JPH0639409A - 圧延機の分割型補強ロール - Google Patents
圧延機の分割型補強ロールInfo
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- JPH0639409A JPH0639409A JP4197931A JP19793192A JPH0639409A JP H0639409 A JPH0639409 A JP H0639409A JP 4197931 A JP4197931 A JP 4197931A JP 19793192 A JP19793192 A JP 19793192A JP H0639409 A JPH0639409 A JP H0639409A
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- JP
- Japan
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- roll
- reinforcing
- center
- rolls
- shaft
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- Granted
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
- B21B27/02—Shape or construction of rolls
- B21B27/03—Sleeved rolls
- B21B27/05—Sleeved rolls with deflectable sleeves
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ストリップの板形状制御に最適のクラウンパ
ターンを形成し得る圧延機の分割型補強ロールを提供す
る。 【構成】 センタ補強ロール３ａとクォータ補強ロール
３ｂとサイド補強ロール３ｃとの外径を同一に形成し、
前記センタ補強ロール３ａの軸心と前記双方のサイド補
強ロール３ｃの軸心とを前記ロール軸の軸心から互いに
反対方向にそれぞれ偏心させて設け、前記双方のクォー
タ補強ロール３ｂの軸心を前記ロール軸の軸心から前記
センタ補強ロール３ａの軸心と前記サイド補強ロールの
軸心とを結ぶ線と所要の角度で交る方向に偏心させて、
最も多種類のクラウンパターンを得るようにした。
ターンを形成し得る圧延機の分割型補強ロールを提供す
る。 【構成】 センタ補強ロール３ａとクォータ補強ロール
３ｂとサイド補強ロール３ｃとの外径を同一に形成し、
前記センタ補強ロール３ａの軸心と前記双方のサイド補
強ロール３ｃの軸心とを前記ロール軸の軸心から互いに
反対方向にそれぞれ偏心させて設け、前記双方のクォー
タ補強ロール３ｂの軸心を前記ロール軸の軸心から前記
センタ補強ロール３ａの軸心と前記サイド補強ロールの
軸心とを結ぶ線と所要の角度で交る方向に偏心させて、
最も多種類のクラウンパターンを得るようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールクラウンの変更
が可能な圧延機の分割型補強ロールに関する。
が可能な圧延機の分割型補強ロールに関する。
【０００２】
【従来の技術】鋼板の圧延を行った場合、端伸びや歪が
生じることがある。端伸び等が生じた場合、圧延ロール
のロールクラウンの変更調整を行って対処している。
生じることがある。端伸び等が生じた場合、圧延ロール
のロールクラウンの変更調整を行って対処している。
【０００３】ロールクラウンの変更が可能な圧延ロール
として、図７に示すような４段圧延機の上補強ロールに
スリーブ式の分割型補強ロールを用いたものがある。
として、図７に示すような４段圧延機の上補強ロールに
スリーブ式の分割型補強ロールを用いたものがある。
【０００４】これは、ロール軸５１にそれぞれ偏心方向
と径が異なるセンタ偏心軸部５１ａ，左右一対のクォー
タ偏心軸部５１ｂ及び左右一対のサイド偏心軸部５１ｃ
が形成され、これらの偏心軸部５１ａ〜５１ｃにはころ
がり軸受５２ａ〜５２ｃがそれぞれ嵌装されていて、こ
の各々のころがり軸受５２ａ〜５２ｃの外輪が、自在に
回転するセンタ補強ロール５３ａ，左右一対のクォータ
補強ロール５３ｂ及び左右一対のサイド補強ロール５３
ｃになっている。これらの軸方向に分割された補強ロー
ル５３ａ〜５３ｃには円筒状のスリーブ５５が遊嵌され
ている。
と径が異なるセンタ偏心軸部５１ａ，左右一対のクォー
タ偏心軸部５１ｂ及び左右一対のサイド偏心軸部５１ｃ
が形成され、これらの偏心軸部５１ａ〜５１ｃにはころ
がり軸受５２ａ〜５２ｃがそれぞれ嵌装されていて、こ
の各々のころがり軸受５２ａ〜５２ｃの外輪が、自在に
