JP2536702Y2 - 排水トラップ装置 - Google Patents

排水トラップ装置

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JP2536702Y2
JP2536702Y2 JP1993064986U JP6498693U JP2536702Y2 JP 2536702 Y2 JP2536702 Y2 JP 2536702Y2 JP 1993064986 U JP1993064986 U JP 1993064986U JP 6498693 U JP6498693 U JP 6498693U JP 2536702 Y2 JP2536702 Y2 JP 2536702Y2
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清司 各務
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有限会社カガミ
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、家庭の流し台や医療機
関の排水キャビネット等からの生活排水や医療排水等の
各種汚水を排水途中で濾過するトラップ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭や業務用の流し台からの排水
は、トラップからキャビネット内の配管により排水設備
に導くのであり、通常流し台シンクの排水口からトラッ
プに流れ、水切り篭に溜って調理屑等の固形分を分離し
た後、水分が排水されるのである。
【0003】また、病院、特に歯科院での汚水には印象
材、石膏、アマルガム、セメントクズ等の治療材屑が多
く含まれるものであり、特殊なトラップ装置を備えたも
のもある。
【0004】しかしながら、家庭用の流し台のトラップ
ではシンクの底部に位置して悪臭が立ち、水切り篭があ
っても細かな屑は排水され、また医療用の排水キャビネ
ットの特殊トラップ装置は蝶ネジ等で緊締された蓋体を
開閉して内部のフイルタを清掃することを要することか
ら保守が面倒であり、放置することで排水管が詰まるこ
とになるのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、分離
した固形分の破棄が簡単で、清掃も容易であり、使い易
い衛生的な排水トラップ装置を提供するものである。特
に、院内感染の危険性が指摘され、血液分を含んだ医療
汚水の排水が問題視されているのであり、その血液凝固
分を安全に廃棄できるものでもある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本考案は、排水
管の間に介在連結するトラップ本体を有し、該トラップ
本体の側面に開口窓を形成すると共に、該開口窓を開閉
する開閉扉をトラップ本体に開閉移動可能に備え、該開
閉扉の内側に、閉扉状態ではトラップ本体内で排水の流
入路の下に位置すると共に、開扉状態では開口窓の外に
位置するよう濾過体の取付部を設け、上端開口の有底
濾過体を取付部に着脱自在に備え、開閉扉の下端に水受
器の載置部を内側に突設した構成の排水トラップ装置で
ある。
【0007】
【作用】流し台や排水管からの汚水がトラップ本体内に
流入し、濾過体に落下通過して固形分が残留し、濾過水
がトラップ本体の底部から排水管に流出する。開閉扉を
開くことにより、開閉扉に備えられた濾過体がそれにつ
れ移動してトラップ本体の開口窓から外に配置する。こ
の状態で取付部から濾過体を外して残留物を廃棄すれば
よい。また、開閉扉の下端の載置部に水受器を設置して
いるため、開閉扉を開いた際の濾過体からの濾過水の落
下飛散を防止できるのである。
【0008】
【実施例】以下、本考案の図示実施例について説明す
る。図1乃至図4に示す本例において、1は円筒状に成
形されたプラスチック製のトラップ本体であり、図4の
ように、天板部11に連結孔10を欠設すると共に、側
筒部13の下端に透設した排出口12に排水管の接続用
ネジ筒14を外に突設している。
【0009】また、トラップ本体1の底部は濾過水溜め
15となるもので、それより上の側筒部13の前面側を
