JPH10291004A - 4段圧延機 - Google Patents

4段圧延機

Info

Publication number
JPH10291004A
JPH10291004A JP10151497A JP10151497A JPH10291004A JP H10291004 A JPH10291004 A JP H10291004A JP 10151497 A JP10151497 A JP 10151497A JP 10151497 A JP10151497 A JP 10151497A JP H10291004 A JPH10291004 A JP H10291004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work roll
roll
thrust
bearing block
supported
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10151497A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahisa Miyaguchi
周久 宮口
Keiji Mizuta
桂司 水田
Kazuo Morimoto
和夫 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP10151497A priority Critical patent/JPH10291004A/ja
Publication of JPH10291004A publication Critical patent/JPH10291004A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングを不要として、重量軽減,制作費
低減と設置スペースの縮小が図れる4段圧延機を提供す
る。 【解決手段】 下バックアップロール4及び下ワークロ
ール2の一端部をベアリングを介して支持して床に着座
固定された一対の下ベアリングブロック10と、該下ベ
アリングブロック10上に設けられ上バックアップロー
ル3及び上ワークロール1の一端部をベアリングを介し
て支持する一対の上ベアリングブロック9と、上下ベア
リングブロック相互を板入側及び出側においてそれぞれ
互いに引張り合う圧下シリンダ11とを設けて、大重量
のハウジングを不要とし、4段圧延機の構造を簡単にす
ることを可能にした。また、前記上ベアリングブロック
9に前記上ワークロール1の両端部を支持した上ワーク
ロールチョック5を圧延方向に支持する上クロスシリン
ダ13を設け、前記下ベアリングブロック10に前記下
ワークロール2の両端部を支持した下ワークロールチョ
ック6を圧延方向に支持する下クロスシリンダ15を設
けた

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下バックアップ
ロールを支持する上下ベアリングブロックを上下方向に
互いに引張り合うことによって上ワークロールを圧下
し、ハウジングを不要とした4段圧延機に関する。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10において、1は上ワーク
ロール、2は下ワークロールであり、上ワークロールチ
ョック5及び下ワークロールチョック6にそれぞれ軸着
され、ハウジング60のパスラインの上下に内装されて
いる。3は上バックアップロール、4は下バックアップ
ロールであり、上バックアップロールチョック51及び
下バックアップロールチョック52にそれぞれ軸着さ
れ、ハウジング60の上ワークロールチョック5及び下
ワークロールチョック6の上下に内装されている。53
は上クロスシリンダ、55は下クロスシリンダであり、
ハウジング60に埋設され、そのロッド部先端には上ロ
ールチョック5および下ロールチョック6を圧延方向に
支持するクロスヘッド54,56が装着されている。7
は上ベンドシリンダ、8は下ベンドシリンダ、57はバ
ランスシリンダ、58は圧下シリンダ、59は圧下スク
リュウである。
【0003】作業側のハウジング60には上下のスラス
ト受けブロック61が装着され、図10に示すように上
下スラスト受けブロック61の切欠き部61aに嵌挿さ
れたローラ62と、このローラ62を軸支して上下ロー
ルチョック5,6に枢着された軸63およびレバー64
と、この双方のレバー64を連結するリンク65とから
成る4リンク式のスラスト受け装置が装設されている。
また、上下バックアップロールチョック3,4とハウジ
ング60とにも前記と同様の上下スラスト受けブロック
66、ローラ67、軸68およびレバー69、リンク7
0から成る4リンク式のスラスト受け装置が装設されて
いる。
【0004】上ベンドシリンダ7を作動させながら圧下
スクリュウ59を回転し、上ワークロールチョック5及
び上バックアップロールチョック51を昇降して上ワー
クロール1および上バックアップロール3の高さを調整
し、帯材50の圧延に必要な上ワークロール1と下ワー
クロール2のロールギャップを設定し、上下クロスシリ
ンダ53,55およびクロスヘッド54,56によって
上ワークロール1および下ワークロール2をクロス点C
pを中心に互いに反対方向に回動して所要のクロス角θ
でクロスさせる。そして、上ワークロール1及び下ワー
クロール2を図示しない駆動装置によって駆動回転して
搬送された帯材50を噛込ませ、圧下シリンダ58によ
って上ワークロール1の高さを微調整して所要の板厚を
保持し、上下ベンドシリンダ7,8によって上下ワーク
ロール1,2のベンィングを調整すると共に上下クロス
シリンダ53,55によってクロス角θを微調整しなが
ら板形状を良好に保持して圧延する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の圧延機
