JPH0640104Y2 - 物品搬送具 - Google Patents

物品搬送具

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JPH0640104Y2
JPH0640104Y2 JP1989006562U JP656289U JPH0640104Y2 JP H0640104 Y2 JPH0640104 Y2 JP H0640104Y2 JP 1989006562 U JP1989006562 U JP 1989006562U JP 656289 U JP656289 U JP 656289U JP H0640104 Y2 JPH0640104 Y2 JP H0640104Y2
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JP
Japan
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movable
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movable cylinder
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政司 山田
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、主として商店などで取扱われることの多い多
数の物品を収納保管し、必要に応じて、トラックなどに
積込んで搬送するのに利用される物品搬送具に関するも
のである。
従来の技術 従来、この種の物品搬送具としては、たとえば実公昭58
-48926号や実開昭56-63665号公報に開示された構造が提
供されている。すなわち物品搬送具は、一枚の後側枠
と、この後側枠の左右両側部で前方において対向位置す
る二枚の側枠とを一面開放の平面視門形状に配設し、両
側枠の下部間に水平またはほぼ水平に位置する物載せ枠
を配設するとともに、前記側枠の下端辺の両端にそれぞ
れ移動用の車輪を設けている。前記後側枠や側枠の本体
は、パイプなどを折り曲げて形成した門形枠材からな
り、その下端を水平枠材に固定している。そして、一面
開放部から物品が脱落するのを防止するために、両側枠
の前縁間にステーを設けている。このステーは、一方の
側枠の前縁に取付けたリング材に対して、その一端を介
して揺動自在に取付けられており、そしてステーの他端
に形成した被係合部を、他方の側枠の前縁に取付けた筒
状の係合部に対して上方から係合自在に構成している。
この従来形式によると、ステーを下方へ揺動させるなど
して一面開放部を開放させることで、物載せ枠上に物品
を積み上げることができて、多数の物品を収納保管する
ことができ、そしてステーを水平状に揺動させて被係合
部を係合部に係合させたのち、手押しなどで走行させる
ことができる。
考案が解決しようとする課題 上記の従来形式によると、大きい物品を取扱う時にはス
テーは下方へ揺動させた非使用位置とするが、このステ
ーはリング材から吊り下げられた状態でしかも開放部の
内側にあるため、ステーが開放部の幅を狭くして積み卸
しする物品や作業員にぶつかりやすく、積み卸し作業の
障害になることがあった。
本考案は上記問題点を解決して、非使用位置(下方揺動
位置)のステーが積み卸し作業の障害になることがない
運搬用具を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案は、物載せ枠上に、
三枚の枠体を一面開放の平面視門形状に配設した物品搬
送具において、相対向する一対の枠体の開放側縦杆部間
に開閉自在なステーを配置し、このステーの一端部が揺
動自在に連結されるとともに、前記一方の枠体の縦杆部
に回動自在でかつ昇降自在に外嵌された可動筒を設け、
この可動筒の下端周部に複数の係止歯を形成し、この可
動筒の下方で前記縦杆部に固定され上端周部に前記係止
歯が係合可能な複数の受歯が形成された固定筒を設け、
前記ステーの他端部に形成された被係合部が係脱自在な
係合部を他方の枠体の縦杆部に設けたものである。
作用 上記構成において、物品の積み卸し時に、ステー他端の
被係合部を係合部から外してステーが可動筒に吊下げら
れた状態(下方揺動位置)から、係止歯が受歯に噛み合
っている可動筒を引き上げて外し、外側に回転させ可動
筒を引き下げて再び異る位置で係止歯を受歯に噛み合わ
せることによって、可動筒のステー連結部を開放部外側
に位置させて可動筒を係止することができる。したがっ
て、積み卸し作業時にステーが障害になることもなく、
開放部の幅を有効に利用して幅広の物品を容易に積み卸
しすることができる。
実施例 以下に本考案の一実施例を第1図〜第7図に基づいて説
明する。
第5図〜第7図において、11は後枠体で、パイプなどを
折り曲げて形成した門形枠材12と、この門形枠材12の下
端環を連結した水平枠材13と、門形枠材12の天杆部12a
と水平枠材13との間に配設した複数本の縦線材14と、門
形枠材12の左右の縦杆部12b間に配設した複数本の横材1
5とから構成される。21,31は左右一対の側枠体で、パイ
プなどを折り曲げて形成した門形枠材22,32と、この門
形枠材22,32の下端間を連結した水平枠材23,33と、門形
