JP2941591B2 - タンデム圧延機列 - Google Patents
タンデム圧延機列Info
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- JP2941591B2 JP2941591B2 JP1001793A JP1001793A JP2941591B2 JP 2941591 B2 JP2941591 B2 JP 2941591B2 JP 1001793 A JP1001793 A JP 1001793A JP 1001793 A JP1001793 A JP 1001793A JP 2941591 B2 JP2941591 B2 JP 2941591B2
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- Japan
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- rolling mill
- roll
- rolling
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- sleeve
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数段の圧延機を列設
したタンデム圧延機の列に関する。
したタンデム圧延機の列に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のタンデム圧延機列の一例
の概念を示す側面図である。図5に示すように、タンデ
ム圧延機列40は、作業ロール51及び補強ロール61
を具備した第1段圧延機41と、第2段圧延機42と、
第3段圧延機43と、第4段圧延機44と、第5段圧延
機45とによって構成されている。
の概念を示す側面図である。図5に示すように、タンデ
ム圧延機列40は、作業ロール51及び補強ロール61
を具備した第1段圧延機41と、第2段圧延機42と、
第3段圧延機43と、第4段圧延機44と、第5段圧延
機45とによって構成されている。
【0003】このタンデム圧延機列40の各々の圧延機
41〜45によって、圧延材50を目的の厚さまで、段
階的に圧延する。
41〜45によって、圧延材50を目的の厚さまで、段
階的に圧延する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のタンデム圧
延機列には解決すべき次の課題があった。
延機列には解決すべき次の課題があった。
【0005】即ち、従来のタンデム圧延機列では、各々
の圧延機のワークロールのロールベンディングとロール
クラウンの組合せにより、圧延材の2次曲線的な板形状
不良は、ある程度の板形状制御は可能であるが、クォー
タ伸び等の複合板形状制御には対応できないという問題
があった。
の圧延機のワークロールのロールベンディングとロール
クラウンの組合せにより、圧延材の2次曲線的な板形状
不良は、ある程度の板形状制御は可能であるが、クォー
タ伸び等の複合板形状制御には対応できないという問題
があった。
【0006】また、タンデム圧延機列の最終段に、複合
板形状の制御能に優れた多段クラスタ圧延機を配設した
ものがあるが、その構造は複雑であり、圧延速度の制限
等の問題があった。
板形状の制御能に優れた多段クラスタ圧延機を配設した
ものがあるが、その構造は複雑であり、圧延速度の制限
等の問題があった。
【0007】本発明は上記問題解決のため、複数段の圧
延機列の少なくとも最終段がスリーブ式分割補強ロール
を備えたスリーブロール圧延機よりなるタンデム圧延機
列を提供することを目的とする。
延機列の少なくとも最終段がスリーブ式分割補強ロール
を備えたスリーブロール圧延機よりなるタンデム圧延機
列を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として、複数段の圧延機を列設し、それら圧延機を
順次的に経て圧延材を段階的に圧延するタンデム圧延機
列において、前記複数段の圧延機列の最終段の圧延機、
または最終段の圧延機及びこれの直前の1段がスリーブ
式分割補強ロールを具備したスリーブロール圧延機より
なることを特徴とするタンデム圧延機列を提供しようと
するものである。
手段として、複数段の圧延機を列設し、それら圧延機を
順次的に経て圧延材を段階的に圧延するタンデム圧延機
列において、前記複数段の圧延機列の最終段の圧延機、
または最終段の圧延機及びこれの直前の1段がスリーブ
式分割補強ロールを具備したスリーブロール圧延機より
なることを特徴とするタンデム圧延機列を提供しようと
するものである。
【0009】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
を有する。
【0010】即ち、複数段の圧延機列の最終段の圧延
機、またはこれと直前の1段の圧延機がスリーブ式分割
補強ロールを備えたスリーブロール圧延機よりなるの
で、圧延材を、タンデム圧延機列の第1段圧延機から最
終段圧延機の手前近傍の段の圧延機まで順次的に通して
目的の厚さまで圧延する。
機、またはこれと直前の1段の圧延機がスリーブ式分割
補強ロールを備えたスリーブロール圧延機よりなるの
で、圧延材を、タンデム圧延機列の第1段圧延機から最
終段圧延機の手前近傍の段の圧延機まで順次的に通して
目的の厚さまで圧延する。
【0011】そして、最終段圧延機または、最終段とそ
の前段のスリーブロール圧延機による圧延時に、圧延材
の複合板形状制御を行い、その板形状を圧延速度を低下
することなく良好に圧延することができる。
の前段のスリーブロール圧延機による圧延時に、圧延材
の複合板形状制御を行い、その板形状を圧延速度を低下
