JPH08154358A - モータアクチュエータ - Google Patents

モータアクチュエータ

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JPH08154358A
JPH08154358A JP31910094A JP31910094A JPH08154358A JP H08154358 A JPH08154358 A JP H08154358A JP 31910094 A JP31910094 A JP 31910094A JP 31910094 A JP31910094 A JP 31910094A JP H08154358 A JPH08154358 A JP H08154358A
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motor actuator
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rotating shaft
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Masumi Tsuchida
真澄 土田
Hideyasu Kamiya
秀康 神谷
Norihisa Takeuchi
徳久 竹内
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Asmo Co Ltd
Denso Corp
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Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 何等の調整作業を行うこともなく、回転軸の
あばれを防止できるモータアクチュエータを提供するこ
とにある。 【構成】 モータケースにモータ12が収納され、回転
軸12aに形成されたウォーム14とホイールギア(歯
車)16とで減速機が構成されるモータアクチュエータ
10であって、回転軸12aは、斜めに接触する摺接部
28と、反対側で弾力を与えるゴム製のOリング22と
によって、押圧力を加えられる。これによって、回転軸
12aのあばれが防止され、異音を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータアクチュエータ
に関し、特に、回転軸のあばれをなくして異音を防止で
きるモータアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、モータの回転軸にウォームを形成して、ホイールギ
ア(歯車)に回転を伝達するモータアクチュエータが知
られている。
【0003】このモータアクチュエータにおいては、回
転軸が長く形成されているので軸の先端に軸受けが設け
られるが、回転軸と軸受けとの間には、クリアランスが
形成されていた。
【0004】しかし、このクリアランスを形成したため
に、所定の回転条件で、回転軸が軸受けとの間であばれ
ることがあり、異音を発生させることとなった。
【0005】そこで、この異音を防止するために、回転
軸の先端に軸受けを接触させる技術が考えられた。これ
については、例えば、実開昭52−21648号公報、
実開昭56−85747号公報、又は実開平1−141
946号公報に開示されている。
【0006】ここで、実開昭52−21648号公報又
は実開昭56−85747号公報に開示される技術は、
調整ネジによって軸受けが回転軸の軸方向に調整できる
ようになったものである。したがって、調整ネジによる
調整を行わねばならないという問題がある。
【0007】また、実開平1−141946号公報に開
示される技術は、軸受けがモータケースとは別体となっ
ているので、寸法の調整ができない。そうすると、寸法
精度を高めなければならず、製造が難しくなる。
【0008】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的は、何等の調整作業を行
うこともなく、回転軸のあばれを防止できるモータアク
チュエータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、モータケースにモータが収
納され、前記モータの回転軸に形成されたウォームとホ
イールギア(歯車)とで減速機が構成されるモータアク
チュエータにおいて、前記回転軸は、押圧力の一部を吸
収可能な調整押圧手段にて押圧力を加えられて、摺接部
に摺接することを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のモ