回転するセンタ補強ロール５３ａ，左右一対のクォータ
補強ロール５３ｂ及び左右一対のサイド補強ロール５３
ｃになっている。これらの軸方向に分割された補強ロー
ル５３ａ〜５３ｃには円筒状のスリーブ５５が遊嵌され
ている。
【０００５】以上の部材によって上分割型補強ロール５
９が構成される。
９が構成される。
【０００６】また、ロール軸５１の両端は軸受箱５６に
よって支持され、その一端にはウォームホイール５７及
びウォーム５８が装設されている。なお、図７中５０は
上作業ロール、６０は下作業ロール、６１は一体型の下
補強ロール、６６は軸受箱である。
よって支持され、その一端にはウォームホイール５７及
びウォーム５８が装設されている。なお、図７中５０は
上作業ロール、６０は下作業ロール、６１は一体型の下
補強ロール、６６は軸受箱である。
【０００７】図８は、上分割型補強ロール５９の偏心状
態を示す説明図で、各々の補強ロール５３ａ〜５３ｃの
軸心Ｏａ〜Ｏｃはロール軸５１の軸心Ｏから偏心してい
て、サイド補強ロール５３ｃはセンタ補強ロール５３ａ
及びクォータ補強ロール５３ｂよりも小径になってい
る。
態を示す説明図で、各々の補強ロール５３ａ〜５３ｃの
軸心Ｏａ〜Ｏｃはロール軸５１の軸心Ｏから偏心してい
て、サイド補強ロール５３ｃはセンタ補強ロール５３ａ
及びクォータ補強ロール５３ｂよりも小径になってい
る。
【０００８】このような上分割型補強ロール５９を有す
る圧延機によってストリップＳを圧延するに際し、軸受
箱５６を圧下することによって上作業ロール５０をこの
上分割型補強ロール５９で支持し、この状態からロール
軸５１をウォーム５８及びウォームホイール５７によっ
て適宜回動することで、ストリップＳの板形状に応じた
ロールクラウンが形成される。図９に圧下位置における
クラウンパターンの変化を示した。
る圧延機によってストリップＳを圧延するに際し、軸受
箱５６を圧下することによって上作業ロール５０をこの
上分割型補強ロール５９で支持し、この状態からロール
軸５１をウォーム５８及びウォームホイール５７によっ
て適宜回動することで、ストリップＳの板形状に応じた
ロールクラウンが形成される。図９に圧下位置における
クラウンパターンの変化を示した。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】従来の分割型補強ロー
ルでは、そのクラウンパターンの種類が少なく、また、
ロール軸の回動によるクラウンパターンの変化が大きい
ので、微調整が難しく、ストリップの圧延におけるその
板形状を充分に制御することができなかった。
ルでは、そのクラウンパターンの種類が少なく、また、
ロール軸の回動によるクラウンパターンの変化が大きい
ので、微調整が難しく、ストリップの圧延におけるその
板形状を充分に制御することができなかった。
【００１０】そこで、本発明の目的は、ストリップの板
形状制御に最適のクラウンパターンを形成し得る圧延機
の分割型補強ロールを提供することにある。
形状制御に最適のクラウンパターンを形成し得る圧延機
の分割型補強ロールを提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の、本発明の構成は、ロール軸方向に分割したセンタ補
強ロール，一対のクォータ補強ロール及び一対のサイド
補強ロールをロール軸に回転自在に軸着し、これら各々
の補強ロールの外周面に円筒状のスリーブを遊嵌した圧
延機の分割型補強ロールにおいて、前記各々の補強ロー
ルの外径を同一に成形し、前記センタ補強ロールの軸心
と前記双方のサイド補強ロールの軸心とを前記ロール軸
の軸心から互いに反対方向にそれぞれ偏心させて設け、
前記双方のクォータ補強ロールの軸心を前記ロール軸の
軸心から前記センタ補強ロールの軸心と前記サイド補強
ロールの軸心とを結ぶ線と所要の角度で交わる方向に偏
心させて設けたことを特徴とする。
の、本発明の構成は、ロール軸方向に分割したセンタ補
強ロール，一対のクォータ補強ロール及び一対のサイド
補強ロールをロール軸に回転自在に軸着し、これら各々
の補強ロールの外周面に円筒状のスリーブを遊嵌した圧
延機の分割型補強ロールにおいて、前記各々の補強ロー
ルの外径を同一に成形し、前記センタ補強ロールの軸心
と前記双方のサイド補強ロールの軸心とを前記ロール軸
の軸心から互いに反対方向にそれぞれ偏心させて設け、
前記双方のクォータ補強ロールの軸心を前記ロール軸の
軸心から前記センタ補強ロールの軸心と前記サイド補強
ロールの軸心とを結ぶ線と所要の角度で交わる方向に偏
心させて設けたことを特徴とする。
【００１２】また、ロール軸方向に分割したセンタ補強
ロール，一対のクォータ補強ロール及び一対のサイド補
