルギヤ46の外周縁(図1におけるその最下端部に相当する外周縁)と干渉するのを回避するべく、その軸方向ウォームギヤ側(即ち図1における軸受81の直下)に形成されている。
【0036】
なお、ウォームギヤ52側の2つの取付孔90、91は、第2ケーシング64の(出力軸54の軸心O2から見て)第2ケーシング64の最外周縁に形成されている。
【0037】
又、図の符号92〜94はオイルシール、95〜97はグリース(潤滑油)挿入用の貫通孔である。
【0038】
次にこのウォームギヤドモータGM2の作用を説明する。
【0039】
モータM2のモータ軸28の回転は、そのままウォーム減速機G2の1段目減速部40の入力軸34の回転となり、ヘリカルピニオン44とヘリカルギヤ46との噛合により第1段の減速が行われる。
【0040】
ヘリカルギヤ46の回転は、2段目減速部42のウォーム軸48に伝達され、ウォーム50及びウォームギヤ52の摺動噛合によって回転方向が90°転換されると共に、所定の第2段の減速が行われる。ウォームギヤ52の回転はそのまま出力軸54を介して図示せぬ相手機械の入力軸へと伝達される。
【0041】
ここで、この実施形態においては、当該ウォームギヤドモータGM2を相手機械に取り付けるための4つの取付孔88〜91を、「貫通孔」として形成するようにし、且つ、該4つの取付孔88〜91のうち、特にウォーム軸48側の取付孔88、89を、出力軸54の軸心O2から見てウォーム軸48を回転自在に支持している一対の軸受81、82の外周側位置に配置するようにしている。
【0042】
以下、この構成により得られる作用につき詳細に説明する。
【0043】
出願人の知る限り、1段目に平行軸歯車機構の減速部が組み込まれ、且つ2段目にウォーム歯車機構の減速部が組み込まれたウォーム減速機においては、従来、ケーシングの相手機械への取付穴は、全て「非貫通形の取付穴」が採用されており、「貫通形の取付孔」を採用した例は無い。
【0044】
これは、一般にこの種のウォーム減速機のケーシングに相手機械に取り付けるための取付孔を「貫通孔」で形成しようとした場合には、(出力軸の軸方向一端側に相手機械が存在することから取付孔自体は出力軸と平行に形成することになるが)1段目の減速機構として平行軸歯車機構を採用していると、その大径側のギヤ(本実施形態でいうヘリカルギヤ46)の存在が邪魔になって貫通孔を形成することができなかったためであると考えられる。
【0045】
言うまでもなく、一般には減速機のケーシングの相手機械に対する取付孔は、該ケーシングの最も外周側(断面がほぼ長方形の場合にはその4隅)に形成するのが良いとされているため、この思想の下にそのまま貫通態様の取付孔を設計しようとするとケーシングは徒らに大きくなり、且つ重量も増大してしまう。
【0046】
しかも、それにも拘らず、最も安定した回転の要求される「ウォーム軸」からは、より離れた位置に取付ボルトが位置することになるため、該ウォーム軸の支持剛性に関しては必ずしも良好な結果は得られない。
【0047】
しかし、この実施形態では、相手機械側に取り付けるための4つの取付孔88〜91のうち、ウォーム軸48側の取付孔88、89を、出力軸54の軸心O2から見てウォーム軸48を回転自在に支持している一対の軸受81、82の外周側位置に配置するようにしたため、特に取付孔88とヘリカルギヤ46との位置的干渉を合理的に避けることができる。この結果、ケーシング60の寸法(長さ及び厚さ)や重量をほとんど増大させずに済むため、コンパクト化、軽量化が実現できる。
【0048】
しかも、この軸受81、82の近傍部分においてウォーム減速機G2(或いはウォームギヤドモータGM2)が「相手機械と一体化」されることにより、相手機械の質量、あるいは強度を借りる態様を形成できる。そのため、該軸受81、82の近傍のケーシング60の強度及び剛性を高めることができるようになり、ウォーム軸48を極めて安定した状態で回転支持することができる。
【0049】
一方、取付孔が「貫通孔」とされていることから、ウォームギヤドモータGM2を相手機械に取り付けるときは、ケーシング60の一方側から図示せぬ取付ボルトを挿入して他方側から突出させ、そのまま相手機械のボルト孔、あるいは貫通孔と係合させればよいため、従来の非貫通の取付穴による取付に較べ、その利便性が格段に向上する。
【0050】
又、この取付ボルトはケーシング60全体を「貫通」しているため、該ケーシング60との係合スパンを十分に確保することができ、従来のように、(ねじ孔の長さを確保するための)突出部(L)を形成する必要もない。従って特にウォーム減速機G2の出力軸方向の寸法(相手機械に取付けた時の取付厚さ)をより薄くすることができる。
【0051】
又、当該ウォームギヤドモータGM2は、一般にモータ軸28の方向が長くなるが、この方向と出力軸54の方向とが直交しているため、本ウォームギヤドモータGM2を、例えばコンベア等に据え付ける場合に、該コンベアの長手方向とウォームドモータGM2の長手方向とを一致させることができ、前記据付厚さの短縮と相俟って一層スペース性に優れた据付けを行うことができる。
