JPH0687010A - 圧延機のスリーブ式分割補強ロール - Google Patents
圧延機のスリーブ式分割補強ロールInfo
- Publication number
- JPH0687010A JPH0687010A JP24037992A JP24037992A JPH0687010A JP H0687010 A JPH0687010 A JP H0687010A JP 24037992 A JP24037992 A JP 24037992A JP 24037992 A JP24037992 A JP 24037992A JP H0687010 A JPH0687010 A JP H0687010A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- sleeve
- reinforcing
- rolls
- reinforcing roll
- Prior art date
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- Withdrawn
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
- B21B27/02—Shape or construction of rolls
- B21B27/03—Sleeved rolls
- B21B27/05—Sleeved rolls with deflectable sleeves
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Geometry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スリーブを各々の補強ロールで形成するクラ
ウンパターンに沿って充分に変形し得るスリーブ式分割
補強ロールを提供する。 【構成】 センタ補強ロール３ａ，クォータ補強ロール
３ｂ，サイド補強ロール３ｃの外周面にセンタ突起部４
ａ，クォータ突起部４ｂ，サイド突起部４ｃをそれぞれ
設け、圧下時に圧下方向に突出した補強ロール間におけ
るスリーブ５５との非接触長さ即ち、曲げスパンＳ1 を
長くしてスリーブ５５の曲げに対する剛性を低下させる
ようにした。
ウンパターンに沿って充分に変形し得るスリーブ式分割
補強ロールを提供する。 【構成】 センタ補強ロール３ａ，クォータ補強ロール
３ｂ，サイド補強ロール３ｃの外周面にセンタ突起部４
ａ，クォータ突起部４ｂ，サイド突起部４ｃをそれぞれ
設け、圧下時に圧下方向に突出した補強ロール間におけ
るスリーブ５５との非接触長さ即ち、曲げスパンＳ1 を
長くしてスリーブ５５の曲げに対する剛性を低下させる
ようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールクラウンの変更
が可能な圧延機のスリーブ式分割補強ロールに関する。
が可能な圧延機のスリーブ式分割補強ロールに関する。
【０００２】
【従来の技術】鋼板の圧延を行なった場合、端伸びや歪
が生じることがある。端伸び等が生じた場合、圧延ロー
ルのロールクラウンの変更調整を行って対処している。
が生じることがある。端伸び等が生じた場合、圧延ロー
ルのロールクラウンの変更調整を行って対処している。
【０００３】ロールクラウンの変更が可能な圧延ロール
として、図４に示すような４段圧延機の上補強ロールに
スリーブ式の分割型補強ロールを用いたものがある。
として、図４に示すような４段圧延機の上補強ロールに
スリーブ式の分割型補強ロールを用いたものがある。
【０００４】これは、ロール軸５１にそれぞれ偏心方向
と径が異なるセンタ偏心軸部５１ａ、左右１対のクォー
タ偏心軸部５１ｂ及び左右１対のサイド偏心軸部５１ｃ
が形成され、これらの偏心軸部５１ａ〜５１ｃにはころ
がり軸受５２ａ〜５２ｃがそれぞれ嵌着されていて、こ
の各々のころがり軸受５２ａ〜５２ｃの外輪が、自在に
回転するセンタ補強ロール５３ａ、左右１対のクォータ
補強ロール５３ｂ及び左右１対のサイド補強ロール５３
ｃになっている。これらの軸方向に分割された補強ロー
ル５３ａ〜５３ｃには円筒状のスリーブ５５が遊嵌され
ている。以上の部材によって上分割型補強ロール５９が
構成される。
と径が異なるセンタ偏心軸部５１ａ、左右１対のクォー
