JP2540657B2 - クラスタ圧延機の形状制御装置 - Google Patents

クラスタ圧延機の形状制御装置

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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B13/00Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
    • B21B13/14Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
    • B21B13/147Cluster mills, e.g. Sendzimir mills, Rohn mills, i.e. each work roll being supported by two rolls only arranged symmetrically with respect to the plane passing through the working rolls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B21B37/38Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates using roll bending

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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、金属ストリップを良好な形状に圧延し得る
ようにしたクラスタ圧延機における形状制御装置に関す
る。
〈従来の技術〉 近年の圧延機においては、生産性向上、省エネルギー
等の観点から一回の圧延で大幅に板厚を減ずることので
きる高圧下圧延機が要求されている。また、同時に、板
厚精度及び板形状に対する高品質化が要求されている。
この高圧下圧延を可能にするものに第5図及び第6図
に示すクラスタ圧延機がある。
このクラスタ圧延機では、圧延ロールの直径を小さく
できるので小さな荷重で高圧下圧延が可能となるという
利点がある。また、該圧延機では、金属ストリップ1の
形状を良好に制御するために次のような方式が用いられ
る。
即ち、上補強ロール4a〜4eは軸方向に複数個に分割さ
れており、個々の分割上補強ロールは回転自在で、軸心
位置も夫々変えることができる。更に、中間ロール3と
上圧延ロール2の軸端部には軸受を内蔵する軸受箱7,8
を設け、これら両軸受箱7,8にロールの曲げ力を付与す
るロール曲げ装置71,81も具備している。なお、図中5
は支持フレーム、6はロードセル、7は下圧延ロール、
10は下補強ロールである。
このように構成されるため特に、ロール胴長に対し幅
狭の金属ストリップ1を圧延する場合は、荷重がロール
胴長の中央付近を伝わるため、この部分のロールの接触
による弾性的な凹み変形が大きくなり、ストリップ1の
板厚は極端な中高の分布になる。これを補償するため
に、分割上補強ロール4a〜4eを上圧延ロール2に対し凸
形に押し出すよう軸心位置をかえるため、板幅より外側
にある両端の分割上補強ロール4a,4eは中間ロール3と
接触しなくなることもある。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、圧延前に予測していた圧延荷重と実際の圧延
荷重はずれがある場合が多く、ロールの変形量も予測し
たものと異ってくるため、圧延中には中間ロール3の曲
げ力を変えて補償する。ところが、中間ロールの曲がり
量が変化すると、回転中に両端の分割上補強ロール4a,4
eと中間ロール3が非接触の状態から接触状態に移るこ
とがあり、両ロールがすべってしばしばロールに傷をつ
ける問題が発生する。これを防ぐため、両端の分割上補
強ロール4a,4eを極端に中間ロール3から離しておく
と、その時点は良いが後に幅広の板を圧延するために軸
心位置を変更する際に同じ問題が生じる。逆に、中間ロ
ールと両端の分割上補強ロール4a,4eが常に接触してい
るよう軸心位置の変更量を制限すると、中間ロールの曲
げ力を変えて予測値とのずれを補償するときに、中間ロ
ール3の曲がりが両端の分割上補強ロール4a,4eに妨げ
られて中央に十分伝わらず幅狭の板の形状を十分制御で
きない問題を生じる。
〈課題を解決するための手段〉 前記課題を解決するための第1の発明の構成は、上下
圧延ロールのうち少なくとも一本を小径にし、該小径圧
延ロールを日本の中間ロールで支承し、かつこれら中間
ロールを、軸方向に複数個に分割された回転自在な複数
本の補強ロールで支持するクラスタ圧延機において、前
記中間ロールのロール曲げ力を検出する手段と、圧延荷
重を検出する手段と、これら両検出手段から信号に応じ
て少なくとも一本の補強ロール軸軸端に位置する補強ロ
ールの軸心位置を調整する手段とを設けたことを特徴と
する。
また、第2の発明の構成は、上下圧延ロールのうち少
なくとも一本を小径にし、該小径圧延ロールを二本の中
間ロールで支承し、かつこれら中間ロールを、軸方向に
複数個に分割された回転自在な複数本の補強ロールで支
持するクラスタ圧延機において、前記少なくとも一本の
補強ロール軸軸端に位置する補強ロールが受ける荷重を
検出する手段と、この検出手段からの信号に応じて当該
補強ロールの軸心位置を調整する手段とを設けたことを
特徴とする。
〈作用〉 前記構成によれば、中間ロールに曲げ力を加えたとき
に、両端の分割補強ロールは中間ロールと接触したま
ま、中間ロールが曲がりたい量だけ、いっしょに動くの
で、中間ロールの曲がりを全く妨げない。言い換えれ
ば、中間ロール曲げによるたわみの補償量は両端の分割
