JPH064104U - 敷設部材 - Google Patents

敷設部材

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JPH064104U
JPH064104U JP5172592U JP5172592U JPH064104U JP H064104 U JPH064104 U JP H064104U JP 5172592 U JP5172592 U JP 5172592U JP 5172592 U JP5172592 U JP 5172592U JP H064104 U JPH064104 U JP H064104U
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JP
Japan
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fitting
receiving portion
unit plate
unit
hole
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Application number
JP5172592U
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English (en)
Inventor
利生 鈴木
Original Assignee
マスセット株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 隣接するユニット板の相互を接着して連接す
る多数のユニット板を一体として地面上に載置するだけ
でよく、接着部分に透過した水が長時間接することがな
く劣化を抑えることができる敷設部材に関する。 【構成】 クッション性および透水性を持たせたユニッ
ト板2の外周の隣接する二辺に、上面から中途位置まで
凹設されて横向きの蟻溝形状となる嵌合受部3が形成さ
れ、該嵌合受部3の底面となる中途面4から下向きに孔
部5が穿設される。また対向して隣接する二辺には、前
記嵌合受部に隙間なく嵌合可能な嵌合突部6が突設され
ており、その底面から垂下し、前記孔部5に嵌合する突
軸部7が設けられている。そして、隣接して配置された
一方のユニット板2の嵌合受部3に、他方のユニット板
2の嵌合突部6を隙間なく嵌合すると同時に前記突軸部
7を孔部5に嵌合し、且つ両者の当接面を接着して、複
数の敷設部材を一体に連設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、地面の上に固定されてクッション性および透水性を有する敷設部 材の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ゴルフ場の歩経路や、プールサイド等のスポーツ施設の歩経路等に、チ ップ状に粉砕したゴムを特殊バインダーで接着してクッション性および透水性を 持たせた板状のゴムタイルを隙間なく敷き詰める敷設部材は知られている。 しかし、従来の敷設部材では、まず、地面を掘って砂利を敷き詰めた路盤を形 成し、下地としてアスファルト/コンクリート舗装を行って排水路と有する水平 面を形成し、そこにゴムタイルを隙間なく組み合わせて敷き詰めると共に、上記 舗装面との間に接着剤を塗布して上記ゴムタイルを舗装面と一体化している。 そのため、路盤や舗装等の土木工事を必要とし、煩雑な作業となると共にコス トアップを余儀なくされ、簡便且つ廉価に敷設部材を設置できない欠点がある。 また、舗装面とゴムタイルとを接着剤で固着するが、ゴムタイルを透過した水 に長時間接して接着剤層が劣化しやすい欠点がある。 更に、ゴムタイル相互が端面だけで接着される従来の構成では、下地の地面の 状態で端面の接着が剥がれて段差ができてしまい、その上を歩いた場合につまづ いたりして危険である。 また、ゴムタイルは均一な下地に接着するので、地面に固定されるブランコや 鉄棒の支柱等の部材が設置されている個所では、その周囲に簡便に敷設部材を設 けることができなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
この考案は上記欠点を解消すべく創案されたものであって、隣接するユニット 板の相互を接着して連接する多数のユニット板を一体として地面上に載置するだ けでよく、土木工事を不要化すると共に、接着部分に透過した水が長時間接する ことがなく劣化を抑えることができる敷設部材を提供することにある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
この考案は上記課題を解決するために、 チップ状に粉砕したゴムや発泡ウレタンその他の弾性素材を接着してクッショ ン性および透水性を持たせた板状のユニット板を多数一体に連結する敷設部材に おいて、 (a).ユニット板の外周の少なくとも一辺に、上面から中途位置まで凹設され、内 側に向かって漸次拡開されて横向きの蟻溝形状となる嵌合受部を形成する、 (b).該嵌合受部の底面となる中途面から下向きに穿設される孔部を設ける、 (c).ユニット板の外周の他辺に、上面から一連に外方へ突出し、上下の厚みが前 記嵌合部に隙間なく嵌合可能な厚みに設定された嵌合突部を設ける、 (d).該嵌合突部の底面から垂下し、前記孔部に嵌合可能な突軸部を設ける、 (e).隣接して配置された一方のユニット板の嵌合受部に、他方のユニット板の嵌 合突部を隙間なく嵌合すると共に前記嵌合突部の突軸部を嵌合受部の孔部に嵌合 し、且つ両者の当接面を接着して、複数の敷設部材を一体に連設可能とする、 という技術的手段を講じている。