タ偏心軸部５１ｂ及び左右１対のサイド偏心軸部５１ｃ
が形成され、これらの偏心軸部５１ａ〜５１ｃにはころ
がり軸受５２ａ〜５２ｃがそれぞれ嵌着されていて、こ
の各々のころがり軸受５２ａ〜５２ｃの外輪が、自在に
回転するセンタ補強ロール５３ａ、左右１対のクォータ
補強ロール５３ｂ及び左右１対のサイド補強ロール５３
ｃになっている。これらの軸方向に分割された補強ロー
ル５３ａ〜５３ｃには円筒状のスリーブ５５が遊嵌され
ている。以上の部材によって上分割型補強ロール５９が
構成される。
【０００５】また、ロール軸５１の両端は軸受箱５６に
よって支持され、その一端にはウォームホイール５７及
びウォーム５８が装設されている。なお、図中５０は上
作業ロール、６０は下作業ロール、６１は一体型の下補
強ロール、６６は軸受箱である。
よって支持され、その一端にはウォームホイール５７及
びウォーム５８が装設されている。なお、図中５０は上
作業ロール、６０は下作業ロール、６１は一体型の下補
強ロール、６６は軸受箱である。
【０００６】図５は、上分割型補強ロール５９の偏心状
態を示す説明図で、各々の補強ロール５３ａ〜５３ｃの
軸心Ｏａ〜Ｏｃはロール軸５１の軸心Ｏから偏心してい
て、サイド補強ロール５３ｃはセンタ補強ロール５３ａ
及びクォータ補強ロール５３ｂよりも小径になってい
る。
態を示す説明図で、各々の補強ロール５３ａ〜５３ｃの
軸心Ｏａ〜Ｏｃはロール軸５１の軸心Ｏから偏心してい
て、サイド補強ロール５３ｃはセンタ補強ロール５３ａ
及びクォータ補強ロール５３ｂよりも小径になってい
る。
【０００７】このような上分割型補強ロール５９を有す
る圧延機によってストリップ４０を圧延するに際し、軸
受箱５６を圧下することによって上作業ロール５０をこ
の上分割型補強ロール５９で支持し、この状態からロー
ル軸５１をウォーム５８及びウォームホイール５７によ
って適宜回動することで、ストリップ４０の板形状に応
じた最適なロールクラウンが形成される。図６に圧下位
置におけるクラウンパターンの変化を示した。
る圧延機によってストリップ４０を圧延するに際し、軸
受箱５６を圧下することによって上作業ロール５０をこ
の上分割型補強ロール５９で支持し、この状態からロー
ル軸５１をウォーム５８及びウォームホイール５７によ
って適宜回動することで、ストリップ４０の板形状に応
じた最適なロールクラウンが形成される。図６に圧下位
置におけるクラウンパターンの変化を示した。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上分割型補
強ロール５９にクラウンパターンを付与する場合、スリ
ーブ５５をこのクラウンパターンに沿って変形させるた
め、その厚さは薄い方が好ましい。しかし、その厚さを
薄くすると、その旋盤加工時に、剛性の低下や昇温等に
よって加工精度が低下するので、薄肉化には限界があ
る。
強ロール５９にクラウンパターンを付与する場合、スリ
ーブ５５をこのクラウンパターンに沿って変形させるた
め、その厚さは薄い方が好ましい。しかし、その厚さを
薄くすると、その旋盤加工時に、剛性の低下や昇温等に
よって加工精度が低下するので、薄肉化には限界があ
る。
【０００９】ところが、従来の装置では、ころがり軸受
５２ａ〜５２ｃの外輪である、各々の補強ロール５３ａ
〜５３ｃの外周には、通常のころがり軸受の外輪と同様
のチャンファ（コーナーの丸み）が設けてあるだけなの
で、例えば、図７に示すように、波形状のクラウンパタ
ーンを付与した場合、スリーブ５５の上ワークロール５
０を圧下する位置における、中央部を凹状に曲げるため
の曲げスパンＳは短くなり、特に圧延荷重が小さいとス
リーブ５５の曲りは小さくなるのでスリーブ５５をセン
タ補強ロール５３ａに沿って充分に変形させることがで
きない。従って、そのクラウンパターンが不完全なもの
になる。
５２ａ〜５２ｃの外輪である、各々の補強ロール５３ａ
〜５３ｃの外周には、通常のころがり軸受の外輪と同様
のチャンファ（コーナーの丸み）が設けてあるだけなの
で、例えば、図７に示すように、波形状のクラウンパタ
ーンを付与した場合、スリーブ５５の上ワークロール５
０を圧下する位置における、中央部を凹状に曲げるため
の曲げスパンＳは短くなり、特に圧延荷重が小さいとス
リーブ５５の曲りは小さくなるのでスリーブ５５をセン
タ補強ロール５３ａに沿って充分に変形させることがで