では、大重量のハウジングと、複雑な構造の圧下装置お
よび4リンク式のスラスト受け装置を必要とする。
【0006】従って、圧延機の製作費及び維持管理費が
高価なものになる。また、広い設置スペースを必要とす
ると共に、ハウジングの圧延方向の幅が広いのでこの圧
延機をタンデムに列設した場合にはそのライン長が増大
するという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるハウジング
レス4段圧延機は、次のように構成することで、前記課
題を解決するための手段とする。
【0008】(1).下バックアップロール及び下ワー
クロールの一端部をベアリングを介して支持して床に着
座固定された一対の下ベアリングブロックと、該下ベア
リングブロック上に設けられ上バックアップロール及び
上ワークロールの一端部をベアリングを介して支持する
一対の上ベアリングブロックと、上下ベアリングブロッ
ク相互を板入側及び出側においてそれぞれ互いに引張り
合うロール圧下装置とを具えたものである。
【0009】(2).(1)項の圧延機であって、前記
上ベアリングブロックに前記上ワークロールの両端部を
支持した上ワークロールチョックを圧延方向に支持する
上ロールクロス装置を設け、前記下ベアリングブロック
に前記下ワークロールの両端部を支持した下ワークロー
ルチョックを圧延方向に支持する下ロールクロス装置を
設けたものである。
【0010】(3).(2)項の圧延機であって、前記
上ワークロールチョックの下部と下ワークロールチョッ
クの上部の少なくともいずれか一方のスラスト方向に被
支持部材を設けると共に反スラスト方向にこの被支持部
材と係合するスラスト受け部材を設け、前記上ワークロ
ールチョックの上部と下ワークロールチョックの下部の
少なくともいずれか一方および上ベアリングブロックと
下ベアリングブロックの少なくともいずれか一方のスラ
スト方向に前記スラスト受け部材と係合する被支持部材
を設けると共に反スラスト方向に前記被支持部材と係合
するスラスト受け部材を設け、これらのスラスト受け部
材の被支持部材との係合面をワークロールクロス点を中
心とする半径の円弧状曲面に形成したものである。
【0011】(4).(2)項の圧延機であって、前記
上ワーククロスチョックと下ワークロールチョックの少
なくともいずれか一方のスラスト方向に被支持部材を設
けると共に反スラスト方向にスラスト受け部材を設け、
前記上ベアリングブロックと下ベアリングブロックの少
なくともいずれか一方のスラスト方向に前記スラスト受
け部材と係合する被支持部材を設けると共に反スラスト
方向にこの被支持部材と係合するスラスト受け部材を設
け、これらのスラスト受け部材の被支持部材との係合面
をワークロールクロス点を中心とする半径の円弧状曲面
に形成し、前記上ベアリングブロックと下ベアリングブ
ロックの少なくともいずれか一方の反スラスト方向に前
記下ベアリングブロックと上ベアリングブロックの少な
くともいずれか一方のバックアップロールスラスト力を
上下で互いに支持するバックアップロールスラスト受け
部材を設けたものである。
【0012】(5).(1)項の圧延機であって、前記
上ベアリングブロックおよび下ベアリングブロックの入
側および出側に突出部をそれぞれ形成し、この各々の突
出部に上下で対向する球面部をそれぞれ形成した上球面
穴および下球面穴をそれぞれ穿設し、この各々の上下球
面部とそれぞれ摺動する上球面ブッシュおよび下球面ブ
ッシュを前記ロール圧下装置の上下に設けて前記ロール
圧下装置を傾動可能とし、前記下ベアリングブロックの
脚部をロールクロス方向に回動自在に支持し、前記上ベ
アリングブロックに上ロールクロス装置を設け、前記下
ベアリングブロックに下ロールクロス装置を設けたもの
である。
【0013】(6).(5)項の圧延機であって、前記
上ワークロールチョックと下ワークロールチョックの少
なくともいずれか一方のスラスト方向に被支持部材を設
けると共に反スラスト方向にこの被支持部材と係合する
スラスト受け部材を設け、このスラスト受け部材の被支
持部材との係合面をワークロールクロス点を中心とする
半径の円弧状曲面に形成したものである。
【0014】[作用] (1).ロール圧下装置によって上ベアリングブロック
および上バックアップロールを介して上ワークロールを
昇降させ、上ワークロールと下ワークロールのロールギ
ャップを設定して上ワークロールおよび下ワークロール
を駆動回転し、搬送された帯材をこのロールギャップに
噛込ませて所要の板厚に圧延する。帯材の圧延中は、そ
の板厚変動に応じてロール圧下装置を作動させてロール
ギャップを微調整し、所要の板厚に保持する。
【0015】(2).(1)項の作用に加え、上ロール
クロス装置および下ロールクロス装置によって上ワーク
ロールチョックおよび上ワークロールと下ワークロール
チョックおよび下ワークロールとをワークロールクロス
点を中心に互いに反対方向に回動させて上ワークロール
と下ワークロールとだけを所要のクロス角でクロスさ
せ、搬送された帯材を前記ロールギャップに噛込ませて
圧延する。帯材の圧延中にその板幅方向の板厚分布が変
動すると、上下ロールクロス装置を微細に作動させてク
ロス角を微調整し、帯材の板形状を良好に保持する。
【0016】(3).(2)項の作用に加え、上ワーク
ロールと下ワークロールとを互いにクロスさせて帯材を
圧延すると、そのクロス角に応じて上ワークロールと下
ワークロールには互いに反対のロール軸方向に上ワーク
ロールスラスト力および下ワークロールスラスト力がそ
れぞれ発生し、さらに上バックアップロールおよび下バ
ックアップロールにも上ワークロールおよび下ワークロ
ールに対する上バックアップロールスラスト力および下
バックアップロールスラスト力がそれぞれ発生する。
【0017】この上ワークロールスラスト力および下ワ