【0005】
【作 用】
上記構成からなっているので、隣接して配置された一方のユニット板の嵌合受 部に、他方のユニット板の嵌合突部を嵌合すると同時に前記嵌合突部の突軸部を 嵌合受部の孔部に嵌合し、また両者の接する面に接着剤を塗布して、嵌合突部の 底面と嵌合受部の底面とが一体となるように接着する。 これにより、多数のユニット板は相互に接着されて全体として1枚の敷設部材 となる。 この敷設部材は、設置面と接着する必要がなく、その自重により安定しするの で、設置個所の地面は水平に均しておくだけでよい。 また接着個所はユニット板の厚みの中途位置であり、透過した水が留まる底部 ではないので、水による劣化が少ない。 また、ユニット板の適宜個所に孔を開ければ、遊戯施設や運動施設の支柱を地 面に固定することができる。
【0006】
【実施例】
以下に、この考案の敷設部材の好適実施例を図面を参照としつつ説明する。 第1図及び第3図に示す敷設部材1は、多数の同一形状からなるユニット板2 から構成されている。 このユニット板2は、チップ状に粉砕した多数のゴムまたは発泡ウレタン等を 所定のバインダー剤で接着してクッション性および透水性を持たせた構成からな っており、本実施例では1辺が約400mmの正方形で厚みが約12mm(滑り止め を含めると約15mm)の板状からなっている。 この考案では上記寸法形状等は特に限定されないことは勿論であり、同一面と なるよう隙間なく連続して連結しうる形状であればよい。
【0007】 このユニット板2は、上面に滑り止め用の凸部2Aが形成されており、且つ外 周で隣接する2つの辺の中央にそれぞれ嵌合受部3、3が形成され、対向して隣 接する他方の2つの辺の中央に嵌合突部6、6が突設されている。 上記嵌合受部3は、厚みの中途位置(図示例では厚みの半分としているが適宜 中間位置の厚みでよい)までの長さLの厚みで凹設されており、その形状は平面 から見ると、内側(中央)に向かって漸次拡開される横向きの蟻溝形状に形成さ れている。 また、上記嵌合受部3の底面となる中途面4には、下向きに穿設される孔部5 が、本実施例では2つ穿設されている。
【0008】 次に、ユニット板2の外周で対向して隣接する他方の2つの辺には、それぞれ の中央に嵌合突部6、6が一体に突設されている。 この嵌合突部6は、ユニット板2の上面と同一面に設定されて外方へ突出する 上面を有している。この先端の長さは、嵌合受部3の溝底部の長さに対応するが 幅広く設定(図示例では一例として300mmに設定)することが好ましい。 これは、外端に配置されて連結されない嵌合突部6の変形を防ぐためである。 また嵌合突部6の厚みは前記嵌合受部3の厚みLに対応する長さに設定されて いる。 また、嵌合突部6の形状は、前記嵌合受部3の蟻溝形状に合致整合するように 対応した倒立梯形状に設定されている。
【0009】 上記嵌合突部6の底面には、前記孔部5、5に整合可能な位置に配置されて垂 下する突軸部7が設けられており、該突軸部7は前記孔部5に隙間なく嵌挿可能 な外周壁に形成されている。 この突軸7は、ユニット板2と一体に成形しても、あるいは高強度の素材で別 部品として予め成形しておきインサート成型によりユニット板2と一体に取付け てもよい。 図示例では孔部5は、同一断面の円孔からなっており、一方、突軸部7は、中 空の筒状からなっており、且つ外周が基端から先端に向かって漸次小径となる断 面テーパ状の周壁を有している。
【0010】 そして突軸部7の基端の径は、上記孔部5の径と同一または僅かに大径に設定 されている。 従って、突軸部7は、先端から孔部5に挿入され、基端側はその外周が反発可 能に中空側へ撓みながら孔部5へ嵌挿されるようになっている。 従って、突軸部7が孔部5に嵌挿されると、基端側では素材の弾性反発力で強 固に固着される(図3参照)。
【0011】 このように構成されたユニット板2は、図1に示すように同一面状で縦横方向 に所定の大きさになるまで、多数のユニット板2が、それぞれの嵌合受部3に嵌 合突部6を上から重ね連結する。 換言すると、嵌合受部3の底面となる中途面4と、嵌合突部6の底面6aおよ び突軸部7に接着剤を塗布しておく。 そして、前述のように突軸部7、7を孔部5、5に嵌挿し、それと同時に嵌合 受部3に嵌合突部6を隙間なく嵌着し、両者を一体に固定する。
【0012】 これにより、隣接するユニット板2はその連結個所においても上面が同一面と なって、上面が水平面に設定される。 このように、多数のユニット板2を一体に連接し接着した敷設部材1は、全体 としての重量が作用するので、動きにくく安定性が高まる。 従って、敷設部材1を設置する地面は、水平に均しておくだけでよく、その上 に前述のようにして連結して一体化した敷設部材1を載置すればよい。
【0013】 ここで、ユニット板2の底面には、散点状に配置された脚台部8が下向きに突 設されており、ユニット板2の底面を設置面と接触しないように持ち上げている 。 この脚台部8は、底面が適宜凹凸模様の施された滑り止め面に形成されてお り、且つその高さによりユニット板2と設置面(地面)との間に隙間を形成して 、ユニット板2を透過した水を流出させる水抜き作用を有している。
