JPH05185106A - 多段圧延機 - Google Patents
多段圧延機Info
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- JPH05185106A JPH05185106A JP4003343A JP334392A JPH05185106A JP H05185106 A JPH05185106 A JP H05185106A JP 4003343 A JP4003343 A JP 4003343A JP 334392 A JP334392 A JP 334392A JP H05185106 A JPH05185106 A JP H05185106A
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- rolls
- roll
- work
- work rolls
- rolling
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/14—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
- B21B13/145—Lateral support devices for rolls acting mainly in a direction parallel to the movement of the product
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/02—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with axes of rolls arranged horizontally
- B21B2013/025—Quarto, four-high stands
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/02—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with axes of rolls arranged horizontally
- B21B2013/028—Sixto, six-high stands
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワークロールに確実に水平たわみを生じさせ
ることにより、形状変化に対する速応性に優れかつ種々
の圧延条件に適用し得る多段圧延機を提供すること。 【構成】 中間ロール4U,4L を、ワークロール2U,2L を
略水平方向からサポートするように該ワークロール2U,2
L のパスライン方向入側又は出側若しくはそれら両側に
配置し、そのワークロール2U,2L に、当該ワークロール
2U,2L に略水平方向のベンディング8 を付加してワーク
ロール2U,2L を前記中間ロール4U,4L のロールプロフィ
ルに追従させるベンディング装置を設ける。
ることにより、形状変化に対する速応性に優れかつ種々
の圧延条件に適用し得る多段圧延機を提供すること。 【構成】 中間ロール4U,4L を、ワークロール2U,2L を
略水平方向からサポートするように該ワークロール2U,2
L のパスライン方向入側又は出側若しくはそれら両側に
配置し、そのワークロール2U,2L に、当該ワークロール
2U,2L に略水平方向のベンディング8 を付加してワーク
ロール2U,2L を前記中間ロール4U,4L のロールプロフィ
ルに追従させるベンディング装置を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特に薄板の板幅方向端
部の形状制御に適した多段圧延機に関するものである。
部の形状制御に適した多段圧延機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の多段圧延機では、パスラ
インを挟んで上下対称に配置したワークロールを支持す
る中間ロールの一端側に先細り部（テーパ部）を形成
し、この中間ロールを軸方向に移動させたり、該中間ロ
ールの背後に設けたバックアップロールを軸方向に分割
して個々の変位量を調節することにより、被圧延材の形
状制御を行っている。従って、圧延中にワークロールの
熱クラウンが変化した場合等には、中間ロールの移動及
びバックアップロールによるクラウン調整を行い、その
変化に対応するように形状修正がなされるようになって
いる。
インを挟んで上下対称に配置したワークロールを支持す
る中間ロールの一端側に先細り部（テーパ部）を形成
し、この中間ロールを軸方向に移動させたり、該中間ロ
ールの背後に設けたバックアップロールを軸方向に分割
して個々の変位量を調節することにより、被圧延材の形