ークロールスラスト力を、上ワークロールチョックの下
部と下ワークロールチョックの上部の少なくともいずれ
か一方のスラスト方向にある被支持部材と反スラスト方
向にあるスラスト受け部材とによって互いに支持し合っ
て相殺する。
【0018】また、上バックアップロールスラスト力お
よび下バックアップロールスラスト力を、上ベアリング
ブロックと下ベアリングブロックの少なくともいずれか
一方のスラスト方向にある被支持部材および反スラスト
方向にあるスラスト受け部材を介して上ワークロールチ
ョックの上部と下ワークロールチョックの下部の少なく
ともいずれか一方の反スラスト方向にあるスラスト受け
部材およびスラスト方向にある被支持部材によってそれ
ぞれ支持する。上ワークロールと下ワークロールとのク
ロス角の変動中は、上ワークロールチョックおよび下ワ
ークロールチョックが各々のスラスト受け部材の円弧状
曲面に沿ってワークロールクロス点を中心に、上下ワー
クロールスラスト力を支持したままで回動する。
【0019】(4).(2)項の作用に加え、上ワーク
ロールと下ワークロールとを互いにクロスさせて帯材を
圧延すると、(3)項と同様の上下ワークロールスラス
ト力および上下バックアップロールスラスト力がそれぞ
れ発生する。
【0020】この上ワークロールスラスト力と上バック
アップロールスラスト力とを上ワークロールチョックと
上ベアリングブロックの少なくともいずれか一方のスラ
スト方向にある被支持部材と反スラスト方向にあるスラ
スト受け部材によって互いに支持し合って相殺し、下ワ
ークロールスラスト力と下バックアップロールスラスト
力とを下ワークロールチョックと下ベアリングブロック
の少なくともいずれか一方のスラスト方向にある被支持
部材と反スラスト方向にあるスラスト受け部材によって
互いに支持し合って相殺する。
【0021】また、上下ワークロールスラスト力を支持
する上下ベアリングブロックを、上ベアリングブロック
と下ベアリングブロックの少なくともいずれか一方の反
スラスト方向にあるバックアップロールスラスト受け部
材によって支持する。
【0022】上ワークロールと下ワークロールとのクロ
ス角の変動中は、上ワークロールチョックおよび下ワー
クロールチョックが各々のスラスト受け部材の円弧状曲
面に沿ってワークロールクロス点を中心に、上下ワーク
ロールスラスト力を支持したままで回動する。
【0023】(5).(1)項の作用に加え、下ロール
クロス装置によって下ベアリングブロックの脚部をロー
ルクロス方向に回動させながら下バックアップロールお
よび下ワークロールチョックをワークロールクロス点を
中心に回動させると共に上ロールクロス装置によって上
ベアリングブロック、上バックアップロール、上ワーク
ロールチョックを互いに反対方向に回動させて下ワーク
ロールと上ワークロールとを所要のクロス角でクロスさ
せ、搬送された帯材を前記ロールギャップに噛込ませて
圧延する。
【0024】帯材の圧延中にその板幅方向の板厚分布が
変動すると上下ロールクロス装置を微細に作動させてク
ロス角を微調整し、帯材の板形状を良好に保持する。上
ワークロールと下ワークロールとをクロスさせるとロー
ル圧下装置が傾動してロールギャップが僅かに小さくな
るので、各々のロールクロス装置の作動ストローク長さ
によって圧下装置を作動させ、前記ロールギャップを補
正する。
【0025】(6).(5)項の作用に加え、上ワーク
ロールおよび上バックアップロールと下ワークロールお
よび下バックアップロールとを互いにクロスさせて帯材
を圧延すると、そのクロス角に応じて上ワークロールと
下ワークロールには互いに反対方向の上ワークロールス
ラスト力および下ワークロールスラスト力がそれぞれ発
生する。この上ワークロールスラスト力と下ワークロー
ルスラスト力とを、上ワークロールチョックと下ワーク
ロールチョックの少なくともいずれか一方のスラスト方
向にある被支持部材と反スラスト方向にあるスラスト受
け部材とによって互いに相殺する。
【0026】クロス角の変動中は、スラスト受け部材の
円弧状曲面に沿って上ベアリングブロックおよび下ベア
リングブロックがワークロールクロス点を中心に、上下
ワークロールスラスト力を支持したままで回動する。
【0027】
【発明の実施の形態】
[第1実施例] [構成] 図1乃至図3において、上ワークロール1お
よび下ワークロール2の両端部は上ワークロールチョッ
ク5および下ワークロールチョック6によってそれぞれ
支持され、この上ワークロールチョック5および下上ワ
ークロールチョック6は、上バックアップロール3およ
び下バックアップロール4の両端部を支持する上ベアリ
ングブロック9および下ベアリングブロック10に埋設
された上クロスシリンダ13および下クロスシリンダ1
5のクロスヘッド14,16によって圧延方向に支持さ
れている。上ベアリングブロック9の入側および出側の
端部には、下ベアリングブロック10の入側および出側
の端部と圧延方向に互いに支持する昇降ガイド23が設
けられている。上ベアリングブロック9は下ベアリング
ブロック10の上面に埋設されたプルバックシリンダ1
7によって支持されている。このプルバックシリンダ1
7は、上下ワークロール1,2間の隙間を調整維持する
手段として設けられるが、同手段として例えば、後述す
る圧下シリンダ11の上側の油圧室11Aに油圧を加え
るものとしてもよい。
【0028】上ベアリングブロック9および下ベアリン
グブロック10には上ベンドシリンダ7および下ベンド
シリンダ8がそれぞれ埋設され、上ワークロール1およ
び下ワークロール2はこの上下ベンドシリンダ7,8に
よって上バックアップロール3および下バックアップロ
ール4に押圧されている。上ベアリングブロック9およ
び下ベアリングブロック10の入側および出側には突出
部9a,10aがそれぞれ形成され、この各々の突出部
9a,10aは圧下シリンダ11およびそのロッド部1
