JPH0685229U - 物品搬送兼保管用台枠 - Google Patents

物品搬送兼保管用台枠

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JPH0685229U
JPH0685229U JP3114993U JP3114993U JPH0685229U JP H0685229 U JPH0685229 U JP H0685229U JP 3114993 U JP3114993 U JP 3114993U JP 3114993 U JP3114993 U JP 3114993U JP H0685229 U JPH0685229 U JP H0685229U
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尚 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実公昭52ー48554号公報に掲載のラッ
クを改良した物品搬送兼保管用台枠に関し、袋詰状態で
輸送可能とする物品を主たる対象とする新しい輸送シス
テムと保管システムに適合するような改良を施したもの
である。 【構成】 底板20と、当該底板20の四隅から立ち上
がる正面側柱杆21及び背面側柱杆22と、背面側柱杆
の上端に架設した後部上枠杆23と、正面側柱杆21と
背面側柱杆22との上端に架設されかつ上面が山形状に
形成した側杆24とから成り、底板20の中央部に物品
取出し用口25を開設し、更に、背面側柱杆22と後部
上枠杆23との杆幅で構成される矩形状空間内に位置す
るように、X状に組まれた筋交い杆22を固設した物品
搬送兼保管用台枠。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、実公昭52ー48554号公報に掲載のラックを改良した物品搬送 兼保管用台枠に関し、特に、米、麦、小麦等の穀物類、みかん、栗等の果実類、 落花生、大豆等の豆類、砂利、土砂等の石材類、その他、砂糖、塩、肥料、小麦 粉等の粉類のような袋詰状態で輸送可能とする物品を主たる対象とする新しい輸 送及び保管システムに適合するような改良を施したものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、袋詰物品の輸送は、物品収容の袋を作業員が肩に担いで所定の集積所に 運び、然る後、これを再び担ぎ上げてトラック等に積み込む。 そして、目的地 に着いた際には、これを再び担いで荷下しすると共に、所定の保管場所まで運ぶ と言うような作業形態を採ることを通例とした。 そして、袋内に収容された物 品の取り出しも、当該袋を例えば人力で逆さにしてし、これに依り袋からの物品 排出を図るものであった。
【0003】 上述したような袋詰物品の輸送には、作業員の人力に依る運搬行程が著しく多 く、従って、現在のように重労働を嫌う風潮にあっては、作業員確保が極めて困 難とされる。 更に、このように人力に依存したものであると、作業性が悪く、 流通コストが高騰化することを余儀なくされた。
【0004】 このような従来に於ける問題点の解決化を図るために、考案者は図10に示す ような新しい輸送システムを開発した。 そして、当該輸送システムの実行に用 いる運搬具Aとして、図8に示すものを開発した。 すなわち、これの採用に基 づき、内部に袋詰め物品を積載すると共に、当該袋詰め物品の排出が、袋を逆様 にしたり、運搬具内から取り出すこと無く可能化されるようにしたものである。
【0005】 すなわち、上記した運搬具Aは図8に示すように、底部に適宜移動用キャスタ ーを設けて成る底板3の四周に、背部格子枠1、右側部格子枠5、左側部格子枠 6、扉用格子枠9,10を夫々装設すると共に、当該底板3の中央部分に、積載す るコンテナーバッグBの口部を位置させるための袋詰物品取り出し用口4を開設 して成るものである。
【0006】 そして当該システムはこのような運搬具Aに積載された袋詰め商品を、当該運 搬具と共に一緒に搬送し、当該袋内の物品取り出しは、その底板部に設けた袋詰 物品取り出し用口4から行うことにより、袋を担いでの移送、及び袋を逆さにし ての物品取り出しと言うような力仕事的作業を排するようにしたものである。 なお、当該輸送システムに関しては、実施例において詳細に説明する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記したシステムはあくまでも物品の運搬移送と言う観点で考案されたもので ある。 従って、物品の移送に際しては、物品の袋詰め作業及び運搬具に対する 積載作業を、輸送前に直ちに行わなければ成らず、また、移送先においても直ち に物品の排出を行うものであった。