強ロールをロール軸に回転自在に軸着し、これら各々の
補強ロールの外周面に円筒状のスリーブを遊嵌した圧延
機の分割型補強ロールにおいて、前記センタ補強ロール
と前記双方のクォータ補強ロールとを同一の外径に成形
すると共に前記双方のサイド補強ロールの外径を前記セ
ンタ補強ロール及び前記クォータ補強ロールの外径より
も小径に成形し、前記双方のクォータ補強ロールの軸心
を前記ロール軸の軸心と同一にして設け、前記センタ補
強ロールの軸心を前記ロール軸及び前記クォータ補強ロ
ールの軸心から偏心させて設け、前記双方のサイド補強
ロールの軸心を前記ロール軸及び前記クォータ補強ロー
ルの軸心と前記センタ補強ロールの軸心とを結ぶ線と所
要の角度で交わる方向に偏心させて設けたことを特徴と
する。
ロール，一対のクォータ補強ロール及び一対のサイド補
強ロールをロール軸に回転自在に軸着し、これら各々の
補強ロールの外周面に円筒状のスリーブを遊嵌した圧延
機の分割型補強ロールにおいて、前記センタ補強ロール
と前記双方のクォータ補強ロールとを同一の外径に成形
すると共に前記双方のサイド補強ロールの外径を前記セ
ンタ補強ロール及び前記クォータ補強ロールの外径より
も小径に成形し、前記双方のクォータ補強ロールの軸心
を前記ロール軸の軸心と同一にして設け、前記センタ補
強ロールの軸心を前記ロール軸及び前記クォータ補強ロ
ールの軸心から偏心させて設け、前記双方のサイド補強
ロールの軸心を前記ロール軸及び前記クォータ補強ロー
ルの軸心と前記センタ補強ロールの軸心とを結ぶ線と所
要の角度で交わる方向に偏心させて設けたことを特徴と
する。
【００１３】
【作用】請求項１の分割型補強ロールでは、ロール軸を
４５°回動する毎に、その圧下位置におけるクラウンパ
ターンは図３のように変化し、最も多種類のクラウンパ
ターンを形成する。ストリップの圧延中は、その板形状
を検出しながらロール軸を適宜角度回動し、その板形状
制御に最適のクラウンパターンを形成する。
４５°回動する毎に、その圧下位置におけるクラウンパ
ターンは図３のように変化し、最も多種類のクラウンパ
ターンを形成する。ストリップの圧延中は、その板形状
を検出しながらロール軸を適宜角度回動し、その板形状
制御に最適のクラウンパターンを形成する。
【００１４】請求項２の分割型補強ロールでは、ロール
軸を４５°回動する毎に、その圧下位置におけるクラウ
ンパターンは図６のように変化し、パターン変化が滑か
である。ストリップの圧延中は、その板形状を検出しな
がらロール軸を適宜角度回動し、その板形状制御に最適
のクラウンパターンに滑かに変化させる。
軸を４５°回動する毎に、その圧下位置におけるクラウ
ンパターンは図６のように変化し、パターン変化が滑か
である。ストリップの圧延中は、その板形状を検出しな
がらロール軸を適宜角度回動し、その板形状制御に最適
のクラウンパターンに滑かに変化させる。
【００１５】
【実施例】図１は本発明の第１実施例に係る、スリーブ
式の分割型補強ロールを用いた圧延機の破断正面図、図
２は図１の各々の補強ロールの外径及び偏心状態を示す
説明図、図３は各々の圧下位置におけるクラウンパター
ンを示す線図である。なお、図７〜図８に示した従来の
装置と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明
を省略する。
式の分割型補強ロールを用いた圧延機の破断正面図、図
２は図１の各々の補強ロールの外径及び偏心状態を示す
説明図、図３は各々の圧下位置におけるクラウンパター
ンを示す線図である。なお、図７〜図８に示した従来の
装置と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明
を省略する。
【００１６】図１に示すように、ロール軸１にそれぞれ
偏心方向と径が異なるセンタ偏心軸部１ａ，左右一対の
クォータ偏心軸部１ｂ及び左右一対のサイド偏心軸部１
ｃとが形成され、これらの偏心軸部１ａ〜１ｃにはころ
がり軸受２ａ〜２ｃがそれぞれ嵌装されていて、この各
々のころがり軸受２ａ〜２ｃの外輪が、自在に回転する
センタ補強ロール３ａ，左右一対のクォータ補強ロール
３ｂ及びサイド補強ロール３ｃになっている。これらの
軸方向に分割された補強ロール３ａ〜３ｃの外径は同径
になっていて、その外周面には円筒状のスリーブ５５が
遊嵌されている。
偏心方向と径が異なるセンタ偏心軸部１ａ，左右一対の
クォータ偏心軸部１ｂ及び左右一対のサイド偏心軸部１
ｃとが形成され、これらの偏心軸部１ａ〜１ｃにはころ
がり軸受２ａ〜２ｃがそれぞれ嵌装されていて、この各
々のころがり軸受２ａ〜２ｃの外輪が、自在に回転する
センタ補強ロール３ａ，左右一対のクォータ補強ロール
３ｂ及びサイド補強ロール３ｃになっている。これらの
