JP2548472Y2 - 物品搬送兼保管用台枠 - Google Patents

物品搬送兼保管用台枠

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JP2548472Y2
JP2548472Y2 JP1993031149U JP3114993U JP2548472Y2 JP 2548472 Y2 JP2548472 Y2 JP 2548472Y2 JP 1993031149 U JP1993031149 U JP 1993031149U JP 3114993 U JP3114993 U JP 3114993U JP 2548472 Y2 JP2548472 Y2 JP 2548472Y2
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尚 岡田
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株式会社斉川商店
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特公昭52ー4855
4号公報に掲載のラックを改良した物品搬送兼保管用台
枠に関し、特に、米、麦、小麦等の穀物類、みかん、栗
等の果実類、落花生、大豆等の豆類、砂利、土砂等の石
材類、その他、砂糖、塩、肥料、小麦粉等の粉類のよう
な袋詰状態で輸送可能とする物品を主たる対象とする新
しい輸送及び保管システムに適合するような改良を施し
たものである。
【0002】
【従来の技術】従来、袋詰物品の輸送は、物品収容の袋
を作業員が肩に担いで所定の集積所に運び、然る後、こ
れを再び担ぎ上げてトラック等に積み込む。 そして、
目的地に着いた際には、これを再び担いで荷下しすると
共に、所定の保管場所まで運ぶと言うような作業形態を
採ることを通例とした。 そして、袋内に収容された物
品の取り出しも、当該袋を例えば人力で逆さにしてし、
これに依り袋からの物品排出を図るものであった。
【0003】上述したような袋詰物品の輸送には、作業
員の人力に依る運搬行程が著しく多く、従って、現在の
ように重労働を嫌う風潮にあっては、作業員確保が極め
て困難とされる。 更に、このように人力に依存したも
のであると、作業性が悪く、流通コストが高騰化するこ
とを余儀なくされた。
【0004】このような従来に於ける問題点の解決化を
図るために、考案者は図10に示すような新しい輸送シ
ステムを開発した。 そして、当該輸送システムの実行
に用いる運搬具Aとして、図8に示すものを開発した。
すなわち、これの採用に基づき、内部に袋詰め物品を
積載すると共に、当該袋詰め物品の排出が、袋を逆様に
したり、運搬具内から取り出すこと無く可能化されるよ
うにしたものである。
【0005】すなわち、上記した運搬具Aは図8に示す
ように、底部に適宜移動用キャスターを設けて成る底板
3の四周に、背部格子枠1、右側部格子枠5、左側部格
子枠6、扉用格子枠9,10を夫々装設すると共に、当該
底板3の中央部分に、積載するコンテナーバッグBの口
部を位置させるための袋詰物品取り出し用口4を開設し
て成るものである。
【0006】そして当該システムはこのような運搬具A
に積載された袋詰め商品を、当該運搬具と共に一緒に搬
送し、当該袋内の物品取り出しは、その底板部に設けた
袋詰物品取り出し用口4から行うことにより、袋を担い
での移送、及び袋を逆さにしての物品取り出しと言うよ
うな力仕事的作業を排するようにしたものである。な
お、当該輸送システムに関しては、実施例において詳細
に説明する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記したシステムはあ
くまでも物品の運搬移送と言う観点で考案されたもので
ある。 従って、物品の移送に際しては、物品の袋詰め
作業及び運搬具に対する積載作業を、輸送前に直ちに行
わなければ成らず、また、移送先においても直ちに物品
の排出を行うものであった。
【0008】本考案は、上記したシステムを更に進歩さ
せ、袋詰め物品を運搬具に積載した状態での保管ができ
るようにしたことを特徴とするものである。 そして、
当該保管は例えば倉庫内に、多段的に積み重ねての保管
が許容化されるようにしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、リフトのフォ
