JPH0960105A - 雑排水用排水桝 - Google Patents
雑排水用排水桝Info
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- JPH0960105A JPH0960105A JP24067595A JP24067595A JPH0960105A JP H0960105 A JPH0960105 A JP H0960105A JP 24067595 A JP24067595 A JP 24067595A JP 24067595 A JP24067595 A JP 24067595A JP H0960105 A JPH0960105 A JP H0960105A
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Abstract
のような固形物を捕集する形式の雑排水用排水桝におい
て、篭体を据え付けるために必要になる部材によって、
桝本体へのその篭体の出し入れがじゃまされないように
する。篭体を安定性よく据え付けられるようにする。 【解決手段】 桝本体1の排水流入部F1で排水流入管
に接続される輪状部材7に、係止体73と鍔体71とを
設ける。桝本体1の上面開口18から入れた篭体4の把
手42を係止体73に係止させ、その篭体4の側壁43
を鍔体3に寄り掛かけて支持させる。
Description
特に雑排水に混ざっている野菜屑や毛髪などの固形物の
分離機能を備えた雑排水用排水桝に関する。
水桝において、排水と共に流入してくる野菜屑や毛髪な
どの固形物を分離する機能を付与したものでは、排水流
入管の出口側端部に臨ませた網篭で固形物を受け止め、
排水を網篭の網目を通過させるという方式が採用されて
いる。
ースとの関係でできるだけ小さいものであることが望ま
しい。また、固形物分離機能を備えた雑排水用排水桝に
おいては、網篭で捕集した固形物を廃棄したり、排水桝
の内部を清掃したりすることが必要であるので、網篭を
排水桝から簡単な操作で容易に取り出し得るようになっ
ていることが望ましい。
は上記したように設置スペースとの関係でその口径や大
きさを余り大きくすることができない場合が多い。その
ため、固形物分離機能を備えた従来の雑排水用排水桝に
おいては、網篭の出し入れを容易に行うことができない
こともあり、必ずしも上記の要望を満足し得るものでは
なかった。
であり、固形物分離に用いる網篭などの部材の桝本体へ
の据付け構造に工夫を講じることよって、排水桝の内部
空間が狭くても、上記の網篭に相当する篭体を簡単な操
作で容易に桝本体に出し入れしたり着脱したりすること
ができ、しかも桝本体の内部での篭体の据付け状態を安
定させて固形物分離機能を確実に発揮させることのでき
る雑排水用排水桝を提供することを目的とする。
排水用排水桝は、排水流入部とその排水流入部よりも下
位の排水流出部とが胴壁に設けられた有底の桝本体と、
排水流入部で排水流入管の端部に嵌合状に取り付けられ
る輪状部材と、桝本体にその上面開口を通して出し入れ
可能でかつ排水流入管から桝本体の内部に流入する雑排
水を受ける通水性を備えた篭体とを備え、輪状部材に、
桝本体の内部でその外周に張り出される鍔体とその外周
の上部に位置する係止体とが設けられ、篭体が、上記輪
状部材の取り付けられた排水流入管の端部に上下方向で
嵌脱される凹入状の開口を備えた側壁を有していると共
に、その開口を排水流入管の端部に嵌合した状態で上記
係止体に引っ掛けられる把手を有しており、この把手を
上記係止体に引っ掛けたときに篭体の側壁が輪状部材の
上記鍔体に寄り掛かって支持されるように構成されてい
る、というものである。
れば、桝本体にその上面開口を通して篭体を入れ、その
篭体の凹入状の開口を排水流入管に嵌合させると共に、
把手を係止体に引っ掛けると、篭体の側壁が輪状部材の
支持体に寄り掛かって支持される。篭体の側壁は円筒状
であっても平板状であってもよい。
の把手を手で持って係止体から外し、篭体の凹入部を排
水流入管から外した後、その篭体を桝本体の上面開口を
通して引き上げればよい。
輪状部材が合成樹脂製であり、鍔体が輪状部材の外周下
半部に下向きに張り出していると共に、輪状部材が鍔体
と共にその外周部下端で分割されている、というもので
ある。
れていると、合成樹脂に特有の弾力性によりその輪状部
材が拡径変形し得る。そのため、輪状部材が拡径変形し
得る範囲内においては、自然状態の輪状部材の内周直径
よりも排水流入管の外周直径が大きくても、その排水流
入管に輪状部材を嵌合状に無理なく取り付けることがで
き、しかも排水流入管との接着を確実に行うことができ
る。
上記輪状部材が短管でなり、鍔体がこの短管の左右両側
部に張り出された第1鍔部を含み、篭体の把手を係止体
に引っ掛けたときに篭体の側壁が上記第1鍔部のそれぞ
れに寄り掛かって支持されるように構成されている、と
いうものである。また、請求項4に係る発明の雑排水用
排水桝は、鍔体が短管の外周の下部に張り出されて篭体
の把手を係止体に引っ掛けたときにこの篭体の側壁が寄
り掛かる第2鍔部を含む、というものである。
引っ掛け、篭体の開口を排水流入管の端部に嵌合させて
その篭体を鍔体に寄り掛からせたときに、篭体が短管の
左右の第1鍔部や、短管の下部の第2鍔部などによって
支えられるので篭体の据付け状態が安定し、排水流入管
から篭体の中に野菜屑などを含む雑排水が流入しても篭
体が左右に揺動したり前後に揺動したりすることがな
い。
篭体の側壁に形成された開口の上下方向の開口長さが、
篭体の把手を係止体に引っ掛けて上記側壁を鍔体に寄り
掛からせたときに、その開口の下端縁付近に上記篭体の
引上げ代となる隙間が形成されかつその隙間が鍔体によ
って塞がれる範囲に位置する長さになっている、という
ものである。
合した後、引上げ代となる隙間を利用してその開口の下
端縁が排水流入管や短管などに当たるまで引き上げる
と、把手を係止体に無理なく引っ掛けることができる。
また、篭体の把手を係止体に引っ掛けて篭体の側壁を鍔
体に寄り掛からせたときには、上記隙間が鍔体によって
塞がれるので篭体に捕集された野菜屑などの固形物がそ
の隙間から流出することが鍔体によって防止される。
鍔体が下端側ほど桝本体の軸線に近付くように傾斜して
いる、というものである。
れば、篭体の底部が排水流入方向の前方側に位置するよ
うに傾斜した姿勢になる。そのため、篭体に流入する雑
排水の勢いで篭体が押し出されにくくなる。
係る発明の実施形態の一例である雑排水用排水桝を示し
た断面図、図2は同排水桝の要部を示す平面図、図3お
よび図4は図1の排水桝に用いられている部材の概略斜
視図である。
ルなどの合成樹脂で成形されており、底壁11とやゝ上
拡がりの胴壁12と環状の溝部13とを一体に備え、溝
部13が、桝本体1に積み上げられる埋設深さ調節用の
筒状アジャスタ(不図示)の嵌合溝として使われたり、
蓋体(不図示)を装着するための蓋受け溝として使われ
たりする。この桝本体1は地中に埋設して設置される。
上記胴壁12には、上流側配管や下流側配管の埋設深さ
に合わせて円形の開口14,15が異なる2箇所に開設
され、これらの開口14,15の各口縁部にシール材1
6,17が装着されている。
よって排水流入部F1が形成されている。排水流入部F
1には排水流入管100が差し込まれ、上記シール材1
6によって排水流入部F1の水密性が保たれている。排
水流入管100は桝本体1の内部に少し突き出ており、
その突出部を符号110で示してある。
110に輪状部材7が嵌合状に取り付けられており、こ
の輪状部材7と上記突出部110とが接着剤で固着され
ている。この輪状部材7は塩化ビニル樹脂などの合成樹
脂で作られており、図3に示したように、その外周下半
部に下向きに張り出す鍔体71を一体に備えており、し
かもその輪状部材7が鍔体71と共にその外周部下端の
1箇所で分割されて左右に分かれている。72は分割に
より形成された割溝を示しており、輪状部材7にこの割
溝72を形成してあることにより、輪状部材7の内周直
径が排水流入管100の外周直径よりも少し小さめにな
るようにその輪状部材7を作っておくと、弾性変形させ
て拡径した輪状部材7を排水流入管100に無理なく嵌
合するこができ、しかも接着剤による接着を確実に行う
ことができる。また、輪状部材7の外周の上部に係止体
73が一体に設けられている。この係止体73は、後端
面に凹入部74を備えている。
体4を示している。この篭体4は発錆しにくい金属であ
るステンレスで四角筒状に形成されていて、平板状の4
面の側壁のうちの相対する2面の側壁41,41の上端
部間に亘って把手42が揺動自在に取り付けられてい
る。図1、図2および図4などで判るように、4面の側
壁には多数の通水孔45が備わっている。そして、把手
42が取り付けられていない1面の側壁43に、その上
端部から切り込まれた形の凹入状の開口46が形成され
ている。この開口46の幅は、上記排水流入管100の
突出部110の外周直径(横幅)より小さくない寸法、
すなわち突出部110の外周直径と同等かそれよりもや
ゝ大きい寸法になっている。
て桝本体1の上面開口18から桝本体1の内部に対して
出し入れ可能な大きさに作られている。この篭体4は、
桝本体1の内部に挿入した後、図1や図2のように凹入
状の開口46を排水流入管100の突出部110の下半
部に嵌合し、かつ把手42を輪状部材7の係止体73の
凹入部74に嵌め込んで係止させることによって桝本体
1の内部に据え付けられるようになっている。そして、
このようにして据え付けられた篭体4は、その把手42
が傾斜した姿勢で係止体73に係止されているために、
平板状の上記側壁43が上記鍔体71に寄り掛かって背
部から支えられる。
鍔体71に寄り掛かって背部から支えられていると、篭
体4に雑排水が流入していないときは勿論、流入してい
るときであっても、篭体4が鍔体4により左右および下
部で支えられて左右および前後に揺動することなく安定
した状態を保つ。そして、このように篭体4の据付け状
態が安定していると、雑排水中の固形物が確実に篭体4
に捕集されるようになる。
た上記開口15によって排水流出部F2が形成されてい
る。排水流出部F2には、排水流出管200の端部が差
し込まれており、この排水流出部F2の水密性がシール
材17によって保たれている。ここで、排水流出部F2
は上記した排水流入部F1よりも少し下位に配備されて
いると共に、桝本体1の内部空間における排水流出部F
2よりも下位の部分には十分な深さが確保されている。
油分離板6は下端部に凹入状の開口61を有している。
この油分離板6は桝本体1の上面開口18を通してこの
桝本体1に挿入されていると共に、桝本体1の胴壁12
の適所に設けられた係合突起(不図示)を介して桝本体
1の内部に据え付けられている。こうして据え付けられ
た油分離板6は、桝本体1の内部空間を排水流入部F1
側の一次空間S1と排水流出部F2側の二次空間S2と
に区画していると共に、下端部の開口61が一次空間S
1と二次空間S2とを連通する迂回路(矢印L1で示し
てある)を形成している。この油分離板6は上方に引き
上げることによって上記係合突起から離脱される。その
ため、上方に引き上げることによって桝本体1の上面開
口18を通じて外部に取り出すことが可能である。な
お、油分離板6と桝本体1の胴壁12や底壁11との突
合せ箇所にシーリング剤を塗布して油分離板6を桝本体
1に固定しておいてもよい。
から流入する雑排水は、一旦篭体4の中に入り、野菜屑
や毛髪などの固形物が篭体4によって捕集される。固形
物が分離された雑排水は、篭体4の通水口45から出て
一次空間S1に流入する。一次空間S1に水が流入し続
けると、その水が油分離板6の開口61により形成され
ている迂回路L1を通って二次空間S2に入り、その水
位が次第に上昇する。そして、二次空間S2の水位Wが
排水流出部F2の出口下縁(排水流出管200の最低位
部201)よりも高くなると、その水が排水流出管20
0を通って二次空間S2の水位が排水流出部F2の出口
下縁よりも下がるまで流出する。二次空間S2の水位が
排水流出部F2の出口下縁よりも下がって水の流出が止
まった状態では、一次空間S1と二次空間S2との間の
迂回路L1が水封状態に遮断される。このため、排水流
出部F2につながっている下水主管(不図示)からの臭
気の逆流が防止される。また、雑排水に混ざっている油
分は、水との比重差により水面に浮き上がる。このた
め、油分は油分離板6により遮蔽されて一次空間S1側
で水面に浮かんで分離され、二次空間S2側に流入する
ことはない。
材7から取り外した篭体4を桝本体1の上面開口18を
通じて外部に引き上げた後、処理される。
状部材7の反対側に油分離板6などが据え付けられてい
るので、桝本体1への篭体4の出し入れに利用できるス
ペースが狭くなっているけれども、篭体4の据付けに利
用される係止体73や鍔体71は輪状部材7の外周に設
けられているので、それらの係止体73や鍔体71など
が篭体4の出し入れに利用されるスペースを狭めること
はない。そのため、桝本体1の内部空間が狭くても篭体
4を容易に出し入れすることが可能である。
施形態の一例である雑排水用排水桝を示した断面図、図
6は同排水桝の要部を示す平面図、図7は図5の排水桝
に用いられている部材の概略斜視図、図8は同部材を側
面から見た説明図である。
成は図1で説明したものと同様であるので、同一部分に
同一符号を付して詳細な説明を省略する。
入管(不図示)の端部に接続される短管2が差し込ま
れ、上記シール材16によって排水流入部F1の水密性
が保たれている。この短管2は、図1〜図3で説明した
輪状部材7に相当する部材であって、桝本体1の内部空
間に少し突出しており、その突出部を符号21で示して
ある。
は、この短管2の左右両側部に張り出された第1鍔部3
1,31と短管2の外周の下部に張り出された第2鍔部
32とを含んでおり、第2鍔部32の裏面と短管2の外
周面の下部との間にリブ34が設けられている。そし
て、図5のようにリブ34の端面が桝本体1の内周面1
aに突き当てられている。また、短管2の外周の上部に
係止体33が設けられており、この係止体33は、後端
面に凹入部35を備えている。
ものを短管2に嵌合して接着剤で接合したり、短管2に
嵌合して溶接で接合したりして短管2に固定することが
可能である。また、短管2と鍔体3とを一体に成形する
ことも可能である。
が上端よりも少し短管2の端部側に位置するように傾斜
している。このため、第1鍔部31,31と第2鍔部3
2とが下端側ほど桝本体1の軸線L−Lに近付くように
傾斜したものとなっている。鍔体3の垂直線に対する傾
斜角度を図8に符号θで示してある。
になっている。すなわち、この篭体4は、把手42を手
で持って桝本体1の上面開口18から桝本体1の内部に
対して出し入れ可能な大きさであり、桝本体1の内部に
挿入した後、図5や図6のように凹入状の開口46を短
管2の突出部21の下半部に嵌合し、かつ把手42を短
管2の係止体33の凹入部35に嵌め込んで係止させる
ことによって桝本体1の内部に据え付けられるようにな
っている。そして、このようにして据え付けられた篭体
4は、その把手42が傾斜した姿勢で係止体33に係止
されているために、上記第1鍔部31,31や第2鍔部
32に面する平板状の側壁43がそれらの鍔部を含む鍔
体3に寄り掛かって背部から支えられ、しかも、鍔体3
が傾斜しているために篭体4もその鍔体3と同じように
傾斜した状態に保持される。
鍔体3に寄り掛かって背部から支えられていると、篭体
4に雑排水が流入していないときは勿論、流入している
ときであっても、篭体4が左右や前後に揺動することな
く安定した状態を保つ。また、篭体4が鍔体3と同じよ
うに傾斜した状態に保持されているため、図5の矢符A
のように雑排水が篭体4に流入してきたときに、その勢
いで篭体4が図中右方向に押し出されにくくなり、その
ことが篭体4の安定性をいっそう高めることに役立つ。
そして、このように篭体4の据付け状態が安定している
と、雑排水中の固形物が確実に篭体4に捕集されるよう
になる。
口46の上下方向の長さは次のような長さになってい
る。すなわち、平板状の側壁43を鍔体3に寄り掛から
せたときに、図5に現れているように開口46の下端縁
46aが上記短管2の外周面から下方に離れてその下端
縁付近に篭体4の引上げ代となる隙間Cが形成されかつ
その隙間Cが第2鍔部32で塞がれる範囲に位置する長
さになっている。このため、隙間Cが形成されていると
しても、篭体4で捕集した固形物がその隙間Cから流出
するような事態は起こり得ない。
のように定められていると、篭体4を桝本体1の内部に
据え付けるときには、開口46を短管2の突出部21に
嵌合した後、把手42を係止体33に無理なく係止させ
ることができる高さまで篭体4を持ち上げることが可能
である。したがって、篭体4を容易に据え付けることが
可能になる。また、据え付けた篭体4を外すときには、
上記隙間Cを利用して篭体4を少し引き上げれば、把手
42を係止体33から無理なく取り外すことが可能にな
る。
開口15によって排水流出部F2が形成されている。排
水流出部F2には、排水流入管(不図示)の端部に接続
される接続管5が差し込まれたり、排水流入管が直接に
差し込まれたりする。そして、この排水流出部F2の水
密性がシール材17によって保たれている。ここで、排
水流出部F2は上記した排水流入部F1よりも少し下位
に配備されていると共に、桝本体1の内部空間における
排水流出部F2よりも下位の部分には十分な深さが確保
されている。
1で説明したものと同様の作用が発揮される。
下部とに張り出させてそれぞれを第1鍔部31,31、
係止体33、第2鍔部32としたもので、そのような鍔
体3を短管2に嵌合して接合した事例を示している。こ
のものによると、部品点数が図7で説明したものよりも
少なくなるという利点がある。なお、図9には、篭体4
を仮想線で説明的に示してある。
体に形成しかつその鍔体3にリブ34を一体に形成した
ものを、短管2に嵌合して接合した事例を示している。
このものによっても、部品点数が図7で説明したものよ
りも少なくなるという利点がある。
と第2鍔部32とをそれぞれ別体として短管2に具備さ
せた事例を示している。この事例から類推できるよう
に、篭体の左右の揺動を防いで篭体の据付け状態を安定
させるためには、第1鍔部31,31を必ずしも平板状
に形成する必要はなく、それらをロッド状にして短管2
の外周に張り出させておいてもよい。なお、第2鍔部3
2は、上記した篭体の開口の下端縁と短管2の外周面下
部との間の隙間を塞ぐことのできる幅を備えた平板状に
形成されていることが望ましい。
短管2が桝本体1の排水流入部F1の開口14に嵌合さ
れている事例を説明したけれども、短管2が開口14に
嵌合されいていない事例もある。図12にその事例を示
してある。同図の排水桝では、排水流入管100の端部
が桝本体1の排水流入部F1の開口14に直接に嵌合さ
れており、桝本体1の内部に突き出た排水流入管100
の突出部110に、係止体33や鍔体3やリブ34の具
備された短管2を嵌合してある。これによっても、同図
に仮想線で示したように篭体4を安定した状態に据え付
けることが可能である。
相応する部分には同一符号を付してある。
よると、桝本体の内部の排水流入管の端部に、係止体と
鍔体とを備えた輪状部材を取り付けるだけで、篭体を安
定性よく桝本体の内部に据え付けることができるように
なる。そのため、桝本体に篭体を出し入れするときのじ
ゃまになるような篭体据付け用部材を設ける必要がなく
なり、それだけ篭体の出し入れが用意になると共に、当
該雑排水用排水桝を小型化することが可能になる。
ると、輪状部材を構成している合成樹脂に特有の弾力性
を利用して、その輪状部材を、排水流入管に確実に密着
させて取り付けることができ、しかも接着も確実に行え
るという利点がある。
排水桝によると、篭体の据付けに関して、第1鍔部が篭
体の側壁を短管の左右両側で支え、第2鍔部が篭体の側
壁を短管の下部で支えるので、篭体の据付け状態がいっ
そう安定したものとなり、排水流入管から篭体の中に野
菜屑などを含む雑排水が流入しても篭体が左右に揺動し
たり前後に揺動したりすることなく、確実にその雑排水
が篭の中に入るようになる。このような効果は、請求項
6に係る発明によっていっそう顕著に発揮される。
ると、篭体の据付けや取外しが容易でありながら、固形
物分離機能を確実に発揮させることのできるものを提供
することができる。また、篭体を据付けた状態では、篭
体の引上げ代となる隙間が鍔体により塞がれるので、篭
体に捕集された野菜屑などの固形物がその隙間から流出
することがないという効果がある。
の一例である雑排水用排水桝を示した断面図である。
る。
例である雑排水用排水桝を示した断面図である。
図である。
図である。
す正面図である。
例を示す正面図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 排水流入部とその排水流入部よりも下位
の排水流出部とが胴壁に設けられた有底の桝本体と、排
水流入部で排水流入管の端部に嵌合状に取り付けられる
輪状部材と、桝本体にその上面開口を通して出し入れ可
能でかつ排水流入管から桝本体の内部に流入する雑排水
を受ける通水性を備えた篭体とを備え、 輪状部材に、桝本体の内部でその外周に張り出される鍔
体とその外周の上部に位置する係止体とが設けられ、 篭体が、上記輪状部材の取り付けられた排水流入管の端
部に上下方向で嵌脱される凹入状の開口を備えた側壁を
有していると共に、その開口を排水流入管の端部に嵌合
した状態で上記係止体に引っ掛けられる把手を有してお
り、この把手を上記係止体に引っ掛けたときに篭体の側
壁が輪状部材の上記鍔体に寄り掛かって支持されるよう
に構成されていることを特徴とする雑排水用排水桝。 - 【請求項2】 輪状部材が合成樹脂製であり、鍔体が輪
状部材の外周下半部に下向きに張り出していると共に、
輪状部材が鍔体と共にその外周部下端で分割されている
請求項1に記載の雑排水用排水桝。 - 【請求項3】 輪状部材が短管でなり、鍔体がこの短管
の左右両側部に張り出された第1鍔部を含み、篭体の把
手を係止体に引っ掛けたときに篭体の側壁が上記第1鍔
部のそれぞれに寄り掛かって支持されるように構成され
ていることを特徴とする請求項1に記載の雑排水用排水
桝。 - 【請求項4】 鍔体が短管の外周の下部に張り出されて
篭体の把手を係止体に引っ掛けたときにこの篭体の側壁
が寄り掛かる第2鍔部を含む請求項3に記載の雑排水用
排水桝。 - 【請求項5】 篭体の側壁に形成された開口の上下方向
の開口長さが、篭体の把手を係止体に引っ掛けて上記側
壁を鍔体に寄り掛からせたときに、その開口の下端縁付
近に上記篭体の引上げ代となる隙間が形成されかつその
隙間が鍔体によって塞がれる範囲に位置する長さになっ
ている請求項4に記載の雑排水用排水桝。 - 【請求項6】 鍔体が下端側ほど桝本体の軸線に近付く
ように傾斜している請求項4または請求項5に記載の雑
排水用排水桝。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24067595A JP3353129B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 雑排水用排水桝 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24067595A JP3353129B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 雑排水用排水桝 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0960105A true JPH0960105A (ja) | 1997-03-04 |
JP3353129B2 JP3353129B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=17063040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24067595A Expired - Lifetime JP3353129B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 雑排水用排水桝 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3353129B2 (ja) |
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1995
- 1995-08-25 JP JP24067595A patent/JP3353129B2/ja not_active Expired - Lifetime
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