【0008】 本考案は、上記したシステムを更に進歩させ、袋詰め物品を運搬具に積載した 状態での保管ができるようにしたことを特徴とするものである。 そして、当該 保管は例えば倉庫内に、多段的に積み重ねての保管が許容化されるようにしたも のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、リフトのフォークが差し込まれて移送目的が達成されるようにした 底板20と、当該底板20の四隅から立ち上がる2本の正面側柱杆21と、2本 の背面側柱杆22と、当該2本の背面側柱杆の上端に架設した後部上枠杆23と 、左右対称的に位置する正面側柱杆21と背面側柱杆22との上端に架設されか つ上面が山形状に形成した側杆24とから成り、かつ縦方向に積み上げ及び積み 重ねが可能化されるように構成した台枠において、上記した底板20の中央部に 開設し、更に、2本の背面側柱杆22と、当該2本の背面側柱杆の上端に架設し た後部上枠杆23とで形成される矩形枠部分にして、背面側柱杆22と後部上枠 杆23との杆幅で構成される矩形状空間内に位置するように、X状に組まれた筋 交い杆22を固設したことを特徴とする物品搬送兼保管用台枠に係るものである 。
【0010】
【実施例】
図1乃至図7は本考案に係る物品搬送兼保管用台枠を表したものである。 そ して、図に示されている台枠Mであるが、これは、リフトのフォークが差し込ま れて移送目的が達成されるようにした底板20と、当該底板20の四隅から立ち 上がる2本の正面側柱杆21と、2本の背面側柱杆22と、当該2本の背面側柱 杆の上端に架設した後部上枠杆23と、左右対称的に位置する正面側柱杆21と 背面側柱杆22との上端に架設されかつ上面が山形状に形成した側杆24とから 成るものである。 すなわち、台枠Mは正面側が開放されたラック状に構成され ている。
【0011】 そして、当該台枠Mは、山形状に形成した側杆24上に、底板20の下面を合 致係合させることに依って、上下方向に積重ね可能とするように構成してある。 更に、各台枠Mは不使用時にはこれを密に重ね合わせておくことができるよう な形態に構成してある。
【0012】 ところで、台枠Mの上記したような構成自体は、実公昭52ー48554号公 報に掲載された公知の技術に属するものである。 そして本考案は、当該台枠M に対して下記のような新たな構成を付加するような改良を施したものである。
【0013】 25は底板20の中央部に開設した物品取出し用口であって、通常は開閉自在 な蓋板26で閉鎖されている。 25aは当該蓋板26を開閉自在に支持してい る蝶番である。
【0014】 27は前記底板20に対して重合可能とする大きさを具えた案内板であって、 底板20の正面側上縁に対して起伏自在に取り付けてある。 27aは当該案内 板27を開閉自在に支持している蝶番である。 そして、当該案内板27は、こ れを底板20と重合合致するように倒した際に、底板20に設けられている前記 した物品取出し用口25と合致させるための物品取り出し案内口28が設けられ ている。 29は当該案内口28に設けた開閉蓋、29aは当該開閉蓋を下面側 から開閉自在に支持している蝶番である。
【0015】 30は筋交い杆であって、2本の背面側柱杆22と、当該2本の背面側柱杆の 上端に架設した後部上枠杆23とで形成される矩形枠部分に、当該筋交い杆30 をX状に組むことに依り、台枠Mの強力なる補強効果が奏せられるように構成し てある。 また、当該筋交い杆30の取付けは、背面側柱杆22と後部上枠杆2 3との杆幅で構成される矩形状空間内に位置するように、すなわち、前後方向に 突出しないような形態で設けられている。 これに依り、当該筋交い杆30の存 在が、前記したような台枠Mの重ね合わせての保管を邪魔するような突出物化し ないように構成されることとなる。
