JPH0640086U - 防臭溜桝 - Google Patents
防臭溜桝Info
- Publication number
- JPH0640086U JPH0640086U JP7988492U JP7988492U JPH0640086U JP H0640086 U JPH0640086 U JP H0640086U JP 7988492 U JP7988492 U JP 7988492U JP 7988492 U JP7988492 U JP 7988492U JP H0640086 U JPH0640086 U JP H0640086U
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- JP
- Japan
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- drainage
- port
- chamber
- partition plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 臭気の逆流を防ぐという防臭機能を有する溜
桝において、通常使用時における防臭機能を損なうこと
なく、排水流出管に付着したり堆積したりした固形物を
簡単に取り除くことのできる防臭溜桝を提供する。 【構成】 桝本体1の内部空間を仕切り板4により排水
流入室5Aと排水流出室5Bとに区画する。仕切り板4
は、排水流出管取付口13よりも低位の箇所に排水流入
室5Aと排水流出室5Bとを連通させる開口41を有す
る。仕切り板4における排水流出管取付口13との対向
箇所に掃除口43を設け、この掃除口43に対して蓋体
8を着脱可能とする。
桝において、通常使用時における防臭機能を損なうこと
なく、排水流出管に付着したり堆積したりした固形物を
簡単に取り除くことのできる防臭溜桝を提供する。 【構成】 桝本体1の内部空間を仕切り板4により排水
流入室5Aと排水流出室5Bとに区画する。仕切り板4
は、排水流出管取付口13よりも低位の箇所に排水流入
室5Aと排水流出室5Bとを連通させる開口41を有す
る。仕切り板4における排水流出管取付口13との対向
箇所に掃除口43を設け、この掃除口43に対して蓋体
8を着脱可能とする。
Description
【0001】
本考案は、臭気の逆流を防ぐトラップの機能を持つ防臭溜桝に関する。
【0002】
台所などから出る雑排水の管路に介在されるこの種の防臭溜桝の従来例を図4 に示してある。同図においては有底筒状の容器2に筒状部材3を積み上げてその 高さを調節した防臭溜桝Aが示されており、この防臭溜桝Aは、上記容器2と筒 状部材3とにより形成された桝本体1と、その桝本体1に設けられた仕切り板4 とを備えている。
【0003】 そして、上記桝本体1はその胴壁部11の適所に排水流入管X1が取り付けら れた取付口12と排水流出管X2が取り付けられた取付口13とを具備しており 、上記仕切り板4は桝本体1の内部空間を排水流入管取付口12側の排水流入室 5Aと排水流出管取付口13側の排水流出室5Bとに区画しかつ排水流出管取付 口13よりも低位において排水流入室5Aと排水流出室5Bとを連通させる開口 41を具備している。
【0004】 このような防臭溜桝Aにおいて、排水流入管X1から流入した雑排水は、仕切 り板4の開口41を流通して排水流入室5Aと排水流出室5Bとに溜まり、その 雑排水の水位Wが排水流出管X2の流入口に達すると雑排水が排水流出管X2を 経て排水される。また、排水流出室5Bに溜まっている雑排水により水封される ことと、仕切り板4により排水流入室5Aが排水流出室5Bから気密に遮断され ていることとにより、排水流出室5Bや排水流出管X2内の臭気が排水流入室5 A側に逆流しなくなる。
【0005】 このような防臭溜桝Aには野菜屑やその他の固形物が排水流入管X1を経て流 入する。そこで、図例の防臭溜桝Aにおいては、野菜屑などの固形物を捕集する ためにバスケット6を排水流入管取付口12の下部に着脱自在に設置してあり、 また、このバスケット6で捕集できなかった小さな固形物が桝本体1の底部に1 aに溜まるようになっている。そして、底部1aに溜まった小さな固形物は定期 的にまたは必要に応じて掃除により取り除かれる。なお、図4において7は排水 流入管X1から流入した雑排水をバスケット6内に落とすためのじゃま板である 。
【0006】
しかしながら、図4のような従来の防臭溜桝Aにおいては、排水流出管X2に 小さな固形物Sが付着したり堆積したりすることが多々あり、その場合に、排水 流出管X2に付着したり堆積したりした小さな固形物Sを取り除こうとしても仕 切り板4がじゃまになってうまく取り除くことのできないことが多いという問題 があった。
【0007】 本考案は以上の問題に鑑みてなされたものであり、通常使用時における防臭機 能(トラップ機能)を損なうことなく、排水流出管に付着したり堆積したりした 固形物を簡単に取り除くことのできる防臭溜桝を提供することを目的とする。
【0008】
本考案の防臭溜桝は、胴壁部の適所に排水流入管取付口と排水流出管取付口と を具備する有底筒状の桝本体と、桝本体の内部空間を排水流入管取付口側の排水 流入室と排水流出管取付口側の排水流出室とに区画しかつ排水流出管取付口より も低位において排水流入室と排水流出室とを連通させる開口を具備する仕切り板 とを備えていると共に、上記仕切り板における排水流出管取付口との対向箇所に 掃除口が開設され、かつこの掃除口に対して着脱可能な蓋体を備えるものである 。
【0009】
この構成であると、通常使用時には蓋体を仕切り板の掃除口に装着してその掃 除口を塞いでおくことにより従来例で説明した防臭機能が確実に発揮される。ま た、排水流出管の固形物を取り除くときは、仕切り板の掃除口から蓋体を取り外 してその掃除口を開放することにより、掃除口から手を入れたり掃除用治具を掃 除口に通したりして排水流出管の固形物を取り除くことができる。
【0010】
