JP2993187B2 - クロスミル - Google Patents

クロスミル

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JP2993187B2
JP2993187B2 JP3160129A JP16012991A JP2993187B2 JP 2993187 B2 JP2993187 B2 JP 2993187B2 JP 3160129 A JP3160129 A JP 3160129A JP 16012991 A JP16012991 A JP 16012991A JP 2993187 B2 JP2993187 B2 JP 2993187B2
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益二郎 吉田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B13/00Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
    • B21B13/02Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with axes of rolls arranged horizontally
    • B21B13/023Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with axes of rolls arranged horizontally the axis of the rolls being other than perpendicular to the direction of movement of the product, e.g. cross-rolling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B2203/00Auxiliary arrangements, devices or methods in combination with rolling mills or rolling methods
    • B21B2203/06Cassettes

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、上下ワークロールを
わずかにクロスさせロール間すきま分布を変化させるク
ロスミルの改良に関し、圧延荷重が負荷された状態でも
無理なくクロス角の調整ができるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より圧延製品の断面形状を制御でき
る圧延機として種々の発明がなされているが、その一つ
に上下ワークロールをわずかにクロスさせロール間すき
ま分布を変化させるようにした、いわゆるクロスミルが
ある。
【0003】たとえば、特公昭58−31241号公報
に提案されているクロスミル4段圧延機では、図5に示
すように、ハウジング1内部に上下各1個のインナーハ
ウジング2,2aを配設するとともに、このインナーハ
ウジング2,2aの垂直内壁をガイドとしてワークロー
ルチョック3,3aとバックアップロールチョック4,
4aを配設し、前記ハウジング1の内壁とインナーハウ
ジング2,2aの外壁との間には間隙を設け、ハウジン
グ1に配設されたインナーハウジング押し用ジャッキ
5,5aと左右のロールベンデイング用油圧ジャッキ
6,6aを設けており、前記インナーハウジング押し用
ジャッキ5,5aを調整することにより、上方のワーク
ロール7及びバックアップロール8の対と、下方のワー
クロール7a及びバックアップロール8aの対とを圧延
方向と直角な線に対してそれぞれ所要の角度に交差させ
ることができるようになっている。9はスクリュー圧下
装置、10は油圧圧下シリンダである。また、特公昭6
3−16201号公報のロールクロス式圧延機の偏摩耗
防止方法や特公昭63−35325号公報の連続式圧延
機の板形状制御装置などにもクロスミルについての提案
がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のクロ
スミルでは、いずれも圧延製品の断面形状の修正効果の
向上を目的としており、クロス角度の調整は圧延停止中
にインナーハウジング押し用ジャッキ5,5aを動作さ
せて行うようにし、圧延荷重が負荷された状態でのクロ
ス角の調整のための構造については、なんら記載され
ず、提案もなされていないのが現状である。
【0005】すなわち、上記クロスミルにおいては、ハ
ウジング1とインナーハウジング2,2aとが面接触状
態となっているため、特にスクリュー圧下装置9と油圧
圧下シリンダ10とで圧延荷重を加えた状態では、イン
ナーハウジング押し用ジャッキ6,6aでクロス角の調
整のためインナーハウジング2,2aに加えねばならな
い力が大きく、事実上圧延中のクロス角の調整が行われ
ていない。しかし、圧延製品の断面形状の制御をより精
密に行うためには、圧延中のクロス角の調整も行える機
構などを開発しなければならいないという問題がある。
【0006】この発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
みてなされたもので、圧延中にも無理なくクロス角を調
整することができるクロスミルを提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する課
題を解決するため、この発明のクロスミルは、圧延機の
ハウジング内部にロール両端のロールチョックを支持す
る上下インナーフレームを配置してこのハウジング内壁
とこれらインナーフレーム外壁との間に適当な隙間を設
け、これらインナーフレームの上下面と前記圧延機のハ
