JP2984477B2 - 圧延機の分割型補強ロール - Google Patents

圧延機の分割型補強ロール

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JP2984477B2
JP2984477B2 JP4235147A JP23514792A JP2984477B2 JP 2984477 B2 JP2984477 B2 JP 2984477B2 JP 4235147 A JP4235147 A JP 4235147A JP 23514792 A JP23514792 A JP 23514792A JP 2984477 B2 JP2984477 B2 JP 2984477B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールクラウンの変更
が可能な圧延機の分割型補強ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板の圧延を行った場合、端伸びや中伸
び、複合伸びなどの形状不良が生じることがある。
【0003】従来端伸び等が生じた場合、圧延ロールの
ロールクラウンの変更調整を行って対処している。
【0004】ロールクラウンの変更が可能な圧延ロール
として、図4に示すような4段圧延機の上または下補強
ロールにスリーブ式の分割型補強ロールを用いたものが
ある。
【0005】これは、ロール軸51にそれぞれ偏心方向
と径が異なるセンタ偏心軸部51a、左右1対のクオー
タ偏心軸部51b及び左右1対のサイド偏心軸部51c
が形成され、これらの偏心軸部51a〜51cにはころ
がり軸受52a〜52cがそれぞれ嵌着されていて、こ
の各々のころがり軸受52a〜52cの外輪が、自在に
回転するセンタ補強ロール53a、左右1対のクオータ
補強ロール53b及び左右1対のサイド補強ロール53
cになっている。これらの軸方向に分割された補強ロー
ル53a〜53cには円筒状のスリーブ55が遊嵌され
ている。
【0006】以上の部材によって上分割型補強ロール5
9が構成される。
【0007】また、ロール軸51の両端は軸受箱56に
よって支持され、その一端にはウォームホイール57及
びウォーム58が装設されている。なお、図中50は上
作業ロール、60は下作業ロール、61は一体型の下補
強ロール、66は軸受箱である。
【0008】図5は、上分割型補強ロール59の偏心状
態を示す説明図で、各々の補強ロール53a〜53cの
軸心Oa 〜Oc はロール軸51の軸心Oから偏心してい
て、サイド補強ロール53cはセンタ補強ロール53a
及びクオータ補強ロール53bよりも小径になってい
る。
【0009】このような上分割型補強ロール59を有す
る圧延機によってストリップSを圧延するに際し、軸受
箱56を圧下することによって上作業ロール50をこの
上分割型補強ロール59で支持し、この状態からロール
軸51をウォーム58及びウォームホイール57によっ
て適宜回動することで、ストリップSの板形状に応じた
最適なロールクラウンが形成される。
【0010】図6に圧下位置におけるクラウンパターン
の変化を示した。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のような
従来の分割型補強ロールでは、そのクラウンパターンの
種類が少なく、ストリップの圧延におけるその板形状を
充分に制御することができない不具合があった。
【0012】本発明は上記不具合点を解消しストリップ
の板形状の制御を容易に行なうことを可能とし、その製
品の品質を向上することができる新たな圧延機の分割型
補強ロールを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の構成として本発明の圧延機の分割型補強ロールは、ロ
ール軸方向に分割したセンタ補強ロール、1対のクオー
タ補強ロール及び1対のサイド補強ロールをロール軸に
回転自在に軸着し、これら各々の補強ロールの外周面に
円筒状のスリーブを遊嵌した圧延機の分割型補強ロール
において、前記双方のクオータ補強ロール及び双方のサ
イド補強ロールの外径を前記センタ補強ロールの外径よ
りも小径に成形し、前記双方のクオータ補強ロールの軸
心と前記双方のサイド補強ロールの軸心とを前記ロール
軸の軸心から互いに反対方向に偏心させて設け、前記セ
ンタ補強ロールの軸心を前記ロール軸の軸心から、前記
クオータ補強ロールの軸心と前記サイド補強ロールの軸
心とを結ぶ線と所要の角度で交る方向に偏心させて設け
たことを特徴としている。
【0014】
【作用】本発明の分割型補強ロールを具備した圧延機に
よってストリップを圧延するに際し、ロール軸を45°
回動する毎に、その圧下位置におけるクラウンパターン
はフラットから図3に示す圧下位置III ,V,VII ,VI
IIのクラウンパターンへと大きいパターンで滑かに変化
する。
【0015】従ってストリップの圧延中は、その板形状
を検出しながら、ロール軸を適宜角度回動し、その板形
状制御に最適のクラウンパターンを形成することが可能
となり、ストリップの板形状の制御が容易となる。
【0016】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
すると、図1は、本発明の一実施例である、スリーブ式
の分割補強ロールを用いた圧延機の要部を破断した正面
図、図2は図1の各々の補強ロールの外径及び偏心状態
を示す説明図、図3は、各々の圧下位置におけるクラウ
ンパターンを示す線図である。
【0017】なお、前述説明の従来の装置と同一の部材
には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0018】図1に示すように、ロール軸21にそれぞ
れ偏心方向と径が異なる、センタ偏心軸部21a、左右
1対のクオータ偏心軸部21b及び左右1対のサイド偏
心軸部21cが形成され、これらの偏心軸部21a〜2
1cには、ころがり軸受22a〜22cがそれぞれ嵌着
されていて、この各々のころがり軸受22a〜22cの
外輪が、自在に回転するセンタ補強ロール23a、クオ
ータ補強ロール23b、及びサイド補強ロール23cに
なっている。
【0019】このクオータ補強ロール23bの外径と、
サイド補強ロール23cの外径とは同径に形成されてお
り、センタ補強ロール23aの外径よりも小径に形成さ
れている。
【0020】これらの軸方向に分割された各々の補強ロ
ール23a〜23cの外周面には、円筒状のスリーブ5
5が遊嵌されている。
【0021】以上の部材によって、上分割型補強ロール
30が構成されている。
【0022】図2に示すように、クオータ補強ロール軸
心Ob とサイド補強ロール軸心Ocとは、ロール軸軸心
Oから、互いに反対方向に偏心させ、さらにセンタ補強
ロール軸心Oa を、ロール軸軸心Oから、クオータ補強
ロール軸心Ob とサイド補強ロール軸心Oc とを結ぶ線
に対して略90°の方向に偏心させて装設されている。
【0023】このような上分割型補強ロール30を具備
した圧延機によってストリップSを圧延するに際し、軸
受箱56を圧下することによって上作業ロール50をこ
の上分割型補強ロール30で支持し、圧延機の出側に設
けた図示しない板形状検出器によって、ストリップSの
板形状を検出しながらロール軸21をウォーム58及び
ウォームホイール57によって適宜角度回動すること
で、その板形状に応じた最適のクラウンパターンを形成
する。
【0024】このクラウンパターンは、ロール軸21の
回動角度によって、図3に示すように、フラットから圧
下位置III ,V,VII ,VIIIのクラウンパターンへと大
きいパターンで滑らかに変化する。
【0025】なお、この実施例では、軸方向に5分割さ
れた補強ロールを用いているが、他の実施例として、軸
方向に6分割または7分割された補強ロールを用いても
よい。
【0026】この場合、6分割では、中央の2個をセン
タ補強ロールとする。また、7分割では、中央の1個を
センタ補強ロールとし、その両脇の各2個(計4個)を
クオータ補強ロールとする。従って、この場合のクラウ
ンパターンは、前記実施例と略同一になる。
【0027】以上本発明のいくつかの実施例について縷
々述べたが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
なく、本発明技術思想の範囲内において種々設計変更し
得るものである。
【0028】
【発明の効果】本発明の圧延機の分割型補強ロールは、
クオータ補強ロール及びサイド補強ロールをセンタ補強
ロールよりも小径にしてその軸心を、ロール軸の軸心か
ら互いに反対方向に偏心させ、さらにセンタ補強ロール
の軸心をロール軸の軸心から、前記偏心方向と所要の角
度で交る方向に偏心させたことにより、そのクラウンパ
ターンをフラットから図3の圧下位置III ,V,VII ,
VIIIのクラウンパターンへと、大きいパターンでより滑
らかに変化させることができる。
【0029】従って、ストリップの板形状の制御が容易
になり、その品質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である、スリーブ式の分割補
強ロールを用いた圧延機の要部を破断した正面図であ
る。
【図2】図1の各々の補強ロールの外径及び偏心状態を
示す説明図である。
【図3】図2の各々の圧下位置におけるクラウンパター
ンを示す線図である。
【図4】従来の、装置の一例である、スリーブ式の分割
補強ロールを用いた圧延機の要部を破断した正面図であ
る。
【図5】図4の各々の補強ロールの外径及び偏心状態を
示す説明図である。
【図6】図5の各々の圧下位置におけるクラウンパター
ンを示す線図である。
【符号の説明】
21 ロール軸 23a センタ補強ロール 23b クオータ補強ロール 23c サイド補強ロール 30 上分割型補強ロール 55 スリーブ O ロール軸軸心 Oa センタ補強ロール軸心 Ob クオータ補強ロール軸心 Oc サイド補強ロール軸心 S ストリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−39409(JP,A) 特開 平6−63609(JP,A) 特開 平5−293510(JP,A) 特開 平3−207512(JP,A) 特開 平3−142007(JP,A) 特開 平3−142006(JP,A) 特開 平2−284711(JP,A) 特開 昭61−7003(JP,A) 実開 平5−84404(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 29/00 B21B 13/14 B21B 27/03 510

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール軸方向に分割したセンタ補強ロー
    ル、1対のクオータ補強ロール及び1対のサイド補強ロ
    ールをロール軸に回転自在に軸着し、これら各々の補強
    ロールの外周面に円筒状のスリーブを遊嵌した圧延機の
    分割型補強ロールにおいて、前記双方のクオータ補強ロ
    ール及び双方のサイド補強ロールの外径を前記センタ補
    強ロールの外径よりも小径に成形し、前記双方のクオー
    タ補強ロールの軸心と前記双方のサイド補強ロールの軸
    心とを前記ロール軸の軸心から互いに反対方向に偏心さ
    せて設け、前記センタ補強ロールの軸心を前記ロール軸
    の軸心から、前記クオータ補強ロールの軸心と前記サイ
    ド補強ロールの軸心とを結ぶ線と所要の角度で交る方向
    に偏心させて設けたことを特徴とする圧延機の分割型補
    強ロール。
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