切欠して開口窓16を形成し、開口窓16の外周の側筒
部13にゴムパッキン17を貼着している。
【0010】2はプラスチック製開閉扉であって開口窓
16を閉塞できる半円板形状をしており、図4のよう
に、その一側端部を側筒部13と蝶番20で止着するこ
とで水平回動できると共に、側筒部13に取り付けたバ
ックル金具18に係止できる爪部21を開閉扉2の開放
側の側端部に取り付けている。
【0011】また、開閉扉2の下端を長くして側筒部1
3の下端位置から下に突出させ、その内側に円板状の載
置部23を水平状に連設して水受器4を載置収容してい
る。さらに、開閉扉2の上部内側には、図3及び図5の
ように、円枠状の取付部24が支持片25によって保持
されている。
【0012】さらに、取付部24には無数の濾過孔30
をパンチングしたステンレス製の濾過容器3がその上端
フランジ31を係止して吊り下げらている。なお、26
は透明板による透視窓、27は取っ手である。
【0013】次に本例の作用を説明すると、開閉扉2を
閉じて爪部21にバックル金具18を係着することによ
り、ゴムパッキン17に圧着して開口窓16が密閉さ
れ、即ち、トラップ本体1内が密閉されるのである。こ
の状態では、図3のように、天板部11の連結孔10の
下に濾過容器3が配置し、水受器3はトラップ本体1の
下に収納状態となるのである。
【0014】また、開閉扉2を開いた状態では、図1及
び図4のように、開閉扉2の水平回動につれて濾過容器
3が開口窓16から外に位置し、水受器4もトラップ本
体1から離れて濾過容器3の下に配置するのである。
【0015】その使用は、図3のように、流し台5から
の排水管51の先端ネジ筒を天板部11の連結孔10に
差し込んでトラップ本体1の中からナット52で螺着す
ることで排水管51に固定し、或いは流し台5のキャビ
ネット内の底部に載置し、排出口12のネジ筒14に排
水管6を螺着接続して図6のように設置する。
【0016】これにより、流し台5からの汚水は排水管
51からその下に位置した濾過容器3内に落下し、調理
屑等の固形分が濾過容器3内に残留して濾過水は下の濾
過水溜め15に落下して排出口12から排水管6を通っ
て排水されるのである。
【0017】流し台5のキャビネットを開いて透視窓2
6から濾過容器3を見ることにより残留物の状態が分か
るため、その廃棄時にはバックル金具18の係着状態を
解き、取っ手27をもって開閉扉2を開くことにより濾
過容器3をトラップ本体1の外に位置させた後、取付部
24から濾過容器3を外して残留物を廃棄し濾過容器3
を洗浄すればよい。この際、濾過容器3からの落下水は
水受器4に落下するため付近を汚すことがない。
【0018】なお、業務用等で油分が多く、或いは歯科
院等のように微細な屑や血液分が多い場合は、図5のよ
うに、プラスチック製の濾過袋33を濾過容器3内に収
容して用いてもよく、残留物を収容した状態で濾過袋3
3をそのまま廃棄することで排水管に排出したくない物
質や油分等を手軽に回収処分できて、一層取り扱いが容
易で院内感染の防止も図れるのである。そして新しい濾
過袋33と交換して取付部24に備えればよい。また、
図7のように、厚くした濾過袋35をそのまま取付部2
4に取り付けてもよい。さらに、図示しないが濾過水溜
め15に受け容器を収容載置してもよく、濾過された微
細な異物を回収除去できるのである。
【0019】このように本例によると、開閉扉2の開閉
につれて濾過容器3や濾過袋35が移動し、開扉状態で
はそれらがトラップ本体1の外に配置するため残留異物
の除去が簡単で、トラップ本体における開口窓の外周部
にゴムパッキン17を設けているため開閉扉で開口窓が
密閉できることから悪臭が発散することなく、水漏れを
防止できるのである。なお濾過容器3や濾過袋33,3
5は底部の濾過水溜め15に溜った濾過水に浸漬するこ
とがなく排水が通過するだけのため水切り状態が良好で
あり扱い易いのである。
【0020】本例は上記のように構成したが、本考案に
おいてはこれに限定されない。例えば、トラップ本体の
形状や内部の構成は問わず、図8のように、四角型形状
でもよく、底部に堰7を設けてオーバーフローした濾過
水を排出口から排水させる構成でもよい。排水管を接続
する構成も問わず、排水の流入管の径も適宜であり、流
し台排水トラップでの使用では流し台の水道蛇口の径と
同じとしてもよい。
【0021】また開口窓の形状や大きさも限定されず、
濾過体が通過できればよい。開閉扉の形状やそのトラッ
プ本体への取り付け構成も適宜であって開口窓を開閉で
きてその開扉状態で濾過体をトラップ本体の外に配置で
きればよい。したがって、図10のように、トラップ本
体の側部に設けたガイドレール8にアーム91を係合さ
せて開閉扉9を引き出し可能に備えてもよい。なお、開
閉扉を透明板で形成すればそのまま開口窓から濾過体を
透視できるのである。
【0022】さらに濾過体の材質及び濾過孔の形成手段
も問わず、上端が開口した有底の袋状或いは器状であれ
ばよく、濾過孔の大きさも使用部位に応じた大きさとす
ればよい。なお、濾過体を着脱自在に装着する取付部の
形状や保持構成も任意であり、備える濾過体の数も適宜
であり、図10のように、複数個備えてもよい。また、
図9のように、トラップ本体の開口窓を密閉する場合は
ゴムパッキンを開閉扉側に固着してもよい。さらに、
閉扉の下端で水受器を設置する保持構成も適宜である。
【0023】さらに、使用部位は問わず、洗面台の排水
管に介在配置し、歯科院のうがい洗浄台の排水管に介在
させれば口腔内の治療屑等の多種多様の異物を簡単に除
去廃棄できるのである。その他、各種排水の夫々の排水
管、或いは集合させた排水管に介在させて使用してもよ
い。
【0024】
【考案の効果】本考案によると、開閉扉の開閉につれて
水切りの良好な濾過体が一緒に移動し、開扉状態ではそ
れらがトラップ本体の外に配置するため残留異物の除去
が簡単にでき、開閉扉の開扉動作における濾過体の移動
に際して濾過体からの濾過水の落下を水受器が受けるた
め付近を汚すおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す開扉状態の斜視図であ
る。
【図2】その閉扉状態の正面図である。
【図3】その閉扉状態の縦断側面図である。
【図4】その開扉状態の一部断面した平面図である。
【図5】その開扉状態における濾過容器を外した斜視図
である。
【図6】その設置状態を示す流し台の斜視図である。
【図7】濾過袋を用いる開扉状態の斜視図である。
【図8】別例の開扉状態の斜視図である。
【図9】さらに別例の開扉状態の濾過体を除いた斜視図
である。
【図10】 開閉扉の開閉の他例を示す開扉状態の斜
視図である。
【符号の説明】
1 トラップ本体 10 連結孔 12 排出口 13 側筒部 15 濾過水溜め 16 開口窓 17 ゴムパッキン 18 バックル金具 2,9 開閉扉 20 蝶番 23 載置部 24 取付部 25 支持片 26 透視窓 3 濾過容器 30 濾過孔 31 上端フランジ 33,35 プラスチック製濾過袋 4 水受器 5 流し台 51,6 排水管 7 堰 8 レール

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水管の間に介在連結するトラップ本体
    を有し、該トラップ本体の側面に開口窓を形成すると共
    に、該開口窓を開閉する開閉扉をトラップ本体に開閉移
    動可能に備え、該開閉扉の内側に、閉扉状態ではトラッ
    プ本体内で排水の流入路の下に位置すると共に、開扉状
    態では開口窓の外に位置するよう濾過体の取付部を設け
    、上端開口の有底濾過体を取付部に着脱自在に備え、
    開閉扉の下端に水受器の載置部を内側に突設したことを
    特徴とする排水トラップ装置。
JP1993064986U 1993-04-02 1993-11-09 排水トラップ装置 Expired - Fee Related JP2536702Y2 (ja)

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JP5427201B2 (ja) * 2011-03-29 2014-02-26 トクラス株式会社 排水栓

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