JPH06154809A - バックアップロールレス圧延機 - Google Patents
バックアップロールレス圧延機Info
- Publication number
- JPH06154809A JPH06154809A JP33375692A JP33375692A JPH06154809A JP H06154809 A JPH06154809 A JP H06154809A JP 33375692 A JP33375692 A JP 33375692A JP 33375692 A JP33375692 A JP 33375692A JP H06154809 A JPH06154809 A JP H06154809A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- backup
- rolling
- roll
- housing
- rolling mill
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 バックアップロールの代わりに、バックアッ
プビームを設けた圧延機を提供し、装置の小型化及び保
守の簡易化、並びに製作費及び維持管理費の節減を図
る。 【構成】 ハウジング１０内に昇降可能に対向配設した
上下一対のワークロール５１，５２と、各ワークロール
を、そのバレル部と摺動して支持するようにハウジング
内に設けた上下バックアップビーム１，２を具備する。
各バックアップビーム摺動部には銅合金等のメタル３，
４を装着する。上バックアップビームの両端に圧下スク
リュ５８及び圧下シリンダ５９を設ける。圧下スクリュ
によって、圧下シリンダを介して上バックアップビーム
の高さを調整し、圧延材５０の所要板厚に対応するロー
ルギャップを設定する。圧下シリンダによって、上バッ
クアップビーム及びメタルを介して上ワークロールを圧
下し、摺動部に潤滑油を供給しながら、ワークロールを
回転させて圧延材を圧延する。
プビームを設けた圧延機を提供し、装置の小型化及び保
守の簡易化、並びに製作費及び維持管理費の節減を図
る。 【構成】 ハウジング１０内に昇降可能に対向配設した
上下一対のワークロール５１，５２と、各ワークロール
を、そのバレル部と摺動して支持するようにハウジング
内に設けた上下バックアップビーム１，２を具備する。
各バックアップビーム摺動部には銅合金等のメタル３，
４を装着する。上バックアップビームの両端に圧下スク
リュ５８及び圧下シリンダ５９を設ける。圧下スクリュ
によって、圧下シリンダを介して上バックアップビーム
の高さを調整し、圧延材５０の所要板厚に対応するロー
ルギャップを設定する。圧下シリンダによって、上バッ
クアップビーム及びメタルを介して上ワークロールを圧
下し、摺動部に潤滑油を供給しながら、ワークロールを
回転させて圧延材を圧延する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、バックアップビーム
を、ワークロールのバレル部と摺動させてこのワークロ
ールを支持するバックアップロールレス圧延機に関す
る。
を、ワークロールのバレル部と摺動させてこのワークロ
ールを支持するバックアップロールレス圧延機に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図４は、従来の４段圧延機の一例を示す
側面図である。図４に示すように、従来の圧延機は、ハ
ウジング６０内で昇降するワークロールチョック５５に
両端を支承された上，下ワークロール５１，５２を、ハ
ウジング６０内で昇降するバックアップロールチョック
５６に両端を支承された上，下バックアップロール５
３，５４によって支持している。
側面図である。図４に示すように、従来の圧延機は、ハ
ウジング６０内で昇降するワークロールチョック５５に
両端を支承された上，下ワークロール５１，５２を、ハ
ウジング６０内で昇降するバックアップロールチョック
５６に両端を支承された上，下バックアップロール５
３，５４によって支持している。
【０００３】そして、圧下スクリュ５８によって上，下
ワークロール５１，５２のロールギャップを調整し、圧
下シリンダ５９によって上方のバックアップロールチョ
ック５６及び上バックアップロール５３を介して上ワー
クロール５１を圧下し、圧延材５０を圧延する。
ワークロール５１，５２のロールギャップを調整し、圧
下シリンダ５９によって上方のバックアップロールチョ
ック５６及び上バックアップロール５３を介して上ワー
クロール５１を圧下し、圧延材５０を圧延する。
【０００４】圧延中は上，下ワークロール５１，５２の
ロールクラウン、圧下シリンダ５９及びベンディングシ
リンダ５７によって、圧延材５０の板厚及び板幅方向の
板厚分布を調整している。
ロールクラウン、圧下シリンダ５９及びベンディングシ
リンダ５７によって、圧延材５０の板厚及び板幅方向の
板厚分布を調整している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のような
従来の圧延機では、次のような不具合点がある。