状制御を行っている。従って、圧延中にワークロールの
熱クラウンが変化した場合等には、中間ロールの移動及
びバックアップロールによるクラウン調整を行い、その
変化に対応するように形状修正がなされるようになって
いる。
【０００３】しかし、例えば圧延開始直後にワークロー
ルの熱クラウンが急激に変化した場合等には、中間ロー
ルの移動では移動距離を長くする必要があるため応答速
度が遅くなり、しかも圧延中の移動距離があまり長いと
ワークロールを傷つけやすいという問題がある。また、
バックアップロールによるクラウン調整では、局部的な
形状修正、特に板端部の形状修正において限界がある。
ルの熱クラウンが急激に変化した場合等には、中間ロー
ルの移動では移動距離を長くする必要があるため応答速
度が遅くなり、しかも圧延中の移動距離があまり長いと
ワークロールを傷つけやすいという問題がある。また、
バックアップロールによるクラウン調整では、局部的な
形状修正、特に板端部の形状修正において限界がある。
【０００４】そこで、二本で一組をなす中間ロールを各
ワークロールの背後に配置し、その一組の中間ロールの
一端側をテーパ状とし、この中間ロールのテーパ部に水
平方向（圧延方向）のベンディング力を加えてワークロ
ールの垂直たわみ量を調整するようにした技術があり、
これによれば、応答速度の速い形状修正が可能となり、
上記不都合が回避できるとされている（特開昭62ー4541
3 号公報) 。
ワークロールの背後に配置し、その一組の中間ロールの
一端側をテーパ状とし、この中間ロールのテーパ部に水
平方向（圧延方向）のベンディング力を加えてワークロ
ールの垂直たわみ量を調整するようにした技術があり、
これによれば、応答速度の速い形状修正が可能となり、
上記不都合が回避できるとされている（特開昭62ー4541
3 号公報) 。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、ワークロールのたわみ形態を調整すると
されている中間ロールは、二本で一組みをなし、当該ワ
ークロールに圧下力を付与する役目を兼用しているの
で、かかる中間ロールのみに水平方向のベンディング力
を付与しても圧下力との相対関係によってワークロール
の水平たわみ形態に何ら影響を及ぼさない場合があり、
従って、良好な形状修正が得られる圧延条件（被圧延材
の材質等）に自ずから限界があった。
来の技術では、ワークロールのたわみ形態を調整すると
されている中間ロールは、二本で一組みをなし、当該ワ
ークロールに圧下力を付与する役目を兼用しているの
で、かかる中間ロールのみに水平方向のベンディング力
を付与しても圧下力との相対関係によってワークロール
の水平たわみ形態に何ら影響を及ぼさない場合があり、
従って、良好な形状修正が得られる圧延条件（被圧延材
の材質等）に自ずから限界があった。
【０００６】本発明は、かかる実情に鑑み、圧下力によ
るロールのたわみを制御する手段と、ワークロールに確
実に水平たわみを生じさせる手段を独立にすることによ
り、形状変化に対する速応性に優れかつ種々の圧延条件
に適用し得る多段圧延機を提供することを目的とする。
るロールのたわみを制御する手段と、ワークロールに確
実に水平たわみを生じさせる手段を独立にすることによ
り、形状変化に対する速応性に優れかつ種々の圧延条件
に適用し得る多段圧延機を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は次の技術的手段を講じた。即ち、請求項１記載
の発明は、一対のワークロール2U,2L をパスラインを挟
んで上下対称に配置し、軸方向一端側に先細り部5 を有
しかつ前記各ワークロール2U,2L にそれぞれ接する中間
ロール4U,4L を軸方向移動自在に設けた多段圧延機にお
いて、前記中間ロール4U,4L は、前記ワークロール2U,2
L を略水平方向からサポートするように該ワークロール
2U,2L のパスライン方向入側又は同方向出側若しくはそ
れら両側に配置され、そのワークロール2U,2L には、当
側ワークロール2U,2Lに略水平方向のベンディング8 を
付加して当該ワークロール2U,2L を前記中間ロール4U,4
L のロールプロフィルに追従させるベンディング装置が
設けられていることを特徴とする。
本発明は次の技術的手段を講じた。即ち、請求項１記載
の発明は、一対のワークロール2U,2L をパスラインを挟
んで上下対称に配置し、軸方向一端側に先細り部5 を有
しかつ前記各ワークロール2U,2L にそれぞれ接する中間
ロール4U,4L を軸方向移動自在に設けた多段圧延機にお
いて、前記中間ロール4U,4L は、前記ワークロール2U,2
L を略水平方向からサポートするように該ワークロール
2U,2L のパスライン方向入側又は同方向出側若しくはそ
れら両側に配置され、そのワークロール2U,2L には、当
