JPH0640893Y2 - エンジンのアイドルギアの潤滑装置 - Google Patents
エンジンのアイドルギアの潤滑装置Info
- Publication number
- JPH0640893Y2 JPH0640893Y2 JP7440088U JP7440088U JPH0640893Y2 JP H0640893 Y2 JPH0640893 Y2 JP H0640893Y2 JP 7440088 U JP7440088 U JP 7440088U JP 7440088 U JP7440088 U JP 7440088U JP H0640893 Y2 JPH0640893 Y2 JP H0640893Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- idle gear
- gear shaft
- engine
- oil
- idle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案はエンジンのアイドルギアの潤滑装置に関するも
のである。
のである。
［従来の技術］ 従来エンジンにおけるタイミングギアトレンにおけるア
イドルギアでは、第３図に示すように、歯巾方向に合せ
るためアイドルギア軸１、1aが用いられ該アイドルギア
軸１、1aをエンジンのシリンダブロック２に取付けるた
めの支持ボルト３、3aとは独立して、軸受部４、4aに連
通する油通路５、5aに潤滑油を供給する油管６、6aをア
イジヨイント７、7aを介してアイボルト８、8aによって
アイドルギア軸１、1a前端側に取付けるようになってい
た。
イドルギアでは、第３図に示すように、歯巾方向に合せ
るためアイドルギア軸１、1aが用いられ該アイドルギア
軸１、1aをエンジンのシリンダブロック２に取付けるた
めの支持ボルト３、3aとは独立して、軸受部４、4aに連
通する油通路５、5aに潤滑油を供給する油管６、6aをア
イジヨイント７、7aを介してアイボルト８、8aによって
アイドルギア軸１、1a前端側に取付けるようになってい
た。
なお、９、9aは前記アイドルギア軸１、1aに支承される
アイドルギアであり、10、10aはスラストカラーを示す
また、11は図示しないクランクプーリによってベルト12
を介して駆動される被駆動側プーリであり、そのプーリ
11と一体に回動するギア13により、タイミングギアトレ
ンの各ギアがアイドルギア９、9aを介して夫々駆動され
るようになっている。
アイドルギアであり、10、10aはスラストカラーを示す
また、11は図示しないクランクプーリによってベルト12
を介して駆動される被駆動側プーリであり、そのプーリ
11と一体に回動するギア13により、タイミングギアトレ
ンの各ギアがアイドルギア９、9aを介して夫々駆動され
るようになっている。
［考案が解決しょうとする問題点］ 前記のように構成された従来のアイドルギアでは、アイ
ボルト８、8aが支持ボルト３、3aよりも図で長さl1、l2
だけ前方に伸延し最大出張りとなり、その分だけタイミ
ングギアケース14も前方へ出張ってしまい、エンジンの
全長が短縮できず、エンジンのコンパクト化が図れない
という問題があった。
ボルト８、8aが支持ボルト３、3aよりも図で長さl1、l2
だけ前方に伸延し最大出張りとなり、その分だけタイミ
ングギアケース14も前方へ出張ってしまい、エンジンの
全長が短縮できず、エンジンのコンパクト化が図れない
という問題があった。
また、実開昭57-18704号公報や実開昭61-198506号公報
に提案されている潤滑装置のように、圧油源から給油部
位に至るまでの通路をシリンダブロックやその関連部品
に形成することは切削加工の最大によって量産性が低下
するとともに、潤滑油系路の点検、整備性が悪化すると
いう問題があった。
に提案されている潤滑装置のように、圧油源から給油部
位に至るまでの通路をシリンダブロックやその関連部品
に形成することは切削加工の最大によって量産性が低下
するとともに、潤滑油系路の点検、整備性が悪化すると
いう問題があった。
本考案は上述の従来装置に鑑みて考案したもので、エン
ジンのアイドルギアの潤滑装置における油管のアイジヨ
イントを取付けるアイボルトをアイドルギア軸前端に設
ける構成を不要とし、シリンダブロック前端面からタイ
ミングギアケースまでの長さを短縮してエンジンの全長