きない。従って、そのクラウンパターンが不完全なもの
になる。
【００１０】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の、本発明の構成は、互いに偏心した少なくとも３箇所
以上の補強ロール軸着部を有して所要の角度で回動する
ロール軸と、前記各々の補強ロール軸着部にそれぞれ回
転自在に軸着した補強ロールと、この各々の補強ロール
の外周に遊嵌した円筒状のスリーブとを具備したスリー
ブ式分割補強ロールにおいて、前記各々の補強ロールの
外周面を周方向に突状に成形加工してなることを特徴と
する。
の、本発明の構成は、互いに偏心した少なくとも３箇所
以上の補強ロール軸着部を有して所要の角度で回動する
ロール軸と、前記各々の補強ロール軸着部にそれぞれ回
転自在に軸着した補強ロールと、この各々の補強ロール
の外周に遊嵌した円筒状のスリーブとを具備したスリー
ブ式分割補強ロールにおいて、前記各々の補強ロールの
外周面を周方向に突状に成形加工してなることを特徴と
する。
【００１１】また、前記スリーブの内周面の、各々の補
強ロールと接触する箇所に、周方向に連続した突起部を
設けても良い。
強ロールと接触する箇所に、周方向に連続した突起部を
設けても良い。
【００１２】
（１）各々の補強ロールの周方向に連続した突状に形成
された外周面によって、スリーブを介して圧下すると、
この外周面とスリーブの内周面との軸方向接触長さは短
くなるので、各々の補強ロールの圧下部において形成さ
れるクラウンパターンによって圧下方向に突出した補強
ロール間におけるスリーブとの非接触部長さ、すなわち
曲げスパンは長くなってこの曲げに対する剛性は低下
し、スリーブの圧下部は各々の補強ロールで形成するク
ラウンパターンに沿って変形する。
された外周面によって、スリーブを介して圧下すると、
この外周面とスリーブの内周面との軸方向接触長さは短
くなるので、各々の補強ロールの圧下部において形成さ
れるクラウンパターンによって圧下方向に突出した補強
ロール間におけるスリーブとの非接触部長さ、すなわち
曲げスパンは長くなってこの曲げに対する剛性は低下
し、スリーブの圧下部は各々の補強ロールで形成するク
ラウンパターンに沿って変形する。
【００１３】（２）各々の補強ロールによって、内周面
の周方向に連続した突起部が設けられたスリーブを介し
て圧下すると、この突起部と各々の補強ロールの外周面
との軸方向接触長さは短くなるので、各々の補強ロール
の圧下部において形成されるクラウンパターンによって
圧下方向に突出した補強ロール間におけるスリーブとの
非接触部長さ、すなわち曲げスパンは長くなってこの曲
げに対する剛性は低下し、また、スリーブに前記突起部
を設けたことによって、その旋盤加工時に前記突起部が
補強になって、その剛性をあまり低下させずに、各々の
補強ロールとの非接触部を薄くして圧下時の曲げに対す
る剛性を低下させられるので、スリーブの圧下部は各々
の補強ロールで形成するクラウンパターンに沿って容易
に変形する。
の周方向に連続した突起部が設けられたスリーブを介し
て圧下すると、この突起部と各々の補強ロールの外周面
との軸方向接触長さは短くなるので、各々の補強ロール
の圧下部において形成されるクラウンパターンによって
圧下方向に突出した補強ロール間におけるスリーブとの
非接触部長さ、すなわち曲げスパンは長くなってこの曲
げに対する剛性は低下し、また、スリーブに前記突起部
を設けたことによって、その旋盤加工時に前記突起部が
補強になって、その剛性をあまり低下させずに、各々の
補強ロールとの非接触部を薄くして圧下時の曲げに対す
る剛性を低下させられるので、スリーブの圧下部は各々
の補強ロールで形成するクラウンパターンに沿って容易
に変形する。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図１は、本発明の第１実施例に係る、波形状
のクラウンパターンを付与したスリーブ式分割補強ロー
ルの要部を示す破断正面図である。なお、従来の装置と
同一の部材及び部位には同一の符号を付し、重複する説
明を省略する。
説明する。図１は、本発明の第１実施例に係る、波形状
のクラウンパターンを付与したスリーブ式分割補強ロー
ルの要部を示す破断正面図である。なお、従来の装置と