側ワークロール2U,2Lに略水平方向のベンディング8 を
付加して当該ワークロール2U,2L を前記中間ロール4U,4
L のロールプロフィルに追従させるベンディング装置が
設けられていることを特徴とする。
【０００８】また、請求項２記載の発明は、上記多段圧
延機において、前記中間ロール4U,4Lに、該中間ロール4
U,4L に略圧延方向のベンディング9 を付加するベンデ
ィング装置を設けたことを特徴とする。更に、請求項３
記載の発明は、上記多段圧延機において、軸方向分割型
のバックアップロール6U,6L を、前記中間ロール4U,4L
に接するように設けたことを特徴とする。
延機において、前記中間ロール4U,4Lに、該中間ロール4
U,4L に略圧延方向のベンディング9 を付加するベンデ
ィング装置を設けたことを特徴とする。更に、請求項３
記載の発明は、上記多段圧延機において、軸方向分割型
のバックアップロール6U,6L を、前記中間ロール4U,4L
に接するように設けたことを特徴とする。
【０００９】
【作用】図７に示すように、ワークロール2U,2L を水平
方向に曲げて入側又出側のいずれかが凸となるように水
平たわみを生じさせると、板幅中心Ｏからの幅方向距離
ｘとそのｘにおける幅広がり量との関係は、例えば図８
のようになることが知られている。尚、図７と図８の
(a)(b)はそれぞれ対応しており、図７(a) のように入側
に凸に曲げると図８(a) のグラフに、図７(b) のように
出側に凸に曲げると図８(b) のグラフになることを示し
ている。
方向に曲げて入側又出側のいずれかが凸となるように水
平たわみを生じさせると、板幅中心Ｏからの幅方向距離
ｘとそのｘにおける幅広がり量との関係は、例えば図８
のようになることが知られている。尚、図７と図８の
(a)(b)はそれぞれ対応しており、図７(a) のように入側
に凸に曲げると図８(a) のグラフに、図７(b) のように
出側に凸に曲げると図８(b) のグラフになることを示し
ている。
【００１０】即ち、ワークロール(2U)(2L)に水平たわみ
を生じさせると、被圧延材1 の幅広がり量 (幅方向材料
流れ) がそのたわみ方向に応じて変化し、しかもその変
化量は板端近傍においてより顕著となる。このことは、
被圧延材1 の進行方向とロール周速方向とのずれが板端
に向かうに従って大きくなるためと考えられる。本発明
は、かかる原理を確実に奏し得るようにして、従来より
汎用性の高い多段圧延機を提供するものである。
を生じさせると、被圧延材1 の幅広がり量 (幅方向材料
流れ) がそのたわみ方向に応じて変化し、しかもその変
化量は板端近傍においてより顕著となる。このことは、
被圧延材1 の進行方向とロール周速方向とのずれが板端
に向かうに従って大きくなるためと考えられる。本発明
は、かかる原理を確実に奏し得るようにして、従来より
汎用性の高い多段圧延機を提供するものである。
【００１１】即ち、請求項１記載の発明においては、ワ
ークロール2U,2L に設けたベンディング装置が、ワーク
ロール2U,2L をそれに接する中間ロール4U,4L のロール
プロフィルに追従させるようにベンディング8 を付加す
るので、ワークロール2U,2Lには、それ自体に作用して
いる圧下力の大きさとはほとんど無関係に水平たわみが
生じる。
ークロール2U,2L に設けたベンディング装置が、ワーク
ロール2U,2L をそれに接する中間ロール4U,4L のロール
プロフィルに追従させるようにベンディング8 を付加す
るので、ワークロール2U,2Lには、それ自体に作用して
いる圧下力の大きさとはほとんど無関係に水平たわみが
生じる。
【００１２】また、請求項２記載の発明においては、中
間ロール4U,4L にも水平方向のベンディング9 が付加さ
れるようになっているので、前記ワークロール2U,2L の
ベンディング8 と相まってワークロール2U,2L の水平た
わみ量を種々に変化させることができる。更に、請求項
３記載の発明では、前記中間ロール4U,4L の背後に分割
型のバックアップロール6U,6L が設けられており、この
バックアップロール6U,6L が中間ロール4U,4L の水平た
わみ形態を微妙に変化させる。
間ロール4U,4L にも水平方向のベンディング9 が付加さ
れるようになっているので、前記ワークロール2U,2L の
ベンディング8 と相まってワークロール2U,2L の水平た
わみ量を種々に変化させることができる。更に、請求項
３記載の発明では、前記中間ロール4U,4L の背後に分割
型のバックアップロール6U,6L が設けられており、この
バックアップロール6U,6L が中間ロール4U,4L の水平た
わみ形態を微妙に変化させる。
【００１３】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て説明する。図１は本発明の第一実施例を示している。