従来の圧延機では、次のような不具合点がある。
【０００６】（１）大径で大重量の上，下バックアップ
ロール５３，５４及び大型で大重量のバックアップロー
ルチョック５６を具備しているので、ハウジング６０の
窓枠部の幅及び、横梁部の厚さが大きくなり、バックア
ップロールチョック５６に大型のベアリングを要する。
従って、圧延機の製作費が多大なものになる。
ロール５３，５４及び大型で大重量のバックアップロー
ルチョック５６を具備しているので、ハウジング６０の
窓枠部の幅及び、横梁部の厚さが大きくなり、バックア
ップロールチョック５６に大型のベアリングを要する。
従って、圧延機の製作費が多大なものになる。
【０００７】（２）上，下バックアップロール５３，５
４及びバックアップロールチョック５６の定期的なメン
テナンスのために、大型の研削盤を必要とし、バックア
ップロールチョック５６の分解点検にも多大な作業時間
を必要とする。従って、その維持管理費が多大なものに
なる。
４及びバックアップロールチョック５６の定期的なメン
テナンスのために、大型の研削盤を必要とし、バックア
ップロールチョック５６の分解点検にも多大な作業時間
を必要とする。従って、その維持管理費が多大なものに
なる。
【０００８】本発明は上記従来技術の各不具合点を解消
した新たなバックアップロールレス圧延機を提供するこ
とを目的としている。
した新たなバックアップロールレス圧延機を提供するこ
とを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の構成として本発明のバックアップロールレス圧延機
は、ハウジング内に昇降可能に対向配設した上下一対の
ワークロールと、該各ワークロールを、そのバレル部と
摺動して支持するようにハウジング内に設けた上下バッ
クアップビームとを具備したものである。
の構成として本発明のバックアップロールレス圧延機
は、ハウジング内に昇降可能に対向配設した上下一対の
ワークロールと、該各ワークロールを、そのバレル部と
摺動して支持するようにハウジング内に設けた上下バッ
クアップビームとを具備したものである。
【００１０】またさらに上方のワークロール及びバック
アップビームと、下方のワークロール及びバックアップ
ビームとを互いにクロスさせるクロス角調整手段を具備
させると、一層効果的である。
アップビームと、下方のワークロール及びバックアップ
ビームとを互いにクロスさせるクロス角調整手段を具備
させると、一層効果的である。
【００１１】
【作用】上記のように構成されたバックアップロールレ
ス圧延機により圧延材を圧延すると、上下ワークロール
はそれぞれそのバレル部で上下各バックアップビームと
摺動回転しながら保持されて圧延材を圧延する。この場
合摺動部に潤滑油を供給するとよい。
ス圧延機により圧延材を圧延すると、上下ワークロール
はそれぞれそのバレル部で上下各バックアップビームと
摺動回転しながら保持されて圧延材を圧延する。この場
合摺動部に潤滑油を供給するとよい。
【００１２】また、上記の作用に加え、さらに上下のワ
ークロール及びバックアップビームをクロス角調整手段
により互いにクロスさせて圧延材を圧延し、圧延中はそ
のクロス角を調整することにより圧延材の板幅方向の板
厚分布精度の向上を計ることができる。
ークロール及びバックアップビームをクロス角調整手段
により互いにクロスさせて圧延材を圧延し、圧延中はそ
のクロス角を調整することにより圧延材の板幅方向の板
厚分布精度の向上を計ることができる。
【００１３】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
すると、図１は、本発明の第１実施例に係る、バックア
ップロールレス圧延機の一部を破断した側面図、図２は
図１のII−II視による、ハウジングを破断した正面図で
ある。
すると、図１は、本発明の第１実施例に係る、バックア
ップロールレス圧延機の一部を破断した側面図、図２は
図１のII−II視による、ハウジングを破断した正面図で
ある。
【００１４】なお、従来の装置と同一の部材には同一の
符号を付し、重複する説明を省略する。
符号を付し、重複する説明を省略する。
【００１５】図１及び図２において、上バックアップビ
ーム１はハウジング１０内で圧下スクリュ５８及び圧下
シリンダ５９によって昇降するように装設され、下バッ
クアップビーム２はハウジング１０内に固設されてい
て、これらの上，下ワークロール５１，５２のバレル部
を支持する部分には、例えば銅合金のメタル３，４がそ
れぞれ装着されている。
ーム１はハウジング１０内で圧下スクリュ５８及び圧下
シリンダ５９によって昇降するように装設され、下バッ
クアップビーム２はハウジング１０内に固設されてい
て、これらの上，下ワークロール５１，５２のバレル部
を支持する部分には、例えば銅合金のメタル３，４がそ
れぞれ装着されている。
【００１６】次に本実施例装置の作用について説明す
る。圧下スクリュ５８によって、圧下シリンダ５９を介
して上バックアップビーム１をハウジング１０内で昇降
させてその高さを調整し、圧延材５０の所要板厚に対応