1aの下端に螺合するナット12によって連結されてい
る。
【0029】作業側の上ワークロールチョック5の上部
および下部には上被支持ブロック18が装着され、下ワ
ークロールチョック6の上部および下部には上スラスト
受けブロック19および下スラスト受けブロック22が
それぞれ装着されている。また、上ベアリングブロック
9には上スラスト受けブロック21が装着され、下ベア
リングブロック10には下被支持ブロック20がそれぞ
れ装着されている。各々のスラスト受けブロック19,
21,22の被支持ブロック18,20との摺動面はク
ロス点Cpを中心とするスラスト受け曲面半径R1 ,R
2 の円弧状に形成されている。なお、被支持ブロック1
8,20の代わりに従来の装置と同様のローラを用いて
もよい。また、駆動側の下ワークロールチョック6およ
び上ベアリングブロック9にも被支持ブロック18,2
0を装着し、上ワークロールチョック5および下ベアリ
ングブロック10にもスラスト受けブロック19,21
を装着してもよい。
【0030】尚、上スラスト受けブロック19と下スラ
スト受けブロック22とは一体に形成されて下ワークロ
ールチョック6に固定されても良い。また、上被支持ブ
ロック18は上ワークロールチョック5に、上スラスト
受けブロック21は上ベアリングブロック9に固定され
ている。この上被支持ブロック18と上スラスト受けブ
ロック19とによって上下ワークロール1,2のスラス
ト力が相殺される。
【0031】[作用・効果] 各々のプルバックシリン
ダ17および圧下シリンダ11によって上ワークロール
1と下ワークロール2とのロールギャップを設定すると
共に、各々の上クロスシリンダ13、上クロスヘッド1
4および下クロスシリンダ15、下クロスヘッド16に
よって上ワークロールチョック5および下ワークロール
チョック6とをクロス点Cpを中心に互いに反対方向に
回動させて上ワークロール1と下ワークロール2とを中
心線Cに対して所要のクロス角θでクロスさせ、上ワー
クロール1および下ワークロール2を図示しない駆動装
置、スピンドルおよび自在継手によって駆動回転する。
【0032】この上ワークロール1と下ワークロール2
とのロールギャップに搬送された帯材50を噛込ませ、
所要の板厚に圧延する。帯材50の圧延中にその板厚が
変動すると各々の圧下シリンダ11を作動させて板厚を
微調整し、その板幅方向の板厚分布が変動すると各々の
上下クロスシリンダ13,15を作動させてクロス角θ
を微調整すると共に、上下ベンドシリンダ7,8によっ
て上下ワークロール1,2のベンディングを調整し、帯
材50の板形状を良好に保持する。
【0033】上ワークロール1と下ワークロール2とを
互いにクロスさせて帯材50を圧延すると、そのクロス
角θに応じて図2に示すように上ワークロール1には作
業側への上ワークロールスラスト力S1 が、下ワークロ
ール2には駆動側への下ワークロールスラスト力S2
それぞれ発生し、さらに上バックアップロール3には上
ワークロール1に対する駆動側への上バックアップロー
ルスラスト力S3 が、下バックアップロール4には下ワ
ークロール2に対する作業側への下バックアップロール
スラスト力S4 がそれぞれ発生する。この上ワークロー
ルスラスト力S 1 が作用する上ワークロール1と下ワー
クロールスラスト力S2 が作用する下ワークロール2と
を上被支持ブロック18と上スラスト受けブロック19
とによって互いに相殺する。また、下バックアップロー
ルスラスト力S4 を、下被支持ブロック20を介して下
スラスト受けブロック22によって支持し、上バックア
ップロールスラスト力S3 を、上スラスト受けブロック
21を介して上被支持ブロック18によって支持する。
【0034】クロス角θの変動中は、上下スラスト受け
ブロック19,21,22の円弧状曲面が各々のスラス
ト力S1 ,S2 ,S3 ,S4 を支持したままで、上下被
支持ブロック18,20と摺動する。
【0035】[第2実施例] [構成] 図4及び図5において、作業側の上ワークロ
ールチョック5には上被支持ブロック18が装着され、
下ワークロールチョック6には下スラスト受けブロック
22が装着されている。上ベアリングブロック9には上
被支持ブロック18と摺動する上スラスト受けブロック
21が装着され、下ベアリングブロック10には上スラ
スト受けブロック22と摺動する下被支持ブロック20
が装着されている。上下被支持ブロック18,20と上
下スラスト受けブロック21,22との摺動面はクロス
点Cpを中心とするスラスト受け曲面半径R1 ,R2
円弧状に形成されている。なお、駆動側の上ワークロー
ルチョック5および上ベアリングブロック9にスラスト
受けブロックおよび被支持ブロックを装着し、下ワーク
ロールチョック6および下ベアリングブロック10に被
支持ブロックおよびスラスト受けブロックを装着しても
よい。
【0036】上ベアリングブロック9の双方の突出部9
aには下ベアリングブロック10をロール軸方向に支持
するバックアップロールスラスト受けブロック24(図
1の上スラスト受けブロック19に相当)が装着されて
いる。その他の構成は、第1実施例と同一である。
【0037】[作用・効果] 上ワークロールスラスト
力S1 を、被支持ブロック18を介してスラスト受けブ
ロック21によって支持し、下ワークロールスラスト力
2を、下スラスト受けブロック22を介して下被支持
ブロック20によって支持する。また、上バックアップ
ロールスラストS3 が作用する上ベアリングブロック9
をバックアップロールスラスト受けブロック24を介し
て下ベアリングブロック10によって支持する。その他
の作用は、第1実施例と同一である。
【0038】[第3実施例] [構成] 図6及び図7において、上ワークロール1お
よび下ワークロール2の両端部は上ワークロールチョッ
ク25および下ワークロールチョック26によってそれ
