JPH06285510A - 圧延機 - Google Patents
圧延機Info
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- JPH06285510A JPH06285510A JP10506593A JP10506593A JPH06285510A JP H06285510 A JPH06285510 A JP H06285510A JP 10506593 A JP10506593 A JP 10506593A JP 10506593 A JP10506593 A JP 10506593A JP H06285510 A JPH06285510 A JP H06285510A
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- Japan
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- roll
- work rolls
- rolling mill
- rolls
- offset
- Prior art date
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- Metal Rolling (AREA)
Abstract
形状制御や平坦度向上などを図ることができる圧延機を
提供すること。 【構成】 無駆動の上下作業ロール11,12を、これ
を支持する駆動中間ロール13,14を介して駆動して
圧延する6段式の圧延機10の前記作業ロール11,1
2を上下独立にそれぞれオフセット量xu ,xd を変更
可能に構成する。そして、上下作業ロール11,12の
オフセット量xu ,xd を独立して変えることで、ロー
ル表面の潤滑性を変えて圧延製品の表面の光沢の制御を
可能とする。また、上下のオフセット量xu ,xd を別
々に変えて上下作業ロール11,12の撓み量を変え、
ロールクラウンを変えて形状制御を行うようにするとと
もに、作業ロール11,12間で圧延材Wを曲げるよう
にし、レベリング効果を得るようにする。
Description
中間ロールまたは控ロールを介して駆動する形式の圧延
機の改良に関し、上下作業ロールのオフセット量を独立
して変えることができるようにし、製品の光沢の調整や
形状制御等ができるようにしたものである。
れており、たとえば上下作業ロールを小径にした圧延機
では、圧延荷重の低下を図ることや薄板の圧延が可能に
なるなどの利点がある。
では、小径ゆえに作業ロールがモーターの駆動トルクを
伝達できない場合があり、通常、4段圧延機では、控ロ
ールを、6段圧延機では、中間ロールをそれぞれ駆動す
るようにし、摩擦力でワークロールを駆動することが行
われている。
ルを介して摩擦力で上下作業ロールを駆動すると、作業
ロールと駆動ロールとの間に生じる摩擦力で作業ロール
が水平面上で撓む恐れがあり、これを防止する必要から
図4に示すように、上下作業ロール1,2を一体として
中間ロール3,4および控ロール5,6に対して同一量
xだけオフセットすることが行われている。
ル1,2の表面に潤滑・冷却装置7,8によって潤滑剤
や冷却剤をスプレーして圧延することが行われている。
延される製品に対して要求される品質の一つに表面の光
沢がある。
の表面の潤滑状態に大きく影響され、作業ロール1,2
の表面と圧延材Wとのなす角度Θによって潤滑剤の引き
込み能力が定まり、角度Θが大きくなって潤滑性が悪い
場合には、作業ロール1,2の表面がそのまま製品に写
り光沢が良くなる一方、角度Θが小さくなって潤滑性が
良くなると、製品の光沢が悪くなる。
入側に、上下方向に移動できるロール(図示省略)を配
置し、このロールを上下に移動して作業ロール1,2の
表面と圧延材Wとの成す角度Θを変えることができるよ
うにしている。
る必要が生じ、圧延機の構造が複雑になるなどの問題が
ある。
も他の圧延機と同様に形状制御性の向上や圧延製品の平
坦度の向上の要求がある。
みてなされたもので、圧延製品の表面の光沢の調整が簡
単にでき、形状制御や平坦度向上などを図ることができ
る圧延機を提供しようとするものである。
題を解決するためこの発明の圧延機は、無駆動の上下作
業ロールを、これを支持する駆動中間ロールまたは駆動
控ロールを介して駆動して圧延する圧延機において、前
記作業ロールを上下独立にそれぞれオフセット量を変更
可能に構成したことを特徴とするものである。
ロールのロールチョックとハウジングとの間に互いに逆
方向の斜面が形成されたオフセット調整部材を介装する
とともに、ハウジング側のオフセット調整部材に外部か
ら操作移動する操作移動機構を設けて構成したことを特
徴とするものである。
を、これを支持する駆動中間ロールまたは駆動控ロール
を介して駆動して圧延する圧延機の前記作業ロールを上
下独立にそれぞれオフセット量を変更可能に構成するよ
うにしており、上下作業ロールのオフセット量を独立し
て変えることで、表面の潤滑性を変えて表面の光沢の制
御ができるようになる。
ことで上下作業ロールの撓み量を変え、クラウンを変え
て形状制御ができるようになるとともに、作業ロール間
で圧延材が曲げられ、レベリング効果を得ることもでき
る。
ロールのロールチョックとハウジングとの間に互いに逆
方向の斜面が形成されたオフセット調整部材を介装する
とともに、ハウジング側のオフセット調整部材に外部か
ら操作移動する操作移動機構を設けるようにしており、