軸方向に分割された補強ロール３ａ〜３ｃの外径は同径
になっていて、その外周面には円筒状のスリーブ５５が
遊嵌されている。
【００１７】以上の部材によって上分割型補強ロール１
０が構成されている。
０が構成されている。
【００１８】図２に示すように、センタ補強ロール軸心
Ｏａと双方のサイド補強ロール軸心Ｏｃとをロール軸軸
心Ｏから互いに反対方向に偏心させ、双方のクォータ補
強ロール軸心Ｏｂをロール軸軸心Ｏからセンタ補強ロー
ル軸心Ｏａとサイド補強ロール軸心Ｏｃとを結ぶ線に対
して略９０°方向に偏心させて装設されている。
Ｏａと双方のサイド補強ロール軸心Ｏｃとをロール軸軸
心Ｏから互いに反対方向に偏心させ、双方のクォータ補
強ロール軸心Ｏｂをロール軸軸心Ｏからセンタ補強ロー
ル軸心Ｏａとサイド補強ロール軸心Ｏｃとを結ぶ線に対
して略９０°方向に偏心させて装設されている。
【００１９】このような上分割型補強ロール１０を有す
る圧延機によってストリップＳを圧延するに際し、軸受
箱５６を圧下することによって上作業ロール５０をこの
上分割型補強ロール１０で支持し、圧延機の出側に設け
た図示しない板形状検出器によってストリップＳの板幅
方向の板形状を検出しながらロール軸１をウォーム５８
及びウォームホイール５７によって適宜角度回動するこ
とで、その板形状に応じた最適なクラウンパターンを形
成する。
る圧延機によってストリップＳを圧延するに際し、軸受
箱５６を圧下することによって上作業ロール５０をこの
上分割型補強ロール１０で支持し、圧延機の出側に設け
た図示しない板形状検出器によってストリップＳの板幅
方向の板形状を検出しながらロール軸１をウォーム５８
及びウォームホイール５７によって適宜角度回動するこ
とで、その板形状に応じた最適なクラウンパターンを形
成する。
【００２０】このクラウンパターンは、ロール軸１の回
動角度によって、図３に示すように変化し、最も多種類
のクラウンパターンを形成する。
動角度によって、図３に示すように変化し、最も多種類
のクラウンパターンを形成する。
【００２１】なお、ロール軸１を偏心させないで、各々
のころがり軸受２ａ〜２ｃとロール軸１との間に偏心ブ
ッシュをそれぞれ介装してもよい。
のころがり軸受２ａ〜２ｃとロール軸１との間に偏心ブ
ッシュをそれぞれ介装してもよい。
【００２２】図４、図５及び図６は本発明の第２実施例
に係るものである。ロール軸１１に嵌着されたころがり
軸受１２ａ〜１２ｃの外輪である、センタ補強ロール１
３ａ及びクォータ補強ロール１３ｂの外径は同径になっ
ていて、サイド補強ロール１３ｃはセンタ補強ロール１
３ａ及びクォータ補強ロール１３ｂよりも小径になって
いる。
に係るものである。ロール軸１１に嵌着されたころがり
軸受１２ａ〜１２ｃの外輪である、センタ補強ロール１
３ａ及びクォータ補強ロール１３ｂの外径は同径になっ
ていて、サイド補強ロール１３ｃはセンタ補強ロール１
３ａ及びクォータ補強ロール１３ｂよりも小径になって
いる。
【００２３】そして、図５に示すように、双方のクォー
タ補強ロール軸心Ｏｂはロール軸軸心Ｏと同一になって
いて、センタ補強ロール軸心Ｏａとサイド補強ロール軸
心Ｏｃとはロール軸軸心Ｏ及びクォータ補強ロール軸心
Ｏｂから互いに略９０°の反対方向に偏心させて装設さ
れている。
タ補強ロール軸心Ｏｂはロール軸軸心Ｏと同一になって
いて、センタ補強ロール軸心Ｏａとサイド補強ロール軸
心Ｏｃとはロール軸軸心Ｏ及びクォータ補強ロール軸心
Ｏｂから互いに略９０°の反対方向に偏心させて装設さ
れている。
【００２４】このような上分割型補強ロール２０によっ
て上作業ロール５０を支持し、ストリップＳの板形状を
検出しながらロール軸１１を適宜角度回動することで、
その板形状に応じた最適のクラウンパターンを形成す
る。
て上作業ロール５０を支持し、ストリップＳの板形状を
検出しながらロール軸１１を適宜角度回動することで、
その板形状に応じた最適のクラウンパターンを形成す
る。
【００２５】このクラウンパターンは、ロール軸１１の
回動角度によって、図６に示すように変化し、フラット
からその他の各種パターンへの変化が滑かである。
回動角度によって、図６に示すように変化し、フラット
からその他の各種パターンへの変化が滑かである。
【００２６】なお、前記第１実施例及び第２実施例で
は、軸方向に５分割された補強ロールを用いているが、
他の実施例として、軸方向に６分割または７分割された
補強ロールを用いてもよい。この場合、６分割では、中
央の２個をセンタ補強ロールとする。また、７分割で
は、中央の１個をセンタ補強ロールとし、その両脇の各
２個（計４個）をクォータ補強ロールとする。従って、
この場合のクラウンパターンは前記第１実施例及び第２
実施例と略同一になる。
