JP2004174552A - 圧延機 - Google Patents

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JP2004174552A
JP2004174552A JP2002343582A JP2002343582A JP2004174552A JP 2004174552 A JP2004174552 A JP 2004174552A JP 2002343582 A JP2002343582 A JP 2002343582A JP 2002343582 A JP2002343582 A JP 2002343582A JP 2004174552 A JP2004174552 A JP 2004174552A
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JP2002343582A
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Hideaki Furumoto
秀昭 古元
Ritsuo Hashimoto
律男 橋本
Shigenori Shirogane
重徳 白銀
Sadamu Takahashi
定 高橋
Masatoshi Osaki
公聖 大崎
Kanji Hayashi
寛治 林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Primetals Technologies Holdings Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Mitsubishi Hitachi Metals Machinery Inc
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Abstract

【課題】クロス圧延における大きなスラスト力を効果的に支承することができる圧延機を提供する。
【解決手段】被圧延材を介して上ワークロールと下ワークロールとを交差させて圧延する圧延機において、スラスト軸受2や軸受箱4及びハウジング5のスラスト受け部4a,5aからなるスラスト力受け構造をロール軸方向両側に設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,圧延機のスラスト力受け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、帯鋼板等の被圧延材を圧延する圧延機として、図6に示すような圧延機が知られている。同図に示す圧延機は、上ワークロール100と下ワークロール101とを有する。上ワークロール100の上方には、上バックアップロール102が配置されており、下ワークロール101の下方には、下バックアップロール103が配置されている。
【0003】
圧延機によって被圧延材Sを圧延するに際しては、上ワークロール100と下ワークロール101とを、それぞれの中心軸を略水平に保った状態で微小角度だけ交差させる。そして、上ワークロール100と下ワークロール101とに対し、上バックアップロール102と下バックアップロール103とを介して圧延荷重を加えることにより、被圧延材Sを圧延する。
【0004】
このように、上ワークロール100と下ワークロール101とを僅かに交差させることにより、上下ワークロールや上下バックアップロールの撓みを打ち消して、上ワークロール100と下ワークロール101との間のギャップを被圧延材Sの幅方向に略一定にすることができる。
【0005】
そして現在では、上ワークロール100と下ワークロール101の交差角2θ(クロス角θ)を大きく(例えば、θ=1〜1.5°→θ=1.5°〜20°)した大クロス圧延機も考案されている。
【0006】
この大クロス圧延は、通常のクロス圧延に比べてロールクロス角を大きくし、被圧延材に対して大きなせん断ひずみを付与し、圧延直後の再結晶過程における結晶粒の微細化、または、変態時における結晶粒の微細化を実現して、ランクフォード値(r値)によってあらわされる深絞り性の性質向上等を狙ったものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような大クロス圧延機に限らずクロス圧延機を用いたクロス圧延においては、図7に示すように、ロールクロスにより、ワークロール1のワークロール胴部1aと被圧延材には板幅方向に相対すべりが生じ、これによってワークロール1には板幅方向へのスラスト力Fが発生する。このスラスト力Fはクロス角θに比例するため、大クロス圧延機ではそれだけ大きなスラスト力Fが発生することになる。
【0008】
ところが、従来のクロス圧延機には、図7にも示すように、圧延によるスラスト力を支承するためのスラスト軸受2が、ワークロールネック部1bの片側のみに1個しか設けていないため、大クロス圧延における大きなスラスト力Fを支承することはできないという問題点があった。即ち、大クロス圧延による製品の材質改善や性能向上にも自ずと限界があったのである。尚、図7中3はラジアル軸受、4は軸受箱(チョック)である。
【0009】
本発明は、前述した状況に鑑みてなされたもので、クロス圧延における大きなスラスト力を効果的に支承することができる圧延機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するための本発明に係る圧延機は、被圧延材を介して上ワークロールと下ワークロールとを交差させて圧延する圧延機において、ロールのスラスト力受け構造をロール軸方向両側に設けたことを特徴とする。
【0011】
また、被圧延材を介して上ワークロールと下ワークロールとを交差させて圧延する圧延機において、ロールのスラスト力受け構造をロール軸方向片側のみに複数箇所設けたことを特徴とする。
【0012】
また、前記スラスト力受け構造に油圧機構を採用したことを特徴とする。
【0013】
また、前記上ワークロールと下ワークロールとのクロス角θをθ=1.5°〜20°と大きくしたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る圧延機を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
【0015】
[第1実施例]
図1は本発明の第1実施例を示すスラスト力受け構造の模式図である。
【0016】
図1に示すように、ワークロール1はワークロール胴部1aとワークロールネック部1bとからなり、ワークロールネック部1bにおいて軸受箱(チョック)4を介してハウジング5に回転自在に支持されている。即ち、軸受箱4内には、スラスト軸受2とラジアル軸受3とが装備されるのである。