同図において、1 はパスライン上を進行する被圧延材、
2U,2L はパスラインを挟んで上下対称に配置した一対の
上下ワークロールであり、この上下ワークロール2U,2L
の直上及び直下には、該ワークロール2U,2L に接してこ
れに圧下力を付与する上下補強ロール3U,3L が設けられ
ている。
て説明する。図１は本発明の第一実施例を示している。
同図において、1 はパスライン上を進行する被圧延材、
2U,2L はパスラインを挟んで上下対称に配置した一対の
上下ワークロールであり、この上下ワークロール2U,2L
の直上及び直下には、該ワークロール2U,2L に接してこ
れに圧下力を付与する上下補強ロール3U,3L が設けられ
ている。
【００１４】4U,4L は前記上下ワークロール2U,2L を略
水平方向からサポートするために設けられた上下中間ロ
ールであり、その軸方向一端側には、テーパ状の先細り
部5が形成されている。本実施例では、この上下中間ロ
ール4U,4L は共にワークロール2U,2L のパスライン方向
入側に配置されていて、図１(b) に示す如く、上中間ロ
ール4Uの先細り部5 と下中間ロール4Lの先細り部5 と
は、軸方向において互いに逆向きになるように配置され
ている。また、この上下中間ロール4U,4L は、図１(b)
において矢印Z で示すように、軸方向において互いに逆
方向へ移動自在に構成されている。
水平方向からサポートするために設けられた上下中間ロ
ールであり、その軸方向一端側には、テーパ状の先細り
部5が形成されている。本実施例では、この上下中間ロ
ール4U,4L は共にワークロール2U,2L のパスライン方向
入側に配置されていて、図１(b) に示す如く、上中間ロ
ール4Uの先細り部5 と下中間ロール4Lの先細り部5 と
は、軸方向において互いに逆向きになるように配置され
ている。また、この上下中間ロール4U,4L は、図１(b)
において矢印Z で示すように、軸方向において互いに逆
方向へ移動自在に構成されている。
【００１５】6U,6L は前記上下中間ロール4U,4L にそれ
ぞれ接して設けられた上下バックアップロールで、ロー
ル軸方向のクラウン量7 を調整可能とすべく軸方向分割
型のものが採用されている。尚、本実施例では、このバ
ックアップロール6U,6L 、前記ワークロール2U,2L 及び
中間ロール4U,4L は、それらの軸心が略一直線上に乗る
ように配置されている。
ぞれ接して設けられた上下バックアップロールで、ロー
ル軸方向のクラウン量7 を調整可能とすべく軸方向分割
型のものが採用されている。尚、本実施例では、このバ
ックアップロール6U,6L 、前記ワークロール2U,2L 及び
中間ロール4U,4L は、それらの軸心が略一直線上に乗る
ように配置されている。
【００１６】前記各ワークロール2U,2L には、図外の油
圧シリンダを横向きに設ける等の手段によって、当該ワ
ークロール2U,2L に略水平方向のベンディング8 を付加
するベンディング装置が設けられていて、かかるベンデ
ィング8 により、ワークロール2U,2L が中間ロール4U,4
L のロールプロフィルに追従させられるようになってい
る。また、本実施例では、前記中間ロール4U,4L にも、
上記と同様の手段によって、当該中間ロール4U,4L に略
水平方向のベンディング9 を付加するベンディング装置
が設けられている。
圧シリンダを横向きに設ける等の手段によって、当該ワ
ークロール2U,2L に略水平方向のベンディング8 を付加
するベンディング装置が設けられていて、かかるベンデ
ィング8 により、ワークロール2U,2L が中間ロール4U,4
L のロールプロフィルに追従させられるようになってい
る。また、本実施例では、前記中間ロール4U,4L にも、
上記と同様の手段によって、当該中間ロール4U,4L に略
水平方向のベンディング9 を付加するベンディング装置
が設けられている。
【００１７】次に、図２は本発明の第二実施例を示す。
本実施例では、上下中間ロール4U,4L は、前記第一実施
例の場合とは反対に、共にワークロール2U,2L のパスラ
イン方向出側に配置されており、上下中間ロール4U,4L
の先細り部5 が逆向きである点等その他の構成は第一実
施例の場合と同様である。また、図３は本発明の第三実
施例を示す。本実施例では、上中間ロール4Uは上ワーク
ロール2Uのパスライン方向入側で、かつ下中間ロール4L
は下ワークロール2Lのパスライン方向出側に配置されて
おり、その他の構成は第一実施例の場合と同様である。
本実施例では、上下中間ロール4U,4L は、前記第一実施
例の場合とは反対に、共にワークロール2U,2L のパスラ
イン方向出側に配置されており、上下中間ロール4U,4L
の先細り部5 が逆向きである点等その他の構成は第一実