ークが差し込まれて移送目的が達成されるようにした底
板(20)と、当該底板(20)の四隅から立ち上がる
2本の正面側柱杆(21)と、2本の背面側柱杆(2
2)と、当該2本の背面側柱杆の上端に架設した後部上
枠杆(23)と、左右対称的に位置する正面側柱杆(2
1)と背面側柱杆(22)との上端に架設されかつ上面
が山形状に形成した側杆(24)とから成り、かつ縦方
向に積み上げ及び積み重ねが可能化されるように構成し
た台枠において、上記した底板(20)の中央部に物品
取出し用口(25)を開設し、更に、2本の背面側柱杆
(22)と、当該2本の背面側柱杆の上端に架設した後
部上枠杆(23)とで形成される矩形枠部分にして、背
面側柱杆(22)と後部上枠杆(23)との杆幅で構成
される矩形状空間内に位置するように、X状に組まれた
筋交い杆(22)を固設し、更に、底板(20)の正面
側上縁に対して、当該底板(20)に対して重合可能と
する大きさを具えかつ重合時に当該底板に開設の物品取
出し用口(25)に対して合致する物品取り出し案内口
(28)を開設して成る案内板(27)を、起伏自在取
り付けたことを特徴とする物品搬送兼保管用台枠に係る
ものである。
【0010】
【実施例】図1乃至図7は本考案に係る物品搬送兼保管
用台枠を表したものである。 そして、図に示されてい
る台枠Mであるが、これは、リフトのフォークが差し込
まれて移送目的が達成されるようにした底板20と、当
該底板20の四隅から立ち上がる2本の正面側柱杆21
と、2本の背面側柱杆22と、当該2本の背面側柱杆の
上端に架設した後部上枠杆23と、左右対称的に位置す
る正面側柱杆21と背面側柱杆22との上端に架設され
かつ上面が山形状に形成した側杆24とから成るもので
ある。 すなわち、台枠Mは正面側が開放されたラック
状に構成されている。
【0011】そして、当該台枠Mは、山形状に形成した
側杆24上に、底板20の下面を合致係合させることに
依って、上下方向に積重ね可能とするように構成してあ
る。更に、各台枠Mは不使用時にはこれを密に重ね合わ
せておくことができるような形態に構成してある。
【0012】ところで、台枠Mの上記したような構成自
体は、実公昭52ー48554号公報に掲載された公知
の技術に属するものである。 そして本考案は、当該台
枠Mに対して下記のような新たな構成を付加するような
改良を施したものである。
【0013】25は底板20の中央部に開設した物品取
出し用口であって、通常は開閉自在な蓋板26で閉鎖さ
れている。 25aは当該蓋板26を開閉自在に支持し
ている蝶番である。
【0014】27は前記底板20に対して重合可能とす
る大きさを具えた案内板であって、底板20の正面側上
縁に対して起伏自在に取り付けてある。 27aは当該
案内板27を開閉自在に支持している蝶番である。 そ
して、当該案内板27は、これを底板20と重合合致す
るように倒した際に、底板20に設けられている前記し
た物品取出し用口25と合致させるための物品取り出し
案内口28が設けられている。 29は当該案内口28
に設けた開閉蓋、29aは当該開閉蓋を下面側から開閉
自在に支持している蝶番である。
【0015】30は筋交い杆であって、2本の背面側柱
杆22と、当該2本の背面側柱杆の上端に架設した後部
上枠杆23とで形成される矩形枠部分に、当該筋交い杆
30をX状に組むことに依り、台枠Mの強力なる補強効
果が奏せられるように構成してある。 また、当該筋交
い杆30の取付けは、背面側柱杆22と後部上枠杆23
との杆幅で構成される矩形状空間内に位置するように、
すなわち、前後方向に突出しないような形態で設けられ
ている。 これに依り、当該筋交い杆30の存在が、前
記したような台枠Mの重ね合わせての保管を邪魔するよ
うな突出物化しないように構成されることとなる。
【0016】31は引っ掛け用上位側フックであって、
台枠Mの上方部分の四隅寄りに内外両面側方向に突出し
ないように取り付けてある。 32は引っ掛け用下位側
フックであって、台枠Mの下方部分の四隅寄りに内外両
面側方向に突出しないように取り付けてある。 そし
て、当該両フック31,32は、図5に示すように台枠
Mに物品収納の大型な袋Wを積載した場合に、当該袋W
の安定を図るための掛け紐を引っ掛けておくためのもの
である。