同一の部材及び部位には同一の符号を付し、重複する説
明を省略する。
【００１５】図１に示すように、ロール軸５１の各々の
偏心軸部５１ａ，５１ｂ，５１ｃに嵌着された各々のこ
ろがり軸受２ａ，２ｂ，２ｃの外輪である、上分割型補
強ロール９のセンタ補強ロール３ａ，クォータ補強ロー
ル３ｂ，サイド補強ロール３ｃの外周面には、全周にわ
たって連続したセンタ突起部４ａ，クォータ突起部４
ｂ，サイド突起部４ｃがそれぞれ成形されている。
偏心軸部５１ａ，５１ｂ，５１ｃに嵌着された各々のこ
ろがり軸受２ａ，２ｂ，２ｃの外輪である、上分割型補
強ロール９のセンタ補強ロール３ａ，クォータ補強ロー
ル３ｂ，サイド補強ロール３ｃの外周面には、全周にわ
たって連続したセンタ突起部４ａ，クォータ突起部４
ｂ，サイド突起部４ｃがそれぞれ成形されている。
【００１６】ストリップ４０の圧延に際し、ロール軸５
１を回動して各々の補強ロール３ａ，３ｂ，３ｃにその
圧下部で、図示のように波形状のクラウンパターンを付
与すると、圧下方向に突出した双方のクォータ補強ロー
ル３ｂは、そのクォータ突起部４ｂがスリーブ５５の内
周面と接触するので、スリーブ５５を変形させる曲げス
パンＳ1 は、従来の装置よりも長くなり、スリーブ５５
のこの曲げに対する剛性が低下する。従って、スリーブ
５５の圧下部は、各々の補強ロール３ａ，３ｂ，３ｃで
形成する波形状のクラウンパターンに沿って変形し、所
要のクラウンパターンで上ワークロール５０を圧下す
る。
１を回動して各々の補強ロール３ａ，３ｂ，３ｃにその
圧下部で、図示のように波形状のクラウンパターンを付
与すると、圧下方向に突出した双方のクォータ補強ロー
ル３ｂは、そのクォータ突起部４ｂがスリーブ５５の内
周面と接触するので、スリーブ５５を変形させる曲げス
パンＳ1 は、従来の装置よりも長くなり、スリーブ５５
のこの曲げに対する剛性が低下する。従って、スリーブ
５５の圧下部は、各々の補強ロール３ａ，３ｂ，３ｃで
形成する波形状のクラウンパターンに沿って変形し、所
要のクラウンパターンで上ワークロール５０を圧下す
る。
【００１７】図２は、本発明の第２実施例に係る、スリ
ーブ式分割補強ロールの要部を示す破断正面図である。
この第２実施例は、各々のころがり軸受１２ａ，１２
ｂ，１２ｃの外輪である、上分割型補強ロール１９のセ
ンタ補強ロール１３ａ，クォータ補強ロール１３ｂ，サ
イド補強ロール１３ｃの外周面をそれぞれ外方突出の円
弧状に成形したものであり、スリーブ５５との軸方向接
触長さが、第１実施例よりも短いので、その曲げスパン
Ｓ2 は更に長くなり、スリーブ５５のこの曲げスパンＳ
2 における曲げに対する剛性が更に低下する。
ーブ式分割補強ロールの要部を示す破断正面図である。
この第２実施例は、各々のころがり軸受１２ａ，１２
ｂ，１２ｃの外輪である、上分割型補強ロール１９のセ
ンタ補強ロール１３ａ，クォータ補強ロール１３ｂ，サ
イド補強ロール１３ｃの外周面をそれぞれ外方突出の円
弧状に成形したものであり、スリーブ５５との軸方向接
触長さが、第１実施例よりも短いので、その曲げスパン
Ｓ2 は更に長くなり、スリーブ５５のこの曲げスパンＳ
2 における曲げに対する剛性が更に低下する。
【００１８】図３は、本発明の第３実施例に係る、スリ
ーブ式分割補強ロールの要部を示す破断正面図である。
この第３実施例による上分割型補強ロール２９は、スリ
ーブ２５の、各々の補強ロール１３ａ，１３ｂ，１３ｃ
と接触する箇所に、その周方向に連続したセンタ突起部
２５ａ，クォータ突起部２５ｂ，サイド突起部２５ｃを
それぞれ設けたものであり、その他は第２実施例と同一
である。
ーブ式分割補強ロールの要部を示す破断正面図である。
この第３実施例による上分割型補強ロール２９は、スリ
ーブ２５の、各々の補強ロール１３ａ，１３ｂ，１３ｃ
と接触する箇所に、その周方向に連続したセンタ突起部
２５ａ，クォータ突起部２５ｂ，サイド突起部２５ｃを
それぞれ設けたものであり、その他は第２実施例と同一
である。
【００１９】このスリーブ２５は、旋盤加工時に、各々
の突起部２５ａ，２５ｂ，２５ｃが補強になって、剛性
をあまり低下させずに各々の補強ロール１３ａ，１３
ｂ，１３ｃとの非接触部を第１実施例及び第２実施例よ
りも薄くすることができるので、曲げスパンＳ2 の長さ
は第２実施例と同じでも、スリーブ２５の圧下時におけ