ータアクチュエータにおいて、収納された前記モータの
外枠が前記回転軸の軸方向又は軸と直交方向に移動する
のを制止する制止手段と、前記制止手段と前記外枠との
間に介在して、この外枠に対する前記制止手段の方向へ
の押圧力の一部を吸収する弾性手段と、を有し、前記摺
接部は、前記回転軸に当接して押圧する位置に設けら
れ、この摺接部が前記回転軸を介して前記外枠に押圧力
を加え、前記弾性手段が前記押圧力の一部を吸収するこ
とを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載のモ
ータアクチュエータにおいて、前記制止手段は、前記モ
ータの外枠に設けられた軸受けの外側を保持し、前記弾
性手段は、前記軸受けの外側に装着される弾性部材であ
ることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項2又は請求
項3のいずれかに記載されたモータアクチュエータにお
いて、前記摺接部は、前記回転軸の先端又は後端に摺接
し、前記弾性手段は、前記摺接部から押圧される押圧力
の一部を吸収することを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1記載のモ
ータアクチュエータにおいて、前記回転軸の軸方向に回
転子を押圧する磁力を発生させるように、前記モータ内
部の静止部と回転部とを配置して、この磁力による押圧
力を加えて、前記回転軸を前記摺接部に摺接させること
を特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項1から請求
項5のいずれかに記載されたモータアクチュエータにお
いて、前記摺接部は、前記回転軸の端部に、前記ホイー
ルギア(歯車)と反対方向に向けて斜めに当接すること
を特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明によれば、押圧力を加えら
れて回転軸が摺接部に摺接することで、回転軸のあばれ
を防止するようになっている。しかも、回転軸に対する
押圧力は、調整押圧手段によって一部が吸収されるの
で、自然に過剰な押圧力が加わらなくなる。そうする
と、高度な精度で部品を製造しなくても、調整作業を行
わずに、回転軸のあばれを防止することができる。言い
換えると、調整押圧手段によって、自然に誤差を吸収で
きるものである。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明を具体化したもので、制止手段にて制止されたモータ
の回転軸に、摺接部を押圧するように当接させること
で、回転軸のあばれを防止したものである。そして、制
止手段とモータの外枠との間には、弾性手段が介在して
いるので、この弾性手段にて押圧力の一部が吸収される
こととなる。
【0017】これをさらに具体化したのが請求項3記載
の発明である。すなわち、請求項3記載の発明によれ
ば、ゴムなどの弾性部材をモータに装着し、この弾性部
材によって余剰の押圧力を吸収するようになっている。
【0018】また、請求項4記載の発明によれば、回転
軸は、先端側が摺接部に摺接するか、あるいは、後端側
が摺接部に摺接する。
【0019】ここで、回転軸の先端側を摺接部に摺接さ
せるには、弾性手段をモータの後側に設けることとな
る。また、回転軸の後端側を摺接部に摺接させるには、
弾性手段をモータの前側に設けることとなる。
【0020】次に、請求項5記載の発明では、磁力によ
って押圧力を加えるようになっている。すなわち、モー
タ内部の静止部と回転部との相対的位置を調整して、回
転子を回転軸方向に移動させる磁力が生じるようになっ
ている。なお、このような磁力による力は、プリロード
と呼ばれる。
【0021】こうすることで、磁力によって回転軸を摺
接部に押圧して、摺接させることができる。しかも、こ
のときの押圧力は、磁力によるものなので、余剰の押圧
力は吸収されるようになっている。
【0022】次に、請求項6記載の発明によれば、摺接
部は、ウォームがホイールギア(歯車)から遠ざかるよ
うに摺接する。このようにすれば、ウォームとホイール
ギア(歯車)が近づき過ぎることはなく、これらの歯底
と歯先との接触等から発生する噛み合い音をも防止す
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0024】図1は、実施例に係るモータアクチュエー
タを示す平面図で、このモータアクチュエータ10は、
車両用エアコンの操作を行うためのものである。
【0025】そして、同図に示すように、モータアクチ
ュエータ10は、モータ12の回転軸12aに形成され
たウォーム14がホイールギア(歯車)16とかみ合