することなく良好に圧延することができる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図4により説明す
る。
る。
【0013】図1は本実施例のタンデム圧延機列の模式
的側面図、図2は図1の最終段圧延機であるスリーブロ
ール圧延機、即ち、第5段圧延機25を示す破断正面
図、図3は図2の各々の補強ロールの偏心状態を示す説
明図、図4は図2の第5段圧延機25のスリーブ式分割
補強ロール10の、各々の圧下位置におけるクラウンパ
ターンの変化を示す線図である。
的側面図、図2は図1の最終段圧延機であるスリーブロ
ール圧延機、即ち、第5段圧延機25を示す破断正面
図、図3は図2の各々の補強ロールの偏心状態を示す説
明図、図4は図2の第5段圧延機25のスリーブ式分割
補強ロール10の、各々の圧下位置におけるクラウンパ
ターンの変化を示す線図である。
【0014】図1において、タンデム圧延機列20は、
上下の作業ロール51及び補強ロール61を具備した第
1段圧延機21、第2段圧延機22、第3段圧延機2
3、第4段圧延機24及び上部にスリーブ式分割補強ロ
ール10を具備したスリーブロール圧延機、即ち、第5
段圧延機25によって構成されている。
上下の作業ロール51及び補強ロール61を具備した第
1段圧延機21、第2段圧延機22、第3段圧延機2
3、第4段圧延機24及び上部にスリーブ式分割補強ロ
ール10を具備したスリーブロール圧延機、即ち、第5
段圧延機25によって構成されている。
【0015】図2において、ロール軸1にはそれぞれ偏
心方向と径が異なるセンタ偏心軸部1a、左右1対のク
ォータ偏心軸部1b及びサイド偏心軸部1cが形成さ
れ、これらの偏心軸部1a〜1cにはころがり軸受2a
〜2cがそれぞれ嵌着されていて、この各々のころがり
軸受2a〜2cの外輪が、自在に回転するセンタ補強ロ
ール3a、左右1対のクォータ補強ロール3b及びサイ
ド補強ロール3cをなしている。これらの軸方向に分割
された各々の補強ロール3a〜3cには、円筒状のスリ
ーブ4が遊嵌されている。図3に示すように、各々の補
強ロール3a〜3cの軸心Oa、Ob、Ocは、ロール
軸1の軸心Oからそれぞれ偏心していて、ロール軸1の
回動角度によって図4に示すクラウンパターンを形成す
る。
心方向と径が異なるセンタ偏心軸部1a、左右1対のク
ォータ偏心軸部1b及びサイド偏心軸部1cが形成さ
れ、これらの偏心軸部1a〜1cにはころがり軸受2a
〜2cがそれぞれ嵌着されていて、この各々のころがり
軸受2a〜2cの外輪が、自在に回転するセンタ補強ロ
ール3a、左右1対のクォータ補強ロール3b及びサイ
ド補強ロール3cをなしている。これらの軸方向に分割
された各々の補強ロール3a〜3cには、円筒状のスリ
ーブ4が遊嵌されている。図3に示すように、各々の補
強ロール3a〜3cの軸心Oa、Ob、Ocは、ロール
軸1の軸心Oからそれぞれ偏心していて、ロール軸1の
回動角度によって図4に示すクラウンパターンを形成す
る。
【0016】以上の部材によってスリーブ式分割補強ロ
ール10が構成されている。
ール10が構成されている。
【0017】最終段圧延機である第5段圧延機25は、
前述したスリーブ式分割補強ロール10と、このロール
軸1の両端をハウジング60で支承する軸受箱5と、ロ
ール軸1の駆動側に装着されたウォームホィール6及び
ウォーム7と、ワークロール51及びその軸受箱52
と、下方のワークロールを支持する1体型の補強ロール
61及びその軸受箱62等の主要部材を具備している。
前述したスリーブ式分割補強ロール10と、このロール
軸1の両端をハウジング60で支承する軸受箱5と、ロ
ール軸1の駆動側に装着されたウォームホィール6及び
ウォーム7と、ワークロール51及びその軸受箱52
と、下方のワークロールを支持する1体型の補強ロール
61及びその軸受箱62等の主要部材を具備している。
【0018】次に、本装置の作用を説明する。
【0019】圧延材50を、タンデム圧延機列20の第
1段圧延機21から第4段圧延機24によって2次曲線
的な板形状制御を行いながら順次圧延し、最終段である
第5段圧延機25によって目的の厚さに圧延すると共
に、圧延材50に、たとえばクォータ伸びのような板形
状不良があれば、図4に示す圧下位置VのM状のクラウ
ンパターンを用いて、その複合板形状制御を行う。その
際、格別、圧延速度を落す必要はない。
1段圧延機21から第4段圧延機24によって2次曲線
的な板形状制御を行いながら順次圧延し、最終段である
第5段圧延機25によって目的の厚さに圧延すると共
に、圧延材50に、たとえばクォータ伸びのような板形
状不良があれば、図4に示す圧下位置VのM状のクラウ
ンパターンを用いて、その複合板形状制御を行う。その
際、格別、圧延速度を落す必要はない。
【0020】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、第4段圧延機24にもスリーブロール圧延
機を配設し、第4段圧延機24、第5段圧延機25の2
台のスリーブロール圧延機によって圧延材50の複合板
形状制御を行ってもよい。
のではなく、第4段圧延機24にもスリーブロール圧延
機を配設し、第4段圧延機24、第5段圧延機25の2
台のスリーブロール圧延機によって圧延材50の複合板
形状制御を行ってもよい。
【0021】以上の通り、上記実施例によれば、タンデ
ム圧延機列20の最終段である第5段圧延機25に、ス
リーブ式分割補強ロール10を用いたスリーブロール圧
延機を用いるので、クォータ伸びのような板形状不良に
対しても適切に複合板形状制御を行なって修正すること
ができるという利点がある。
ム圧延機列20の最終段である第5段圧延機25に、ス