【0052】
更に、この実施形態では平行軸歯車機構にヘリカル歯車を採用するようにしているため、このヘリカル歯車によって発生するスラスト力を、ウォーム歯車機構において発生するスラスト力を相殺するように働かせることができるため、軸受81、82の負担をその分軽減できる。
【0053】
又、ウォーム減速機G2のケーシング60が第1、第2ケーシング62、64に分離されていることから、組付けに熟練の要求されるウォーム歯車機構(2段目減速部42)に関しては、例えば工場において予め組付けた状態としておき、現場において1段目減速部40の組み付け或いはギヤ比の変更を簡単に行うというような使い方ができる。従って、現場レベルでの微細な使用形態の変更に柔軟に対応することができる。
【0054】
更に、この分割された第1ケーシング62と第2ケーシング64とを、第1ケーシング62側から第2ケーシング64側に捩込むボルトによって連結・分解可能としているため、当該直交2段形減速機G2の主要部である2段目減速部42を相手機械に取り付けた状態のまま、平行軸歯車機構側の歯車交換(減速比変更)やメンテナンスが簡便に行うことができるようになる。
【0055】
なお、上記実施形態においては、特に、1段目減速部40の変更の容易性を確保するため、ウォーム減速機G2のケーシング60を第1、第2ケーシング62、64に分離するようにしていたが、本発明では、減速機のケーシングは必ずしも分離する必要はなく、従来と同様に一体型のケーシングを用いるようにしてもよい。
【0056】
又、上記実施形態においては1段目減速部40の入力軸34はモータ軸28をそのまま兼用するようにしていたが、本発明においてはこれを別途独立して設けるようにしてもよい。
【0057】
更には、上記実施形態では平行軸歯車機構を構成する歯車としてヘリカル歯車が採用されていたが、一般的な平歯車で構成するようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、相手機械への取付孔として貫通孔を形成するようにしたため、相手機械への取付けが容易であり、しかも、強度の要求されるウォーム軸廻りの剛性を相手機械の質量及び強度を借りる形で強化することができる。
【0059】
又、取付孔がウォーム軸の一対の軸受の付近に形成されているため、ケーシングの寸法増大あるいは重量増大を招くこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウォームギヤドモータの実施形態を示す断面図
【図2】図1の矢視II−II線に沿う断面図
【図3】上記ウォームギヤドモータの外形を示す正面図及び側面図
【図4】従来の平行軸歯車機構とウォーム歯車機構とを備えたウォームギヤドモータの全体概略構造を示す斜視図
【図5】上記従来例の外形を示す正面図及び側面図
【符号の説明】
M2…モータ
G2…ウォーム減速機
GM2…ウォームギヤドモータ
28…モータ軸
34…入力軸
40…1段目減速部
42…2段目減速部
44…ヘリカルピニオン
46…ヘリカルギヤ
48…ウォーム軸
50…ウォーム
52…ウォームギヤ(ウォームホイール)
54…出力軸
60…ケーシング
62…第1ケーシング
64…第2ケーシング
66…本体円筒部
68…第1フランジ部
70…第2フランジ部
81、82…円錐ころ軸受
84、86…玉軸受
88〜91…取付孔
O2…出力軸の軸心

Claims (3)

  1. 入力軸の回転を平行軸歯車機構によって減速する平行軸歯車減速部と、該平行軸歯車減速部の出力をウォーム軸の回転として受けると共に、ウォーム歯車機構によって更に減速し、前記入力軸と直交する出力軸から出力するウォーム歯車減速部とを備えたウォーム減速機において、
    前記ウォーム軸を一対の軸受によってケーシングに回転自在に支持すると共に、
    当該ウォーム減速機を相手機械に取り付けるための取付孔を、前記ウォーム歯車機構の出力軸の軸心から見て前記一対の軸受の外周側位置であって、該一対の軸受の径方向において当該取付孔と軸受とが重なる位置に、前記出力軸と平行に、且つ、前記ケーシングを貫通する態様で形成した
    ことを特徴とするウォーム減速機。
  2. 請求項1において、
    前記ケーシングを、前記平行軸歯車減速部が収容される第1ケーシングと、前記ウォーム歯車減速部が収容される第2ケーシングとに分割とすると共に、
    該第1ケーシングと第2ケーシングとを、第1ケーシング側から第2ケーシング側に捩込むボルトによって連結・分解可能とした
    ことを特徴とするウォーム減速機。
  3. 請求項1または2に記載のウォーム減速機と、
    前記平行軸歯車機構の入力軸を兼用するモータ軸を有すると共に、該モータ軸の先端に前記平行軸歯車機構のピニオンが形成または装着されたモータと、を一体化した
    ことを特徴とするウォームギヤドモータ。
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