図1および図2に示した本考案の実施例による防臭溜桝Aにおいては、仕切り 板4における排水流出管取付口13との対向箇所に掃除口43が開設されており 、この掃除口43に対しては図1のように蓋体8を装着したり、また、その蓋体 8を取り外して図2のように掃除口43を開放したりすることができるようにな っている。なお、掃除口43は仕切り板4の天板部4aに形成してもよい。
【0011】 図3で判るように、図例の掃除口43は円形であるけれども、掃除口43の形 状は他の形状であってもよい。また、掃除口43の大きさは、その掃除口43を 通して手または掃除用治具(不図示)を排水流出管X2にまで入れることができ る程度にしておくことが必要である。具体的には、桝本体1の高さが500〜6 00mmで桝本体1の上端の口径が300mm程度の防臭溜桝Aにおいては、掃 除口43の大きさを直径60〜70mm程度にしておくとよい。また、図例の仕 切り板4に開設された掃除口43は周縁部にリング状のゴムパッキン44が装着 されている。そのため、図1のように蓋体8を装着したときには、蓋体8の周面 がゴムパッキン44に気密に密着する。このことにより、排水流出室5Bや排水 流出管X2側の臭気が掃除口43を通って排水流入室5A側に逆流するという事 態が確実に防止される。このため、通常使用時には蓋体8を掃除口43に装着し ておくことにより、図4で説明した従来の防臭溜桝Aと同程度の防臭機能が得ら れる。
【0012】 図2のように排水流出管X2に付着したり堆積したりした固形物Sを取り除く ときは、同図のように蓋体8(図1参照)を取り外して掃除口43を開放し、そ の掃除口43から手や掃除用治具を挿入して固形物Sを取り除くことが可能であ る。なお、排水流出管X2を掃除するときには、蓋9を取り外すことは勿論、通 常使用時に図1のように設置されているバスケット6も取り外しておく。
【0013】 図1や図2に示した防臭溜桝Aにおいて、仕切り板4に掃除口43が開設され ているという構成を除く他の構成や作用は図4で説明した従来例の防臭溜桝Aと まったく同様であるので、同一部分に同一符号を付してそれらの詳細な説明を省 略する。
【0014】 実施例においては、掃除口43に対する蓋体8の着脱方式として、蓋体8を掃 除口43に差し込んだり引き抜いたりする方式を採用しているけれども、蓋体8 と掃除口43とをねじ式に着脱するような方式を採用してもい。
【0015】
本考案の防臭溜桝は、通常使用時に確実な防臭機能を発揮し得るものでありな がら、排水流出管を掃除する必要があるときには、仕切り板の掃除口に装着され ている蓋体を取り外すことによって簡単にその掃除を行うことができるようにな る。そのため、排水流出管に固形物が堆積して排水の流れが悪くなったりするこ とを防止することが可能である。
【図1】本考案の実施例による防臭溜桝の通常使用時の
断面図である。
断面図である。
【図2】本考案の実施例による防臭溜桝において仕切り
板の掃除口を開放した状態の断面図である。
板の掃除口を開放した状態の断面図である。
【図3】仕切り板の概略斜視図である。
【図4】従来例の防臭溜桝の断面図である。
1 桝本体 4 仕切り板 5A 排水流入室 5B 排水流出室 8 蓋体 11 胴壁部 12 排水流入管取付口 13 排水流出管取付口 41 開口 43 掃除口
Claims (1)
- 【請求項1】 胴壁部の適所に排水流入管取付口と排水
流出管取付口とを具備する有底筒状の桝本体と、桝本体
の内部空間を排水流入管取付口側の排水流入室と排水流
出管取付口側の排水流出室とに区画しかつ排水流出管取
付口よりも低位において排水流入室と排水流出室とを連
通させる開口を具備する仕切り板とを備えていると共
に、上記仕切り板に掃除口が開設され、かつこの掃除口
に対して着脱可能な蓋体を備えることを特徴とする防臭
溜桝。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7988492U JPH0640086U (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 防臭溜桝 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7988492U JPH0640086U (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 防臭溜桝 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0640086U true JPH0640086U (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=13702689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7988492U Pending JPH0640086U (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 防臭溜桝 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640086U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6140474B2 (ja) * | 1979-11-01 | 1986-09-09 | Nisshin Steel Co Ltd | |
JPS627481B2 (ja) * | 1976-12-30 | 1987-02-17 | Fujitsu Ltd |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP7988492U patent/JPH0640086U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS627481B2 (ja) * | 1976-12-30 | 1987-02-17 | Fujitsu Ltd | |
JPS6140474B2 (ja) * | 1979-11-01 | 1986-09-09 | Nisshin Steel Co Ltd |
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