枠材22,32の天杆部22a,32aと水平枠材23,33との間に配
設した複数本の縦線材24,34と、門形枠材22,32の前位縦
杆部22b,32bと後位縦杆部22c,32cとの間に配設した複数
本の横材25,35とから構成される。前記後枠体11と左右
の側枠体21,31とは、後枠体11の一方縦杆部12bに設けた
複数個の係合具1に一方側枠体21の後位縦杆部22cに設
けた複数個の被係合具2を上方から係合させるととも
に、後枠体11の他方縦杆部12bと他方側枠体31の後位縦
杆部32cとを複数個の連結具3で連結することにより、
前面開放の平面視で門形状に配設され、かつ縦軸心の周
りに折りたたみ自在となる。4は両側枠体21,31の下部
間に配設した物載せ枠で、両水平枠材23,33間に載置さ
せることで水平またはほぼ水平に位置する。両水平枠材
23,33の下面には、それぞれ前後で二個の車輪5が取付
け部材6を介して遊転ならびに旋回自在に取付けられて
いる。
41は両側枠体31の前位縦杆部22b,32b間に前面開放部を
開閉自在に配設されたステーで、一端側被係止部45が前
位縦杆部22b,32bに揺動自在に連結されるとともに、他
端側被係合部55が反対側の前位縦杆部22b,32bに係脱自
在に係合される。
すなわち、第1図、第2図に示すように、ステー41一端
側の前位縦杆部22b,32bには所定位置に第1固定筒42が
外嵌されて溶接により固定されるとともに、第1固定筒
42の上方には軸心回りに回動自在でかつ昇降自在な第1
可動筒43が外嵌される。この第1可動筒43の外面にはコ
の字形状の係止部44が上下方向に突設されており、ステ
ー41の被係止部45において押しつぶして成形した水平偏
平部45aの孔部45bが係止部44に揺動(遊動)自在で移動
自在に嵌合されている。また第1可動筒43の下端部には
周方向一定間隔ごとに複数(図面では4本)の第1係止
歯46が形成される。一方、第1固定筒42の上端部には第
1係止歯46が所定角度(図面では90°)ごとに上方から
噛合可能な第1受歯47が周方向に形成されている。
ステー41の他端側で反対側の前位縦杆部32b,22bには所
定位置に第2固定筒52が外嵌されて溶接により固定され
るとともに、第2固定筒52の上方には軸心回りに回動自
在でかつ昇降自在な第2可動筒53が外嵌される。この第
2可動筒53の外面には上下方向の筒体54aが溶接により
固定されて係合部54が形成されており、ステー41の他端
側被係合部55には、一体的に直角に折り曲げて形成され
前記係合部54の筒体54aに嵌脱自在な被係合ロッド55aが
設けられる。また、この第2可動筒53には前記第1係止
歯46と同一構造の第2係止歯56が形成されるとともに、
第2固定筒52には前記第1受歯47と同一構造の第2受歯
57が形成される。
前記第1、第2可動筒43,53には第1図、第4図に示す
ように、係止部44または係合部54の反対側に上下方向の
スリット48,58が形成される。これは第3図(a)
(b)に示すように第1、第2可動筒43,53を前位縦杆
部22b,32bに取付ける際に、スリット48,58を中心に第
1、第2可動筒43,53を左右に広げておき、前位縦杆部2
2b,32bに嵌合後かしめることにより、円筒状にして取付
けることができる。もちろん、側枠体21,31組立時に円
筒状の定形状態で嵌合してもよい。このような構成によ
れば、ステー41や筒体54aが破損した時に第1、第2可
動筒43,53と共に容易に交換することができる。
上記実施例の物品搬送具によると、後枠体11に対して両
側枠体21,31を開動して平面視で門形とし、そして水平
枠材23,33間に物載せ枠4を載置することで、物品を収
納自在に組立て得る。
そして使用時には、ステー41の他端被係合部55を係合部
54の筒体54aに係合させて、ステー41を側枠体22,32の前
位縦杆部22b,32b間で水平方向に連結して閉止すること
により、物載せ枠4上の物品の落下を防止し得る。ま
た、第2図に仮想線(A)で示すように、ステー41の被
係合部55を係合部54から外して下方に揺動させ(B)、
そして第1可動筒43を上方に引き上げて(C)第1固定
筒42の第1受歯47から第1係止歯46を抜き出した後、第
1可動筒43を外側に90°または180°回転し(D)、そ
して引き下げて(E)第1係止歯46を再び異なる位置で
第1受歯47に噛合せることにより、ステー41を前位縦杆
部22b,32bの前部側あるいは外側部側に吊り下げること
ができる。また第2可動筒53における係止部54の筒体54
aも同様にして前位縦杆部22b,32bの前部側あるいは外側
部側に吊り下げることができる。したがって、ステー41
や係止部44、係合部54の部材が側枠体21,31の内側に突
出することがないので、物品の積み卸し作業時に障害に
なることもなく、側枠体21,31の前位縦杆部22b,32b間隔
を一杯に使用でき、幅広の物品の積み卸しも容易に行え
る。また、第1、第2可動筒43,53は自重やステー41、
係止部44、係合部54の重量によりそれぞれ下方に付勢さ
れて第1、第2係止歯46,56が第1、第2固定筒42,52の
第1、第2受歯47,57にがっちり噛み合っているので、
作業員が吊下げられたステー41に接触することがあって
も、第1、第2可動筒42,52が位置ずれすることもな
い。ステー41を使用する時は上記と逆の操作を行えばよ
い。
第8図〜第10図は他の実施例を示し、これは第1可動筒
63の係止部64に対してステー61を着脱自在としたもので
ある。
すなわち、第1可動筒63の係止部64を、パイプを折り曲
げて上横部64aと縦部64bと下横部64cとからなるコの字
状に形成し、その際に上横部64aを左右から押しつぶし
てその幅W1を他部64b,64cのパイプ径W2よりも幅狭に形
成している。一方、ステー41の被係止部65である水平偏
平部65aには孔部65bから一端縁にわたって開放する幅W3
の係脱スリット65cが形成される。この係脱スリット64c
の幅W3は、上横部幅W1よりもやや大で、またパイプ径W2
よりもかなり小に設定されている。したがって、ステー
61の取付けは、まずステー61の被係止部65を係止部64の
上横部64a上方に位置させ(F)、そして被係止部65を
下降して上横部64aに係脱スリット65cを嵌入させ、縦部
64bに孔部65bを嵌合させる(G)。これによりステー41
の被係止部65が第1可動筒63の係止部65に係止される。
この時、ステー61は縦部64bや下横部64cに対して孔部65
bを介して揺動(遊動)自在であり、またパイプ径W2
スリット幅W3の関係から脱落は阻止される。ステー61の
取り外しは前述の逆の作用で行える。
このような構成によれば、前記の実施例の効果に加え
て、ステー61の着脱を容易に行い得るので、破損したと
きの交換を容易に行うことができる。またステー61は本
体側と分離して塗装できることから、ジョイント部を含
めてむらなく塗装することができる。
上記実施例では物品搬送具として車輪5を有する台車形
式を示したが、これは物載せ枠4をパレット形状として
フォークリフト車で取扱う形式であってもよい。
考案の効果 以上に述べたごとく本考案によれば、物品の積み卸し時
に可動筒に吊り下げられた下方揺動位置のステーを、係
止歯と受歯との噛み合いを外して可動筒を外側に回転
し、係止歯と受歯とを再び噛み合わせることにより、開
放部外側に吊下げ状に位置させることができ、開放側縦
杆部間幅をいっぱいに使用できて物品の積み卸し作業に
ステーなどが障害になることもなく、幅広の物品の積み
卸しが容易に行える。また、可動筒の複数の係止歯を固
定筒の複数の受歯に噛み合わせておくことにより、可動
筒を任意の位置で強固係止することができ、ステーなど
に人や物品が衝突しても容易に回動するもなく所定位置
を保持できる。また固定筒を筒状としたことで、枠体の
縦杆部からの突起物もなく、接触することがあっても物
品の破損や作業員のけがを最小にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本考案の一実施例を示し、第1図およ
び第2図はステー取付部の分解斜視図および正面図、第
3図(a)(b)は可動筒の取付方法を示す平面図、第
4図は可動筒の側面図、第5図、第6図、第7図はそれ
ぞれ物品搬送具の全体を示す正面図、側面図、平面図、
第8図〜第10図は他の実施例を示し、第8図、第9図は
可動筒部分の分解斜視図および正面図、第10図は第9図
のX−X矢視図である。 4……物載せ台、11……後枠体、21,31……側枠体、22
b,32b……縦杆部、41……ステー、42……第1固定筒、4
3……第1可動筒、44……係止部、45……被係止部、46
……第1係止歯、47……第1受歯、54……係合部、55…
…被係合部、61……ステー、63……第1可動筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】物載せ枠上に、三枚の枠体を一面開放の平
    面視門形状に配設した物品搬送具において、相対向する
    一対の枠体の開放側縦杆部間に開閉自在なステーを配置
    し、このステーの一端部が揺動自在に連結されるととも
    に前記一方の枠体の縦杆部に回動自在でかつ昇降自在に
    外嵌された可動筒を設け、この可動筒の下端周部に複数
    の係止歯を形成し、この可動筒の下方で前記縦杆部に固
    定され上端周部に前記係止歯が係合可能な複数の受歯が
    形成された固定筒を設け、前記ステーの他端部に形成さ
    れた被係合部が係脱自在な係合部を他方の枠体の縦杆部
    に設けたことを特徴とする物品搬送具。
JP1989006562U 1989-01-24 1989-01-24 物品搬送具 Expired - Lifetime JPH0640104Y2 (ja)

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JP1989006562U JPH0640104Y2 (ja) 1989-01-24 1989-01-24 物品搬送具

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JPH0297231U JPH0297231U (ja) 1990-08-02
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JPH0196372U (ja) * 1987-12-21 1989-06-27

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