操作移動機構でオフセット調整部材を操作することで、
上下を独立して任意のオフセット量に調整することが簡
単にできるようになる。
細に説明する。図1〜図3はこの発明の圧延機を6段圧
延機に適用した一実施例にかかり、図1は概略構成図、
図2は詳細側面図、図3は上作業ロール中心での水平断
面図である。
おり、上下の作業ロール11,12が小径ロールで構成
され、無駆動とされるとともに、これら上下の作業ロー
ル11,12がそれぞれ独立してロール中心のオフセッ
ト量xu ,xd を変えることができるようにしてある。
るため中間ロール13,14および控ロール15,16
が備えられており、中間ロール13,14が図示しない
駆動装置によって回転駆動され、これによって摩擦力を
介して作業ロール11,12が駆動されるようになって
いる。
作業ロール11,12のロール中心のオフセット量xu
,xd をそれぞれ変え、たとえば図1に示すように、
上作業ロール11のオフセット量xu を大きくし、下作
業ロール12のオフセット量xd を小さくすると、これ
にともなって図1中に示す角度α,βが変化してオフセ
ット角度率α,β(オフセット率:tan α,tan β)も
変化する。
潤滑・冷却装置17,18によって潤滑剤や冷却剤をス
プレーすると、圧延材Wの上下で上下圧延ロール11,
12とのなす角度が異なり、潤滑材や冷却材の引き込み
能力が変化し、これによって圧延材表面の光沢を調整す
ることができる。
セット量xu を大きくすると、圧延材Wとロール表面と
の成す角度が大きくなって潤滑性が悪くなり、上作業ロ
ール11の表面がそのまま製品に写り光沢が良くなる一
方、下作業ロール12のようにオフセット量xd を小さ
くすると、圧延材Wとロール表面との成す角度が小さく
なって潤滑性が良くなり、製品の光沢が悪くなる。
セット量xu ,xd をそれぞれ独立して変えるようにす
ることで、これまでと異なり製品の表面の光沢を任意に
変えることができるようになり、圧延できる製品の種類
を拡大することができる。
セット量xu ,xd を独立して変えるようにすること
で、駆動ロールである中間ロール13,14からの摩擦
力による撓みの影響を変えることができ、たとえば図1
のように、上作業ロール11のオフセット量xu を大き
く、下作業ロール12のオフセット量xd を小さくする
と、上作業ロール11の水平面内での撓み量が小さくな
るのに対し、下作業ロール12の撓み量が大きくなる。
12の水平面内での撓み量をオフセット量xu ,xd を
変えて変化させると、ロールクラウンを変えることが可
能となり、形状制御に利用することができる。
フセット量xu ,xd を独立して変えるようにすること
で、上下作業ロール11,12の接触線がパスラインか
ら上下にずれることになり、上下作業ロール11,12
間を通過する圧延材Wがロール表面に沿って曲げられる
ようになる。
ってレベリング効果が期待でき、平坦度を向上すること
ができ、特にタンデム圧延などで繰返して曲げを加える
ようにすれば、製品の平坦度を一層向上することができ
る。
フセット量を変えるための操作移動機構20について説
明する。
ールチョック21とハウジング22との間の圧延材Wの
入側には、流体圧シリンダ23が配置されてハウジング
22に取付けられ、ロッド24でロールチョック21を
押すようになっている。
部のロールチョック21とハウジング22との間の圧延
材Wの出側には、オフセット調整部材を構成する固定調
整部材25と移動調整部材26が配置されており、互い
に逆方向の斜面が形成され、両方のオフセット調整部材
25,26の斜面を合せることで平行面が形成できるよ
うになっている。そして、固定調整部材25がロールチ
ョック21の側面に固定され、もう一方の移動調整部材
26がハウジング22に圧延材Wの幅方向に摺動可能に
装着されるとともに、幅方向両側の移動調整部材26が
連結ロッド27で連結され、しかも一方の移動調整部材
26に流体圧シリンダ28が連結されて横移動できるよ
うになっている。
12のロールチョック21にそれぞれ装備されて操作移
動機構20が構成されている。
ル中心のオフセット量をそれぞれ独立して変える場合に
は、圧延材Wの入側の流体圧シリンダ23のロッド24
によるロールチョック21の押付けを開放した状態と
し、移動調整部材26に連結された流体圧シリンダ28
により移動調整部材26の位置を横移動する。
整部材25の斜面により出側のロールチョック21とハ
ウジング22との隙間が変わり、この状態で流体圧シリ
ンダ23のロッド24でロールチョック21を出側のハ
ウジング22に押し付けるようにすることで、ロールチ
ョック21の位置が変わり、オフセット量が変わる。
で、従来のようにスペーサ等を交換すること無く簡単に
オフセット量の調整ができる。
した場合で説明したが、これに限らず4段圧延機やさら
に多段の圧延機に適用することもできる。
α,βを自由に設定できるようにして圧延する設備を含
むが、特に2%以上とするようにすることが好ましい。
るものでなく、各発明の要旨を変更しない範囲で各構成
要素に変更を加えるようにしても良い。
たようにこの発明の圧延機によれば、無駆動の上下作業
ロールを、これを支持する駆動中間ロールまたは駆動控
ロールを介して駆動して圧延する圧延機の前記作業ロー
ルを上下独立にそれぞれオフセット量を変更可能に構成
するようにしたので、上下作業ロールのオフセット量を
独立して変えることで、表面の潤滑性を変えて表面の光
沢の制御が可能となる。
ことで上下作業ロールの撓み量を変え、クラウンを変え
