JPH0639586Y2 - 魚釣用リール - Google Patents
魚釣用リールInfo
- Publication number
- JPH0639586Y2 JPH0639586Y2 JP9877889U JP9877889U JPH0639586Y2 JP H0639586 Y2 JPH0639586 Y2 JP H0639586Y2 JP 9877889 U JP9877889 U JP 9877889U JP 9877889 U JP9877889 U JP 9877889U JP H0639586 Y2 JPH0639586 Y2 JP H0639586Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sounding
- ratchet wheel
- drive gear
- spool
- fishing reel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、釣糸の繰出しによるスプールの逆回転を報
知する発音装置を備えた魚釣用両軸受型リールに関す
る。
知する発音装置を備えた魚釣用両軸受型リールに関す
る。
従来釣糸の繰出しでスプールで逆回転した時に発音する
魚釣用リールが例えば実公平1-19674号公報で知られて
いる。
魚釣用リールが例えば実公平1-19674号公報で知られて
いる。
前記公報ではフレームに音鳴ギヤと該音鳴ギヤに係合す
る音鳴体とを設けると共に、前記音鳴ギヤを、一方向回
転伝達機構を介して駆動機構に連結していた。
る音鳴体とを設けると共に、前記音鳴ギヤを、一方向回
転伝達機構を介して駆動機構に連結していた。
前記構成では、フレームに、音鳴ギヤ、音鳴体、一方向
回転伝達機構を別に設けて成るため、 発音用の部品点数が多く、ギヤボックス内の機構が複
雑化し、駆動系統の故障の原因になり易いと共に、ハン
ドル駆動力を一方向回転伝達機構を介して連動させるの
で、その分、ギヤボックス内にスペースが必要となり、
大型化してしまう欠点がある。
回転伝達機構を別に設けて成るため、 発音用の部品点数が多く、ギヤボックス内の機構が複
雑化し、駆動系統の故障の原因になり易いと共に、ハン
ドル駆動力を一方向回転伝達機構を介して連動させるの
で、その分、ギヤボックス内にスペースが必要となり、
大型化してしまう欠点がある。
ハンドル駆動力を一方向回転伝達機構により駆動させ
て、発音させる構成のため組み込み時の作業性が悪い欠
点がある。
て、発音させる構成のため組み込み時の作業性が悪い欠
点がある。
本考案の目的は前記欠点に鑑み、発音用の駆動系統の簡
素化とコンパクト化と組み込みの容易化を図った魚釣用
リールを提供することである。
素化とコンパクト化と組み込みの容易化を図った魚釣用
リールを提供することである。
本考案は前記問題点を解決するための構成として、スプ
ールを回転するピニオンに噛合する駆動歯車をハンドル
軸に回り止め固定すると共に、該ハンドル軸に回動自在
に摩擦結合した爪車を釣糸繰出し時に逆回転止め係止す
る係止爪を設けて成る魚釣用リールにおいて、前記駆動
歯車と爪車の対向部の何れか一方に発音部材を、他方に
発音用凹凸部を夫々設けたことを要旨とするものであ
る。
ールを回転するピニオンに噛合する駆動歯車をハンドル
軸に回り止め固定すると共に、該ハンドル軸に回動自在
に摩擦結合した爪車を釣糸繰出し時に逆回転止め係止す
る係止爪を設けて成る魚釣用リールにおいて、前記駆動
歯車と爪車の対向部の何れか一方に発音部材を、他方に
発音用凹凸部を夫々設けたことを要旨とするものであ
る。
以下、図示の実施例によって本考案を説明すると、第1
図、第2図で魚釣用リールは左右両側枠1、2が複数本
の支柱10で平行に保持されて左右両側枠1、2の外側に
は夫々リール側板11、12が取り付けられている。
図、第2図で魚釣用リールは左右両側枠1、2が複数本
の支柱10で平行に保持されて左右両側枠1、2の外側に
は夫々リール側板11、12が取り付けられている。
両側枠1、2には軸受13、14が、リール側枠11に軸受15
が設けられてスプール軸3が支持され、スプール軸3に
固定したスプール16が左右両側枠1、2間に回転可能に
設けられている。
が設けられてスプール軸3が支持され、スプール軸3に
固定したスプール16が左右両側枠1、2間に回転可能に
設けられている。
スプール16の巻胴部外周には図示しない釣糸が巻回さ
れ、スプール軸3の左側の一端はスラスト受け17に当て
られ、他端は調整ツマミ18内のスラスト受け19に当てら
れている。
れ、スプール軸3の左側の一端はスラスト受け17に当て
られ、他端は調整ツマミ18内のスラスト受け19に当てら
れている。
リール側板11内のスプール軸3にはピニオン4が摺動自