ぞれ支持され、この上ワークロールチョック25および
下上ワークロールチョック26は、上バックアップロー
ル3および下バックアップロール4の両端部を支持する
上ベアリングブロック31および下ベアリングブロック
32によって圧延方向およびロール軸方向に支持され、
上ベアリングブロック31および下ベアリングブロック
32に埋設された上ベンドシリンダ29および下ベンド
シリンダ30によって上下バックアップロール3,4に
押圧されている。
【0039】作業側および駆動側の下ベアリングブロッ
ク32の入側および出側の各々の脚部32cのストッパ
44との摺動面はクロス点Cpを中心とする半径R4
円弧状に形成され、ベースブロック43およびストッパ
44によって円弧状に摺動するように、それぞれ支持さ
れている。上ベアリングブロック31は下ベアリングブ
ロック32の上面に埋設されたプルバックシリンダ37
によって支持されている。
【0040】双方の上ベアリングブロック31および下
ベアリングブロック32の入側および出側には突出部3
1a,32aがそれぞれ設けられ、この各々の突出部3
1a,32aには上球面穴31bおよび下球面穴32b
の球面部が上下で対向するように穿設されている。この
上球面穴31bおよび下球面穴32bには上球面ブッシ
ュ34の球面が上球面穴31bの球面と摺動して傾動す
るように圧下シリンダ33が装設され、そのロッド部3
3aの下端部にはテーパナット36および下球面穴32
bの球面と摺動する下球面ブッシュ35が装着されてい
る。
【0041】各々のベースブロック43には下クロスシ
リンダ41がそれぞれ装設され、そのクロスヘッド42
は下ベアリングブロック32の入側および出側にそれぞ
れ係合されている。下ベアリングブロック32の入側お
よび出側の上面には、下クロスシリンダ41の2倍のス
トロークを有する上クロスシリンダ38が装設され、そ
のクロスヘッド39は上ベアリングブロック31の入側
および出側の突起部31cにそれぞれ係合されている。
【0042】作業側の上ワークロールチョック25には
被支持ブロック27が装着され、下ワークロールチョッ
ク26にはこの被支持ブロック27と摺動するスラスト
受けブロック28(図1の上スラスト受けブロック19
に相当)が装着されている。そして、この摺動面はクロ
ス点Cpを中心とするスラスト受け曲面半径R3 の円弧
状に形成されている。なお、被支持ブロック27の代わ
りに従来の装置と同様のローラを用いてもよい。また、
駆動側の上ワークロールチョック25にもスラスト受け
ブロック28を装着し、下ワークロールチョック26に
も被支持ブロック27を装着してもよい。
【0043】[作用・効果] 各々のプルバックシリン
ダ37および圧下シリンダ33によって上ワークロール
1と下ワークロール2とのロールギャップを設定すると
共に、各々の下クロスシリンダ41および上クロスシリ
ンダ38によって下ベアリングブロック32および下バ
ックアップロール4、下ワークロールチョック26およ
び下ワークロール2と、上ベアリングブロック31およ
び上バックアップロール3、上ワークロールチョック2
5および上ワークロール1とをクロス点Cpを中心に互
いに反対方向に回動させて上ワークロール1および上バ
ックアップロール3と下ワークロール2および下バック
アップロール4とをペアで、中心線Cに対して所要のク
ロス角θでクロスさせ、上ワークロール1および下ワー
クロール2を図示しない駆動装置、スピンドルおよび自
在継手によって駆動回転し、搬送された帯材50をこの
ロールギャップに噛込ませ、所要の板厚に圧延する。
【0044】帯材50の圧延中にその板厚が変動すると
各々の圧下シリンダ33を作動させて板厚を微調整し、
その板幅方向の板厚分布が変動すると各々の下クロスシ
リンダ41を作動させると共に上クロスシリンダ38を
下クロスシリンダ41の2倍のストローク長さで作動さ
せてクロス角θを微調整し、さらに上下ベンドシリンダ
29,30によって上下ワークロール1,2のベンディ
ングを調整し、帯材50の板形状を良好に保持する。上
ワークロール1と下ワークロール2とをクロスさせると
圧下シリンダ33が傾動して前記ロールギャップが僅か
に小さくなるので、各々の上下クロスシリンダ38,4
1の作動ストローク長さによって圧下シリンダ33を微
作動させ、このロールギャップを補正する。
【0045】上ワークロール1と下ワークロール2とを
互いにクロスさせて帯材50を圧延すると、そのクロス
角θに応じて図7に示すように上ワークロール1には作
業側への上ワークロールスラスト力S1 が、下ワークロ
ール2には駆動側への下ワークロールスラスト力S2
それぞれ作用する。この上ワークロールスラスト力S 1
および下ワークロールスラスト力S2 を被支持ブロック
27とスラスト受けブロック28とによって互いに支持
し合い、この上ワークロールスラスト力S1 と下ワーク
ロールスラスト力S2 とを相殺する。
【0046】なお、上ワークロール1と上バックアップ
ロール3、および下ワークロール2と下バックアップロ
ール4とにはスラスト力が作用しない。クロス角θの変
動中は、スラスト受けブロック28の円弧状曲面が上下
ワークロールスラスト力S1 ,S2 を支持したままで、
被支持ブロック27と摺動し、下ベアリングブロック4
の脚部32cは各々のベースブロック43のストッパ4
4によってロール軸方向に位置決めされてその円弧状曲
面が摺動する。
【0047】[第4実施例] [構成] 図8は、第1実施例のワークロールクロス装
置である上下クロスシリンダ13,15、クロスヘッド
14,16と、スラスト受け装置である上下被支持ブロ
ック18,20、上下スラスト受けブロック19,2
1,22とを除去した4段圧延機を示す、上下ベアリン
グブロック9,10の右側を破断した側面図であり、そ
の他の構成は第1実施例を示す、図1乃至図3の4段圧
延機と同一である。