い、ホイールギア(歯車)16の回転は減速歯車18に
て減速させられて、図示しない出力軸に伝達されるよう
になっている。また、モータ12には、Oリング20、
22が装着されている。
【0026】図2は、図1に示すモータアクチュエータ
10から、ホイールギア(歯車)16、減速歯車18を
省略した分解斜視図である。図2に示すように、このモ
ータアクチュエータ10は、外ケース24と内ケース2
6とを含み、内ケース26には、上記モータ12、ホイ
ールギア(歯車)16、減速歯車18、及びOリング2
0、22などが収納され、この内ケース26は、外ケー
ス24に収納されるようになっている。なお、図示され
ないが、外ケース24には、ケースカバーを被せて、内
部に収納する部品を覆うようになっている。
【0027】本実施例の最大の特徴は、モータ12の回
転軸12aが、外ケース24に形成された摺接部28に
摺接して、Oリング22にて押圧力が加えられる点にあ
り、これに関連する事項について詳しく説明する。
【0028】上述したように、モータ12には、Oリン
グ20、22が装着されている(図1参照)。このOリ
ング20、22は、いずれも防振性を有するもので、モ
ータ12と内ケース26との間で振動を遮断するように
なっている。また、Oリング20は、この防振性を有す
るのみであるのに対し、Oリング22は、これに加えて
弾力性も有するものである。
【0029】次に、外ケース24に形成される摺接部2
8は、モータ12の回転軸12aの先端が接触するよう
になっている。
【0030】詳しくは、モータ12は、内ケース26に
収納されるとウォーム14の形成された回転軸12aが
突出する状態となり、この突出する回転軸12aの先端
が摺接部28に接触するようになっている。
【0031】さらに、モータ12は、内ケース26の内
部で、回転軸12aの軸方向にはOリング22の弾性変
形によって移動するものの、回転軸12aに直交する方
向には動かないように保持されている。具体的には、内
ケース26に形成された制止部26a、26bが、Oリ
ング20、22を介してモータ12の軸受け(図示せ
ず)の外側を制止保持し、Oリング22の弾性変形によ
る多少の移動を除き、回転軸12aの軸方向及び軸に直
交する方向には動かないようにしている。
【0032】そして、摺接部28は、モータ12の取り
付けを妨げないように、その取付方向に沿って溝状に形
成され、この溝は、モータ12の回転軸12aの先端を
多少押しつける程度のものになっている。さらに、この
摺接部28を形成する溝は、底が回転軸12aを向く斜
めの形状になっている。
【0033】言い換えると、図1に示すように、摺接部
28は、回転軸12aをホイールギア(歯車)16から
遠ざけるように押しつけて接触するようになっている。
【0034】こうして、摺接部28が回転軸12aを押
しつけると、Oリング22が弾性変形することで、モー
タ12自体が押しつけられた方向に(すなわち後退する
方向)に多少移動し、Oリング22の弾性力にて回転軸
12aの先端を摺接部28に押し戻そうとする力が加わ
る。
【0035】このときの作用を図3に示す。同図は、図
1における摺接部28と回転軸12aとの接触付近の拡
大図である。
【0036】図3において、力fは、上述したようにO
リング22の弾性力による力である。そして、Oリング
22として弾性力が小さい材料を用いればfは小さくな
り、弾性力が大きい材料を用いればfは大きくなる。
【0037】なお、ここでは、回転軸12aと摺接部2
8との間での軸方向の押圧力を、回転軸12aから摺接
部28に加えられる力としてとらえているが、逆に、摺
接部28から回転軸12aに加えられる力としてとらえ
ることもできる。
【0038】すなわち、前者の場合には、Oリング22
の弾性力にて回転軸12aを摺接部28に押しつける力
fとして軸方向の押圧力をとらえた。
【0039】これに対して、後者の場合では、摺接部2
8が回転軸12aを押しつける力f1´(図示せず)
と、Oリング22の変形によって吸収された力f2´
(図示せず)との合成力f´(図示せず)として、上記
押圧力をとらえることもできる。この後者の場合、f´
=f1´−f2´であり、fとf´とは方向が逆にな
る。そして、いずれの場合にしても、回転軸12aと摺
接部28との間では、軸方向に力(f又はf´)が働く
こととなる。
【0040】次に、図3において、力fは、摺接部28
が斜めに(テーパ形状に)なっていることから、軸と直
交方向に分散することとなり、この力をFで示す。
【0041】この力Fと上記力fとの関係は、 F=f(sinθ・cosθ−μcos2θ) で表わされる。ここで、μは、回転軸12aと摺接部2
