JPH0641274B2 - 自動二輪車のサスペンシヨン制御装置 - Google Patents

自動二輪車のサスペンシヨン制御装置

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JPH0641274B2
JPH0641274B2 JP17259885A JP17259885A JPH0641274B2 JP H0641274 B2 JPH0641274 B2 JP H0641274B2 JP 17259885 A JP17259885 A JP 17259885A JP 17259885 A JP17259885 A JP 17259885A JP H0641274 B2 JPH0641274 B2 JP H0641274B2
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JP
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damping force
angular velocity
yaw
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vehicle speed
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JP17259885A
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芳孝 鈴木
豊 山下
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Suzuki Co Ltd
Suzuki Motor Corp
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Suzuki Co Ltd
Suzuki Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動二輪車の旋回時における車体の沈み込み
や旋回立ち上がり時の車体の不安定な挙動を押さえる自
動二輪車のサスペンション制御装置に関し、特に、ヨー
角速度とロール角速度とを1つのセンサで検出し、ロー
ル角速度成分により旋回状態を検出し車速から初期減衰
力を決定し、その後はヨー角速度成分と車速から減衰力
段数を決定し、ロール角速度成分により復帰を検出した
時には直前の減衰力を保持するように制御する自動二輪
車のサスペンション制御装置に関する。
(従来の技術) 自動二輪車のサスペンションに使用されているショック
アブソーバの減衰力は、乗り心地をよくするためにはソ
フトにしたほうがよいが、旋回時等にはある程度ハード
でないと走行安定性が悪くなる。
本件出願人は、すでに、レートジャイロにより自動二輪
車のヨー軸回りの角速度を検出し、車速センサからの車
速と合わせて正確に旋回状態を判断して、ショックアブ
ソーバの減衰力を可変できる自動二輪車の可変サスペン
ション装置を提案している(実願昭60−9424
4)。
(発明が解決しようとする問題点) 前記装置では、旋回状態の検出として、ヨー角速度を検
出して減衰力の制御をしている。ヨー角速度による旋回
状態の検出は、理論的には正確な値であるが、旋回状態
の検出が遅いという問題点があった。
また、車体が旋回状態にあるときのみ減衰力をハードに
したのでは、旋回の立ち上がり時に不安定な挙動をする
恐れがあった。
本発明の目的は、ヨー角速度とロール角速度とを1つの
センサで検出し、ロール角速度成分により旋回状態を検
出し車速から初期減衰力を決定し、その後はヨー角速度
成分と車速から減衰力段数を決定し、ロール角速度成分
により復帰を検出した時には直前の減衰力を保持するこ
とにより、旋回状態を速くしかも正確に検出するととも
に、旋回の立ち上がり時の不安定な挙動を防止すること
ができる自動二輪車のサスペンション制御装置を提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために本発明による自動二輪車のサ
スペンション制御装置は、ショックアブソーバの減衰力
を可変して、サスペンションの強度を制御する自動二輪
車のサスペンション制御装置において、前記ショックア
ブソーバの減衰力を無段階に制御する減衰力可変機構
と、前記自動二輪車の車速を検出する車速センサと,前
記自動二輪車のヨー軸回りの角速度成分とロール軸回り
の角速度成分を同時に検出するヨーロール角速度センサ
と,前記ヨーロール角速度センサの出力のロール成分が
一定値以上になったときには一定時間だけ前記車速によ
り決定される減衰力に制御し、その後は前記ヨーロール
角速度センサの出力のヨー成分と前記車速により決定さ
れる減衰力段数に可変制御し、旋回が終了したときには
一定時間だけ直前の減衰力を維持するように制御する制
御信号を生成する減衰力制御回路と,前記減衰力制御回
路の出力により前記減衰力可変機構を駆動する駆動部と
から構成されている。
(実施例) 以下、図面等を参照して、実施例について本発明を詳細
に説明する。
第1図は、本発明による自動二輪車のサスペンション制
御装置の実施例を示したブロック図,第2図は、同実施
例装置のシステム取付け図,第3図は、同実施例装置に
用いられるヨーロール角速度センサを説明するための
図,第4図は、前記ヨーロール角速度センサの出力特性
を示した図,第5図は、同実施例装置に用いられる減衰
力可変機構の実施例を示した図,第6図は、同実施例装
置に用いられるコントローラの動作を説明するための流
れ図,第7図は、前記ヨーロール角速度センサの出力の
絶対値を示した図,第8図および第9図は、前記コント
ローラに使用される制御マップを示した図,第10図
は、減衰力の時間的変化を示した図である。
第1図において、1は車速センサ,2はヨーロール角速
度センサ,3はA/Dコンバータ,4はコントローラ,
5はアクチュエータドライバ,6はアクチュエータであ
る。
車速センサ1は、自動二輪車の走行速度を検出するセン
サであって、例えばリードスイッチ式のセンサが使用さ
れており、その出力はコントローラ4に接続されてい
る。
ヨーロール角速度センサ2は、車体のヨー軸回りの角速
度成分とロール軸回りの角速度成分を同時に検出するセ
ンサである。ヨーロール角速度センサ2の出力は、A/
Dコンバータ3を介してデジタル変換されたのちコント
ローラ4に接続されている。
ヨーロール角速度センサ2は、具体的には、レートジャ
イロを自動二輪車の重心部に(第2図)、ヨー軸とロー
ル軸の中間に進行方向に対して前方上方に傾斜して配置
する(第3図)ことにより実現している。このように配
置すれば、ヨー角速度成分とロール角速度成分を1つの
レートジャイロで検出できる。また、ヨーロール角速度
を検出する理由としては、第1に、ヨーロール角速度は
ヨー角速度(第4図(a))に比較して応答性が速いこと
(第4図(C)(1))、第2に、ロール角速度(第4図
(b))より旋回状態の把握が確実であること(第4図(C)
(2))が挙げられる。
コントローラ4は、第6図に示す流れ図に従って、ショ
ックアブソーバの減衰力を制御する。コントローラ4の
出力は、アクチュエータドライバ5を介して、アクチュ
エータ6に接続されている。アクチュエータ6は、左右
のフロントサスペンション81,左右のリアサスペンシ
ョン82(第2図)に設けられているショックアブソー
バの減衰力可変機構7を駆動するためのものであり、例
えばソレノイドが用いられている。
減衰力可変機構7は、第5図に示すように、シリンダ7
1と,シリンダ71内を摺動するピストン72と,ピス
トン72に設けられたピストンロッド73と,ピストン
ロッド73内に回転可能に設けられたコントロールロッ
ド74と,コントロールロッド74に設けられた円板7
5とからなり、アクチュエータ6により駆動されるコン
トロールロッド74の回転により円板75のオリフィス
径を連続的に変えることにより、ショックアブソーバの
減衰力を無段階に可変することができる。
つぎに、本発明による自動二輪車のサスペンション制御
装置の動作を、第6図〜第10図を参照しながら、コン
トローラ4の動作を中心にして説明する。
コントローラ4は、車速センサ1からの車速信号を取込
み、現在の車速Vを算出する(101)。さらに、コン
トローラ4はヨーロール角速度センサ2からの信号をA
/Dコンバータ3を介して取込み、ヨーロール角速度ω
を算出する(102)。
本発明の減衰力可変制御は、基本的には、マップ1(第
8図)により車速Vから減衰力を決める処理1と、マッ
プ2(第9図)によりヨーロール角速度ωの絶対値|ω
|(第7図)と車速Vとから減衰力段数を決める処理2
とにより行われる。
の時点(第10図)では、車体は旋回しておらず、
処理1(103)も処理2(104)も行われていない
状態である。
の時点(第10図)で、車体が旋回を始めたとす
る。このとき、ステップ102で算出されたヨーロール
角速度センサ2の出力ωの絶対値|ω|が第7図に示し
た基準角速度VA以上になったときに(105)、マッ
プ1(第8図)により車速Vから減衰力を決める処理1
を行う(106)。
処理1が行われてから(103)T秒間経過した(1
07)、tの時点(第10図)で、マップ2(第9
図)によりヨーロール角速度ωの絶対値|ω|と車速V
とから減衰力段数を決める処理2を行う(108)。な
お、マップ2の数字(1〜6)が大きくなるに従って、
減衰力も大きくなる。ここでは、減衰力段数が6段階の
例を示したが無段階にすることもできる。
処理2を行っている最中に(104)、旋回が終了して
ヨーロール角速度ωの絶対値|ω|が、第7図に示した
設定角速度VAより大きくなったtの時点(第10
図)で(109)、処理2の動作は終了するが、さらに
秒間は最後の減衰力段数を保持する(110)。
(発明の効果) 以上詳しく説明したように、本発明によれば、1つのセ
ンサで旋回状態が素早くかつ正確に検出できる。つま
り、ヨーロール角速度のロール角速度成分により車体の
旋回状態の検出が素早くでき、かつ、旋回中はヨー角速
度成分と車速により旋回状態を正確に検出して、減衰力
を多段階あるいは無段階に制御できるので旋回時の車体
の沈みこみ等を防止して走行安定性を著しく向上させる
ことができる。
さらに、旋回終了時から一定時間は直前の減衰力を維持
するので、旋回の立ち上がりでの不安定な挙動を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による自動二輪車のサスペンション制
御装置の実施例を示したブロック図,第2図は、同実施
例装置のシステム取付け図,第3図は、同実施例装置に
用いられるヨーロール角速度センサを説明するための
図,第4図は、前記ヨーロール角速度センサの出力特性
を示した図,第5図は、同実施例装置に用いられる減衰
力可変機構の実施例を示した図,第6図は、同実施例装
置に用いられるコントローラの動作を説明するための流
れ図,第7図は、前記ヨーロール角速度センサの出力の
絶対値を示した図,第8図および第9図は、前記コント
ローラに使用される制御マップを示した図,第10図
は、減衰力の時間的変化を示した図である。 1……車速センサ 2……ヨーロール角速度センサ 3……A/Dコンバータ 4……コントローラ 5……アクチュエータドライバ 6……アクチュエータ 7……減衰力可変機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ショックアブソーバの減衰力を可変して、
    サスペンションの強度を制御する自動二輪車のサスペン
    ション制御装置において、前記ショックアブソーバの減
    衰力を無段階に制御する減衰力可変機構と,前記自動二
    輪車の車速を検出する車速センサと,前記自動二輪車の
    ヨー軸回りの角速度成分とロール軸回りの角速度成分を
    同時に検出するヨーロール角速度センサと,前記ヨーロ
    ール角速度センサの出力のロール成分が一定値以上にな
    ったときには一定時間だけ前記車速により決定される減
    衰力に制御し、その後は前記ヨーロール角速度センサの
    出力のヨー成分と前記車速により決定される減衰力段数
    に可変制御し、旋回が終了したときには一定時間だけ直
    前の減衰力を維持するように制御する制御信号を生成す
    る減衰力制御回路と,前記減衰力制御回路の出力により
    前記減衰力可変機構を駆動する駆動部とから構成したこ
    とを特徴とする自動二輪車のサスペンション制御装置。
  2. 【請求項2】前記ヨーロール角速度センサは、前記自動
    二輪車の重心部に進行方向の前方上方に傾斜して設けら
    れたレートジャイロである特許請求の範囲第1項記載の
    自動二輪車のサスペンション制御装置。
JP17259885A 1985-08-06 1985-08-06 自動二輪車のサスペンシヨン制御装置 Expired - Lifetime JPH0641274B2 (ja)

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JP2011011582A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Kawasaki Heavy Ind Ltd 乗物のバンク角検知装置およびヘッドランプ装置

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JP3019322B2 (ja) * 1989-05-12 2000-03-13 松下電器産業株式会社 車両用サスペンション制御装置
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