する上，下ワークロール５１，５２のロールギャップを
設定する。
る。圧下スクリュ５８によって、圧下シリンダ５９を介
して上バックアップビーム１をハウジング１０内で昇降
させてその高さを調整し、圧延材５０の所要板厚に対応
する上，下ワークロール５１，５２のロールギャップを
設定する。
【００１７】そして、圧下シリンダ５９によって上バッ
クアップビーム１及びメタル３を介して上ワークロール
５１を圧下し、上，下ワークロール５１，５２を回転さ
せ、図示しない給油装置によって、上，下ワークロール
５１，５２とそのバレル部を支持する各々のメタル３，
４との摺動部に潤滑油を供給しながら圧延材５０を圧延
する。
クアップビーム１及びメタル３を介して上ワークロール
５１を圧下し、上，下ワークロール５１，５２を回転さ
せ、図示しない給油装置によって、上，下ワークロール
５１，５２とそのバレル部を支持する各々のメタル３，
４との摺動部に潤滑油を供給しながら圧延材５０を圧延
する。
【００１８】このとき、上下のメタル３，４は、上，下
ワークロール５１，５２の圧延方向（図１中右方）への
曲りを防止している。
ワークロール５１，５２の圧延方向（図１中右方）への
曲りを防止している。
【００１９】つぎに図３は、本発明の第２実施例に係
る、バックアップロールレス圧延機の側面図である。
る、バックアップロールレス圧延機の側面図である。
【００２０】本実施例は、図３に示すように、上バック
アップビーム１及び上ワークロール５１と下バックアッ
プビーム２及び下ワークロール５２とを、ハウジング２
０に装着された各々の油圧シリンダ１５及びこれと接続
する上，下クロスヘッド１１，１２によって、互いにク
ロスさせるものであり、その他の構成は第１実施例と同
じである。
アップビーム１及び上ワークロール５１と下バックアッ
プビーム２及び下ワークロール５２とを、ハウジング２
０に装着された各々の油圧シリンダ１５及びこれと接続
する上，下クロスヘッド１１，１２によって、互いにク
ロスさせるものであり、その他の構成は第１実施例と同
じである。
【００２１】次に本実施例装置の作用について説明する
と、圧延材５０の圧延に際しては、各々の油圧シリンダ
１５及び上，下クロスヘッド１１，１２によって、上，
下ワークロール５１，５２及び上，下バックアップビー
ム１，２のクロス角度を調整し、ベンディングシリンダ
５７による上，下ワークロール５１，５２のロールベン
ディングとの相乗効果により、圧延材５０の板幅方向の
板厚分布精度を向上させる。
と、圧延材５０の圧延に際しては、各々の油圧シリンダ
１５及び上，下クロスヘッド１１，１２によって、上，
下ワークロール５１，５２及び上，下バックアップビー
ム１，２のクロス角度を調整し、ベンディングシリンダ
５７による上，下ワークロール５１，５２のロールベン
ディングとの相乗効果により、圧延材５０の板幅方向の
板厚分布精度を向上させる。
【００２２】以上本発明の実施例につき縷々説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、本発
明技術思想の範囲内で種々設計変更が可能であり、それ
らは何れも本発明の技術的範囲に属するものである。
が、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、本発
明技術思想の範囲内で種々設計変更が可能であり、それ
らは何れも本発明の技術的範囲に属するものである。
【００２３】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で次に記載する効果を奏する。
で次に記載する効果を奏する。
【００２４】請求項１のバックアップロールレス圧延機
においては、大径で大重量のバックアップロール及び大
型のベアリングを内装した大型で大重量のバックアップ
ロールチョックが不要になり、ハウジングの窓枠部の幅
を狭くし、横梁部を薄くして小型化することが可能にな
る。従って、圧延機の製作費を低減することができる。
においては、大径で大重量のバックアップロール及び大
型のベアリングを内装した大型で大重量のバックアップ
ロールチョックが不要になり、ハウジングの窓枠部の幅
を狭くし、横梁部を薄くして小型化することが可能にな
る。従って、圧延機の製作費を低減することができる。
【００２５】また、定期的なバックアップロールの研削
及びそのロールチョックのメンテナンスが不要になるの
で、圧延機の維持管理費を低減することができる。
及びそのロールチョックのメンテナンスが不要になるの
で、圧延機の維持管理費を低減することができる。
【００２６】請求項２のバックアップロールレス圧延機
においては、請求項１の圧延機の効果に加え、さらに、
圧延材の幅方向の板厚分布をより正確に制御することが
可能になり、圧延材の品質を向上することができる。
においては、請求項１の圧延機の効果に加え、さらに、
圧延材の幅方向の板厚分布をより正確に制御することが
可能になり、圧延材の品質を向上することができる。
【図１】本発明の第１実施例に係るバックアップロール