【0017】図8は上記した本考案に係る台枠Mに対す
る一つの積載対象とする運搬具Aを示したものであっ
て、下記のように構成されている。1は背面部格子枠で
あって、その下端両側部には、底板支持用後部板片1a,1
aが水平に固設してある。 そして、当該後部板片1a,1a
の下面には移動用キャスター2が装着されている。
【0018】3は底板であって、上記背面部格子枠1の
下端縁に対し、その基端縁において起伏自在に枢支して
ある。 4は該底板3の中央部分に開設した袋詰物品取
り出し用口であって、後述するコンテナバックBの口部
を位置させるためのものである。
【0019】5は右側部格子枠、6は左側部格子枠であ
って、前記した背面部格子枠1の側部に夫々開閉自在に
枢支してある。 5aは右側部格子枠5の先端部下縁に対
して水平に固設した底板支持用固定板、6aは右側部格子
枠6の先端部下縁に対して水平に固設した底板支持用前
部板片であって、当該両板片の下面には夫々移動用キャ
スター7,8が装着されている。
【0020】9及び10は観音開き状に開閉される扉用
格子枠であって、上記した右側部格子枠5及び左側部格
子枠6の前端縁に対して夫々開閉自在に枢支してある。
11は閉鎖用水平杆であって、当該両扉用格子枠9,1
0を閉鎖状態に保持するためのものである。
【0021】図3は図1に示すような組立て状態にある
本考案を、扁平状態に折り畳むための折り畳み過程を示
したものである。すなわち、後部板片1a,1a及び前部板
片5a,6a上に水平状態で支持されている底板3を、背面
部格子枠1と合致させるように後方側に立上がらせて折
り畳む。次に、扉用格子枠9,10を夫々の側部格子枠
5,6の正面側に対して重合するようにして折り畳む。
然る後、当該両側部格子枠5,6を、それぞれ背面部
格子枠1と合致させるように折り畳めば、本考案に係る
運搬具は扁平状に転化され、保管または回収的移送等の
便が図られる。
【0022】12は鉤片であって、下記するコンテナー
バッグBを、内部に收装した状態で釣り下げ固定してお
くためのものであり、背面部格子枠1、右側部格子枠
5、左側部格子枠6の各上縁寄り所要個所に設けてあ
る。
【0023】図9はコンテナバックBを示し、これは、
フレキシブルな袋本体pの上面側に物品収容口qを形成
すると共に、当該袋本体pの下面側には物品排出口rを
形成してある。 そして、当該物品排出口rは通常は閉
鎖状態に保っておき、物品取り出しに際してのみ、これ
を開放するように構成してある。 そして、上記した物
品収容口qは、物品の収容後は閉鎖状態に保っておくも
のである。
【0024】なお、当該コンテナバックBは前記した運
搬具A内に積載して使用に供するものである。 この
時、物品排出口rを前記した底板3の中央部分に開設し
た袋詰物品取り出し用口4に位置させておく。
【0025】なお、図示の実施例にあっては、運搬具A
を構成する背部格子枠1、右側部格子枠5、左側部格子
枠6、扉用格子枠9,10の各横桟を構成するフラットバ
ーMを、夫々の縦桟Nの内側に取り付けるように構成し
てある。 これに依り、上記したバングBが膨出して
も、縦桟Nの内側に留まり、これが外面から突出するこ
とによる、当該バッグの切損発生と言うような事態を回
避するようにしてある。
【0026】上記した運搬具Aは、主として図10に示
すような流れを有する輸送システムに用いられるもので
ある。 以下、当該輸送システムについて説明する。図
10図中の(a)は、コンテナバックB内に、その上面
に設けられている物品収容口pから、所要の物品を収納
する行程を示したものである。 なお、図面に於いては
ホッパーCを用いて物品収納を図っているが、手作業で
行っても良い。 また、コンテナバック内に対する収容
対象物品としては、米、麦、小麦等の穀物類、みかん、
栗等の果実類、落花生、大豆等の豆類、砂利、土砂等の
石類、その他、砂糖、塩、肥料、小麦粉等の粉類が挙げ
られる。
【0027】上記のようにしてコンテナバックB内に所
要の物品を充填した後は、図10中の(b)に示すよう
に、当該コンテナバッグBの物品収容口pを閉じる。
そして、この状態で倉庫等に入れて保管する。 当該倉
庫までの移動は、本考案に係る運搬具Aを介して行ない
かつ当該運搬具Aはキャスターを具えているため、その
移動は手押しに基づき極めて簡便に行われる。 すなわ
ち、従来のように、作業員が担いで行う必要がない。
【0028】物品の移送に際しては、運搬具Aごと移送
用集積場まで手押しで移動させると共に、トラックDに
対して積載する。(図10のc) そして、当該積載も
運搬具Aごと行うものである。 そして、その積込も、
トラックに備付きのリフトを用いることに依り、極めて
簡便に行われる。
【0029】トラックに依り目的地に着いた場合は、図
10中の(d)に示すように、トラックから運搬具ごと
降ろす。 このような荷降しに際しても、トラックに備
付けのリフトを用いることにより、力仕事的苦痛を要す
ること無く、極めて簡便かつ迅速に成される。 荷降し
後の物品は、運搬具Aを押して所定の場所に移動させ
る。
【0030】収容物品の取り出しに際しては、図10中
の(e)に示すように運搬具Aをクレーン等でやゝ吊り
上げ、然る後、コンテナバッグBの物品排出口rを開け
ば、収容物品は当該排出口rから落下するごとく取り出
されることとなる。 そして、当該取り出しは、運搬具
Aの底板3に開設した袋詰物品取り出し用口4の存在に
依り、当該底板3存在が物品取り出しを阻害しない。
すなわち、運搬具Aの下面からの物品取り出しが許容化
される訳である。
【0031】上記した物品取り出しに際して、吊り上げ
られた運搬具Aの真下にコンベアーEを位置させておけ
ば、取り出された物品は当該コンベアーEを介して所定
の場所に自動的に搬送されることとなる。
【0032】図10中の(f)は前記したようにクレー
ン等を介して運搬具Aを吊り上げることなく、コンベア
ーEを配設した搬送用溝Fを跨がせるように位置させた
状態で、コンテナバッグBの物品排出口rを開き、収容
物品を当該コンベアーE上に落下させて、その搬送を図
るようにしたものである。
【0033】本考案は下記のようにして使用に供され
る。 まず、所要の物品を詰めたコンテナバックBの物
品排出口rを、底板3の中央部分に開設した袋詰物品取
り出し用口4に位置させた状態にある運搬具Aを、本考
案に係る本考案に係る台枠M上に搭載する。 この作業
は、図1および図2に示すように、案内板27を開いた
状態で行う。 これに依り当該案内板27はスロープ面
を形成することとなり、従って、運搬具Aの搭載は、そ
のキャスターに基づき極めて容易に達成される。
【0034】また、上記した運搬具Aの搭載であるが、
その袋詰物品取り出し用口4が、本考案に係る台枠Mに
おける物品取り出し用口25に合致させておく。 そし
て、案内板27はこれを図3に示すように垂直状に立ち
上がらせて固定しておくことに依り、搭載された運搬具
Aに対する安定用ガード板としての機能が果たされる。
【0035】このような搭載状態において、台枠Mはフ
ォークリフトを用いて移送に供するが、直ぐに必要ない
場合は、倉庫等に積み上げて保管しておく。 そして、
必要時には、フォークリフトを貨物自動車に積載し、目
的地への移送を行う。
【0036】目的地に着いた際は、運搬具Aを台枠Mか
ら引き出して、既述したような図10に示システムでの
物品取り出し処理を行うわけである。 然し乍、本考案
においては、このような運搬具Aを引き出しての取り出
し以外、台枠Mにおける物品取り出し用口25を開くこ
とに依って、運搬具Aを移動させること無く取り出し作
業を行うことができる。
【0037】更に、本考案は図5に示すように、極めて
大きなコンテナバッグL内に物品を収容し、これを台枠
M上に搭載する。 この時、当該コンテナバッグLの下
面に設けられている物品排出口を、台枠Mの底板に開設
した物品取り出し口25に合致させておく。 この状態
で、台枠はMは前記したような倉庫等での積み重ね状態
での保管、並びに、出荷に際しては、当該台枠Mごと輸
送しされる。 そして、当該コンテナバッグLからの物
品取り出しは、台枠Mの底板に開設した物品取り出し口
25から行われる。
【0038】なお、このようなコンテナバックLを用い
ての移送時、または、前記したような運搬具Aに依る移
送時、既述したような案内板27に依る安定用ガード板
としての機能を必要としない場合、当該案内板27を図
4に示すように底板20上に倒しておく。 そして、当
該案内板27に設けられている案内口28を開蓋させる
ことに依り、台枠Mの底板に開設した物品取り出し口2
5と合致させておく。これに依り、当該案内板27の存
在が、前記したような物品排出を阻害することがない。
