JP2605546B2 - 冷間連続圧延における形状制御方法 - Google Patents
冷間連続圧延における形状制御方法Info
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Description
る形状制御方法、特にワークロールを軸方向に移動させ
圧延材料のプロフィール及び形状を制御する冷間連続圧
延における形状制御方法に関する。
法として、圧延中にワークロールを軸方向に移動させ、
それと共に、ロールベンダー力を調整し圧延材料のプロ
フィール及び形状を制御する方法は既知であり、例えば
特開昭63−177909号公報には、走間板変更時
に、形状フィードバック制御の修正ゲインを中間ロール
シフト量の関数として変化させロールベンダー力を調整
し形状を制御する制御方法が開示されている。また、特
開昭59−202106号公報には、ワークロールのシ
フト位置によって変化するベンディング力のモーメント
アームの長さをロールベンディング力の制御に取り入れ
た制御方法が開示されている。また、特開昭62−23
0416号公報には、ワークロールの軸方向移動量の調
整とロールベンダのベンディング力の調整とを組み合わ
せた制御方法が開示されている。
延においては圧延材料のそのプロフィール制御のため
に、カーブをもった片先細り形状のワークロール等が使
用されてきているが、ワークロールの軸方向移動により
圧延材料のエッジがワークロールの肩の外側部(先細り
部)にまで出た場合、特に圧延材料のエッジがワークロ
ールの肩部付近に位置している場合においては、急激な
ロールプロフィールの変化、ロール表面の粗さの変化等
により圧延材料の幅方向の荷重分布が変化し、不安定な
圧延状態となり、蛇行や絞りを引き起こしていた。この
ような問題点に対しては、上述の公報に開示されている
制御方法ではその制御対象が異なるので何等対処できな
かった。
めになされたものであり、カーブをもった片先細り等の
形状をもったワークロールを使用した場合であっても良
好な形状が得られるようにした冷間連続圧延における形
状制御方法を提供することを目的とする。
間連続圧延における形状制御方法は、圧延材料のエッジ
がロール肩部付近に位置する際のワークロールの荷重変
化による形状変化をロールベンダー力で調節するもので
あり、ワークロールが軸方向に移動する際、ロール肩部
が圧延材料のエッジ近傍に位置するとワークロールの荷
重はより大きく減少し、エッジより更に中心方向でも荷
重は減少するので、それに対応してロールベンダーの補
正量も減少させる。即ち、ロールベンダー力を荷重変動
量に応じて変化させるようにしたので、その結果、圧延
材料の絞りや蛇行が防止でき、また、生産性の向上を図
ることができる。
例を示した説明図である。この冷間圧延機は、ワークロ
ール1,2及びバックアップロール3,4からなる4重
式圧延機であり、ワークロール1,2はカーブをもった
片先細り等の形状をもち上下対称に配置されている。ま
た、形状制御手段としてワークロールベンダー(図示せ
ず)を備えている。
に対するロールベンディグ力の補正量を示している。こ
こでは、わかりやすくする為、テーパ量によって決まる
ロールの影響係数を1とした。図2は、ワークロールの
シフト量に伴って圧延荷重が減少するので、それに応じ
てロールベンディング力の補正量も減少させることを表
している。この時のシフト量S、テーパ量によって決ま
るロールの影響係数Aと補正量との関係は次式に示され
る。 補正量=−S/10×A …(1) 図3は、ワークロールの肩付近での圧延荷重が大きく減
少するので、それに応じてロールベンディング力の補正
量も大きく減少させることを表している。この時のシフ
ト量Sと補正量との関係は次式に示される。 補正量=(3/2)×(WR−δ)×B …(2) 但し、−10≦WR−δ≦10 B=ロールの影響係数 図4は、圧延材料のエッジがワークロールの先細り部に
位置する時に圧延荷重が減少するので、それに応じてロ
ールベンディング力の補正量も減少させることを表して
いる。この時のシフト量Sと補正量との関係は次式に示
される。 補正量={(1/2)×(WR−δ)+5}×C …(3) 但し、WR−δ≦−10 C:ロールの影響係数
を合成した実際のロールベンディグ力の補正量を示して
いる。従って、ワークロール11,12のテーパ量、シ
フト量Sが決まるとそれに応じたベンデング力の補正量
が上記合成関数で得られ、ワークロール移動中にこの補
正量をワークロールベンダーの制御系に逐次取り込む。
対する急峻度を表している。図6は図2のロールベンデ
ィング力の補正量に基づいて制御した場合(従来方法)
の特性図であり、この特性図によればワークロールの肩
部が圧延材料のエッジの近傍に位置すると、急激なロー
ルプロフィールの変化、ロール表面粗さの変化等によ
り、ワークロールの荷重分布が変化して、形状が中伸に
なり絞りや蛇行を引き起こしていることが分かる図7は
図5のロールベンディング力の補正量に基づいて制御し
た場合(本発明の実施例)の特性図であり、中伸は無く
なり安定した圧延状態が得られている。
ールを軸方向に移動させることによって圧延材料のプロ
フィール及び形状を制御する制御方法において、ロール
ベンダー力をWRシフト量及びテーパ量に応じて変化さ
せるようにしたので、圧延材料の絞りや蛇行が防止で
き、安定した操業状態が得られ、且つ製品品質の優れた
板が得られる。
冷間圧延機の一例を示した説明図である。
補正関数の特性図(ただしA=1)である。
す補正関数の特性図(ただしB=1)である。
に位置する時のシフト量に応じた補正量を示す補正関数
の特性図(ただしC=1)である。
A=B=C=1)である。
て制御した場合(従来方法)の急峻度の特性図である。
て制御した場合(本発明の実施例)の急峻度の特性図で
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 ワークロールのシフト装置により圧延材
料のプロフィール及び形状を制御する冷間連続圧延にお
ける制御方法において、 ワークロール肩部が圧延材料のエッジ近傍でワークロー
ルの荷重は変化し、WR肩位置及び片先細り量(以下テ
ーパ量と云う)で荷重が変化することに対応したロール
ベンダー力の補正関数を予め求めておき、テーパ量及び
ワークロールの軸方向の移動量が決まると、前記補正関
数からそれらに対応したロールベンダー力の補正量を求
めて、その補正量に基づいてロールベンダー力を補正す
る冷間連続圧延における形状制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4114327A JP2605546B2 (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 冷間連続圧延における形状制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4114327A JP2605546B2 (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 冷間連続圧延における形状制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05305316A JPH05305316A (ja) | 1993-11-19 |
JP2605546B2 true JP2605546B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=14635053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4114327A Expired - Fee Related JP2605546B2 (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 冷間連続圧延における形状制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605546B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6086091B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2017-03-01 | Jfeスチール株式会社 | 平坦度に優れたテーパ鋼板の圧延方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6012213A (ja) * | 1983-07-04 | 1985-01-22 | Kawasaki Steel Corp | 鋼板の冷間圧延方法 |
-
1992
- 1992-05-07 JP JP4114327A patent/JP2605546B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6012213A (ja) * | 1983-07-04 | 1985-01-22 | Kawasaki Steel Corp | 鋼板の冷間圧延方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05305316A (ja) | 1993-11-19 |
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