【0017】
そして本実施例では、前記スラスト軸受2及びスラスト力受け部4aがワークロールネック部1bの両側に装備され、受圧面積を増大させることによって、大クロス圧延の大スラスト力Fを軸受箱4とハウジング5のスラスト力受け部5a間で支承し得るようになっている。
【0018】
これによれば、上,下ワークロール1のクロス角θ(図6参照)を例えばθ=10°〜20°と大きくした大クロス圧延においても、スラスト力Fを確実に支承することができ、依って、大クロス圧延による製品の材質改善や性能向上が図れる。
【0019】
[第2実施例]
図2は本発明の第2実施例を示すスラスト力受け構造の模式図である。
【0020】
これは、スラスト軸受2及びスラスト力受け部4aをワークロールネック部1bの片側のみに複数個(図示例では2個)設けた例である。
【0021】
これによれば、第1実施例と同様に、受圧面積を増大させられることによって、大クロス圧延の大スラスト力Fを軸受箱4とハウジング5のスラスト力受け部5a間で支承することができる。
【0022】
[第3実施例]
図3は本発明の第3実施例を示すスラスト力受け構造の模式図、図4はスラスト力受けに油圧機構を用いる目的を説明する模式図である。
【0023】
前述したようにクロス圧延では、ロールクロスにより、ワークロールと被圧延材には板幅方向に相当すべりが生じ、このためスラスト力Fが発生する。そこで、図3及び図4に示すように、ワークロールネック部1b片側にスラスト受け油圧機構6を装備している場合、スラスト力Fは、スラスト受け油圧機構6でF、反対側のスラスト受け油圧機構を装備していない軸受箱4とハウジング5間でFで支承される。従って、スラスト受け油圧機構6で支承荷重を設定することにより、FとFは均等にスラスト力1/2Fずつ支承することが可能になる。言い換えれば、スラスト受力の配分の調整が容易となる。
【0024】
例えば、スラスト力Fが、F=200tonf発生する場合、スラスト受け油圧機構6でF=100tonf支承するように設定すれば、反対側のスラスト受け油圧機構6を装備していない軸受箱4とハウジング5間では、F=100tonf支承し、均等にスラスト力を支承することが可能になる。これにより、ロール軸両側での偏荷重を抑制することが可能で、その結果、スラスト軸受2の容量を抑制することが可能になる。前記スラスト受け油圧機構6は押板7とともにワークロールネック部1b周りに複数個設けると好適である。
【0025】
尚、スラスト受け油圧機構6は、ロールの回転方向を反対にし,圧延方向を逆向きにできる可逆圧延機(リバースミル)においては、スラスト力Fの向きがロール軸両側に発生するため、図5に示すように、ワークロールネック部1b両側に装備するケースも考えられる。また、前記スラスト受け油圧機構6でスラスト力の全部を支承するようにしてもよい。
【0026】
また、本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることはいうまでもない。例えば、ロール軸両側にスラスト軸受2及びスラスト力受け部4aをそれぞれ複数個設けてもよい。また、本発明は大クロス圧延に限らず、通常のクロス圧延機に適用しても有効である。また、2段及び4段に限らず、6段圧延機にも本発明は適用することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上、実施例に基づいて詳細に説明したように、本発明の請求項1に係る発明は、被圧延材を介して上ワークロールと下ワークロールとを交差させて圧延する圧延機において、ロールのスラスト力受け構造をロール軸方向両側に設けたので、クロス圧延における大きなスラスト力をスラスト軸受の容量を抑制しつつ効果的に支承することができる。
【0028】
本発明の請求項2に係る発明は、被圧延材を介して上ワークロールと下ワークロールとを交差させて圧延する圧延機において、ロールのスラスト力受け構造をロール軸方向片側のみに複数箇所設けたので、クロス圧延における大きなスラスト力をスラスト軸受の容量を抑制しつつ効果的に支承することができる。
【0029】
本発明の請求項3に係る発明は、前記スラスト力受け構造に油圧機構を採用したので、スラスト受け力の調整が可能となる。
【0030】
本発明の請求項4に係る発明は、前記上ワークロールと下ワークロールとのクロス角θをθ=1.5°〜20°と大きくしたので、請求項1に係る発明と同様の作用・効果に加えて、被圧延材に対して大きなせん断ひずみを付与し、圧延直後の再結晶過程における結晶粒の微細化、または、変態時における結晶粒の微細化を実現して、ランクフォード値(r値)によってあらわされる深絞り性の性質向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すスラスト力受け構造の模式図である。
【図2】本発明の第2実施例を示すスラスト力受け構造の模式図である。
【図3】本発明の第3実施例を示すスラスト力受け構造の模式図である。
【図4】スラスト力受けに油圧機構を用いる目的を説明する模式図である。
【図5】第3実施例の変形例を示すスラスト力受け構造の模式図である。
【図6】従来の圧延機を模式的に示す斜視図である。
【図7】従来のスラスト力受けの構造を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ワークロール
2 スラスト軸受
3 ラジアル軸受
4 軸受箱
5 ハウジング
6 スラスト受け油圧機構

Claims (4)

  1. 被圧延材を介して上ワークロールと下ワークロールとを交差させて圧延する圧延機において、
    ロールのスラスト力受け構造をロール軸方向両側に設けたことを特徴とする圧延機。
  2. 被圧延材を介して上ワークロールと下ワークロールとを交差させて圧延する圧延機において、
    ロールのスラスト力受け構造をロール軸方向片側のみに複数箇所設けたことを特徴とする圧延機。
  3. 請求項1又は2に記載する圧延機において、前記スラスト力受け構造に油圧機構を採用したことを特徴とする圧延機。
  4. 請求項1,2又は3に記載する圧延機において、前記上ワークロールと下ワークロールとのクロス角θをθ=1.5°〜20°と大きくしたことを特徴とする圧延機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101602119A (zh) * 2009-07-08 2009-12-16 江苏常宝普莱森钢管有限公司 钢坯热穿孔机的精确传导辊结构

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