補強ロールを完全に逃がして接触していない場合に等し
いのである。
〈実施例〉 以下添付図面に基づいて、本発明の一実施例を説明す
る。
第1図に示すように、五つに分割された上補強ロール
4a〜4eを偏心ブッシュ43を介して支持する上補強ロール
軸41には、各偏心ブッシュ43の両側に位置して六つのひ
ずみゲージ45が貼付される。
前記ひずみゲージ45に出力信号は演算装置46に入力さ
れ、この演算装置46では前記信号から軸端の上補強ロー
ル4a,4eが受ける荷重を算出する。この演算は上補強ロ
ール軸41を梁となして材料力学で極めて容易である。
そして、演算装置46は前記演算結果に応じた作動信号
を、前記偏心ブッシュ43の両端側の四つの回転装置47a
〜47dのうちの両端二つの回転装置47a,47dへ出力するよ
うになっている。即ち、軸端の上補強ロール4a,4eが受
ける荷重が所定の値よりも大きいと、軸端の偏心ブッシ
ュ43の回転装置47a,47dを上補強ロール4a,4eが中間ロー
ル3(第5図及び第6図参照)から逃げる方向に作動さ
せ、逆に所定の値よりも小さい場合は、上補強ロール4
a,4eを中間ロール3の方向に押し込むように作動させる
のである。
前記回転装置47a〜47dは、モータ48とウォームギア及
びセクタギア等からなる減速歯車機構49とを有してな
る。
その他の構成は第5図及び第6図と同様なので、第5
図及び第6図と同一部材には同一符号を付して詳しい説
明は省略する。
このように構成されるため、軸端の上補強ロール4a,4
eが受ける荷重が常に一定に制御され、これにより中間
ロール3の曲げが上補強ロール4a,4eに拘束されること
はなく、第4図に示すように、中間ロール曲げ力に対し
て大きなロールたわみの補償量が得られる。なお、第4
図は軸方向に5分割した補強ロールがすべて中間ロール
と接触するよう制限した範囲で求めた中間ロール曲げ力
の変更量とたわみの補償量との関係を従来装置との比較
で示す比較特性図である。
第2図は本発明の別の実施例を示すものである。これ
は、中間ロール3のロール曲げ装置71を作動させる油圧
装置72の圧力と、ロードセル6にて測定された圧延荷重
を演算装置46に取り込み、軸端の補強ロール4a,4eの軸
心位置の適正量を計算し、図中には示してない偏心ブッ
シュ43(第1図参照)の回転量を調整するようにした例
である。
この場合には、予め第3図に例を示すように、演算装
置46において、板幅と圧延荷重ごとに中間ロールの曲げ
力と中間ロールの曲げを拘束しない適正な補強ロールの
軸心位置を計算し記憶させておけば良い。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、金属ストリップ
を圧延する際に、補強ロールと中間ロールのスリップに
よる摩耗や傷つきの発生がないばかりでなく、広幅板か
ら狭幅板まで中間ロールの曲げによるロールたわみの補
償効果を最大限に活用でき、飛躍的に金属ストリップの
形状制御能力が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る形状制御装置の断面
図、第2図は本発明の第2実施例に係る圧延機の形状制
御装置の側面図、第3図は本発明の第2の実施例に係る
説明図、第4図は本発明の作用の比較特性図、第5図は
従来の圧延機の側面図、第6図は従来の圧延機の補強ロ
ールの押し出しパターンを示す説明図である。 また図面中1は金属ストリップ、2,9は圧延ロール、3
は中間ロール、4a〜4eは上補強ロール、5は支持フレー
ム、6はロードセル、7は中間ロール軸受箱、8は圧延
ロール軸受箱、10は下補強ロール、41は上補強ロール
軸、43は偏心ブッシュ、45はひずみゲージ、47a〜47dは
回転装置、48は演算装置、71はロール曲げ装置、72は油
圧装置、81はロール曲げ装置である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳長 幹恵 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株 式會社君津製鐵所内 (72)発明者 小川 哲也 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株 式會社君津製鐵所内 (56)参考文献 特開 昭58−53302(JP,A) 特開 平1−263527(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下圧延ロールのうち少なくとも一本を小
    径にし、該小径圧延ロールを二本の中間ロールで支承
    し、かつこれら中間ロールを、軸方向に複数個に分割さ
    れた回転自在な複数本の補強ロールで支持するクラスタ
    圧延機において、前記中間ロールのロール曲げ力を検出
    する手段と、圧延荷重を検出する手段と、これら両検出
    手段から信号に応じて少なくとも一本の補強ロール軸軸
    端に位置する補強ロールの軸心位置を調整する手段とを
    設けたことを特徴とするクラスタ圧延機の形状制御装
    置。
  2. 【請求項2】上下圧延ロールのうち少なくとも一本を小
    径にし、該小径圧延ロールを二本の中間ロールで支承
    し、かつこれら中間ロールを、軸方向に複数個に分割さ
    れた回転自在な複数本の補強ロールで支持するクラスタ
    圧延機において、前記少なくとも一本の補強ロール軸軸
    端に位置する補強ロールが受ける荷重を検出する手段
    と、この検出手段からの信号に応じて当該補強ロールの
    軸心位置を調整する手段とを設けたことを特徴とするク
    ラスタ圧延機の形状制御装置。
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