8との摩擦係数であり、θは、8゜程度が好ましい。
【0042】こうして、回転軸12aに直交方向に力F
が加えられることで、回転軸12aのあばれが抑えられ
る。そして、回転軸12aのあばれによる異音を防止す
ることができるようになる。
【0043】また、力Fを発生させる前提となる力f
は、Oリング22の弾力性によって生じるので、適正な
押圧力とするための面倒な調整を行わなくて良い。ある
いは、言い換えると、上述したように、力f´は、Oリ
ング22の弾力性によって押圧力の一部が吸収されるの
で、面倒な調整を行わなくても適正な押圧力とすること
ができる。
【0044】なお、この実施例における摺接部28とO
リング22とで、請求項1における調整押圧手段を構成
する。
【0045】次に、図4は、上記実施例の変形例を示す
図である。同図において、モータアクチュエータ30
は、モータ32の回転軸32aにウォーム34が固定さ
れ、このウォーム34は、先端に鋼球36を一部が露出
する状態で有して、この鋼球36が摺接部38に摺接す
るようになっている。
【0046】上記実施例との違いは、摺接部38と摺接
する部分に鋼球36を用いた点にある。そして、回転軸
32aは、ウォーム34に形成された穴34aに、奥ま
で嵌入するだけでよく、上記実施例のようにウォーム1
4(図2参照)からの突出長さを調整して、ウォーム1
4とホイールギア(歯車)16とかみ合いを調整しなく
てもよい。しかも、この鋼球36を摩擦に適した材料で
構成することもできる。
【0047】次に、図5は、上記実施例の他の変形例を
示す図である。同図における特徴は、摺接部40がウォ
ーム42の外周面に摺接するようになっている点にあ
る。このような構成にしても、上述したのと同様の効果
を達成することができる。
【0048】次に、本発明による効果を達成できる摺接
部と回転軸との摺接状態を、上述したものも含めて図6
に示す。同図において、(A)は軸に直角に摺接する状
態、(B)はホイールギア(歯車)16(図1参照)か
ら遠ざける方向に押圧する状態、(C)は逆にホイール
ギア(歯車)16(図1参照)に近づける方向に押圧す
る状態、(D)は摺接部にU字溝(V字溝でもよい)を
形成した状態、(E)は摺接部に窪みを形成した状態、
(F)は上述した図5に示すのと同様に摺接部に突起を
設けた状態を示す。これらに示すいずれの状態であって
も、上述したようにして回転軸のあばれを防止すること
ができる。
【0049】さらに、本発明は、図7に示すように実施
することもできる。すなわち、同図において、モータ4
4の外枠(ヨーク)の一部を切り曲げ加工して、外側に
向けて斜めに支持片44aを形成し、この支持片44a
が内ケース46の制止部46aを押圧するようになって
いる。そして、この支持片44aは、斜めになっている
ことから弾力性を有して制止部46aを押圧することと
なる。そうすると、モータ44は、後ろ方向に押圧され
る。
【0050】図8は、図7のモータ44の後端部を示す
概略拡大図である。図8に示すように、モータ44の回
転軸48は、端部が突出している。そして、上述したよ
うに、モータ44が後ろ方向に押圧されることから、こ
の回転軸48の端部は、内ケース46に接触することと
なる。そうすると、この場合も上述したようにして回転
軸のあばれを防止することができる。
【0051】あるいは、さらに、実施例の変形例とし
て、モータのプリロードを利用して回転軸のあばれを防
止することもできる。
【0052】すなわち、直流のモータは、永久磁石又は
電磁石を備える静止部によって磁束を生じさせ、回転部
の電機子巻線に電流を流すと、回転部は磁界より力を受
けて電磁力により回転する。
【0053】ここで、静止部と回転部との相対的位置、
具体的には永久磁石又は電磁石と電機子巻線との相対的
位置によっては、電磁力は、回転部を回転させる方向の
みならず、回転部を回転軸方向に押圧する方向にも働く
ようにすることができる(プリロード)。
【0054】したがって、回転軸方向に電磁力が働くよ
うに静止部と回転部とを相対的に位置させることで、回
転軸を摺接部に押圧して、あばれを防止することができ
る。
【0055】しかも、この押圧力は電磁力によるものな
ので、押圧力の一部は吸収されるものである。
【0056】そして、この場合、摺接部はモータ内部に
設けることもできる。すなわち、図9に示すように、モ
ータ50の内部で、回転軸52の後端部に斜めに接触す
る摺接板54を設けて、この摺接板54に回転軸52が
摺接することもできる。
【0057】こうすることで、モータ50自体があばれ
防止手段を有するものなので、ケース等にあばれ防止の