て形状制御ができるようになるとともに、作業ロール間
で圧延材が曲げられ、レベリング効果を得ることもでき
る。
ロールのロールチョックとハウジングとの間に互いに逆
方向の斜面が形成されたオフセット調整部材を介装する
とともに、ハウジング側のオフセット調整部材に外部か
ら操作移動する操作移動機構を設けるようにしたので、
操作移動機構でオフセット調整部材を操作することで、
上下を独立して任意のオフセット量に調整することが簡
単にできる。
施例にかかる概略構成図である。
施例にかかる詳細側面図である。
施例にかかる上作業ロール中心での水平断面図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 無駆動の上下作業ロールを、これを支持
する駆動中間ロールまたは駆動控ロールを介して駆動し
て圧延する圧延機において、前記作業ロールを上下独立
にそれぞれオフセット量を変更可能に構成したことを特
徴とする圧延機。 - 【請求項2】 前記上下作業ロールのロールチョックと
ハウジングとの間に互いに逆方向の斜面が形成されたオ
フセット調整部材を介装するとともに、ハウジング側の
オフセット調整部材に外部から操作移動する操作移動機
構を設けて構成したことを特徴とする請求項1記載の圧
延機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10506593A JP3211479B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 圧延機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10506593A JP3211479B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 圧延機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06285510A true JPH06285510A (ja) | 1994-10-11 |
JP3211479B2 JP3211479B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=14397564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10506593A Expired - Lifetime JP3211479B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 圧延機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3211479B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012157899A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-23 | Jfe Steel Corp | 金属帯の冷間圧延機および冷間圧延方法 |
JP2020189315A (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | スチールプランテック株式会社 | 圧延機、並びに圧延方法及びワークロールの運用方法 |
CN113953329A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-01-21 | 张家港市棋瑞德机械制造有限公司 | 压延扁线自动调节厚度装置 |
CN114130823A (zh) * | 2020-09-04 | 2022-03-04 | 山东建筑大学 | 一种板带箔材轧机工作辊系 |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP10506593A patent/JP3211479B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012157899A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-23 | Jfe Steel Corp | 金属帯の冷間圧延機および冷間圧延方法 |
JP2020189315A (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | スチールプランテック株式会社 | 圧延機、並びに圧延方法及びワークロールの運用方法 |
CN114130823A (zh) * | 2020-09-04 | 2022-03-04 | 山东建筑大学 | 一种板带箔材轧机工作辊系 |
CN114130823B (zh) * | 2020-09-04 | 2024-04-09 | 山东建筑大学 | 一种板带箔材轧机工作辊系 |
CN113953329A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-01-21 | 张家港市棋瑞德机械制造有限公司 | 压延扁线自动调节厚度装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3211479B2 (ja) | 2001-09-25 |
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