【0048】[作用・効果] 各々のプルバックシリン
ダ17および圧下シリンダ11によって上ワークロール
1と下ワークロール2とのロールギャップを設定し、上
ワークロール1および下ワークロール2を図示しない駆
動装置、スピンドルおよび自在継手によって駆動回転す
る。
【0049】この上ワークロール1と下ワークロール2
とのロールギャップに搬送された帯材50を噛込ませ、
所要の板厚に圧延する。帯材50の圧延中にその板厚が
変動すると各々の圧下シリンダ11を作動させて板厚を
微調整し、その板幅方向の板厚分布が変動すると上下ベ
ンドシリンダ7,8によって上下ワークロール1,2の
ベンディングを調整し、帯材50の板形状を良好に保持
する。
【0050】尚、本発明は上記各実施例に限定されず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であ
る。例えば、ロール圧下装置は、板に圧下を加える装置
でよく、圧下シリンダ11,33の他、スクリュウジャ
ッキやラックアンドピニオン、ウォームホイール構造と
してもよい。
【0051】
【発明の効果】
(1),請求項1においては、下バックアップロール及
び下ワークロールの一端部をベアリングを介して支持し
て床に着座固定された一対の下ベアリングブロックと、
該下ベアリングブロック上に設けられ上バックアップロ
ール及び上ワークロールの一端部をベアリングを介して
支持する一対の上ベアリングブロックと、上下ベアリン
グブロック相互を板入側及び出側においてそれぞれ互い
に引張り合うロール圧下装置とを具えたことにより、圧
延機の構造を簡単にすることが可能になり、大重量のハ
ウジングが不要になる。
【0052】従って、圧延機の製作費及び維持管理費を
低減することが可能になり、設置スペースを縮小するこ
とができる。また、圧延機の圧延方向の幅が狭くするこ
とができるので、この圧延機をタンデムに列設した場合
にはそのラインを短くすることが可能になり、各々の圧
延機のワークロールの間隔が短いので、この圧延機を熱
間圧延ラインに使用した場合に、帯材の冷却および酸化
スケールの発生を防止することができる。
【0053】(2).請求項2においては、(1)項の
効果に加え、上ベアリングブロックに上ワークロールチ
ョックを圧延方向に支持する上ロールクロス装置を設
け、下ベアリングブロックに下ワークロールチョックを
圧延方向に支持する下ロールクロス装置を設けたことに
より、上ワークロールと下ワークロールとだけを容易に
クロスさせることが可能になり、圧延される帯材の板形
状を良好に保持することができる。
【0054】(3).請求項3においては、(2)項の
効果に加え、上ワークロールチョックの下部と下ワーク
ロールチョックの上部の少なくともいずれか一方のスラ
スト方向に被支持部材を設けると共に反スラスト方向に
この被支持部材と係合するスラスト受け部材を設け、上
ワークロールチョックの上部と上ベアリングブロックの
少なくともいずれか一方のスラスト方向に被支持部材を
設けると共に反スラスト方向にこの被支持部材と係合す
るスラスト受け部材を設け、下ワークロールチョックの
下部と下ベアリングブロックの少なくともいずれか一方
のスラスト方向に被支持部材を設けると共に反スラスト
方向にこの被支持部材と係合するスラスト受け部材を設
けたことにより、上ワークロールスラスト力と下ワーク
ロールスラスト力とを上下で互いに相殺し、さらに上バ
ックアップロールスラスト力および下バックアップロー
ルスラスト力を上ワークロールチョックおよび下ワーク
ロールチョックによって支持することができるので、ス
ラスト受け装置を簡単にすることが可能になり、圧延機
の製作費及び維持管理費を低減することができる。
【0055】また、これらのスラスト受け部材の被支持
部材との係合面をワークロールクロス点を中心とする半
径の円弧状曲面に形成したことにより、各々のスラスト
力を支持したままで、上下ワークロールを容易にクロス
させることができる。
【0056】(4).請求項4においては、(2)項の
効果に加え、上ワークロールチョックと下ワークロール
チョックの少なくともいずれか一方のスラスト方向に被
支持部材を設けると共に前記上ベアリングブロックと下
ベアリングブロックの少なくともいずれか一方の反スラ
スト方向にこの被支持部材と係合するスラスト受け部材
を設け、このスラスト受け部材の被支持部材との係合面
をワークロールクロス点を中心とする半径の円弧状曲面
に形成し、前記上ベアリングブロックと下ベアリングブ
ロックの少なくともいずれか一方の反スラスト方向に前
記下ベアリングブロックと上ベアリングブロックの少な
くともいずれか一方のスラスト方向を支持するバックア
ップロールスラスト受け部材を設けたことにより、上下
ワークロールスラスト力を上下ベアリングブロックによ
って支持し、上バックアップロールスラスト力と下バッ
クアップロールスラスト力とをバックアップロールスラ
スト受け部材によって支持して互いに相殺することがで
きるので、(3)項と同等の効果を得ることができる。
【0057】(5).請求項5においては、(1)項の
効果に加え、ロール圧下装置を傾動可能に設け、下ベア
リングブロックを圧延方向に支持する下ロールクロス装
置を設けてその脚部をロールクロス方向に回動自在に支
持し、上ベアリングブロックを圧延方向に支持する上ロ
ールクロス装置を設けたことにより、上ワークロールと
上バックアップロール、および下ワークロールと下バッ
クアップロールをそれぞれペアで容易にクロスさせるこ
とが可能になり、圧延される帯材の板形状を良好に保持
することができる。
【0058】(6).請求項6においては、(5)項の
効果に加え、上ワークロールチョックと下ワークロール
チョックの少なくともいずれか一方のスラスト方向に被
支持部材を設けると共に反スラスト方向にこの被支持部