を小さくしてコンパクト化を図り、また、アイドルギア
軸とアイジヨイントの取付けが、支持ボルトによる共締
めによって同時に行なえるようにしてそれらの部品の取
付作業性を向上せしめ、更に、アイドルギア軸の後端部
に遊合孔と連通する切欠部を形成し、この中に油管を嵌
入するようになして、シリンダブロックやその関連部品
に圧油源からアイドルギアの軸受部に至る油通路を形成
することを避け、切削加工数を減少して量産性を向上さ
せるとともに、潤滑油系路の点検、整備性を向上せしめ
たエンジンのアイドルギアの潤滑装置を得ることを目的
とするものである。
ジンのアイドルギアの潤滑装置における油管のアイジヨ
イントを取付けるアイボルトをアイドルギア軸前端に設
ける構成を不要とし、シリンダブロック前端面からタイ
ミングギアケースまでの長さを短縮してエンジンの全長
を小さくしてコンパクト化を図り、また、アイドルギア
軸とアイジヨイントの取付けが、支持ボルトによる共締
めによって同時に行なえるようにしてそれらの部品の取
付作業性を向上せしめ、更に、アイドルギア軸の後端部
に遊合孔と連通する切欠部を形成し、この中に油管を嵌
入するようになして、シリンダブロックやその関連部品
に圧油源からアイドルギアの軸受部に至る油通路を形成
することを避け、切削加工数を減少して量産性を向上さ
せるとともに、潤滑油系路の点検、整備性を向上せしめ
たエンジンのアイドルギアの潤滑装置を得ることを目的
とするものである。
［問題点を解決すべき手段］ 上記目的を達成するために、本考案のエンジンのアイド
ルギアの潤滑装置は、エンジンのアイドルギア軸の端部
に油管のアイジョイント嵌入用切欠部を形成し、かつ前
記アイドルギア軸に前記切欠部と連通する支持ボルト挿
通用遊合孔および該遊合孔と軸受部を連通する油通路を
形成するとともに前記アイドルギア軸と前記切欠部に嵌
入せしめた前記アイジョイントとを前記支持ボルトによ
り共締めしてなるものである。
ルギアの潤滑装置は、エンジンのアイドルギア軸の端部
に油管のアイジョイント嵌入用切欠部を形成し、かつ前
記アイドルギア軸に前記切欠部と連通する支持ボルト挿
通用遊合孔および該遊合孔と軸受部を連通する油通路を
形成するとともに前記アイドルギア軸と前記切欠部に嵌
入せしめた前記アイジョイントとを前記支持ボルトによ
り共締めしてなるものである。
［作用］ 前記のように構成されたアイドルギアの潤滑装置におい
ては、圧油源からの潤滑油が油管30、アイジヨイント3
1、遊合孔24、油通路27を経て軸受25の油溝26に供給さ
れ、軸受25とアイドルギア軸20との摺動面の潤滑作用を
なすものである。
ては、圧油源からの潤滑油が油管30、アイジヨイント3
1、遊合孔24、油通路27を経て軸受25の油溝26に供給さ
れ、軸受25とアイドルギア軸20との摺動面の潤滑作用を
なすものである。
従って、アイドルギア軸20の前端側には、支持ボルト23
の頭部23aより出張るものがないので、タイミングギア
ケース32を前記頭部23aに出来る限り近接せしめ、シリ
ンダブロック２の前端面からタイミングギアケース32ま
での長さＳを小さくし、エンジンの全長を短縮すること
ができる。
の頭部23aより出張るものがないので、タイミングギア
ケース32を前記頭部23aに出来る限り近接せしめ、シリ
ンダブロック２の前端面からタイミングギアケース32ま
での長さＳを小さくし、エンジンの全長を短縮すること
ができる。
また、アイドルギア軸20とアイジヨイント31の取付け
が、支持ボルト23による共締めによって同時に行えるの
で、それらの部品の取付作業性が向上するとともに、ア
イボルト（８、8a）が不要となり、部品点数が減少す
る。
が、支持ボルト23による共締めによって同時に行えるの
で、それらの部品の取付作業性が向上するとともに、ア
イボルト（８、8a）が不要となり、部品点数が減少す
る。
［実施例］ 以下、第１図、第２図により本考案のエンジンのアイド
ルギアの潤滑装置の実施例を説明する。
ルギアの潤滑装置の実施例を説明する。
20はアイドルギア軸で、後端部中央に設けられたセンタ
リングボス部21がエンジンのシリンダブロック２の前端
面のボス穴22に挿入される。
リングボス部21がエンジンのシリンダブロック２の前端
面のボス穴22に挿入される。
また、アイドルギア軸20には、支持ボルト23の外径ｄよ
りもやゝ大きい内径Ｄを有する支持ボルト挿通用の遊合
孔24が形成されており、かつ同軸20には遊合孔24とアイ
