JPH0718703Y2 - トラックのコンテナ用昇降スタンド - Google Patents

トラックのコンテナ用昇降スタンド

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JPH0718703Y2
JPH0718703Y2 JP1988107793U JP10779388U JPH0718703Y2 JP H0718703 Y2 JPH0718703 Y2 JP H0718703Y2 JP 1988107793 U JP1988107793 U JP 1988107793U JP 10779388 U JP10779388 U JP 10779388U JP H0718703 Y2 JPH0718703 Y2 JP H0718703Y2
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container
truck
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JP1988107793U
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康成 計盛
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株式会社日本アルミ
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は農家等で使用されるトランクのコンテナ用昇降
スタンドに関する。
(従来技術) 従来、いちごや野菜等を栽培してから収穫物を市場に送
る場合、畑から収穫物をつみとった後すぐに予冷室に保
管しておくと収穫物の鮮度が低下せず、市場において収
穫物を他の同業者よりも有利に販売することができる。
そこで最近の農家では、トラックの荷台に積載すること
のできる予冷庫を購入して、その中に畑の収穫物を保管
するようにしている。
もっともトラックを予冷庫の運搬だけに使用することは
不経済なので、この予冷庫をトラックからおろすことが
できるようにして、家畜の運搬用のコンテナや農耕器具
を運搬するためのコンテナを積載できるようにしてい
る。
(考案が解決しようとする課題) ところがトラックから予冷庫等のコンテナをおろす場
合、従来は4〜6人がかりで予冷庫その他のコンテナを
担ぎ、所定の場所に運んでいた。そのために人手がかか
り、農作業に支障を来たすことになる。また100kgにも
及ぶコンテナをそのような方法でトラックからおろすこ
とは危険でもある。
また産業建設機の分野で、トラックからコンテナを下す
ための昇降機もあるが、農家が個人で購入するものとし
ては高価であり、また装置が大きすぎて小型トラックに
は不適当な場合も多い。しかも産業建設機の分野でも使
用されている昇降機をそのまま小型化しても場所を取
り、運搬や保管上不便である。
本考案は1〜2名で簡単且つ安全にコンテナをトラック
の荷台からおろすことができ、しかも不使用時の保管に
も場所を取らず、廉価なトラックのコンテナ用昇降スタ
ンドを提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案は、トラック10の荷台11に積載され且つ前後下端
部にトラックの左右に延びる姿で固定される両端開放の
1対の角パイプ13を備え荷台11の前後端部のコンテナ固
定金具14に連結されるコンテナを積み卸しする昇降スタ
ンドであって、荷台11の前後に延びる姿で荷台11の左右
に垂直に配置される梯子形状の1対の枠体21と、各枠体
21の前後両端部に固着される脚部22と、各脚部22の下端
部に固定されるブレーキ機構付キャスタ23と、各脚部22
の上端部に固定され上記角パイプ13に嵌合する逆L字形
のコンテナ保持部40と、各脚部22に設けられてこのコン
テナ保持部40の高さを調節する手動ジャッキ30、60を備
え、上記コンテナ保持部40は、上記角パイプ13の開口部
に向い突出する水平嵌合部41と、この水平嵌合部41がそ
れぞれ対応する角パイプ13に充分嵌合した時にコンテナ
に衝合するフランジ45と、フランジ45がコンテナに衝合
した時に水平嵌合部41と角パイプ13をロックするロック
部材50と、水平嵌合部41と脚部22の間に補強板46とを備
えていることを特徴とするトラックのコンテナ用昇降ス
タンドである。
(作用) ロック部材で水平嵌合部と角パイプとをロックすること
により、コンテナと昇降スタンドが一体的に連結されて
枠構造を構成する。
(実施例) 第1図に示すように、トラック10の荷台11には予冷庫12
(コンテナの一例)が積載されている。予冷庫12の下端
部には荷台11の左右方向(紙面の表裏方向)に延びる1
対の角パイプ13(第1図の左側に1個のみ図示)が例え
ば溶接等により固定されている。角パイプ13の両端部は
開放されている。14はコンテナ固定金具で、図外の車両
アオリ用ヒンジを利用してボルト15により予冷庫12の前
後左右の下端側部を荷台11に固定している。16はコンテ
ナ固定金具14を軸支するためのピンである。そして1対
の昇降スタンド20が荷台11の左右両側(トラック10の右
側のみ図示)に配置されている。
21は各昇降スタンド20の枠体で、アルミニウム等の軽金
属またはスチール製の丸パイプを梯子形状に溶接して構
成され、図示の通り垂直に寝かした姿勢で配置されてい
る。
各枠体21の前後両端部には、脚部22が溶着されている。
各脚部22は円筒形状の金属製部材で、その下端部にはキ
ャスタ23が固定されている。キャスタ23は荷台11の左右
前後方向のいずれにも移動するもので、ブレーキ機構を
有するものを採用している。
脚部22の上端部にはターンバックル形式の手動ジャッキ
30が連結されている。第1図の実施例においては、手動
ジャッキ30は脚部22の上端部に一体的に設けられる雄ね
じ31と、雄ねじ31の上端部に螺合する筒体32と、筒体32
の上端部に螺合する雄ねじ33とを備えている。雄ねじ31
と雄ねじ33は、互いに巻き方向が逆になっており、筒体
32が一方向(例えば路印R方向)に回転すると両者が筒
体32の外部へ突出し、反対方向へ回転すると筒体32の内
部へ突出するように設定される。さらに筒体32の中腹部
には、L字形のハンドル34が筒体32の側部に設けた挿通
孔35に嵌合しており、ハンドル34の端部を掴んでR方向
に回すと、雄ねじ33が上方(第1図の上側)へ突出す
る。これにより雄ねじ33の上部に一体に連続するコンテ
ナ保持部40の高さを調節することができる。
第2図に示すように、保持部40は鋼やステンレス鋼等の
金属製パイプまたはシャフトを、一端部(水平嵌合部4
1)が概ね水平に延びる逆L字形に溶接または屈曲させ
ることにより形成される。保持部40の水平嵌合部41は荷
台11の左右方向に延びており、それぞれ対応する角パイ
プ13の開口部を嵌合している。なお予冷庫12(第1図)
の下端側部には、矩形の当て板42がピン43によって固定
されており、保持部40の水平嵌合部41は、この当て板42
の挿通孔44を介して角パイプ13の開口部に嵌合してい
る。そして保持部40には、この当て板42と外側で当接す
る外向きのフランジ45が設けられており、この外向きフ
ランジ45と当て板42が当接することによって次に説明す
るトグルピン(ロック部材)50の位置決めが行われる。
46は保持部40の側部に溶着された補強板で、フランジ45
と一体的に形成されている。
トグルピン50は角パイプ13と水平嵌合部41とをロックす
るための部材で、第3図に示すように、軸部55の先端部
に縦割りの溝51を備えている。溝51内には板片状のスト
ッパ53がピン54を中心に回動自在に嵌まっている。そし
て53aの姿勢から孔内に差込むと、図外のばねによりピ
ン54を中心にストッパ53が回動して図示の通り軸部55と
直角な姿勢で静止し、角パイプ13と水平嵌合部41(いず
れも第1図、第2図)とをロックする。なおロック部材
としてはトグルピン50の他にも、ガチェット形式やピン
や周知のクランプ等、第1図、第2図の角パイプ13と水
平嵌合部41をロックできるものであればどのようなもの
を採用してもよい。
上記構造によると第4図に示すように、トラック10の荷
台11から予冷庫12をおろすには、トラック10を所定の位
置に停止させ、次に昇降スタンド20を荷台11の左右両側
に配置する。この時保持部40の水平嵌合部41が荷台11の
角パイプ13の開口部と同じ高さになるように予め手動ジ
ャッキ30を操作して調節しておく。本考案の昇降スタン
ド20は梯子形状の枠体21の両側に脚部22を固定したフレ
ーム形状なので、1〜2名でも簡単に上記作業を行なう
ことができる。
そして各脚部22の保持部40の水平嵌合部41を、それぞれ
対応する角パイプ13の開口部にフランジ45が当て板42に
当接する迄矢印A方向に嵌合させ、次にトグルピン50で
ロックする。これにより昇降スタンド20と予冷庫12は一
体的に連結される。
次にコンテナ固定金具14のボルト15(いずれも第1図)
を外し、荷台1から予冷庫12を下ろせるようにしてから
各手動ジャッキ30のハンドル34を矢印R方向に回して予
冷庫12を荷台11から持上げ、トラック10の後方に移動さ
せる。各脚部22の下端部にはキャスタ23が取付けられて
いるので、1〜2名の力で安全且つ簡単に予冷庫12を移
動させることができる。
昇降スタンド20を使用しない時は、トラック10の右側の
ものと左側のもの(図示せず)を重ね合せて倉庫に保管
しておけばよい。本考案の昇降スタンド20は梯子形状の
枠体21の両側に脚部22を固定したフレーム形状なので、
保管にも場所をとらず、しかもキャスタ23を備えている
ので運搬も簡単である。なお本考案の昇降スタンド20は
家畜用コンテナ、農耕器具を運搬するためのコンテナ等
をも積み卸しすることができ、予冷庫12のみに特定され
てない。
(考案の効果) 手動ジャッキ30、60を操作することにより、脚部22の上
端の保持部40の水平嵌合部41を角パイプ13に簡単に挿入
し、フランジ45がコンテナに衝合するまで充分挿入した
時、トグルピン50のようなロック機構で抜止めを施すこ
とができ、予冷庫12等のコンテナの保持が確実になる。