材と係合するスラスト受け部材を設けたことにより、上
ワークロールスラスト力と下ワークロールスラスト力と
を上下で互いに相殺することができるのでスラスト受け
装置を簡単にすることが可能になり、圧延機の製作費及
び維持管理費を低減することができる。
【0059】また、このスラスト受け部材の被支持部材
係合面をワークロールクロス点を中心とする半径の円弧
状曲面に形成したことにより、各々のスラスト力を支持
したままで、上下ワークロールを容易にクロスさせるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての、ハウジングレス
ワークロールクロス圧延機の一部を破断した側面図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】図1及び図2のスラスト受け部を示す縦断面
図。
【図4】本発明の第2実施例としての、ハウジングレス
ワークロールクロス圧延機の一部を破断した側面図。
【図5】図4のV−V断面図。
【図6】本発明の第3実施例としての、ハウジングレス
ペアクロス圧延機の一部を破断した側面図。
【図7】図6のVII −VII 断面図。
【図8】本発明の第4実施例としての、ハウジングレス
ペアクロス圧延機の一部を破断した側面図。
【図9】従来の4段圧延機の一例としての、ワークロー
ルクロス圧延機のハウジングを一部破断した側面図。
【図10】図9のX−X断面図。
【符号の説明】
1 上ワークロール 2 下ワークロール 3 上バックアップロール 4 下バックアップロール 5,25 上ワークロールチョック 6,26 下ワークロールチョック 9,31 上ベアリングブロック 31a 突出部 10,32 下ベアリングブロック 32a 突出部 11,33 圧下シリンダ 13,38 上クロスシリンダ 15,41 下クロスシリンダ 18 上被支持ブロック 19,21 上スラスト受けブロック 20 下被支持ブロック 22 下スラスト受けブロック 24 バックアップロールスラスト受けブロック 27 被支持ブロック 28 スラスト受けブロック 31b 上球面穴 32b 下球面穴 32c 脚部 34 上球面ブッシュ 35 下球面ブッシュ Cp クロス点 S1 上ワークロールスラスト力 S2 下ワークロールスラスト力 S3 上バックアップロールスラスト力 S4 下バックアップロールスラスト力 R1 ,R2 ,R3 スラスト受け曲面半径 θ クロス角

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下バックアップロール及び下ワークロー
    ルの一端部をベアリングを介して支持して床に着座固定
    された一対の下ベアリングブロックと、該下ベアリング
    ブロック上に設けられ上バックアップロール及び上ワー
    クロールの一端部をベアリングを介して支持する一対の
    上ベアリングブロックと、上下ベアリングブロック相互
    を板入側及び出側においてそれぞれ互いに引張り合うロ
    ール圧下装置とを具えたことを特徴とする4段圧延機。
  2. 【請求項2】 請求項1の圧延機であって、 前記上ベアリングブロックに前記上ワークロールの両端
    部を支持した上ワークロールチョックを圧延方向に支持
    する上ロールクロス装置を設け、前記下ベアリングブロ
    ックに前記下ワークロールの両端部を支持した下ワーク
    ロールチョックを圧延方向に支持する下ロールクロス装
    置を設けたことを特徴とする4段圧延機。
  3. 【請求項3】 請求項2の圧延機であって、 前記上ワークロールチョックの下部と下ワークロールチ
    ョックの上部の少なくともいずれか一方のスラスト方向
    に被支持部材を設けると共に反スラスト方向にこの被支
    持部材と係合するスラスト受け部材を設け、前記上ワー
    クロールチョックの上部と下ワークロールチョックの下
    部の少なくともいずれか一方のおよび上ベアリングブロ
    ックと下ベアリングブロックの少なくともいずれか一方
    のスラスト方向に前記スラスト受け部材と係合する被支
    持部材を設けると共に反スラスト方向に前記被支持部材
    と係合するスラスト受け部材を設け、これらのスラスト
    受け部材の被支持部材との係合面をワークロールクロス
    点を中心とする半径の円弧状曲面に形成したことを特徴
    とする4段圧延機。
  4. 【請求項4】 請求項2の圧延機であって、 前記上ワークロールチョックと下ワークロールチョック
    の少なくともいずれか一方のスラスト方向に被支持部材
    を設けると共に反スラスト方向にスラスト受け部材を設
    け、前記上ベアリングブロックと下ベアリングブロック
    の少なくともいずれか一方のスラスト方向に前記スラス
    ト受け部材と係合する被支持部材を設けると共に反スラ
    スト方向にこの被支持部材と係合するスラスト受け部材
    を設け、これらのスラスト受け部材の被支持部材との係
    合面をワークロールクロス点を中心とする半径の円弧状
    曲面に形成し、前記上ベアリングブロックと下ベアリン
    グブロックの少なくともいずれか一方の反スラスト方向
    に前記下ベアリングブロックと上ベアリングブロックの
    少なくともいずれか一方のバックアップロールスラスト
    力を上下で互いに支持するバックアップロールスラスト
    受け部材を設けたことを特徴とする4段圧延機。
  5. 【請求項5】 請求項1の圧延機であって、 前記上ベアリングブロックおよび下ベアリングブロック
    の入側および出側に突出部をそれぞれ形成し、この各々
    の突出部に上下で対向する球面部をそれぞれ形成した上
    球面穴および下球面穴をそれぞれ穿設し、この各々の上
    下球面部とそれぞれ摺動する上球面ブッシュおよび下球