施例の場合と同様である。また、図３は本発明の第三実
施例を示す。本実施例では、上中間ロール4Uは上ワーク
ロール2Uのパスライン方向入側で、かつ下中間ロール4L
は下ワークロール2Lのパスライン方向出側に配置されて
おり、その他の構成は第一実施例の場合と同様である。
【００１８】図４は本発明の第四実施例を示す。本実施
例では、前記上下中間ロール4U,4Lは、共に上下ワーク
ロール2U,2L のパスライン方向入側と出側の両側に設け
られていて、各ワークロール2U,2L の直上及び直下に
は、それぞれ圧下用中間ロール10U,10L 及び該中間ロー
ル10U,10L に接する圧下用バックアップロール11U,11L
が鉛直方向に並んで配置されている。
例では、前記上下中間ロール4U,4Lは、共に上下ワーク
ロール2U,2L のパスライン方向入側と出側の両側に設け
られていて、各ワークロール2U,2L の直上及び直下に
は、それぞれ圧下用中間ロール10U,10L 及び該中間ロー
ル10U,10L に接する圧下用バックアップロール11U,11L
が鉛直方向に並んで配置されている。
【００１９】本実施例では、各上下中間ロール4U,4L の
先細り部5 の配置は、図５及び図６に示すものが採用し
得る。即ち、図５においては、上中間ロール4Uの先細り
部5 は、入側・出側共に同じ向きに配置され、下中間ロ
ール4Lの先細り部5 は、入側、出側は共に同じ向きであ
りかつ対応する上中間ロール4Uの先細り部5 とは逆向き
となるように配置されている。
先細り部5 の配置は、図５及び図６に示すものが採用し
得る。即ち、図５においては、上中間ロール4Uの先細り
部5 は、入側・出側共に同じ向きに配置され、下中間ロ
ール4Lの先細り部5 は、入側、出側は共に同じ向きであ
りかつ対応する上中間ロール4Uの先細り部5 とは逆向き
となるように配置されている。
【００２０】また、図６においては、上中間ロール4Uの
先細り部5 は、入側・出側において逆向きに配置され、
下中間ロール4Uの先細り部5 は、入側・出側において逆
向きでかつ対応する上中間ロール4Uの先細り部5 に対し
ても逆向きとなるように配置されている。尚、本実施例
においても、上下ワークロール2U,2L 及び上下中間ロー
ル4U,4Lにそれぞれ独立して略水平方向のベンディング
8,9 を作用し得るように構成されてるのは勿論である。
また、入側・出側の双方に配置したバックアップロール
6U,6U,6L,6L 及び前記圧下用バックアップロール10U,10
L のうち、少なくとも一つは軸方向分割型のものが採用
されている。
先細り部5 は、入側・出側において逆向きに配置され、
下中間ロール4Uの先細り部5 は、入側・出側において逆
向きでかつ対応する上中間ロール4Uの先細り部5 に対し
ても逆向きとなるように配置されている。尚、本実施例
においても、上下ワークロール2U,2L 及び上下中間ロー
ル4U,4Lにそれぞれ独立して略水平方向のベンディング
8,9 を作用し得るように構成されてるのは勿論である。
また、入側・出側の双方に配置したバックアップロール
6U,6U,6L,6L 及び前記圧下用バックアップロール10U,10
L のうち、少なくとも一つは軸方向分割型のものが採用
されている。
【００２１】上記した各実施例によれば、中間ロール4
U,4L が上下ワークロール2U,2L を略水平方向からサポ
ートするように配置されていて、しかも各ワークロール
2U,2Lには、当該ワークロール2U,2L にベンディング8
を付加して中間ロール4U,4L のロールプロフィルに追従
させるベンディング装置を設けているので、ワークロー
ル2U,2L にかかる圧下力とは無関係に当該ワークロール
2U,2L に水平たわみを生じさせることができる。従っ
て、被圧延材1 の材質及び板厚等の圧延条件が変化して
も、ワークロール2U,2L に適度の水平たわみを生じさせ
ることができ、板幅方向の材料流れを種々に制御するこ
とによって、圧延中においても速応性の高い形状修正が
可能となる。
U,4L が上下ワークロール2U,2L を略水平方向からサポ
ートするように配置されていて、しかも各ワークロール
2U,2Lには、当該ワークロール2U,2L にベンディング8
を付加して中間ロール4U,4L のロールプロフィルに追従
させるベンディング装置を設けているので、ワークロー
ル2U,2L にかかる圧下力とは無関係に当該ワークロール
2U,2L に水平たわみを生じさせることができる。従っ
て、被圧延材1 の材質及び板厚等の圧延条件が変化して
も、ワークロール2U,2L に適度の水平たわみを生じさせ
ることができ、板幅方向の材料流れを種々に制御するこ
とによって、圧延中においても速応性の高い形状修正が
可能となる。
【００２２】また、上記各実施例において、中間ロール