る曲げに対する剛性が更に低下する。
の突起部２５ａ，２５ｂ，２５ｃが補強になって、剛性
をあまり低下させずに各々の補強ロール１３ａ，１３
ｂ，１３ｃとの非接触部を第１実施例及び第２実施例よ
りも薄くすることができるので、曲げスパンＳ2 の長さ
は第２実施例と同じでも、スリーブ２５の圧下時におけ
る曲げに対する剛性が更に低下する。
【００２０】なお、スリーブ２５の各々の突起部２５
ａ，２５ｂ，２５ｃを円弧状に成形し、各々の補強ロー
ル１３ａ，１３ｂ，１３ｃは、従来と同一の、外周が平
面状のものを用いてもよい。
ａ，２５ｂ，２５ｃを円弧状に成形し、各々の補強ロー
ル１３ａ，１３ｂ，１３ｃは、従来と同一の、外周が平
面状のものを用いてもよい。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記のような効果が得られる。 （１）請求項１では、各々の補強ロールの外周面を周方
向に連続した突状に成形したことにより、この各々の補
強ロールによってスリーブを介して圧下すると、その外
周面とスリーブの内周面との軸方向接触長さは短くなる
ので、クラウンパターンの付与によって圧下方向に突出
した補強ロール間におけるスリーブとの非接触部長さは
長くなる。従って、スリーブの曲げスパンも長くなって
この曲げに対する剛性が低下し、スリーブを各々の補強
ロールで形成するクラウンパターンに沿って充分に変形
させることができるので、所要のクラウンパターンを得
ることができる。
記のような効果が得られる。 （１）請求項１では、各々の補強ロールの外周面を周方
向に連続した突状に成形したことにより、この各々の補
強ロールによってスリーブを介して圧下すると、その外
周面とスリーブの内周面との軸方向接触長さは短くなる
ので、クラウンパターンの付与によって圧下方向に突出
した補強ロール間におけるスリーブとの非接触部長さは
長くなる。従って、スリーブの曲げスパンも長くなって
この曲げに対する剛性が低下し、スリーブを各々の補強
ロールで形成するクラウンパターンに沿って充分に変形
させることができるので、所要のクラウンパターンを得
ることができる。
【００２２】（２）請求項２では、スリーブの内周面の
各々の補強ロールと接触する箇所に周方向に連続した突
起部を設けたことにより、スリーブの旋盤加工時に、こ
の突起部が補強になって、全体の剛性をあまり低下させ
ることなく、その厚さを薄くすることができる。従っ
て、クラウンパターンを付与した各々の補強ロールによ
る圧下時に、その曲げに対する剛性が請求項１よりも更
に低下し、圧下時に、スリーブをこのクラウンパターン
に沿って容易に変形させることができる。
各々の補強ロールと接触する箇所に周方向に連続した突
起部を設けたことにより、スリーブの旋盤加工時に、こ
の突起部が補強になって、全体の剛性をあまり低下させ
ることなく、その厚さを薄くすることができる。従っ
て、クラウンパターンを付与した各々の補強ロールによ
る圧下時に、その曲げに対する剛性が請求項１よりも更
に低下し、圧下時に、スリーブをこのクラウンパターン
に沿って容易に変形させることができる。
【図１】本発明の第１実施例に係るスリーブ式分割補強
ロールの要部を示す破断正面図である。
ロールの要部を示す破断正面図である。
【図２】本発明の第２実施例に係るスリーブ式分割補強
ロールの要部を示す破断正面図である。
ロールの要部を示す破断正面図である。
【図３】本発明の第３実施例に係るスリーブ式分割補強
ロールの要部を示す破断正面図である。
ロールの要部を示す破断正面図である。
【図４】従来のスリーブ式分割補強ロールを用いた圧延
機の要部を示す破断正面図である。
機の要部を示す破断正面図である。
【図５】軸方向に分割された各々の補強ロールの偏心状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図６】圧下位置におけるクラウンパターンの変化を示
す線図である。
す線図である。
【図７】図４のスリーブ式分割補強ロールに所定のクラ
ウンパターンを付与した状態を示す破断正面図である。
ウンパターンを付与した状態を示す破断正面図である。
