JP3250578B2 - 6本ロールカレンダ - Google Patents

6本ロールカレンダ

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JP3250578B2
JP3250578B2 JP30793A JP30793A JP3250578B2 JP 3250578 B2 JP3250578 B2 JP 3250578B2 JP 30793 A JP30793 A JP 30793A JP 30793 A JP30793 A JP 30793A JP 3250578 B2 JP3250578 B2 JP 3250578B2
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光之 漆原
克己 清水
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム、プラスチック等
の高分子用6本ロールカレンダに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴム、プラスチック等の高分子用カレン
ダにおいて、従来から、図7に示す逆L型4本カレンダ
(A)、L型4本カレンダ(B)、Z型4本カレンダ
(C)等が広く用いられてきた。しかし、かかる4本ロ
ールカレンダでは、ロール間隙に過剰材料が溜まったい
わゆるバンクが3ケ所(B1、B2、B3)しか形成さ
れないため、材料の転換(反転による練り返し)が不十
分であり、圧延シート等の品質が良くない問題点があっ
た。
【0003】かかる問題点を解決するために、図8に示
す逆L型5本ロールカレンダ(A)及びL型5本ロール
カレンダ(B)が出現した。しかし、かかるカレンダで
は、ロールR2,R3,R4が直線上に配列されている
ため、固定ロールR4とR3との間隙を調整するにはロ
ールR2とR3を同時に移動させなければならず、かつ
R3・R2の間隙を調整するにはロールR2のみを単独
で移動させなければならず、機構及び操作が複雑であ
り、装置が高価になる問題点があった。
【0004】更に、図9に示すM型5本ロールカレンダ
が提案され、一部で使用されている。しかし、このロー
ルカレンダでは、圧延された材料がロールR4の表面に
沿ってから剥がされる場合(で示す)、ロールR5の
周速をロールR4より遅くしなければならない。そのた
め、バンクB3とバンクB4の回転方向が同じになり、
バンクB4での材料の転換に効果がなく、製品の品質が
劣化する問題点があった。一方、圧延された材料がロー
ルR5の表面に沿ってから剥がされる場合(で示
す)、ロールR5は軸心を交差させて圧延材料の厚さを
均一にするためにロールクロスするため、このロールR
5に後続する引取ロール(テイクオフロール)とロール
R5との距離が遠くなって、半溶融状態のシートを引き
剥がすのにネックイン(幅の収縮)が大きいという欠点
があった。
【0005】かかる問題点を解決するために、図10に
示すように、M型5本ロールカレンダのロールR5の下
にロールR6を追加した6本ロールカレンダが提案さ
れ、一部で使用されている(特公平2−36370号公
報(「6本ロールカレンダの構造及び使用方法」)。し
かし、かかるカレンダでは、ロールR2がロールR1及
びロールR3から直交する圧延力を受けるためその合力
が大きくなって撓みが増し、ロールR1・R2で圧延さ
れたシートに厚み誤差が生じ、それがその後のロール間
でも十分には改善できず、製品の厚み誤差が悪化する問
題点があった。また、ロールR2に作用する合力が大き
いため、これを駆動するトルクが大きくなり、駆動動力
が他のロールに比べて大きくなる問題点があった。更
に、かかるカレンダではM型5本ロールカレンダに比べ
てロール数が多く、ロール配列の高さが従来に比べて高
くなる問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した種々
の問題点を解決するために創案されたものである。すな
わち、本発明の第1の目的は、ロールに作用する圧延力
の合力を低減し、撓みを減少させて製品の厚み誤差を低
減できる6本ロールカレンダを提供することにある。ま
た、本発明の第2の目的は、ロールに作用するトルクを