4U,4L にも略水平方向にベンディング9 を付加し得るよ
うにしたのは、特に、先細り部5 とワークロール2U,2L
間の離間距離を変化させることにより、ワークロール2
U,2L に生じる水平たわみ量を変化し得るようにするた
めであり、これにより、幅広がり量の値を種々の値に変
化させることができるようになる。更に、中間ロール4
U,4L の背後に配置したバックアップロール6U,6L を分
割型にしてクラウン調整可能としたのは、中間ロール4
U,4L の水平たわみ形態を変化させることにより、ひい
てはワークロール2U,2L 自体の水平たわみ形態を微妙に
変化させるようにするためである。
4U,4L にも略水平方向にベンディング9 を付加し得るよ
うにしたのは、特に、先細り部5 とワークロール2U,2L
間の離間距離を変化させることにより、ワークロール2
U,2L に生じる水平たわみ量を変化し得るようにするた
めであり、これにより、幅広がり量の値を種々の値に変
化させることができるようになる。更に、中間ロール4
U,4L の背後に配置したバックアップロール6U,6L を分
割型にしてクラウン調整可能としたのは、中間ロール4
U,4L の水平たわみ形態を変化させることにより、ひい
てはワークロール2U,2L 自体の水平たわみ形態を微妙に
変化させるようにするためである。
【００２３】尚、上記各実施例のうち、第一実施例によ
れば、上下中間ロール4U,4L を共に入側に配置してお
り、この場合のワークロール2U,2L は中間ロール4U,4L
の先細り部5 に向かって主に図７(a) に示すように曲げ
られることになるので、幅広がり量を板中心方向に向か
せる制御がなされることになる。また、第二実施例の場
合には、上記第一実施例とは逆に、幅広がり量を板端方
向に向かせる制御がなされることになり、第三実施例で
は、板端の一方と他方とで幅広がり量を異なる方向に向
かせる制御がなされることになる。
れば、上下中間ロール4U,4L を共に入側に配置してお
り、この場合のワークロール2U,2L は中間ロール4U,4L
の先細り部5 に向かって主に図７(a) に示すように曲げ
られることになるので、幅広がり量を板中心方向に向か
せる制御がなされることになる。また、第二実施例の場
合には、上記第一実施例とは逆に、幅広がり量を板端方
向に向かせる制御がなされることになり、第三実施例で
は、板端の一方と他方とで幅広がり量を異なる方向に向
かせる制御がなされることになる。
【００２４】更に、第四実施例では、中間ロール4U,4L
を上下ワークロール2U,2L の入側・出側の両側に配置し
ているので、上記した全ての制御が可能である。
を上下ワークロール2U,2L の入側・出側の両側に配置し
ているので、上記した全ての制御が可能である。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワークロール2U,2L にそれ自体に作用している圧下力の
大きさとは無関係に水平たわみを生じさせることができ
るので、被圧延材1 の材質等の圧延条件が種々に変化し
ても速応性に優れた形状修正が可能となり、形状制御能
力の汎用性を増大させることができる。
ワークロール2U,2L にそれ自体に作用している圧下力の
大きさとは無関係に水平たわみを生じさせることができ
るので、被圧延材1 の材質等の圧延条件が種々に変化し
ても速応性に優れた形状修正が可能となり、形状制御能
力の汎用性を増大させることができる。
【図１】本発明の第一実施例を示し、 (a)は各ロールの
側面配置図、(b) は(a) のＡーＡ線矢視平面図である。
側面配置図、(b) は(a) のＡーＡ線矢視平面図である。
【図２】本発明の第二実施例を示し、(a) は各ロールの
側面配置図、(b) は(a) のＢーＢ線矢視平面図である。
側面配置図、(b) は(a) のＢーＢ線矢視平面図である。
【図３】本発明の第三実施例を示し、(a) は各ロールの
側面配置図、(b) は(a) のＣーＣ線矢視平面図である。
側面配置図、(b) は(a) のＣーＣ線矢視平面図である。
【図４】本発明の第四実施例を示す各ロールの側面配置
図である。
図である。
【図５】同中間ロールの平面配置図である。
【図６】同中間ロールの平面配置図である。
【図７】ワークロールを水平方向に曲げた場合の平面図
である。
である。
【図８】幅方向距離と幅広がり量との関係を示すグラフ
である。
である。
１ 被圧延材 2U,2L ワークロール 4U,4L 中間ロール ５ 先細り部 6U,6L バックアップロール ８ ベンディング ９ ベンディング
Claims (3)
- 【請求項１】 一対のワークロール(2U)(2L)をパスライ
ンを挟んで上下対称に配置し、軸方向一端側に先細り部
(5) を有しかつ前記各ワークロール(2U)(2L)にそれぞれ
接する中間ロール(4U)(4L)を軸方向移動自在に設けた多