【0039】なお、台枠Mの底板に開設した物品取り出
し口25と、案内板27に開設した案内口28は、前記
したように、下方から物品を取り出すようなシステム採
用時に利用されるものであり、通常の物品の積載移送に
際しては全く不必要である。従って、このような使用形
態の場合、物品取り出し口25と案内口28は、夫々蓋
板26と開閉板29に依って閉鎖状態に保っておくてお
く。
【0040】また、本考案の不使用時には、図6に示す
ように縦方向に積み重ねて保管しておくことができるた
め、これに要するスペースが極めて合理化される。
【0041】更に本考案は、前記したように物品取り出
し口25を用いることによって、運搬具Aまたはコンテ
ナバックLの利用に基づく搬送に従事させる以外、当該
物品取り出し口25を閉鎖することに依り、図7に示す
ような各種の搬送品を積載し、これを同図に示すように
積み重ねておきことに依り、倉庫等の保管業務に従事さ
せることができ、そして、当該保管状態から直ちに移送
業務にうつることができる。
【0042】
【考案の効果】本考案は、リフトのフォークが差し込ま
れて移送目的が達成されるようにした底板20と、当該
底板20の四隅から立ち上がる2本の正面側柱杆21
と、2本の背面側柱杆22と、当該2本の背面側柱杆の
上端に架設した後部上枠杆23と、左右対称的に位置す
る正面側柱杆21と背面側柱杆22との上端に架設され
かつ上面が山形状に形成した側杆24とから成り、かつ
縦方向に積み上げ及び積み重ねが可能化されるように構
成した台枠において、上記した底板20の中央部に物品
取出し用口25を開設し、更に、2本の背面側柱杆22
と、当該2本の背面側柱杆の上端に架設した後部上枠杆
23とで形成される矩形枠部分にして、背面側柱杆22
と後部上枠杆23との杆幅で構成される矩形状空間内に
位置するように、X状に組まれた筋交い杆22を固設す
るように構成したから、既述したような図10に示す輸
送システムの採用と同じに、物品を積載した状態での倉
庫内等での保管、それも縦方向に所要段数積み上げての
保管が可能化される。 従って、本考案に依れば保管業
務と搬送業務とを一連化することができ、かつその作業
には人力を殆ど要しないため、大重量荷物等に対する極
めて合理的管理と、重労働性の解除が図られる。
【0043】また、本考案は2本の背面側柱杆22と、
当該2本の背面側柱杆の上端に架設した後部上枠杆23
とで形成される矩形枠部分にして、背面側柱杆22と後
部上枠杆23との杆幅で構成される矩形状空間内に位置
するように、X状に組まれた筋交い杆22を固設するよ
うに構成したから、台枠Aの全体、特に背面部分が補強
され、従って、重量物を載置した状態での輸送時、例え
ば急ブレーキを掛けて当該重量物が背面部分に衝接して
も、充分なる強度的耐性を奏することとなる。そして、
多数の台枠を縦方向に積み重ねても、充分なる強度を具
えたものとされる。
【0044】更に本考案は、底板20の正面側上縁に対
して、当該底板20に対して重合可能とする大きさを具
えかつ重合時に当該板に開設の物品取出し用口25に
対して合致する物品取り出し案内口28を開設して成る
案内板27を、起伏自在取り付けるように構成すること
に依り、当該案内板20がキャスター付き運搬具を用い
た場合における案内用スロープとしての役割を果たし、
また、これを垂直状に立ち上がらせておくことに依り、
積載物に対する安定用または落下防止用ガード板として
の役割を果たすことと成る。
【0045】また、本考案は、底板20の中央部に開設
した物品取出し用口25に対して、開閉自在な蓋板26
を設けると共に、案内板27に開設した物品取り出し案
内口28に対して、開閉自在な開閉蓋29を設けるよう
に構成することに依り、本考案に係る台枠は、既述した
ように底部からの物品取り出しと言うようシステム実施
用としての専用台枠としての利用以外、物品移送及び保
管用たる通常の台枠としての利用が図られる。
【0046】結局、本考案に依れば、輸送及び保管業務
にあたり、肉体労働力の解消(積み降ろし作業等)を図
ることができるため、人手不足の解消(若者に魅力ある
労働を推奨に基づく)、高齢者の雇用をが可能化され
る。 そして、生産性の向上に基づき週休2日制の実施
が図られ、労働時間の短縮化に貢献することと成る。
【0047】更に、上記に基づく人件費の節減と、輸送