低減し、駆動動力を下げることができる6本ロールカレ
ンダを提供することにある。更に、本発明の第3の目的
は、カレンダロールの全高を低くできる6本ロールカレ
ンダを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1ロ
ールR1乃至第6ロールR6が、順次隣接するロールと
の間にニップを形成して互いに平行に配置された6本ロ
ールカレンダにおいて、第1ロールR1の横側に第2ロ
ールR2が配置され、第2ロールR2の下側に第3ロー
ルR3が配置され、第3ロールR3の横側で第1ロール
R1の反対側に第4ロールR4が配置され、第4ロール
R4の下側に第5ロールR5及び第6ロールR6が直線
状に配置され、第1ロールR1と第2ロールR2の軸心
を結ぶ平面が、第3ロールR3と第4ロールR4の軸心
を結ぶ平面に対して傾斜角θで傾斜しており、該傾斜角
θは、10°乃至80°である、ことを特徴とする6本
ロールカレンダが提供される。
【0008】更に本発明によれば、第1ロールR1乃至
第6ロールR6が、順次隣接するロールとの間にニップ
を形成して互いに平行に配置された6本ロールカレンダ
において、第1ロールR1の横側に第2ロールR2が配
置され、第2ロールR2の下側に第3ロールR3が配置
され、第3ロールR3の横側で第1ロールR1の反対側
に第4ロールR4が配置され、第4ロールR4の下側に
第5ロールR5及び第6ロールR6が直線状に配置さ
れ、第2ロールR2と第3ロールR3の軸心を結ぶ平面
が、第4ロールR4と第5ロールR5の軸心を結ぶ平面
に対して傾斜角θで傾斜しており、該傾斜角θは、10
°乃至80°である、ことを特徴とする6本ロールカレ
ンダが提供される。
【0009】本発明の好ましい実施例によれば、第2ロ
ールR2又は第3ロールR3の直径が第1ロールR1及
び第4ロールR4よりも小さい。また、第2ロールR2
の直径が第1ロールR1及び第4ロールR4の直径より
も大きい。更に、前記傾斜角θは、30°〜45°であ
ることが好ましい。
【0010】
【作用】上記本発明の構成によれば、第1ロールR1と
第2ロールR2の軸心を結ぶ平面が、第3ロールR3と
第4ロールR4の軸心を結ぶ平面に対して10°乃至8
0°の傾斜角θで傾斜しているので、第2ロールR2又
は第3ロールR3に作用する圧延力が直交せず、その合
力が小さくなって撓みが減り、ロールで圧延されたシー
トの厚み誤差を減少させることができる。また、ロール
に作用する合力が小さくなるため、これを駆動するトル
クが小さくなり駆動動力が小さくなる。更にロール径を
他のロールよりも小さくすることができ、これにより駆
動動力を更に下げることができる。また、本発明の構成
によれば、上記傾斜角によりロール配列の高さを低くす
ることができ、従来のM型5本ロールカレンダと同程度
の高さの6本ロールカレンダとすることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。図1乃至図5は、本発明による6本ロー
ルカレンダの実施例を示す構成図である。これらの図の
6本ロールカレンダにおいて、第1ロールR1乃至第6
ロールR6が、順次隣接するロールとの間にニップを形
成して互いに平行に配置されている。また、第1ロール
R1の横側に第2ロールR2が配置され、第2ロールR
2の下側に第3ロールR3が配置され、第3ロールR3
の横側で第1ロールR1の反対側に第4ロールR4が配
置され、第4ロールR4の下側に第5ロールR5及び第
6ロールR6が直線状に配置されている。
【0012】図1、図2、図3、及び図5において、第
1ロールR1と第2ロールR2の軸心を結ぶ平面が、第
3ロールR3と第4ロールR4の軸心を結ぶ平面に対し
て角度θをなして傾斜している。また、図4において
は、第2ロールR2と第3ロールR3の軸心を結ぶ平面
が、第4ロールR4と第5ロールR5の軸心を結ぶ平面
に対して角度θをなして傾斜している。この傾斜角θ
は、後述するように10°乃至80°であるのがよく、
更に好ましくは30°〜45°である。
【0013】図1(A)において、第1ロールR1乃至
第6ロールR6は同径ロールであり、そのうち第5ロー
ルR5は軸心が固定された固定ロールであり、かつロー
ルクロス調節装置を備えている。また、その他のロール