【0016】 31は引っ掛け用上位側フックであって、台枠Mの上方部分の四隅寄りに内外 両面側方向に突出しないように取り付けてある。 32は引っ掛け用下位側フッ クであって、台枠Mの下方部分の四隅寄りに内外両面側方向に突出しないように 取り付けてある。 そして、当該両フック31,32は、図5に示すように台枠 Mに物品収納の大型な袋Wを積載した場合に、当該袋Wの安定を図るための掛け 紐を引っ掛けておくためのものである。
【0017】 図8は上記した本考案に係る台枠Mに対する一つの積載対象とする運搬具Aを 示したものであって、下記のように構成されている。 1は背面部格子枠であって、その下端両側部には、底板支持用後部板片1a,1a が水平に固設してある。 そして、当該後部板片1a,1aの下面には移動用キャス ター2が装着されている。
【0018】 3は底板であって、上記背面部格子枠1の下端縁に対し、その基端縁において 起伏自在に枢支してある。 4は該底板3の中央部分に開設した袋詰物品取り出 し用口であって、後述するコンテナバックBの口部を位置させるためのものであ る。
【0019】 5は右側部格子枠、6は左側部格子枠であって、前記した背面部格子枠1の側 部に夫々開閉自在に枢支してある。 5aは右側部格子枠5の先端部下縁に対して 水平に固設した底板支持用固定板、6aは右側部格子枠6の先端部下縁に対して水 平に固設した底板支持用前部板片であって、当該両板片の下面には夫々移動用キ ャスター7,8が装着されている。
【0020】 9及び10は観音開き状に開閉される扉用格子枠であって、上記した右側部格 子枠5及び左側部格子枠6の前端縁に対して夫々開閉自在に枢支してある。 11は閉鎖用水平杆であって、当該両扉用格子枠9,10を閉鎖状態に保持す るためのものである。
【0021】 図3は図1に示すような組立て状態にある本考案を、扁平状態に折り畳むため の折り畳み過程を示したものである。 すなわち、後部板片1a,1a及び前部板片5a,6a上に水平状態で支持されている底 板3を、背面部格子枠1と合致させるように後方側に立上がらせて折り畳む。 次に、扉用格子枠9,10を夫々の側部格子枠5,6の正面側に対して重合する ようにして折り畳む。 然る後、当該両側部格子枠5,6を、それぞれ背面部格 子枠1と合致させるように折り畳めば、本考案に係る運搬具は扁平状に転化され 、保管または回収的移送等の便が図られる。
【0022】 12は鉤片であって、下記するコンテナーバッグBを、内部に收装した状態で 釣り下げ固定しておくためのものであり、背面部格子枠1、右側部格子枠5、左 側部格子枠6の各上縁寄り所要個所に設けてある。
【0023】 図9はコンテナバックBを示し、これは、フレキシブルな袋本体pの上面側に 物品収容口qを形成すると共に、当該袋本体pの下面側には物品排出口rを形成 してある。 そして、当該物品排出口rは通常は閉鎖状態に保っておき、物品取 り出しに際してのみ、これを開放するように構成してある。 そして、上記した 物品収容口qは、物品の収容後は閉鎖状態に保っておくものである。
【0024】 なお、当該コンテナバックBは前記した運搬具A内に積載して使用に供するも のである。 この時、物品排出口rを前記した底板3の中央部分に開設した袋詰 物品取り出し用口4に位置させておく。
【0025】 なお、図示の実施例にあっては、運搬具Aを構成する背部格子枠1、右側部格 子枠5、左側部格子枠6、扉用格子枠9,10の各横桟を構成するフラットバーM を、夫々の縦桟Nの内側に取り付けるように構成してある。 これに依り、上記 したバングBが膨出しても、縦桟Nの内側に留まり、これが外面から突出するこ とによる、当該バッグの切損発生と言うような事態を回避するようにしてある。
【0026】 上記した運搬具Aは、主として図10に示すような流れを有する輸送システム に用いられるものである。 以下、当該輸送システムについて説明する。 図10図中の(a)は、コンテナバックB内に、その上面に設けられている物 品収容口pから、所要の物品を収納する行程を示したものである。 なお、図面 に於いてはホッパーCを用いて物品収納を図っているが、手作業で行っても良い 。 また、コンテナバック内に対する収容対象物品としては、米、麦、小麦等の 穀物類、みかん、栗等の果実類、落花生、大豆等の豆類、砂利、土砂等の石類、 その他、砂糖、塩、肥料、小麦粉等の粉類が挙げられる。
