JP3229439B2 - 板圧延における形状制御方法 - Google Patents
板圧延における形状制御方法Info
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- rolling
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Description
制御方法に係り、特に冷間圧延中の板サイズ変更過程で
形状制御手段を調節して板形状を制御する方法に関する
ものである。
平坦度が良好であることが望ましいのはいうまでもない
が、特に最近では圧延板の形状に関する需要家要求は一
層厳しくなってきている。一般に、板形状制御方法は、
主としてロールの曲げ、たわみ、あるいはクラウンを調
整して行われる。その制御手段としては、たとえば、ワ
ークロールベンダとか中間ロールベンダ、中間ロールの
シフト、ロールクーラントの流量調整などの種々の方法
が提案されている。これらの制御手段は、圧延中は圧延
機出側で板形状を検出し、その情報によりフィードバッ
ク制御を行うのが通常である。
とえば熱延コイル)の板厚あるいは板幅の板サイズを変
更する際には、前記圧延材の材質および圧延条件を基に
したプリセットモデル式を用いて操作量(たとえばロー
ルベンディング力とか中間ロールシフト量など)を決定
し、プリセットを行っている。特に、中間ロールに3次
曲線あるいはサインカーブのプロフィルを有する圧延機
(たとえば、CVC(Continuous Variable Crown)と称
する技術を駆使したTCミル(川崎重工業株式会社の商
品名))の場合では、その1種類の固有クラウンロール
を軸心方向に位置制御することによって、種々のメカニ
カルクラウンを連続的に生成し得るという特徴を有して
いることを利用して、主に中間ロールのシフトを用いて
プリセットを行っている。
ど)の板厚あるいは板幅を変更する際には、圧延材の材
質および圧延条件に基づいて中間ロールシフト量の操作
量のプリセットを行うのであるが、このプリセットの際
には、中間ロールシフトの速度が遅いため、板サイズ変
更前から徐々にシフトを開始する必要がある。
ような従来の方法では、ワークロールや中間ロールの圧
延処理量の増加による摩耗あるいはサーマルクラウンの
成長等により、プリセット時の中間ロールのシフト位置
が設定値に対して誤差を有する場合が発生し、その後フ
ィードバック制御により形状が修正されるまで形状不良
部分が発生するという問題がある。
る課題を解決した板圧延における形状制御方法を提供す
ることを目的とするものである。
ルとバックアップロールとの間に3次曲線あるいはサイ
ンカーブのプロフィルを有する中間ロールを配置した冷
間圧延機を用いて圧延中の板サイズを変更する過程で形
状制御手段を調節して板形状を制御する方法において、
前記中間ロールを板サイズの変更前の設定値と変更後の
設定値の偏差分だけシフトすることを特徴とする板圧延
における形状制御方法である。
ンカーブのプロフィルを有する中間ロールを配置した圧
延機を用いて圧延する際に、プリセットモデル式で計算
した設定値と実際のシフト位置の間に発生する偏差の量
はコイルの圧延中はほぼ一定であり、かつその偏差の値
は次コイルの圧延中にも残っていることを見出した。
フト方法を、設定値通りではなく板サイズの変更前後の
シフト位置の設定値の偏差分だけシフトするように変更
したので、ロールの摩耗が進行した場合あるいはサーマ
ルクラウンが成長し、設定値と実際のシフト位置との間
に偏差が発生しても、圧延材の先端部分の形状が常に良
好に制御することができる。
照して詳しく説明する。図1は、本発明を実施するため
の冷間圧延機の概略構成を示したもので、この圧延機は
上下一対のワークロール1,2と上下一対のバックアッ
プロール3,4との間に、軸方向に移動可能で3次曲線
あるいはサインカーブのプロフィルを有する上下一対の
中間ロール5,6が配置されている。
の端部には図示しない軸方向移動装置が連結され、か
つ、その両端部間にはロールベンディング力FI を両中
間ロールに加えるためのロールベンダ(図示せず)が設
けられている。また、上下のワークロール1,2の両端
部間にはロールベンディング力FW を両ワークロールに
加えるためのロールベンダ(図示せず)が設けられてい
る。一方、上下のバックアップロール3,4の両端に圧
延荷重P/2を加えるための圧下装置(図示せず)が図
示しないロールハウジングに取付けられている。
ロール5,6を圧延機中心線に対してSの位置だけ変更
することにより、ワークロール1,2のロールクラウン
を任意に変更できるので、種々の板幅の圧延材7に対し
てその平坦度を得ることができる。従来の方法において
は、中間ロール5,6をシフトする際に、ロールの摩耗
やサーマルクラウンの成長等の影響により、図2に示す
ように、そのシフト位置の設定値S1 に対して実際のロ
ール位置S1 ′との間に誤差ΔS1 が発生したとする
と、板サイズ変更時にシフト位置の設定値をS2 に変更
しようとすると、実際のロール位置はS2 ′となってΔ
S2 の誤差が生じることになり、長さLの間は平坦度の
悪い板形状になっていた。
図3に示すように、板サイズ変更時のシフト方法を変更
前のシフト位置S1 ′からプリセットモデル式で計算し
た変更後のシフトの設定値S2 と変更前のシフト位置設
定値S1 の差、すなわち変更前後の設定値の偏差ΔS
(=S2 −S1 )分だけシフトするようにする。これに
よって、シフト位置の設定値と実績値との間に誤差が発
生しても、最適位置にシフトすることができることにな
る。
圧延板に良好な形状精度を圧延材のほぼ全長にわたって
保証することができ、圧延材の先端および後端の形状不
良による切り捨て部分が減少し、歩留りの向上を図るこ
とができる。また、中間ロールのシフト量を必要最小限
に制御することができるため、中間ロールのスラストベ
アリングの負荷を低減させることができ、これによって
ベアリングの寿命を延ばすことができるという効果もあ
る。
を示す斜視図である。
を説明する特性図である。
ト方法を説明する特性図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ワークロールとバックアップロールと
の間に3次曲線あるいはサインカーブのプロフィルを有
する中間ロールを配置した冷間圧延機を用いて圧延中の
板サイズを変更する過程で形状制御手段を調節して板形
状を制御する方法において、前記中間ロールを板サイズ
の変更前の設定値と変更後の設定値の偏差分だけシフト
することを特徴とする板圧延における形状制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13605693A JP3229439B2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 板圧延における形状制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13605693A JP3229439B2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 板圧延における形状制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06344018A JPH06344018A (ja) | 1994-12-20 |
JP3229439B2 true JP3229439B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=15166161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13605693A Expired - Fee Related JP3229439B2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 板圧延における形状制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3229439B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106493176B (zh) * | 2016-10-28 | 2018-11-16 | 鞍钢未来钢铁研究院有限公司 | 冷连轧机单侧液压缸工作辊弯辊的设定方法 |
-
1993
- 1993-06-07 JP JP13605693A patent/JP3229439B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06344018A (ja) | 1994-12-20 |
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