ドルギア軸20の外周に嵌合された軸受25の油溝26とを連
通する油通路27が形成されている。
りもやゝ大きい内径Ｄを有する支持ボルト挿通用の遊合
孔24が形成されており、かつ同軸20には遊合孔24とアイ
ドルギア軸20の外周に嵌合された軸受25の油溝26とを連
通する油通路27が形成されている。
前記軸受25の外周にはアイドルギア28が嵌合固定されて
いる。
いる。
さらに、アイドルギア軸20の後端部には、外周部から前
記遊合孔24に連通する切欠部29が形成され、そこに、圧
油源に連結している油管30の端部にろう付けにより一体
に取付けられたアイジヨイント31が嵌入され、支持ボル
ト23によりスラストカラー33およびアイドルギア軸20と
共締めによりシリンダブロック２に取付けられる。
記遊合孔24に連通する切欠部29が形成され、そこに、圧
油源に連結している油管30の端部にろう付けにより一体
に取付けられたアイジヨイント31が嵌入され、支持ボル
ト23によりスラストカラー33およびアイドルギア軸20と
共締めによりシリンダブロック２に取付けられる。
34、35はアイジヨイント31の両端開口周縁部に焼付け、
接着等により取付けられたガスケットである。
接着等により取付けられたガスケットである。
前記のように構成されたアイドルギアの潤滑装置におい
ては、圧油源からの潤滑油が油管30、アイジヨイント3
1、遊合孔24、油通路27を経て軸受25の油溝26に供給さ
れ、軸受25とアイドルギア軸20との摺動面の潤滑作用を
なすものである。
ては、圧油源からの潤滑油が油管30、アイジヨイント3
1、遊合孔24、油通路27を経て軸受25の油溝26に供給さ
れ、軸受25とアイドルギア軸20との摺動面の潤滑作用を
なすものである。
従って、アイドルギア軸20の前端側には、支持ボルト23
の頭部23aより出張るものがないので、タイミングギア
ケース32を前記頭部23aに出来る限り近接せしめ、シリ
ンダブロック２の前端面からタイミングギアケース32ま
での長さＳを小さくし、エンジンの全長を短縮すること
ができる。
の頭部23aより出張るものがないので、タイミングギア
ケース32を前記頭部23aに出来る限り近接せしめ、シリ
ンダブロック２の前端面からタイミングギアケース32ま
での長さＳを小さくし、エンジンの全長を短縮すること
ができる。
また、アイドルギア軸20とアイジヨイント31の取付け
が、支持ボルト23による共締めによって同時に行えるの
で、それらの部品の取付作業性が向上するとともに、ア
イボルト（８、8a）が不要となり、部品点数が減少す
る。
が、支持ボルト23による共締めによって同時に行えるの
で、それらの部品の取付作業性が向上するとともに、ア
イボルト（８、8a）が不要となり、部品点数が減少す
る。
なお、上記実施例においては、切欠部29をアイドルギア
軸20の後端部に形成したが、必要に応じて前端部に形成
しても良い。
軸20の後端部に形成したが、必要に応じて前端部に形成
しても良い。
［考案の効果］ 以上のように、本考案のエンジンのアイドルギアの潤滑
装置は、エンジンのアイドルギア軸の端部に油管のアイ
ジョイント嵌入用切欠部を形成し、かつ前記アイドルギ
ア軸に前記切欠部と連通する支持ボルト挿通用遊合孔お
よび該遊合孔と軸受部を連通する油通路を形成するとと
もに前記アイドルギア軸と前記切欠部に嵌入せしめた前
記アイジョイントとを前記支持ボルトにより共締めして
なるので、前記油管のアイジヨイントを取付けるアイボ
ルトを前記アイドルギア軸前端に設ける必要がなくな
り、前記シリンダブロック前端面からタイミングギアケ
ースまでの長さの短縮によりエンジンの全長が小さくで
き、コンパクト化が図れる効果がある。
装置は、エンジンのアイドルギア軸の端部に油管のアイ
ジョイント嵌入用切欠部を形成し、かつ前記アイドルギ
ア軸に前記切欠部と連通する支持ボルト挿通用遊合孔お
よび該遊合孔と軸受部を連通する油通路を形成するとと
もに前記アイドルギア軸と前記切欠部に嵌入せしめた前
記アイジョイントとを前記支持ボルトにより共締めして
なるので、前記油管のアイジヨイントを取付けるアイボ
ルトを前記アイドルギア軸前端に設ける必要がなくな
り、前記シリンダブロック前端面からタイミングギアケ
ースまでの長さの短縮によりエンジンの全長が小さくで
き、コンパクト化が図れる効果がある。
また、前記アイドルギア軸と前記アイジヨイントの取付
けが前記支持ボルトによる共締めによって同時に行える
ので、それらの部品の取付け作業性が向上する効果があ
る。
けが前記支持ボルトによる共締めによって同時に行える
ので、それらの部品の取付け作業性が向上する効果があ
る。
更に、前記アイドルギア軸の前記遊合孔と連通する前記
切欠部内に油管を嵌入するようになしたので、シリンダ
ブロックやその関連部品に圧油源から前記軸受部に至る
油通路を形成する必要なく、切削加工数を減少して量産
性を向上するとともに、潤滑油系路の点検、整備性が向
上する効果がある。
切欠部内に油管を嵌入するようになしたので、シリンダ
ブロックやその関連部品に圧油源から前記軸受部に至る
油通路を形成する必要なく、切削加工数を減少して量産
性を向上するとともに、潤滑油系路の点検、整備性が向
上する効果がある。
第１図は本考案の実施例を示す縦断面図、第２図は同実
施例の要部拡大断面図、第３図は従来例を示す縦断面図
である。 ２……シリンダブロック 20……アイドルギア軸、23……支持ボルト 24……遊合孔、25……軸受 26……油溝、27……油通路 28……アイドルギア、29……切欠部 30……油管、31……アイジヨイント 32……タイミングギアケース 33……スラストカラー 34、35……ガスケット
施例の要部拡大断面図、第３図は従来例を示す縦断面図
である。 ２……シリンダブロック 20……アイドルギア軸、23……支持ボルト 24……遊合孔、25……軸受 26……油溝、27……油通路 28……アイドルギア、29……切欠部 30……油管、31……アイジヨイント 32……タイミングギアケース 33……スラストカラー 34、35……ガスケット
Claims (1)
- 【請求項１】エンジンのアイドルギア軸の端部に油管の
アイジョイント嵌入用切欠部を形成し、かつ前記アイド
ルギア軸に前記切欠部と連通する支持ボルト挿通用遊合
孔および該遊合孔と軸受部を連通する油通路を形成する
とともに前記アイドルギア軸と前記切欠部に嵌入せしめ
た前記アイジョイントとを前記支持ボルトにより共締め
してなるエンジンのアイドルギアの潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7440088U JPH0640893Y2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | エンジンのアイドルギアの潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7440088U JPH0640893Y2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | エンジンのアイドルギアの潤滑装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01176707U JPH01176707U (ja) | 1989-12-18 |
| JPH0640893Y2 true JPH0640893Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31299513
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7440088U Expired - Lifetime JPH0640893Y2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | エンジンのアイドルギアの潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0640893Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018021490A (ja) * | 2016-08-02 | 2018-02-08 | いすゞ自動車株式会社 | アイドルギヤ支持装置 |
-
1988
- 1988-06-03 JP JP7440088U patent/JPH0640893Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01176707U (ja) | 1989-12-18 |
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