在に嵌合され、スプール軸3の係合部3aとピニオン4の
係合部4aが図示しないクラッチ切り替えレバーで係合・
離脱されるように構成されている。
在に嵌合され、スプール軸3の係合部3aとピニオン4の
係合部4aが図示しないクラッチ切り替えレバーで係合・
離脱されるように構成されている。
前記ピニオン4には駆動歯車5が噛合され、駆動歯車5
はハンドル軸6に回り止め尭合されてハンドル軸6に圧
入固定されたカラー20で一方向に抜け止めされている。
はハンドル軸6に回り止め尭合されてハンドル軸6に圧
入固定されたカラー20で一方向に抜け止めされている。
前記ハンドル軸6は側枠1の軸受21と、リール側板11の
軸受22で支持され、ハンドル軸6の外周には摩擦板23と
爪車7と摩擦板24が回動自在に嵌合され、更に制動板25
とバネ板26、26が回り止め嵌合されている。
軸受22で支持され、ハンドル軸6の外周には摩擦板23と
爪車7と摩擦板24が回動自在に嵌合され、更に制動板25
とバネ板26、26が回り止め嵌合されている。
軸受22の右側のハンドル軸6の外周にはドラグ調整摘み
27の円筒部が螺合され、ドラグ調整摘み27の回動で、軸
受22を介して駆動歯車5の側面に摩擦板23と爪車7と摩
擦板24と制動板25とバネ板26、26が押圧されて制動力が
調整される。
27の円筒部が螺合され、ドラグ調整摘み27の回動で、軸
受22を介して駆動歯車5の側面に摩擦板23と爪車7と摩
擦板24と制動板25とバネ板26、26が押圧されて制動力が
調整される。
ハンドル軸6の他端にはハンドル28が回り止め嵌合され
てナツト29が螺合固定されている。
てナツト29が螺合固定されている。
前記駆動歯車5の側面には第3図、第4図のように板バ
ネからなる発音部材8の一端がビス30で固定され、発音
部材8の他端は駆動歯車5と対向する爪車7の側面に形
成された発音用凹凸部7aに臨まされている。
ネからなる発音部材8の一端がビス30で固定され、発音
部材8の他端は駆動歯車5と対向する爪車7の側面に形
成された発音用凹凸部7aに臨まされている。
爪車7の外側にはバネ板31、31で挟まれた係止爪9が軸
32で回動自在に軸承され、バネ板31、31は爪車7の両側
面を挟み込み、係止爪9の先端は爪車7の外周に形成さ
れた係止歯7bに係合自在に臨まされている。
32で回動自在に軸承され、バネ板31、31は爪車7の両側
面を挟み込み、係止爪9の先端は爪車7の外周に形成さ
れた係止歯7bに係合自在に臨まされている。
係止爪9の外側には係止爪9の回動を度当りするピン33
が設けられている。
が設けられている。
前記魚釣用リールの動作は、ハンドル軸6が第3図で実
線矢印の時計方向に回転されるようにハンドル28が回転
されると、駆動歯車5でピニオン4が回転されてスプー
ル16に釣糸が巻き取られる。
線矢印の時計方向に回転されるようにハンドル28が回転
されると、駆動歯車5でピニオン4が回転されてスプー
ル16に釣糸が巻き取られる。
この時駆動歯車5と摩擦板23を介して爪車7が時計方向
に回転されると、爪車7とバネ板31、31の摩擦でバネ板
31、31と係止爪9は反時計方向に回動されて係止爪9の
先端は爪車7の係止歯7bから離間され、爪車7が駆動歯
車5と一体に回転される。
に回転されると、爪車7とバネ板31、31の摩擦でバネ板
31、31と係止爪9は反時計方向に回動されて係止爪9の
先端は爪車7の係止歯7bから離間され、爪車7が駆動歯
車5と一体に回転される。
次にスプール16が釣糸の繰出しで逆回転されると、駆動
歯車5と爪車7は第3図で破線矢印の反時計方向に回転
され、バネ板31、31と係止爪9は時計方向に回動されて
係止爪9の先端は爪車7の係止歯7bに係止される。
歯車5と爪車7は第3図で破線矢印の反時計方向に回転
され、バネ板31、31と係止爪9は時計方向に回動されて
係止爪9の先端は爪車7の係止歯7bに係止される。
この係止で爪車7は停止状態となり、駆動歯車5のみ回
転されるので、駆動歯車5に一端が固定された発音部材
8の他端は爪車7の発音用凹凸部7aで凸から凹に落下し
て発音される。
転されるので、駆動歯車5に一端が固定された発音部材
8の他端は爪車7の発音用凹凸部7aで凸から凹に落下し
て発音される。
第5図は駆動歯車5の側面に発音用凹凸部5aが形成さ
れ、爪車7の側面に板バネからなる発音部材8の一端が
固定された変形例である。
れ、爪車7の側面に板バネからなる発音部材8の一端が
固定された変形例である。
第5図の動作は前記実施例の動作と同一である。
前記のように魚釣用リールが構成されると、駆動歯車5
と対向する爪車7の、何れか一方の側面に板バネからな
る発音部材8の一端が固定され、他方の側面に形成され
た発音用凹凸部に発音部材8の他端を臨ませたから、発