    面ブッシュを前記ロール圧下装置の上下に設けて前記ロ
    ール圧下装置を傾動可能とし、前記下ベアリングブロッ
    クの脚部をロールクロス方向に回動自在に支持し、前記
    上ベアリングブロックに上ロールクロス装置を設け、前
    記下ベアリングブロックに下ロールクロス装置を設けた
    ことを特徴とする4段圧延機。
  6. 【請求項6】 請求項5の圧延機であって、 前記上ワークロールチョックと下ワークロールチョック
    の少なくともいずれか一方のスラスト方向に被支持部材
    を設けると共に反スラスト方向にこの被支持部材と係合
    するスラスト受け部材を設け、このスラスト受け部材の
    被支持部材との係合面をワークロールクロス点を中心と
    する半径の円弧状曲面に形成したことを特徴とする4段
    圧延機。
JP10151497A 1997-04-18 1997-04-18 4段圧延機 Withdrawn JPH10291004A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10151497A JPH10291004A (ja) 1997-04-18 1997-04-18 4段圧延機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10151497A JPH10291004A (ja) 1997-04-18 1997-04-18 4段圧延機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10291004A true JPH10291004A (ja) 1998-11-04

Family

ID=14302660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10151497A Withdrawn JPH10291004A (ja) 1997-04-18 1997-04-18 4段圧延機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10291004A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0916417A2 (en) * 1997-11-11 1999-05-19 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Housingless rolling mill
KR100839572B1 (ko) * 2001-04-25 2008-06-18 에스엠에스 데마그 아게 스트립형 압연재용 압연 스탠드

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0916417A2 (en) * 1997-11-11 1999-05-19 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Housingless rolling mill
EP0916417A3 (en) * 1997-11-11 2001-05-02 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Housingless rolling mill
KR100839572B1 (ko) * 2001-04-25 2008-06-18 에스엠에스 데마그 아게 스트립형 압연재용 압연 스탠드

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3263461B2 (ja) ユニバーサル型ロールスタンド
AU737102B2 (en) Method to eliminate the play between chocks and relative support blocks in four-high rolling stands and relative device
EP1184094A2 (en) Rolling mill and rolling method
JPH10291004A (ja) 4段圧延機
JPH11314107A (ja) 圧延機
JP3219679B2 (ja) クロスロール圧延機
AU710639B2 (en) Housingless rolling mill
US6220071B1 (en) Method and apparatus for controlling strip edge relief in a cluster rolling mill
JP2993187B2 (ja) クロスミル
US8544308B2 (en) Roll stand
JP3074948B2 (ja) 圧延機
JPS5831241B2 (ja) ペア−クロス式4段圧延機
JP3065767B2 (ja) 4段圧延機並びに熱間仕上圧延方法及び設備
JP2507358B2 (ja) 圧延機のロ−ルベンデイング装置
JP2740659B2 (ja) 形状制御圧延機
JP3511750B2 (ja) 圧延方法および圧延機
JPS5853312A (ja) 多段クラスタ圧延機
JPH06505U (ja) 圧延機のバックアップロール装置
KR20240038761A (ko) 압연기 및 압연 방법
JPS6195721A (ja) ロ−ラレベラ
JPH11114612A (ja) 圧延機
JPH0420682B2 (ja)
JPS5853308A (ja) 多段クラスタ圧延機
JPS6222683B2 (ja)
WO1999011396A1 (fr) Laminoir pour feuillards ou produits plats

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040706