4隅の脚部22を同様に固定して手動ジャッキ30により脚
部22を荷台11の沈み代相当分程度延ばし、コンテナの荷
重を昇降スタンド20でほぼ支持した状態で、4隅のコン
テナ固定金具14をボルト15を抜くことによりコンテナか
ら荷台11を解放する。その時キャスタ23がブレーキ機構
付であるためコンテナの移動は阻止される。自動車を動
かして荷台11をコンテナから前方へ抜くと、そのままコ
ンテナを保持することもでき、キャスタ23のブレーキ機
構を解放することにより人手でコンテナの姿勢を変えて
整然と保管することもできる。昇降スタンド20を梯子形
状の枠体21に脚部22を固定し、補強板46、86を設けたの
で、丈夫になり、薄形のフレーム構造に構成できるの
で、不使用時の保管にも場所を取らず、全体が廉価にま
とまる。
(別の実施例) 第5図には本考案を採用することのできる別の手動ジャ
ッキ60を示している。
手動ジャッキ60は脚部71の下端部から下向きに広がる1
対の第1アーム61、62と、キャスタ72の上端部に軸支さ
れて上向きに広がる1対の第2アーム63、64とを備えて
いる。第1、第2アーム61〜64はそれぞれ対応する端部
がピン65、66により回動自在に連結されている。ピン6
5、66にはそれぞれ逆巻きの雌ねじ67、68が設けられて
おり、この雌ねじ67、68に概ね水平に延びるボルト69が
螺合している。ボルト69の端部にはハンドル70が取付け
られ、このハンドル70を一方向(例えば矢印R方向)に
回すと、両ピン65、66が互いにボルト69上で接近するの
で脚部71は第1、第2アーム61〜64に持上げられて上昇
する。これにより脚部71の上部に一体に連結する逆L字
形のコンテナ保持部80の高さを調節することができる。
なお第5図中、81は水平嵌合部、82は当て板、83はピ
ン、85は外向きフランジ、86は補強板で、これらの構造
は第1図、第2図、第4図で説明した実施例と同様であ
る。
第6図、第7図には第5図の前後ジャッキ60のボルト69
を、タイロッド75で連結することにより一体的に回動す
るように構成した昇降スタンド100の構造を示してい
る。
第6図、第7図の構造によるとハンドル70をR方向に回
動させることにより、前後の摺動ジャッキ60が同時に昇
降する。
第8図〜第10図は予冷庫12を搭載したトラック10に第6
図、第7図に示す昇降スタンド100を使用している例を
示している。
【図面の簡単な説明】
第1図はトラックの右側面で見た本考案の一部切欠き正
面略図、第2図は第1図のII矢視図、第3図は本考案を
採用することのできるトグルピン(ロック部材の一例)
の斜視図、第4図は第1図のIV−IV断面略図、第5図は
別の手動ジャッキの構造を示す本考案の側面略図、第6
図はさらに別の実施例を示すトラックの右側面で見た本
考案の一部切欠き正面略図、第7図は第6図のVII−VII
断面図、第8図は第6図、第7図の昇降スタンドを使用
しているトラックの平面図、第9図は第8図のIX矢視
図、第10図は第8図のX矢視図である。 10…トラック、11…荷台、12…予冷庫(コンテナの一
例)、13…角パイプ、20、100…昇降スタンド、21…枠
体、22、71…脚部、23、72…キャスタ、30、60…手動ジ
ャッキ、40、80…コンテナ保持部、41、81…水平嵌合
部、50…トグルピン(ロック部材の一例)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラック10の荷台11に積載され且つ前後下
    端部にトラックの左右に延びる姿で固定される両端開放
    の1対の角パイプ13を備え荷台11の前後端部のコンテナ
    固定金具14に連結されるコンテナを積み卸しする昇降ス
    タンドであって、荷台11の前後に延びる姿で荷台11の左
    右に垂直に配置される梯子形状の1対の枠体21と、各枠
    体21の前後両端部に固着される脚部22と、各脚部22の下
    端部に固定されるブレーキ機構付キャスタ23と、各脚部
    22の上端部に固定され上記角パイプ13に嵌合する逆L字
    形のコンテナ保持部40と、各脚部22に設けられてこのコ
    ンテナ保持部40の高さを調節する手動ジャッキ30、60を
    備え、上記コンテナ保持部40は、上記角パイプ13の開口
    部に向い突出する水平嵌合部41と、この水平嵌合部41が
    それぞれ対応する角パイプ13に充分嵌合した時にコンテ
    ナに衝合するフランジ45と、フランジ45がコンテナに衝
    合した時に水平嵌合部41と角パイプ13をロックするロッ
    ク部材50と、水平嵌合部41と脚部22の間の補強板46とを
    備えていることを特徴とするトラックのコンテナ用昇降
    スタンド。
JP1988107793U 1988-08-16 1988-08-16 トラックのコンテナ用昇降スタンド Expired - Lifetime JPH0718703Y2 (ja)

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