３ａ センタ補強ロール ３ｂ クォータ補強ロール ３ｃ サイド補強ロール ４ａ センタ突起部 ４ｂ クォータ突起部 ４ｃ サイド突起部 ９ 上分割型補強ロール ５１ ロール軸 ５１ａ センタ偏心軸部 ５１ｂ クォータ偏心軸部 ５１ｃ サイド偏心軸部 ５５ スリーブ １３ａ センタ補強ロール １３ｂ クォータ補強ロール １３ｃ サイド補強ロール １９ 上分割型補強ロール ２５ スリーブ ２５ａ センタ突起部 ２５ｂ クォータ突起部 ２５ｃ サイド突起部 ２９ 上分割型補強ロール
Claims (2)
- 【請求項１】 互いに偏心した少なくとも３箇所以上の
補強ロール軸着部を有して所要の角度で回動するロール
軸と、前記各々の補強ロール軸着部にそれぞれ回転自在
に軸着した補強ロールと、この各々の補強ロールの外周
に遊嵌した円筒状のスリーブとを具備したスリーブ式分
割補強ロールにおいて、前記各々の補強ロールの外周面
を周方向に突状に成形加工してなることを特徴とする圧
延機のスリーブ式分割補強ロール。 - 【請求項２】 スリーブの内周面の、各々の補強ロール
と接触する箇所に、周方向に連続した突起部を設けた請
求項１記載の圧延機のスリーブ式分割補強ロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24037992A JPH0687010A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 圧延機のスリーブ式分割補強ロール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24037992A JPH0687010A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 圧延機のスリーブ式分割補強ロール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0687010A true JPH0687010A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17058618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24037992A Withdrawn JPH0687010A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 圧延機のスリーブ式分割補強ロール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0687010A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7888617B2 (en) | 2007-04-10 | 2011-02-15 | Fanuc Ltd | Controller for wire-cut electrical discharge machine |
| US9347331B2 (en) | 2007-06-11 | 2016-05-24 | University Of Florida Research Foundation, Inc. | Electrodynamic control of blade clearance leakage loss in turbomachinery applications |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP24037992A patent/JPH0687010A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7888617B2 (en) | 2007-04-10 | 2011-02-15 | Fanuc Ltd | Controller for wire-cut electrical discharge machine |
| US9347331B2 (en) | 2007-06-11 | 2016-05-24 | University Of Florida Research Foundation, Inc. | Electrodynamic control of blade clearance leakage loss in turbomachinery applications |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |