JPH0641223Y2 - 露出制御用羽根 - Google Patents
露出制御用羽根Info
- Publication number
- JPH0641223Y2 JPH0641223Y2 JP1986158494U JP15849486U JPH0641223Y2 JP H0641223 Y2 JPH0641223 Y2 JP H0641223Y2 JP 1986158494 U JP1986158494 U JP 1986158494U JP 15849486 U JP15849486 U JP 15849486U JP H0641223 Y2 JPH0641223 Y2 JP H0641223Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- pin
- exposure control
- diaphragm
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の属する分野〕 本考案に銀塩カメラや磁気記録カメラの絞り装置又はシ
ヤツター装置の露出制御用羽根に関する。
ヤツター装置の露出制御用羽根に関する。
特に本考案は前記露出制御用羽根を回動制御するために
前記羽根に固定したピンに係り、該ピンを羽根に固定す
る技術に関する。
前記羽根に固定したピンに係り、該ピンを羽根に固定す
る技術に関する。
前記の露出制御用羽根のピンの固定に関する技術として
は、SK鋼アルミ又はジュラルミン又はポリエステル樹脂
にピンをカシメ加工又は樹脂ピンを熱融着加工により羽
根に固定していた。（実開昭56-134023号公報） 前述従来技術による絞り羽根は複数の絞り羽根が平面で
摺接するため、ピン固定部のカシメ、熱融着による突出
部を生じ、該突出部により羽根平面を損傷し、又、羽根
平面の盛り上り等による平面性を損ない例えば、小絞り
側での小絞り口径の精度の狂いを生じいていた。
は、SK鋼アルミ又はジュラルミン又はポリエステル樹脂
にピンをカシメ加工又は樹脂ピンを熱融着加工により羽
根に固定していた。（実開昭56-134023号公報） 前述従来技術による絞り羽根は複数の絞り羽根が平面で
摺接するため、ピン固定部のカシメ、熱融着による突出
部を生じ、該突出部により羽根平面を損傷し、又、羽根
平面の盛り上り等による平面性を損ない例えば、小絞り
側での小絞り口径の精度の狂いを生じいていた。
本考案は、銀塩カメラ、磁気記録カメラ等の絞り又はシ
ヤツター用の露出制御用羽根の新規な構造を提供するこ
とを目的とする。
ヤツター用の露出制御用羽根の新規な構造を提供するこ
とを目的とする。
特に本考案は前記羽根を絞り羽根用としたときに、該羽
根を複数枚組み合わせて露出開口径を決める羽根回動の
ための羽根に固定するピン（ダボ）に関し、羽根をピン
に固定する新規な技術を提案することを目的とする。
根を複数枚組み合わせて露出開口径を決める羽根回動の
ための羽根に固定するピン（ダボ）に関し、羽根をピン
に固定する新規な技術を提案することを目的とする。
特に本発明は、羽根を樹脂材料でシート状に成し、該樹
脂製絞り羽根にピンを固着（固定）する技術を提供し、
更に本考案では前記ピンを樹脂材料として前記羽根に射
出成形によって固定する技術を提供する。
脂製絞り羽根にピンを固着（固定）する技術を提供し、
更に本考案では前記ピンを樹脂材料として前記羽根に射
出成形によって固定する技術を提供する。
第１図は１枚の絞り羽根の平面図を示し、絞り羽根１に
は該絞り羽根を回動するために該絞り羽根１の上・下に
位置する絞りカムを形成したカム部材と絞り羽根を保持
する保持部材（風車）のそれぞれのカム溝及び係合孔に
嵌合するピン（ダボ）1a・1bが第２図の断面図に示すよ
うに固定されている。
は該絞り羽根を回動するために該絞り羽根１の上・下に
位置する絞りカムを形成したカム部材と絞り羽根を保持
する保持部材（風車）のそれぞれのカム溝及び係合孔に
嵌合するピン（ダボ）1a・1bが第２図の断面図に示すよ
うに固定されている。
第３図は絞り羽根の第１図Ａ−Ａ方向の断面図を示し、
絞り羽根１にはバーリング加工等によって前記ピン２・
４を固定する位置に孔の端部が絞り羽根の平面に対し傾
斜する様に突出した孔1a・1Bを形成する。
絞り羽根１にはバーリング加工等によって前記ピン２・
４を固定する位置に孔の端部が絞り羽根の平面に対し傾
斜する様に突出した孔1a・1Bを形成する。
第４図は第３図示のように突出孔部1a・1bを有した絞り
羽根にピン２・４を固着する説明図である。第４図にお
いて、６は固定型板を示し、該固定型板６にはピン形状
のキヤビテイ6aとピン２用の射出スプルー6bとピン４用
の射出スプルー6cを設ける。
羽根にピン２・４を固着する説明図である。第４図にお
いて、６は固定型板を示し、該固定型板６にはピン形状
のキヤビテイ6aとピン２用の射出スプルー6bとピン４用
の射出スプルー6cを設ける。
８は可動型板を示し、該可動型板８にはピン４用のキヤ
ビテイ8aを設ける。
ビテイ8aを設ける。
10にはエジエクターピンを示し、該エジエクターピンは
可動型板８と一緒に移動し、エジエクターピン10は可動
型板８が絞り羽根１を押えるために型締めする際に該エ
ジエクターピン10の先端面は羽根１の下面と同一面上に
位置するように保持する。
可動型板８と一緒に移動し、エジエクターピン10は可動
型板８が絞り羽根１を押えるために型締めする際に該エ
ジエクターピン10の先端面は羽根１の下面と同一面上に
位置するように保持する。
他のエジクターピンには可動型板８の周壁とともにピン
４用のキヤビテイ8aを形成するように可動型板の上面Ｂ
−Ｂ面より引き下ったＣ−Ｃ面に位置に保持する。
４用のキヤビテイ8aを形成するように可動型板の上面Ｂ
−Ｂ面より引き下ったＣ−Ｃ面に位置に保持する。
第４図示の構成の型装置の前記スプルー6b・6cに不図示
の射出ゲートを継ぎ射出シリンダーからポリエチレン樹
脂を射出すると、射出された樹脂はスプルー6b・6cを通
ってキヤビテイ6a・8a内に射出される。各キヤビテイ内
に射出された樹脂は羽根の前記突出孔部の傾斜周面に廻
り込み該突出孔部の突出部分を樹脂で埋め込むようにな
る。その後、冷却工程と型開き工程、取り出し工程を経
て第２図に示したようにピン２・４が羽根に固着され
る。本実施例の絞り羽根の材料としてはSK鋼、アルミ、
ジユラルミン等の金属材料でも良いし、シート状の樹脂
材料例えばポリエステルをシート状に加工し表面をメツ
キ処理した材料でも良い。
の射出ゲートを継ぎ射出シリンダーからポリエチレン樹
脂を射出すると、射出された樹脂はスプルー6b・6cを通
ってキヤビテイ6a・8a内に射出される。各キヤビテイ内
に射出された樹脂は羽根の前記突出孔部の傾斜周面に廻
り込み該突出孔部の突出部分を樹脂で埋め込むようにな
る。その後、冷却工程と型開き工程、取り出し工程を経
て第２図に示したようにピン２・４が羽根に固着され
る。本実施例の絞り羽根の材料としてはSK鋼、アルミ、
ジユラルミン等の金属材料でも良いし、シート状の樹脂
材料例えばポリエステルをシート状に加工し表面をメツ
キ処理した材料でも良い。
更に、第５図に示すようにフープ材による連続加工も可
能である。
能である。
第５図はポリエステルを絞り羽根又はシヤツター羽根の
幅拡が得られる幅を有する長尺シート材14に送り用パイ
ロツト穴14a・14bを穿け、更に前述のバーリング加工に
より突出孔部1a・1bを設ける。
幅拡が得られる幅を有する長尺シート材14に送り用パイ
ロツト穴14a・14bを穿け、更に前述のバーリング加工に
より突出孔部1a・1bを設ける。
第５図のフープ材を第４図に示した金型工程に送り、孔
1a・1bに前述と同様にしてピン２・４を成形固定後フー
プ材14から絞り羽根の形状に打ち抜き羽根部品とする。
1a・1bに前述と同様にしてピン２・４を成形固定後フー
プ材14から絞り羽根の形状に打ち抜き羽根部品とする。
以上のように本願考案に依れば絞り羽根又はシヤツター
羽根の突出孔部1a・1bの突出部分の周囲に樹脂が廻り込
み、突出部分が樹脂で埋設されるため、従来のようなカ
シメ加工、熱溶着加工によるよりも固着強度が増す。更
に、従来の加工では羽根にピンをカシメ加工する装置に
比し装置自体が簡易となり、製造コストの低減を図れ
た。更に第５図に示した方法の場合には連続加工（成
形）が可能となり羽根１個当りの作業時間の大幅な短縮
を図ることもできた。
羽根の突出孔部1a・1bの突出部分の周囲に樹脂が廻り込
み、突出部分が樹脂で埋設されるため、従来のようなカ
シメ加工、熱溶着加工によるよりも固着強度が増す。更
に、従来の加工では羽根にピンをカシメ加工する装置に
比し装置自体が簡易となり、製造コストの低減を図れ
た。更に第５図に示した方法の場合には連続加工（成
形）が可能となり羽根１個当りの作業時間の大幅な短縮
を図ることもできた。
第１図は露出制御用羽根の平面図。 第２図は第１図Ａ−Ａ方向断面図。 第３図は羽根の断面図。 第４図は金型の説明図。 第５図はフープ材の説明図。 １……羽根、２・４……ピン、1a・1b……突出孔部、６
……固定型板、８……可動型板、10・12……エジエクタ
ーピン。
……固定型板、８……可動型板、10・12……エジエクタ
ーピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宮本 康次 埼玉県秩父市大字下影森1248 キヤノン電 子株式会社内 (72)考案者 市川 匡明 埼玉県秩父市大字下影森1248 キヤノン電 子株式会社内 (72)考案者 尾形 幸治 埼玉県秩父市大字下影森1248 キヤノン電 子株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−130017（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】露出制御用羽根の一面又は両面に孔の端部
が前記羽根の平面に対し突出した突出孔部を形成し、前
記突出孔部に羽根回転用ピンを樹脂成形し、前記羽根回
転用ピンを前記突出孔部の突出方向に形成したことを特
徴とする露出制御用羽根。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986158494U JPH0641223Y2 (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 | 露出制御用羽根 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986158494U JPH0641223Y2 (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 | 露出制御用羽根 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6365022U JPS6365022U (ja) | 1988-04-28 |
| JPH0641223Y2 true JPH0641223Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31082037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986158494U Expired - Lifetime JPH0641223Y2 (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 | 露出制御用羽根 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0641223Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0668595B2 (ja) * | 1986-11-13 | 1994-08-31 | キヤノン株式会社 | 露出制御用羽根の製造方法 |
| JP5201891B2 (ja) * | 2007-06-29 | 2013-06-05 | キヤノン株式会社 | 光量調節羽根及び光量調節装置 |
| JP5349848B2 (ja) * | 2008-06-12 | 2013-11-20 | キヤノン株式会社 | 絞り羽根を有する光量調節装置および絞り羽根の製造方法 |
| JP6192482B2 (ja) * | 2013-10-18 | 2017-09-06 | オリンパス株式会社 | 光量調整装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60130017U (ja) * | 1984-02-08 | 1985-08-31 | パイオニア株式会社 | アウトサ−ト成形装置 |
-
1986
- 1986-10-15 JP JP1986158494U patent/JPH0641223Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6365022U (ja) | 1988-04-28 |
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