ための手段を施す必要がなくなる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、調整押圧手段にて押圧
力が自然に調整されるので、部品の製造に必要以上の精
度が要求されないばかりか、調整作業を行わずに回転軸
のあばれを防止することができる。
【0059】特に、請求項6記載の発明によれば、ウォ
ームとホイールギアとの噛み合いが過大とならず、この
過大さから発生する噛み合い音をも低減することができ
る。
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るモータアクチュエータを示す平面
図である。
【図2】図1のモータアクチュエータから一部を省略し
た分解斜視図である。
【図3】図1における一部の拡大図である。
【図4】図3に対応する実施例の変形性を示す平面図で
ある。
【図5】図3に対応する実施例の他の変形例を示す平面
図である。
【図6】回転軸と摺接部との摺接状態を列挙した図であ
る。
【図7】実施例の他の変形例を示す平面図である。
【図8】図7における一部を切り欠いた概略拡大図であ
る。
【図9】実施例のさらに別の変形例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
10、30 モータアクチュエータ 12、32、44、50 モータ 12a,32a,48,52 回転軸 14、34、42 ウォーム 16 ホイールギア(歯車) 18 減速歯車 22 Oリング(弾性手段) 44a 支持片(弾性手段) 24 外ケース(モータケース) 26、46 内ケース(モータケース) 26a,26b,46a 制止部(制止手段) 28、38、40 摺接部 54 摺接板(摺接部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 徳久 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータケースにモータが収納され、前記
    モータの回転軸に形成されたウォームとホイールギア
    (歯車)とで減速機が構成されるモータアクチュエータ
    において、 前記回転軸は、押圧力の一部を吸収可能な調整押圧手段
    にて押圧力を加えられて、摺接部に摺接することを特徴
    とするモータアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のモータアクチュエータに
    おいて、 収納された前記モータの外枠が前記回転軸の軸方向又は
    軸と直交方向に移動するのを制止する制止手段と、 前記制止手段と前記外枠との間に介在して、この外枠に
    対する前記制止手段の方向への押圧力の一部を吸収する
    弾性手段と、 を有し、 前記摺接部は、前記回転軸に当接して押圧する位置に設
    けられ、 この摺接部が前記回転軸を介して前記外枠に押圧力を加
    え、前記弾性手段が前記押圧力の一部を吸収することを
    特徴とするモータアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のモータアクチュエータに
    おいて、 前記制止手段は、前記モータの外枠に設けられた軸受け
    の外側を保持し、前記弾性手段は、前記軸受けの外側に
    装着される弾性部材であることを特徴とするモータアク
    チュエータ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3のいずれかに記載
    されたモータアクチュエータにおいて、 前記摺接部は、前記回転軸の先端又は後端に摺接し、 前記弾性手段は、前記摺接部から押圧される押圧力の一
    部を吸収することを特徴とするモータアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のモータアクチュエータに
    おいて、 前記回転軸の軸方向に回転子を押圧する磁力を発生させ
    るように、前記モータ内部の静止部と回転部とを配置し
    て、この磁力による押圧力を加えて、前記回転軸を前記
    摺接部に摺接させることを特徴とするモータアクチュエ
    ータ。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    されたモータアクチュエータにおいて、 前記摺接部は、前記回転軸の端部に、前記ホイールギア
    (歯車)と反対方向に向けて斜めに当接することを特徴
    とするモータアクチュエータ。
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