は、軸方向に５分割された補強ロールを用いているが、
他の実施例として、軸方向に６分割または７分割された
補強ロールを用いてもよい。この場合、６分割では、中
央の２個をセンタ補強ロールとする。また、７分割で
は、中央の１個をセンタ補強ロールとし、その両脇の各
２個（計４個）をクォータ補強ロールとする。従って、
この場合のクラウンパターンは前記第１実施例及び第２
実施例と略同一になる。
【００２７】
【発明の効果】請求項１の分割型補強ロールでは、ロー
ル軸方向に分割した各々の補強ロールを同径とし、セン
タ補強ロールとサイド補強ロールとをロール軸の軸心か
ら互いに反対方向に偏心させ、クォータ補強ロールをロ
ール軸の軸心から前記偏心方向と所要の角度で交る方向
に偏心させたことにより、最も多種類のクラウンパター
ンを形成することが可能になる。従って、ストリップの
板形状を容易に制御することができる。請求項２の分割
型補強ロールでは、サイド補強ロールをセンタ補強ロー
ル及びクォータ補強ロールよりも小径とし、クォータ補
強ロールをロール軸と同心とし、センタ補強ロールとサ
イド補強ロールとをロール軸の軸心から互いに所要の角
度をなす方向に偏心させたことにより、そのクラウンパ
ターンをフラットからその他の各種パターンに滑かに変
化させることが可能になる。従って、良好な板形状のス
トリップを得ることができる。
ル軸方向に分割した各々の補強ロールを同径とし、セン
タ補強ロールとサイド補強ロールとをロール軸の軸心か
ら互いに反対方向に偏心させ、クォータ補強ロールをロ
ール軸の軸心から前記偏心方向と所要の角度で交る方向
に偏心させたことにより、最も多種類のクラウンパター
ンを形成することが可能になる。従って、ストリップの
板形状を容易に制御することができる。請求項２の分割
型補強ロールでは、サイド補強ロールをセンタ補強ロー
ル及びクォータ補強ロールよりも小径とし、クォータ補
強ロールをロール軸と同心とし、センタ補強ロールとサ
イド補強ロールとをロール軸の軸心から互いに所要の角
度をなす方向に偏心させたことにより、そのクラウンパ
ターンをフラットからその他の各種パターンに滑かに変
化させることが可能になる。従って、良好な板形状のス
トリップを得ることができる。
【図１】本発明の第１実施例に係る、スリーブ式の分割
型補強ロールを用いた圧延機の破断正面図である。
型補強ロールを用いた圧延機の破断正面図である。
【図２】図１の各々の補強ロールの外径及び偏心状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図３】図１の分割型補強ロールの各々の圧下位置にお
けるクラウンパターンを示す線図である。
けるクラウンパターンを示す線図である。
【図４】本発明の第２実施例に係る、スリーブ式の分割
型補強ロールを用いた圧延機の破断正面図である。
型補強ロールを用いた圧延機の破断正面図である。
【図５】図４の各々の補強ロールの外径及び偏心状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図６】図４の分割型補強ロールの各々の圧下位置にお
けるクラウンパターンを示す線図である。
けるクラウンパターンを示す線図である。
【図７】従来のスリーブ式の分割型補強ロールを用いた
圧延機を示す破断正面図である。
圧延機を示す破断正面図である。
【図８】同じく上分割型補強ロールの偏心状態を示す説
明図である。
明図である。
【図９】同じく圧下位置におけるクラウンパターンの変
化を示す説明図である。
化を示す説明図である。
１，１１ ロール軸 ３ａ，１３ａ センタ補強ロール ３ｂ，１３ｂ クォータ補強ロール ３ｃ，１３ｃ サイド補強ロール １０，２０ 上分割型補強ロール ５５ スリーブ Ｏ ロール軸軸心 Ｏａ センタ補強ロール軸心 Ｏｂ クォータ補強ロール軸心 Ｏｃ サイド補強ロール軸心
Claims (2)
- 【請求項１】 ロール軸方向に分割したセンタ補強ロー
ル，一対のクォータ補強ロール及び一対のサイド補強ロ
ールをロール軸に回転自在に軸着し、これら各々の補強
ロールの外周面に円筒状のスリーブを遊嵌した圧延機の
分割型補強ロールにおいて、前記各々の補強ロールの外
径を同一に成形し、前記センタ補強ロールの軸心と前記
双方のサイド補強ロールの軸心とを前記ロール軸の軸心
から互いに反対方向にそれぞれ偏心させて設け、前記双
方のクォータ補強ロールの軸心を前記ロール軸の軸心か
ら前記センタ補強ロールの軸心と前記サイド補強ロール
の軸心とを結ぶ線と所要の角度で交わる方向に偏心させ
て設けたことを特徴とする圧延機の分割型補強ロール。 - 【請求項２】 ロール軸方向に分割したセンタ補強ロー
ル，一対のクォータ補強ロール及び一対のサイド補強ロ