リーブ式分割補強ロール10を用いたスリーブロール圧
延機を用いるので、クォータ伸びのような板形状不良に
対しても適切に複合板形状制御を行なって修正すること
ができるという利点がある。
【0022】また、複合板形状制御を行なうに際して、
圧延速度を落す必要がないという利点がある。
圧延速度を落す必要がないという利点がある。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
の効果を有する。
【0024】即ち、本発明では、タンデム圧延機列の最
終段または、これと直前の1段にスリーブロール圧延機
を配設するため、圧延材の不適切な板形状の制御を適切
に行なうことができる。また、高速圧延における複合板
形状の制御能に優れ、その範囲が広いので、板形状不良
の是正時、圧延速度を落す必要がなく、板形状制御性が
向上する。
終段または、これと直前の1段にスリーブロール圧延機
を配設するため、圧延材の不適切な板形状の制御を適切
に行なうことができる。また、高速圧延における複合板
形状の制御能に優れ、その範囲が広いので、板形状不良
の是正時、圧延速度を落す必要がなく、板形状制御性が
向上する。
【図1】本発明の一実施例のタンデム圧延機列の模式的
側面図、
側面図、
【図2】図1の最終段圧延機であるスリーブロール圧延
機の破断正面図、
機の破断正面図、
【図3】図2の各々の補強ロールの偏心状態を示す説明
図、
図、
【図4】図2のスリーブ式分割補強ロールの各々の圧下
位置におけるクラウンパターンの変化を示す線図、
位置におけるクラウンパターンの変化を示す線図、
【図5】従来のタンデム圧延機列の模式的側面図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 ロール軸 3a センタ補強ロール 3b クォータ補強ロール 3c サイド補強ロール 4 スリーブ 10 スリーブ式分割補強ロール 20 タンデム圧延機列 21 第1段圧延機 22 第2段圧延機 23 第3段圧延機 24 第4段圧延機 25 第5段圧延機 50 圧延材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−293510(JP,A) 特開 昭57−118805(JP,A) 実開 平4−47802(JP,U) 特公 昭59−52001(JP,B2) 特公 昭59−48682(JP,B2) 特公 昭59−12361(JP,B2) 特公 昭59−35283(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 1/22 B21B 1/28 B21B 13/14
Claims (1)
- 【請求項1】 複数段の圧延機を列設し、それら圧延機
を順次的に経て圧延材を段階的に圧延するタンデム圧延
機列において、前記複数段の圧延機列の最終段の圧延機
または、該最終段の圧延機及びこれの直前の1段の圧延
機がスリーブ式分割補強ロールを具備したスリーブロー
ル圧延機よりなることを特徴とするタンデム圧延機列。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1001793A JP2941591B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | タンデム圧延機列 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1001793A JP2941591B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | タンデム圧延機列 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06218402A JPH06218402A (ja) | 1994-08-09 |
JP2941591B2 true JP2941591B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=11738629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1001793A Expired - Fee Related JP2941591B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | タンデム圧延機列 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2941591B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102553916A (zh) * | 2012-03-05 | 2012-07-11 | 无锡亚新通用机械有限公司 | 一种连轧机组 |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP1001793A patent/JP2941591B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102553916A (zh) * | 2012-03-05 | 2012-07-11 | 无锡亚新通用机械有限公司 | 一种连轧机组 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06218402A (ja) | 1994-08-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990518 |
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