音用の一方向伝達機構が不要で構成が簡単になり、発音
用の駆動系統の簡素化と、コンパクト化と、組み込みの
容易化が図れる。
と対向する爪車7の、何れか一方の側面に板バネからな
る発音部材8の一端が固定され、他方の側面に形成され
た発音用凹凸部に発音部材8の他端を臨ませたから、発
音用の一方向伝達機構が不要で構成が簡単になり、発音
用の駆動系統の簡素化と、コンパクト化と、組み込みの
容易化が図れる。
前記説明では発音部材8の一端がビス30で固定された
が、他の方法で固定してもよい。
が、他の方法で固定してもよい。
又、さらに発音部材は多少の遊度を持たせて固定する
と、鳴音の歯切れがよく、軽快である。
と、鳴音の歯切れがよく、軽快である。
本考案は前述のように構成されたから、釣糸の繰出しを
報知する発音装置を簡単な構成で、駆動系統の簡素化
と、コンパクト化及び組み込みの容易化が図れる等実用
上優れた効果を奏する魚釣用リールを提供することが出
来る。
報知する発音装置を簡単な構成で、駆動系統の簡素化
と、コンパクト化及び組み込みの容易化が図れる等実用
上優れた効果を奏する魚釣用リールを提供することが出
来る。
図面は本考案の実施例が示され、 第1図は魚釣用リールの一部を破截した要部断面側面
図、 第2図は魚釣用リールの要部拡大断面側面図、 第3図は駆動歯車と爪車の正面図、 第4図は第3図の右側から見た縦断面側面図、 第5図は変形例縦断面側面図である。 4……ピニオン、5……駆動歯車、6……ハンドル軸、
7……爪車、5a、7a……発音用凹凸部、8……発音部
材、9……係止爪、16……スプール、23、24……摩擦結
合部品。
図、 第2図は魚釣用リールの要部拡大断面側面図、 第3図は駆動歯車と爪車の正面図、 第4図は第3図の右側から見た縦断面側面図、 第5図は変形例縦断面側面図である。 4……ピニオン、5……駆動歯車、6……ハンドル軸、
7……爪車、5a、7a……発音用凹凸部、8……発音部
材、9……係止爪、16……スプール、23、24……摩擦結
合部品。
Claims (1)
- 【請求項1】スプールを回転するピニオンに噛合する駆
動歯車をハンドル軸に回り止め固定すると共に、該ハン
ドル軸に回動自在に摩擦結合した爪車を釣糸繰出し時に
逆回転止め係止する係止爪を設けて成る魚釣用リールに
おいて、前記駆動歯車と爪車の対向部の何れか一方に発
音部材を、他方に発音用凹凸部を夫々設けたことを特徴
とする魚釣用リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9877889U JPH0639586Y2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | 魚釣用リール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9877889U JPH0639586Y2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | 魚釣用リール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0337866U JPH0337866U (ja) | 1991-04-12 |
JPH0639586Y2 true JPH0639586Y2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=31647863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9877889U Expired - Lifetime JPH0639586Y2 (ja) | 1989-08-24 | 1989-08-24 | 魚釣用リール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0639586Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6396878B2 (ja) * | 2015-11-11 | 2018-09-26 | グローブライド株式会社 | 魚釣用リール |
CN107593644B (zh) * | 2017-09-21 | 2023-08-01 | 宁波海宝渔具有限公司 | 一种带声响装置的横式渔线轮 |
-
1989
- 1989-08-24 JP JP9877889U patent/JPH0639586Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0337866U (ja) | 1991-04-12 |
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