及び保管業務上において大幅なコストダウンを図ること
ができるため、経済効率が向上され流通経費の節減化に
大きく貢献する。
【0048】また、大規模農業に伴う施設(カントリー
エレベーター、ライスセンター等)の設置に対応できる
ため、生産性の向上、検査効率の向上等が図られる。
【0049】更に本考案に依れば、適正かつ整然たる商
品の保管、及び、破損、乱袋、荷崩れ、等を防ぎ安全管
理の向上が図られるため、倉庫管理の合理化が果たされ
る。
【0050】また、コンテナーバッグは繰り返して使用
可能とされるため、これの節約化が図られることと成
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】案内板27を伸ばした状態にある本考案の斜視
図である。
【図2】図1における縦断側面図である。
【図3】案内板27を直立させた状態にある本考案の斜
視図である。
【図4】案内板27を底板20上に重合させた状態にあ
る本考案の斜視図である。
【図5】大型のコンテナバックLを積載した状態を示す
本考案の斜視図である。
【図6】不使用時において縦方向に重合合致化させた状
態にある本考案の斜視図である。
【図7】本考案に依る荷物の積み重ねての保管形態の一
例を表した斜視図である。
【図8】本考案の実施に用いる運搬具の一例を表した斜
視図である。
【図9】本考案の実施に用いるコンテナバッグの一例を
表した斜視図である。
【図10】本考案を用いて実施する輸送システムを表し
た行程図である。
【符号の説明】
M 台枠 20 底板 21 正面側柱杆 22 背面側柱杆 23 後部上枠杆 24 側杆 25 物品取出し用口 25a 蝶番 26 蓋板 27 案内板 27a 蝶番 28 物品取り出し案内口 29 開閉蓋 29a 蝶番 30 筋交い杆 31 引っ掛け用上位フック 32 引っ掛け用下位フック A 運搬具 4 物品取り出し用口 B コンテナバック r 物品排出口

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフトのフォークが差し込まれて移送目
    的が達成されるようにした底板(20)と、当該底板
    (20)の四隅から立ち上がる2本の正面側柱杆(2
    1)と、2本の背面側柱杆(22)と、当該2本の背面
    側柱杆の上端に架設した後部上枠杆(23)と、左右対
    称的に位置する正面側柱杆(21)と背面側柱杆(2
    2)との上端に架設されかつ上面が山形状に形成した側
    杆(24)とから成り、かつ縦方向に積み上げ及び積み
    重ねが可能化されるように構成した台枠において、上記
    した底板(20)の中央部に物品取出し用口(25)を
    開設し、更に、2本の背面側柱杆(22)と、当該2本
    の背面側柱杆の上端に架設した後部上枠杆(23)とで
    形成される矩形枠部分にして、背面側柱杆(22)と後
    部上枠杆(23)との杆幅で構成される矩形状空間内に
    位置するように、X状に組まれた筋交い杆(22)を固
    設し、更に、底板(20)の正面側上縁に対して、当該
    底板(20)に対して重合可能とする大きさを具えかつ
    重合時に当該底板に開設の物品取出し用口(25)に対
    して合致する物品取り出し案内口(28)を開設して成
    る案内板(27)を、起伏自在取り付けたことを特徴と
    する物品搬送兼保管用台枠。
  2. 【請求項2】 底板(20)の中央部に開設した物品取
    出し用口(25)に対して、開閉自在な蓋板(26)を
    設けて成る請求項1に記載の物品搬送兼保管用台枠。
  3. 【請求項3】 案内板(27)に開設した物品取り出し
    案内口(28)に対して、開閉自在な開閉蓋(29)を
    設けて成る請求項1または請求項2に記載の物品搬送兼
    保管用台枠。
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JPS5628936U (ja) * 1979-08-11 1981-03-18
JPH0628476Y2 (ja) * 1988-08-08 1994-08-03 日本物流株式会社 フレームパレット

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