ウジング又はピボットビームとの間にベアリングを配置
するとともに、これらインナーフレームの上下をミル中
心に設けたピボットと軸受を介して垂直軸回りに回動可
能に支持し、これらインナーフレームにその内壁に沿っ
て昇降するロールチョックを支持する一方、前記圧延機
のハウジングに前記インナーフレームを回動させてロー
ルをクロスする駆動手段を設けたことを特徴とするもの
である。
【0008】
【作用】このクロスミルによれば、圧延機のハウジング
内部に、両側壁間に適当な隙間が明けられた上下インナ
ーフレームを配置し、これらインナーフレームの上下面
と前記ハウジング又はピボットビームとの間にベアリン
グを配置するようにしており、これにより上下方向の圧
延荷重に対してもクロスのための駆動手段による駆動力
を小さくするようにするとともに、これらインナーフレ
ームの上下をミル中心に設けたピボットと軸受を介して
垂直軸回りに回動可能に支持するようにしており、クロ
ス角調整の際の中心位置をピボットで明確にしてそのま
わりの軸受で一層小さな力でクロス角の調整ができるよ
うにしている。したがって、圧延中の圧延荷重が負荷さ
れた状態でも、小さな駆動力でクロス角を調整して圧延
製品の板厚の制御を行うことができ、製品品質の向上を
図ることができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図1〜図4はこの発明のクロスミルを4
段圧延機に適用した一実施例にかかリ、図1は概略構成
図、図2は概略断面図、図3は図2中のA−A断面図、
図4は図2中のB−B断面図である。このクロスミル2
0では、圧延機のハウジング21内に上下インナーフレ
ーム22,22aが配置され、ハウジング21の内壁と
これらインナーフレーム22,22aの外壁との間に適
当な隙間が形成されている。上インナーフレーム22の
上方には、図2に示すように、ハウジング21との間に
ハウジング21との間に垂直方向に移動可能に取付けら
れた上ピボットビーム23が配置され、上インナーフレ
ーム22のミル中心に形成されたピボット24が上ピボ
ットビーム23に取付けられたベアリング25で垂直軸
回りに回動可能に支持され、このピボット24とベアリ
ング25を回転中心として小さな力でクロス角の変更が
できるようになっている。また、上インナーフレーム2
2の上面と上ピボットビーム23の下面との間にベアリ
ング26が介装され、上インナーフレーム22のピボッ
ト24を中心とした回動を小さな力を加えるだけで出来
るようになっている。
【0010】一方、下インナーフレーム22aでは、そ
の下面と圧延機のハウジング21の上面との間に、図4
に示すように、ベアリング27が介装され、下インナー
フレーム22aを小さな力で水平面内で移動できるよう
にしてある。そして、下インナーフレーム22aの下方
のハウジング21には、下ピボットビーム23aが取付
けられ、下ピボットビーム23aのミル中心に、図2及
び図3に示すように、ピボット24aが形成されて下イ
ンナーフレーム22aに取付けたベアリング28で垂直
軸回りに回動可能に支持され、このピボット24aとベ
アリング28を回転中心として小さな力でクロス角の変
更ができるようになっている。
【0011】このような上下インナーフレーム22,2
2a内には、上下ワークロール29,29aが支持され
た上下ワークロールチョック30,30aが上下動可能
に装着されるとともに、上下バックアップロール31,
31aが支持された上下バックアップロールチョック3
2,32aが上下動可能に装着されている。ハウジング
21の上部には、スクリュー圧下装置33が設けられ、
圧下スクリュー33aの先端にベアリング34が介装さ
れて上ピボットビーム23を介して圧下力を加えるよう
になっている。また、ハウジング21には、バランスシ
リンダ35が取付けられ、そのロッド35aが上ピボッ
トビーム23を貫通して上インナーフレーム22に機械
的に連結され、バックラッシュを無くすように常時上方
に押し上げるようにする。同様に、上インナーフレーム
22と上バックアップロールチョック32との間にもバ
ランスシリンダ36が介装してある。
【0012】一方、下インナーフレーム22aと下バッ
クアップロールチョック32aとの間には、油圧圧下シ
リンダ37が介装されている。なお、この油圧圧下シリ
ンダ37に替え、スクリュージャッキなどを用いること
もできる。また、上下ピボットビーム23,23aの両
側には、それぞれロールクロス用の駆動手段として油圧
シリンダ38,38aが取付けられ、これらのロッド先
端が上下インナーフレーム22,22aの外側面に当接
して押すようになっている。そして、上下ワークロール
チョック30,30a及び上下バックアップロールチョ
ック32,32aには、それぞれベンディグシリンダ3
9,39a,40,40aが設けられ、ロールベンデイ
ングができるようになっている。さらに、このクロスミ
ルでは、ロール組替装置を構成する車輪やレールが設け
られている。
【0013】このように構成されたクロスミル20にお
けるクロス角の調整は、次のようにして行われる。この
クロスミル20では、クロス角の調整は、クロス用の駆
動手段である油圧シリンダ38,38aのロッドの伸縮
によって上下インナーフレーム22,22aをピボット
24,24aを中心に回動することで行う。この場合、
下インナーフレーム22aとハウジング21の間のベア
リング27と、上インナーッフレーム22と上ピボット
ビーム23の間のベアリング26によって上下インナー
フレーム22,22aを小さな力で水平面内の回動が出
来るとともに、上下インナーフレーム22,22aの回
動中心がピボット24,24a及びベアリング25,2
8で支持されているので、クロス角を小さな力で正確に