レス圧延機の一部破断側面図である。
レス圧延機の一部破断側面図である。
【図２】図１のII−II線矢視によるハウジングを破断し
た正面図である。
た正面図である。
【図３】本発明の第２実施例に係るクロスロール式バッ
クアップロールレス圧延機の側面図である。
クアップロールレス圧延機の側面図である。
【図４】従来の４段圧延機の一例を示す側面図である。
１ 上バックアップビーム ２ 下バックアップビーム ３，４ メタル １０ ハウジング １１ 上クロスヘッド １２ 下クロスヘッド １５ 油圧シリンダ ２０ ハウジング ５０ 圧延材 ５１ 上ワークロール ５２ 下ワークロール ５５ ワークロールチョック ５７ ベンディングシリンダ ５８ 圧下スクリュ ５９ 圧下シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒神 久良 広島市西区観音新町四丁目６番22号 三菱 重工業株式会社広島製作所内
Claims (2)
- 【請求項１】 ハウジング内に昇降可能に対向配設した
上下一対のワークロールと、該各ワークロールを、その
バレル部と摺動して支持するようにハウジング内に設け
た上下バックアップビームとを具備したことを特徴とす
るバックアップロールレス圧延機。 - 【請求項２】 上方のワークロール及びバックアップビ
ームと、下方のワークロール及びバックアップビームと
を互いにクロスさせるクロス角調整手段を具備したこと
を特徴とする請求項１記載のバックアップロールレス圧
延機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33375692A JPH06154809A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | バックアップロールレス圧延機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33375692A JPH06154809A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | バックアップロールレス圧延機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06154809A true JPH06154809A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18269613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33375692A Withdrawn JPH06154809A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | バックアップロールレス圧延機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06154809A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100429729B1 (ko) * | 1999-08-11 | 2004-05-03 | 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 | 압연기 |
| KR100510007B1 (ko) * | 2002-10-04 | 2005-08-26 | 주식회사 포스코 | 압연기와 압연롤 쵸크 간의 갭 보상장치 |
| KR100737102B1 (ko) * | 2006-04-24 | 2007-07-06 | 현대제철 주식회사 | 사상 압연기의 압연 롤러 구조 |
| KR101226564B1 (ko) * | 2006-06-19 | 2013-02-07 | 임병섭 | 갭조정장치 |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP33375692A patent/JPH06154809A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100429729B1 (ko) * | 1999-08-11 | 2004-05-03 | 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 | 압연기 |
| KR100510007B1 (ko) * | 2002-10-04 | 2005-08-26 | 주식회사 포스코 | 압연기와 압연롤 쵸크 간의 갭 보상장치 |
| KR100737102B1 (ko) * | 2006-04-24 | 2007-07-06 | 현대제철 주식회사 | 사상 압연기의 압연 롤러 구조 |
| KR101226564B1 (ko) * | 2006-06-19 | 2013-02-07 | 임병섭 | 갭조정장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000201 |