【0027】 上記のようにしてコンテナバックB内に所要の物品を充填した後は、図10中 の(b)に示すように、当該コンテナバッグBの物品収容口pを閉じる。 そし て、この状態で倉庫等に入れて保管する。 当該倉庫までの移動は、本考案に係 る運搬具Aを介して行ないかつ当該運搬具Aはキャスターを具えているため、そ の移動は手押しに基づき極めて簡便に行われる。 すなわち、従来のように、作 業員が担いで行う必要がない。
【0028】 物品の移送に際しては、運搬具Aごと移送用集積場まで手押しで移動させると 共に、トラックDに対して積載する。(図10のc) そして、当該積載も運搬 具Aごと行うものである。 そして、その積込も、トラックに備付きのリフトを 用いることに依り、極めて簡便に行われる。
【0029】 トラックに依り目的地に着いた場合は、図10中の(d)に示すように、トラ ックから運搬具ごと降ろす。 このような荷降しに際しても、トラックに備付け のリフトを用いることにより、力仕事的苦痛を要すること無く、極めて簡便かつ 迅速に成される。 荷降し後の物品は、運搬具Aを押して所定の場所に移動させ る。
【0030】 収容物品の取り出しに際しては、図10中の(e)に示すように運搬具Aをク レーン等でやゝ吊り上げ、然る後、コンテナバッグBの物品排出口rを開けば、 収容物品は当該排出口rから落下するごとく取り出されることとなる。 そして 、当該取り出しは、運搬具Aの底板3に開設した袋詰物品取り出し用口4の存在 に依り、当該底板3存在が物品取り出しを阻害しない。 すなわち、運搬具Aの 下面からの物品取り出しが許容化される訳である。
【0031】 上記した物品取り出しに際して、吊り上げられた運搬具Aの真下にコンベアー Eを位置させておけば、取り出された物品は当該コンベアーEを介して所定の場 所に自動的に搬送されることとなる。
【0032】 図10中の(f)は前記したようにクレーン等を介して運搬具Aを吊り上げる ことなく、コンベアーEを配設した搬送用溝Fを跨がせるように位置させた状態 で、コンテナバッグBの物品排出口rを開き、収容物品を当該コンベアーE上に 落下させて、その搬送を図るようにしたものである。
【0033】 本考案は下記のようにして使用に供される。 まず、所要の物品を詰めたコン テナバックBの物品排出口rを、底板3の中央部分に開設した袋詰物品取り出し 用口4に位置させた状態にある運搬具Aを、本考案に係る本考案に係る台枠M上 に搭載する。 この作業は、図1および図2に示すように、案内板27を開いた 状態で行う。 これに依り当該案内板27はスロープ面を形成することとなり、 従って、運搬具Aの搭載は、そのキャスターに基づき極めて容易に達成される。
【0034】 また、上記した運搬具Aの搭載であるが、その袋詰物品取り出し用口4が、本 考案に係る台枠Mにおける物品取り出し用口25に合致させておく。 そして、 案内板27はこれを図3に示すように垂直状に立ち上がらせて固定しておくこと に依り、搭載された運搬具Aに対する安定用ガード板としての機能が果たされる 。
【0035】 このような搭載状態において、台枠Mはフォークリフトを用いて移送に供する が、直ぐに必要ない場合は、倉庫等に積み上げて保管しておく。 そして、必要 時には、フォークリフトを貨物自動車に積載し、目的地への移送を行う。
【0036】 目的地に着いた際は、運搬具Aを台枠Mから引き出して、既述したような図1 0に示システムでの物品取り出し処理を行うわけである。 然し乍、本考案にお いては、このような運搬具Aを引き出しての取り出し以外、台枠Mにおける物品 取り出し用口25を開くことに依って、運搬具Aを移動させること無く取り出し 作業を行うことができる。
【0037】 更に、本考案は図5に示すように、極めて大きなコンテナバッグL内に物品を 収容し、これを台枠M上に搭載する。 この時、当該コンテナバッグLの下面に 設けられている物品排出口を、台枠Mの底板に開設した物品取り出し口25に合 致させておく。 この状態で、台枠はMは前記したような倉庫等での積み重ね状 態での保管、並びに、出荷に際しては、当該台枠Mごと輸送しされる。 そして 、当該コンテナバッグLからの物品取り出しは、台枠Mの底板に開設した物品取 り出し口25から行われる。
【0038】 なお、このようなコンテナバックLを用いての移送時、または、前記したよう な運搬具Aに依る移送時、既述したような案内板27に依る安定用ガード板とし ての機能を必要としない場合、当該案内板27を図4に示すように底板20上に 倒しておく。 そして、当該案内板27に設けられている案内口28を開蓋させ ることに依り、台枠Mの底板に開設した物品取り出し口25と合致させておく。 これに依り、当該案内板27の存在が、前記したような物品排出を阻害するこ とがない。
【0039】 なお、台枠Mの底板に開設した物品取り出し口25と、案内板27に開設した 案内口28は、前記したように、下方から物品を取り出すようなシステム採用時 に利用されるものであり、通常の物品の積載移送に際しては全く不必要である。 従って、このような使用形態の場合、物品取り出し口25と案内口28は、夫々 蓋板26と開閉板29に依って閉鎖状態に保っておくておく。
【0040】 また、本考案の不使用時には、図6に示すように縦方向に積み重ねて保管して おくことができるため、これに要するスペースが極めて合理化される。
【0041】 更に本考案は、前記したように物品取り出し口25を用いることによって、運 搬具AまたはコンテナバックLの利用に基づく搬送に従事させる以外、当該物品 取り出し口25を閉鎖することに依り、図7に示すような各種の搬送品を積載し 、これを同図に示すように積み重ねておきことに依り、倉庫等の保管業務に従事 させることができ、そして、当該保管状態から直ちに移送業務にうつることがで きる。
【0042】
【考案の効果】
本考案は、リフトのフォークが差し込まれて移送目的が達成されるようにした 底板20と、当該底板20の四隅から立ち上がる2本の正面側柱杆21と、2本 の背面側柱杆22と、当該2本の背面側柱杆の上端に架設した後部上枠杆23と 、左右対称的に位置する正面側柱杆21と背面側柱杆22との上端に架設されか つ上面が山形状に形成した側杆24とから成り、かつ縦方向に積み上げ及び積み 重ねが可能化されるように構成した台枠において、上記した底板20の中央部に 物品取出し用口25を開設し、更に、2本の背面側柱杆22と、当該2本の背面 側柱杆の上端に架設した後部上枠杆23とで形成される矩形枠部分にして、背面 側柱杆22と後部上枠杆23との杆幅で構成される矩形状空間内に位置するよう に、X状に組まれた筋交い杆22を固設するように構成したから、既述したよう な図10に示す輸送システムの採用と同じに、物品を積載した状態での倉庫内等 での保管、それも縦方向に所要段数積み上げての保管が可能化される。 従って 、本考案に依れば保管業務と搬送業務とを一連化することができ、かつその作業 には人力を殆ど要しないため、大重量荷物等に対する極めて合理的管理と、重労 働性の解除が図られる。
【0043】 また、本考案は2本の背面側柱杆22と、当該2本の背面側柱杆の上端に架設 した後部上枠杆23とで形成される矩形枠部分にして、背面側柱杆22と後部上 枠杆23との杆幅で構成される矩形状空間内に位置するように、X状に組まれた 筋交い杆22を固設するように構成したから、台枠Aの全体、特に背面部分が補 強され、従って、重量物を載置した状態での輸送時、例えば急ブレーキを掛けて 当該重量物が背面部分に衝接しても、充分なる強度的耐性を奏することとなる。 そして、多数の台枠を縦方向に積み重ねても、充分なる強度を具えたものとされ る。
【0044】 更に本考案は、底板20の正面側上縁に対して、当該底板20に対して重合 可能とする大きさを具えかつ重合時に当該態板に開設の物品取出し用口25に対 して合致する物品取り出し案内口28を開設して成る案内板27を、起伏自在取 り付けてるように構成することに依り、当該案内板20がキャスター付き運搬具 を用いた場合における案内用スロープとしての役割を果たし、また、これを垂直 状に立ち上がらせておくことに依り、積載物に対する安定用または落下防止用ガ ード板としての役割を果たすことと成る。
【0045】 また、本考案は、底板20の中央部に開設した物品取出し用口25に対して、 開閉自在な蓋板26を設けると共に、案内板27に開設した物品取り出し案内口 28に対して、開閉自在な開閉蓋29を設けるように構成することに依り、本考 案に係る台枠は、既述したように底部からの物品取り出しと言うようシステム実 施用としての専用台枠としての利用以外、物品移送及び保管用たる通常の台枠と しての利用が図られる。
【0046】 結局、本考案に依れば、輸送及び保管業務にあたり、肉体労働力の解消(積み 降ろし作業等)を図ることができるため、人手不足の解消(若者に魅力ある労働 を推奨に基づく)、高齢者の雇用をが可能化される。 そして、生産性の向上に 基づき週休2日制の実施が図られ、労働時間の短縮化に貢献することと成る。
【0047】 更に、上記に基づく人件費の節減と、輸送及び保管業務上において大幅なコス トダウンを図ることができるため、経済効率が向上され流通経費の節減化に大き く貢献する。
【0048】 また、大規模農業に伴う施設(カントリーエレベーター、ライスセンター等) の設置に対応できるため、生産性の向上、検査効率の向上等が図られる。
【0049】 更に本考案に依れば、適正かつ整然たる商品の保管、及び、破損、乱袋、荷崩 れ、等を防ぎ安全管理の向上が図られるため、倉庫管理の合理化が果たされる。
【0050】 また、コンテナーバッグは繰り返して使用可能とされるため、これの節約化が 図られることと成る。
【図面の簡単な説明】
【図1】案内板27を伸ばした状態にある本考案の斜視
図である。
【図2】図1における縦断側面図である。
【図3】案内板27を直立させた状態にある本考案の斜
視図である。
【図4】案内板27を底板20上に重合させた状態にあ
る本考案の斜視図である。
【図5】大型のコンテナバックLを積載した状態を示す
本考案の斜視図である。
【図6】不使用時において縦方向に重合合致化させた状
態にある本考案の斜視図である。
【図7】本考案に依る荷物の積み重ねての保管形態の一
例を表した斜視図である。
【図8】本考案の実施に用いる運搬具の一例を表した斜
視図である。
【図9】本考案の実施に用いるコンテナバッグの一例を
表した斜視図である。
【図10】本考案を用いて実施する輸送システムを表し
た行程図である。
【符号の説明】
M 台枠 20 底板 21 正面側柱杆 22 背面側柱杆 23 後部上枠杆 24 側杆 25 物品取出し用口 25a 蝶番 26 蓋板 27 案内板 27a 蝶番 28 物品取り出し案内口 29 開閉蓋 29a 蝶番 30 筋交い杆 31 引っ掛け用上位フック 32 引っ掛け用下位フック A 運搬具 4 物品取り出し用口 B コンテナバック r 物品排出口

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフトのフォークが差し込まれて移送目
    的が達成されるようにした底板(20)と、当該底板
    (20)の四隅から立ち上がる2本の正面側柱杆(2
    1)と、2本の背面側柱杆(22)と、当該2本の背面
    側柱杆の上端に架設した後部上枠杆(23)と、左右対
    称的に位置する正面側柱杆(21)と背面側柱杆(2
    2)との上端に架設されかつ上面が山形状に形成した側
    杆(24)とから成り、かつ縦方向に積み上げ及び積み
    重ねが可能化されるように構成した台枠において、上記
    した底板(20)の中央部に物品取出し用口(25)を
    開設し、更に、2本の背面側柱杆(22)と、当該2本
    の背面側柱杆の上端に架設した後部上枠杆(23)とで
    形成される矩形枠部分にして、背面側柱杆(22)と後
    部上枠杆(23)との杆幅で構成される矩形状空間内に
    位置するように、X状に組まれた筋交い杆(22)を固
    設したことを特徴とする物品搬送兼保管用台枠。
  2. 【請求項2】 底板(20)の中央部に開設した物品取
    出し用口(25)に対して、開閉自在な蓋板(26)を
    設けて成る請求項1に記載の物品搬送兼保管用台枠。
  3. 【請求項3】 底板(20)の正面側上縁に対して、当
    該底板(20)に対して重合可能とする大きさを具えか
    つ重合時に当該態板に開設の物品取出し用口(25)に
    対して合致する物品取り出し案内口(28)を開設して
    成る案内板(27)を、起伏自在取り付けて成る請求項
    1または請求項2に記載の物品搬送兼保管用台枠。
  4. 【請求項4】 案内板(27)に開設した物品取り出し
    案内口(28)に対して、開閉自在な開閉蓋(29)を
    設けて成る請求項3に記載の物品搬送兼保管用台枠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0225430U (ja) * 1988-08-08 1990-02-20

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