調整することができる。このようなベアリング25,2
6,27,28,34の介装によって、圧延荷重を加え
ない停止中は勿論、圧延荷重が加わった圧延中において
も、簡単にクロス角の調整を行うことができ、クロスミ
ルの特性を利用して圧延製品の断面形状を一層高精度に
制御することができる。
【0014】なお、上記実施例では、クロスミルを4段
圧延機に適用した場合で説明したが、これに限らず、さ
らに多段圧延機に適用したり、2段圧延機に適用するこ
ともできる。また、この発明の要旨を変更しない範囲で
各構成要素に変更を加えるようにしても良い。
【0015】
【発明の効果】以上、一実施例とともに具体的に説明し
たようにこの発明のクロスミルによれば、圧延機のハウ
ジング内部に、両側壁間に適当な隙間が明けられた上下
インナーフレームを配置し、これらインナーフレームの
上下面と前記ハウジング又はピボットビームとの間にベ
アリングを配置するとともに、これらインナーフレーム
の上下をミル中心に設けたピボットと軸受を介して垂直
軸回りに回動可能に支持したので、上下方向の圧延荷重
に対してもクロスのための駆動手段による駆動力を小さ
くすることができるとともに、クロス角調整の際の回転
中心位置をピボットで明確に位置決めでき、クロス角度
を正確に設定できる。したがって、圧延中の圧延荷重が
負荷された状態でも、小さな駆動力でクロス角を調整し
て圧延製品の板厚の制御を行うことができ、クロスミル
の特性を利用して製品品質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のクロスミルを4段圧延機に適用した
一実施例にかかる概略構成図である。
【図2】この発明のクロスミルを4段圧延機に適用した
一実施例にかかる概略断面図である。
【図3】この発明のクロスミルを4段圧延機に適用した
一実施例にかかる図2中のA−A断面図である。
【図4】この発明のクロスミルを4段圧延機に適用した
一実施例にかかる図2中のB−B断面図である。
【図5】従来のクロスミルの概略構成図である。
【符号の説明】
20 クロスミル 21 ハウジング 22,22a 上下インナーフレーム 23,23a 上下ピボットビーム 24,24a ピボット 25〜28,34 ベアリング(軸受) 29,29a 上下ワークロール 30,30a 上下ワークロールチョック 31,31a 上下バックアップロール 32,32a 上下バックアップロールチョック 33 スクリュー圧下装置 37 油圧圧下シリンダ 38,38a 油圧シリンダ(クロス用の駆動手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−253509(JP,A) 特開 平4−253508(JP,A) 特開 平4−55004(JP,A) 特開 昭61−119309(JP,A) 特開 昭59−45008(JP,A) 特公 昭60−40924(JP,B2) 特公 昭58−31241(JP,B2) 特公 昭62−22683(JP,B2) 特公 昭63−23841(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 13/14 B21B 31/16 B21B 1/22 B21B 37/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延機のハウジング内部にロール両端の
    ロールチョックを支持する上下インナーフレームを配置
    してこのハウジング内壁とこれらインナーフレーム外壁
    との間に適当な隙間を設け、これらインナーフレームの
    上下面と前記圧延機のハウジングとの間にベアリングを
    配置するとともに、これらインナーフレームの上下をミ
    ル中心に設けたピボットと軸受を介して垂直軸回りに回
    動可能に支持し、これらインナーフレームにその内壁に
    沿って昇降するロールチョックを支持する一方、前記圧
    延機のハウジングに前記インナーフレームを回動させて
    ロールをクロスする駆動手段を設けたことを特徴とする
    クロスミル。
JP3160129A 1991-06-03 1991-06-03 クロスミル Expired - Fee Related JP2993187B2 (ja)

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JPH04361802A JPH04361802A (ja) 1992-12-15
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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1293773B1 (it) * 1997-07-24 1999-03-10 Demag Italimpianti Spa Gabbia di laminazione a rulli incrociati, con assetto variabile.
IT1305611B1 (it) * 1998-04-30 2001-05-09 Demag Italimpianti Spa Cuscinetto per gabbie di laminazione a rulli incrociati
DE19840538A1 (de) * 1998-08-28 2000-03-09 Mannesmann Ag Walzgerüst mit gekreuzten Stütz- und/oder Arbeitswalzen
CN111069283B (zh) * 2019-12-31 2021-03-12 燕山大学 冗余驱动3sps+c型并联轧机

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