はロール間隙の調節可能に軸心を移動できるようになっ
ている。この図の構成では、第1ロールR1と第2ロー
ルR2の軸心を結ぶ平面が水平面に対して角度θをなし
ており、これにより第1ロールR1と第2ロールR2の
軸心を結ぶ平面が、第3ロールR3と第4ロールR4の
軸心を結ぶ平面に対して角度θをなして傾斜している。
【0014】かかる構成により、第1ロールR1から第
2ロールR2ロールに作用する圧延力の分力が第3ロー
ルR3からの圧延力の一部を打ち消し、第2ロールR2
の撓みが減り、第2ロールR2で圧延されたシートの厚
み誤差を減少させることができる。図1(B)は軸受荷
重の軽減により第2ロールR2の直径を小さくした実施
例である。例えば、対象とする圧延材によりロールの撓
みを従来と同一でよい場合には、この図のように第2ロ
ールR2の直径を小さくすることができる。これによ
り、ロールの製作費が低減されるばかりでなく、ロール
の駆動トルクが下がり、駆動動力を下げることができ
る。
【0015】図1(C)は第5ロールR5の直径も小さ
くした実施例であり、これにより、ロールの製作費が更
に低減され、かつ第5ロールの駆動トルクも下がり、駆
動動力を下げることができる。
【0016】図2(A)は、本発明による6本ロールカ
レンダの第2の実施例を示す構成図である。この図にお
いて、第1ロールR1乃至第6ロールR6は同径ロール
であり、そのうち第5ロールR5は軸心が固定された固
定ロールであり、かつロールクロス調節装置を備えてい
る。また、その他のロールはロール間隙の調節可能に軸
心を移動できるようになっている。これらの構成は図1
と同様である。更に、第3ロールR3と第4ロールR4
の軸心を結ぶ平面が水平面に対して角度θをなしてお
り、これにより第1ロールR1と第2ロールR2の軸心
を結ぶ平面が、第3ロールR3と第4ロールR4の軸心
を結ぶ平面に対して角度θをなして傾斜している。
【0017】かかる構成により、第4ロールR4から第
3ロールR3ロールに作用する圧延力の分力が第2ロー
ルR2からの圧延力の一部を打ち消し、第3ロールR3
の撓みが減り、第3ロールR3で圧延されたシートの厚
み誤差を減少させることができる。図2(B)は軸受荷
重の軽減により第3ロールR3の直径を小さくした実施
例である。図1(B)の場合と同様にこれにより、ロー
ルの製作費が低減されるばかりでなく、ロールの駆動ト
ルクが下がり、駆動動力を下げることができる。
【0018】図2(C)は第5ロールR5の直径も小さ
くした実施例であり、これにより、ロールの製作費が更
に低減され、かつ第5ロールの駆動トルクも下がり、駆
動動力を下げることができる。
【0019】図3(A)は、本発明による6本ロールカ
レンダの第3の実施例を示す構成図である。この図にお
いて、第3ロールR3と第4ロールR4の軸心を結ぶ平
面が水平面に対して角度θをなしており、これにより第
1ロールR1と第2ロールR2の軸心を結ぶ平面が、第
3ロールR3と第4ロールR4の軸心を結ぶ平面に対し
て角度θをなして傾斜している。また、第4ロールR4
乃至第6ロールR6の軸心を結ぶ平面は、第2ロールR
2と第3ロールR3の軸心を結ぶ平面とほぼ平行であ
り、かつ第3ロールR3と第4ロールR4の軸心を結ぶ
平面は第2ロールR2と第3ロールR3の軸心線とほぼ
直交している。
【0020】かかる構成により、第1ロールR1と第2
ロールR2間の圧延力の分力が第3ロールR3の方向に
働くため、第2ロールR2の撓みが減り、第2ロールR
2で圧延されたシートの厚み誤差を減少させることがで
きる。また、ロール配置の全高さが低くなり、作業やメ
ンテナンスがやり易くなる。更に、θを適切な角度(例
えば32.5°)にすることによりロール全高さをM形
5本ロールと同等にすることができる。
【0021】なお、図3(B)は軸受荷重の軽減により
第2ロールR2の直径を小さくした実施例であり、ま
た、図3(C)は第5ロールR5の直径も小さくした実
施例である。これにより、ロールの製作費が低減され、
かつロールの駆動トルクも下がり、駆動動力を下げるこ
とができる。
【0022】図4(A)は、本発明による6本ロールカ
レンダの第4の実施例を示す構成図である。この図にお
いて、第2ロールR2と第3ロールR3の軸心を結ぶ平
面が垂直面に対して角度θをなしており、これにより第
2ロールR2と第3ロールR3の軸心を結ぶ平面が、第
4ロールR4と第5ロールR5の軸心を結ぶ平面に対し
て角度θをなして傾斜している。
【0023】かかる構成により第1ロールR1と第2ロ
ールR2間の圧延力の分力が第4ロールR4の方向に働
くため、第2ロールR2と第3ロールR3の両方の撓み
が減り、第2ロールR2及び第3ロールR3で圧延され
たシートの厚み誤差を減少させることができる。図4
(B)は軸受荷重の軽減により第2ロールR2及び第3
ロールR3の直径を小さくした実施例である。図1
(B)の場合と同様にこれにより、ロールの製作費が低
減されるばかりでなく、ロールの駆動トルクが下がり、
駆動動力を下げることができる。
【0024】図5は、本発明による6本ロールカレンダ
の第5の実施例を示す構成図である。この図において、
第1ロールR1、及び第3ロールR3乃至第6ロールR
6は同径であるが、第2ロールR2の径は他のロールよ
り大きい。また、第1ロールR1と第2ロールR2のロ
ール上面高さが水平に配置されている。これにより、第
1ロールR1と第2ロールR2の軸心線が水平面に対し
て角度θをなしている。
【0025】かかる構成により、第1ロールR1と第2
ロールR2の軸心線を水平面に対して角度θに持たせた
まま、ロールR1、R2の上面を同一高さにすることが
でき、ロールカレンダの操作性を向上させることができ
る。
【0026】図6は、図1、及び図3乃至図5に示した
構成のロールカレンダにおいて、第2ロールR2に作用
する圧延力P2を模式的に示すものである。なお、図2
及び図4における第3ロールR3についても同様であ
る。図6(A)において、従来の6本ロールカレンダで
はロールR1、R3からR2に作用する圧延力(ともに
Pとする)は直交するため、P2=1.414Pとな
る。一方、図6(B)において、本発明では、ロールR
1・R2の軸心線とロールR2・R3の軸心線とが90
+θ(°)の角度をなしており、P2=2P・cos
(90+θ)/2の関係になる。この結果、例えばθが
30°の場合にはP2=2P・cos60=Pとなり、
θが45°、15°の場合には、それぞれ、0.765
P、1.217Pとなる。従って、P2=1.414P
の従来例に比較して、θが30°の場合で約70%の荷
重となり、θが45°、15°の場合には約54%、8
6%の荷重となり、荷重の合力が小さくなって撓みが減
り、ロールで圧延されたシートの厚み誤差を減少させる
ことができる。
【0027】また、この軸受荷重の軽減により第2ロー
ルR2の直径を小さくすることができる。例えば、ロー
ルの撓みを従来と同一とすれば、従来のロール径28i
nに対してθが30°の場合で26inにすることがで
き、θが45°、15°の場合には24in、27in
にすることができる。これにより、ロールの製作費が低
減されるばかりでなく、ロールの駆動トルクが下がり、
駆動動力を下げることができる。この駆動動力の低減率
はθが45、30、15°の場合で、約86、93、9
6%となる。
【0028】なお、上記計算値は圧延力をロールR1、
R2,R3が同径ロールで計算した場合であるが、第2
ロールR2を小径にすると導入側のロール接触部のバン
ク厚さが大きくなるため、ロールR1・R2(及びR2
・R3)間の圧延荷重が小さくなることが知られている
(例えば、ARDICHVILIの公式)。従って、ロ
ール撓み量は更に小さくなるので、第2ロールR2の径
を更に小さくすることができる。
【0029】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、第1
ロールR1と第2ロールR2の軸心を結ぶ平面が、第3
ロールR3と第4ロールR4の軸心を結ぶ平面に対して
10°乃至80°の傾斜角θで傾斜しているので、第2
ロールR2又は第3ロールR3に作用する圧延力が直交
せず、その合力が小さくなって撓みが減り、ロールで圧
延されたシートの厚み誤差を減少させることができる。
また、ロールに作用する合力が小さくなるため、これを
駆動するトルクが小さくなり駆動動力が小さくなる。更
にロール径を他のロールよりも小さくすることができ、
これにより駆動動力を更に下げることができる。また、
本発明の構成によれば、上記傾斜角によりロール配列の
高さを低くすることができ、従来のM型5本ロールカレ
ンダと同程度の高さの6本ロールカレンダとすることが
できる。
【0030】従って、本発明により、ロールに作用する
圧延力の合力を低減し、撓みを減少させて製品の厚み誤
差を低減することができ、また、ロールに作用するトル
クを低減し、駆動動力を下げることができ、更に、カレ
ンダロールの全高を低くできる6本ロールカレンダを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による6本ロールカレンダの第1の実
施例を示す構成図である。
【図2】 本発明による6本ロールカレンダの第2の実
施例を示す構成図である。
【図3】 本発明による6本ロールカレンダの第3の実
施例を示す構成図である。
【図4】 本発明による6本ロールカレンダの第4の実
施例を示す構成図である。
【図5】 本発明による6本ロールカレンダの第5の実
施例を示す構成図である。
【図6】 第2ロールR2に作用する圧延力P2を模式
的に示す図である。
【図7】 従来の4本ロールカレンダの構成図である。
【図8】 従来のL型5本ロールカレンダの構成図であ
る。
【図9】 従来のM型5本ロールカレンダの構成図であ
る。
【図10】 従来の6本ロールカレンダの構成図であ
る。
【符号の説明】
R1 第1ロール R2 第2ロール R3 第3ロール R4 第4ロール R5 第5ロール R6 第6ロール B1 バンク B2 バンク B3 バンク B4 バンク θ 傾斜角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 43/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ロールR1乃至第6ロールR6が、
    順次隣接するロールとの間にニップを形成して互いに平
    行に配置された6本ロールカレンダにおいて、 第1ロールR1の横側に第2ロールR2が配置され、第
    2ロールR2の下側に第3ロールR3が配置され、第3
    ロールR3の横側で第1ロールR1の反対側に第4ロー
    ルR4が配置され、第4ロールR4の下側に第5ロール
    R5及び第6ロールR6が直線状に配置され、 第1ロールR1と第2ロールR2の軸心を結ぶ平面が、
    第3ロールR3と第4ロールR4の軸心を結ぶ平面に対
    して傾斜角θで傾斜しており、該傾斜角θは、10°乃
    至80°である、ことを特徴とする6本ロールカレン
    ダ。
  2. 【請求項2】 第1ロールR1乃至第6ロールR6が、
    順次隣接するロールとの間にニップを形成して互いに平
    行に配置された6本ロールカレンダにおいて、 第1ロールR1の横側に第2ロールR2が配置され、第
    2ロールR2の下側に第3ロールR3が配置され、第3
    ロールR3の横側で第1ロールR1の反対側に第4ロー
    ルR4が配置され、第4ロールR4の下側に第5ロール
    R5及び第6ロールR6が直線状に配置され、 第2ロールR2と第3ロールR3の軸心を結ぶ平面が、
    第4ロールR4と第5ロールR5の軸心を結ぶ平面に対
    して傾斜角θで傾斜しており、該傾斜角θは、10°乃
    至80°である、ことを特徴とする6本ロールカレン
    ダ。
  3. 【請求項3】 第2ロールR2又は第3ロールR3の直
    径が第1ロールR1及び第4ロールR4よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の6本ロールカ
    レンダ。
  4. 【請求項4】 第2ロールR2の直径が第1ロールR1
    及び第4ロールR4の直径よりも大きい、ことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の6本ロールカレンダ。
  5. 【請求項5】 前記傾斜角θは、30°〜45°である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の6本ロールカ
    レンダ。
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