ールをロール軸に回転自在に軸着し、これら各々の補強
ロールの外周面に円筒状のスリーブを遊嵌した圧延機の
分割型補強ロールにおいて、前記センタ補強ロールと前
記双方のクォータ補強ロールとを同一の外径に成形する
と共に前記双方のサイド補強ロールの外径を前記センタ
補強ロール及び前記クォータ補強ロールの外径よりも小
径に成形し、前記双方のクォータ補強ロールの軸心を前
記ロール軸の軸心と同一にして設け、前記センタ補強ロ
ールの軸心を前記ロール軸及び前記クォータ補強ロール
の軸心から偏心させて設け、前記双方のサイド補強ロー
ルの軸心を前記ロール軸及び前記クォータ補強ロールの
軸心と前記センタ補強ロールの軸心とを結ぶ線と所要の
角度で交わる方向に偏心させて設けたことを特徴とする
圧延機の分割型補強ロール。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4197931A JP2977379B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 圧延機の分割型補強ロール |
| TW085219642U TW315762U (en) | 1992-07-24 | 1993-07-16 | Rolling mill |
| KR1019930014119A KR970008030B1 (ko) | 1992-07-24 | 1993-07-24 | 압연기 및 판재의 압연방법 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4197931A JP2977379B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 圧延機の分割型補強ロール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0639409A true JPH0639409A (ja) | 1994-02-15 |
| JP2977379B2 JP2977379B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=16382671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4197931A Expired - Fee Related JP2977379B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 圧延機の分割型補強ロール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2977379B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5943895A (en) * | 1997-04-24 | 1999-08-31 | Sms Schloemann-Siemag Aktiengesellschaft | Dynamic crown control back-up roll assembly |
| US6286355B1 (en) * | 1998-02-17 | 2001-09-11 | Sms Demag Ag | Rolling mill with working rollers and multipart support rollers |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP4197931A patent/JP2977379B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5943895A (en) * | 1997-04-24 | 1999-08-31 | Sms Schloemann-Siemag Aktiengesellschaft | Dynamic crown control back-up roll assembly |
| US6286355B1 (en) * | 1998-02-17 | 2001-09-11 | Sms Demag Ag | Rolling mill with working rollers and multipart support rollers |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2977379B2 (ja) | 1999-11-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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