【0014】 このように構成される敷設部材1は、設置面に直接に接着されるものではない ので、例えば鉄棒やシーソー、ブランコ等の支柱9を地面内に埋設し固定する必 要がある場合でも、ユニット板2の適宜個所に孔10(図1の点線参照)を開け て、上記支柱9を貫通可能に形成しておけば、上記支柱の地面への固定を可能と することができるので、上記遊戯施設の下を敷設部材1で覆って安全性を高める ことができる(図4参照)。
【0015】 また地中に埋設される支柱9の下端が幅広の盤体に形成されている場合には、 孔を、図1の点線で示す孔10’のように、複数のユニット板2の組み合わせか ら形成されるように分割形状に設定すれば、上記孔10’の径を支柱下端の幅広 の盤に合わせる必要がなく、支柱本体の径に合わせることができる。 なお、この考案は上記実施例の形状、寸法、素材に限定されるものでなく、要 するにこの考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうる。
【0016】
【考案の効果】
この考案は上記構成からなるので、ユニット板相互を嵌合受部と嵌合突部の蟻 溝による係合および突軸部と孔部の係合や両者の接着によって横方向および上下 方向にかかる荷重に対して拘束を行なうことができ、多数のユニット板を一体的 に連結して、その自重により安定性を持たせることができ、設置面に直接に接着 させる必要がなく、設置面の土木工事を省くことができる。 また、接着面はユニット板の厚みの中途位置であるので、ユニット板を透過し 底部に滞る水と接着層が接触することがなく、接着層の劣化を早める虞れがない 。 また、設置面に接着しないので、地面に埋設したり固定する部材の通過用の孔 をユニット板に穿設することにより、上記部材の地面への固定を行なうことがで きる。 更に、隣接するユニット板は、嵌合突部と嵌合受部との係合および接着により 一体に連結されるので、従来のように隣接するゴムタイル間に段差が生じる虞れ がなく、安全性が高いと共に外観にも優れる。 そして、前述のように土木工事を不要化でき、耐久性が高まるので、大幅なコ ストダウンが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の敷設部材を示す平面図である。
【図2】連結構造を示す斜視図である。
【図3】連結構造を示す断面図である。
【図4】鉄棒の支柱を通過させた場合の断面図である。
【符号の説明】
1 敷設部材 2 ユニット板 3 嵌合受部 4 中途面 5 孔部 6 嵌合突部 7 突軸部 8 脚台部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ状に粉砕したゴムや発泡ウレタン
    その他の弾性素材を接着してクッション性および透水性
    を持たせた板状のユニット板を多数一体に連結する敷設
    部材において、 ユニット板の外周の少なくとも一辺に、上面から中途位
    置まで凹設され、内側に向かって漸次拡開されて横向き
    の蟻溝形状となる嵌合受部と、 該嵌合受部の底面となる中途面から下向きに穿設される
    孔部とを設け、 ユニット板の外周の他辺に、上面から一連に外方へ突出
    し、上下の厚みが前記嵌合受部に隙間なく嵌合可能な厚
    みに設定された嵌合突部と、 該嵌合突部の底面から垂下し、前記孔部に嵌合可能な突
    軸部とを設け、 隣接して配置された一方のユニット板の嵌合受部に、他
    方のユニット板の嵌合突部を隙間なく嵌合すると共に前
    記嵌合突部の突軸部を嵌合受部の孔部に嵌合し、且つ両
    者の当接面を接着して、複数の敷設部材を一体に連設可
    能としたことを特徴とする敷設部材。
  2. 【請求項2】 突軸部が、中空の筒状からなっており、
    且つ突軸部の外周が基端から先端に向かって漸次小径と
    なる断面テーパ状の周壁を有してなることを特徴とする
    請求項1に記載の敷設部材。
  3. 【請求項3】 ユニット板が、矩形または正方形からな
    っており、隣接する2つの辺に嵌合受部が形成され、対
    向して隣接する他方の2つの辺に嵌合突部が形成されて
    なることを特徴とする請求項1または2に記載の敷設部
    材。
JP5172592U 1992-06-30 1992-06-30 敷設部材 Pending JPH064104U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007198113A (ja) * 2005-12-26 2007-08-09 Noboru Iwasaki 軽量盛土用ブロックおよび軽量盛土工法

Cited By (2)

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JP2007198113A (ja) * 2005-12-26 2007-08-09 Noboru Iwasaki 軽量盛土用ブロックおよび軽量盛土工法
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