段圧延機において、 前記中間ロール(4U)(4L)は、前記ワークロール(2U)(2L)
を略水平方向からサポートするように該ワークロール(2
U)(2L)のパスライン方向入側又は同方向出側若しくはそ
れら両側に配置され、そのワークロール(2U)(2L)には、
当側ワークロール(2U)(2L)に略水平方向のベンディング
(8) を付加して当該ワークロール(2U)(2L)を前記中間ロ
ール(4U)(4L)のロールプロフィルに追従させるベンディ
ング装置が設けられていることを特徴とする多段圧延
機。 - 【請求項２】 請求項１記載の中間ロール(4U)(4L)に、
該中間ロール(4U)(4L)に略水平方向のベンディング(9)
を付加するベンディング装置を設けたことを特徴とする
請求項１記載の多段圧延機。 - 【請求項３】 軸方向分割型のバックアップロール(6U)
(6L)を、請求項１又は２記載の中間ロール(4U)(4L)に接
するように設けたことを特徴とする請求項１又は２記載
の多段圧延機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4003343A JP2966172B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 多段圧延機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4003343A JP2966172B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 多段圧延機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05185106A true JPH05185106A (ja) | 1993-07-27 |
| JP2966172B2 JP2966172B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=11554715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4003343A Expired - Fee Related JP2966172B2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 多段圧延機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2966172B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009110395A1 (ja) | 2008-03-04 | 2009-09-11 | 新日本製鐵株式会社 | 板圧延機および板圧延方法 |
| US8621906B2 (en) | 2008-03-11 | 2014-01-07 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Rolling mill and rolling method for flat products of steel |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP4003343A patent/JP2966172B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009110395A1 (ja) | 2008-03-04 | 2009-09-11 | 新日本製鐵株式会社 | 板圧延機および板圧延方法 |
| JP4585627B2 (ja) * | 2008-03-04 | 2010-11-24 | 新日本製鐵株式会社 | 板圧延機および板圧延方法 |
| JPWO2009110395A1 (ja) * | 2008-03-04 | 2011-07-14 | 新日本製鐵株式会社 | 板圧延機および板圧延方法 |
| US8365567B2 (en) | 2008-03-04 | 2013-02-05 | Nippon Steel Corporation | Rolling mill and rolling method for flat products of steel |
| US8621906B2 (en) | 2008-03-11 | 2014-01-07 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Rolling mill and rolling method for flat products of steel |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2966172B2 (ja) | 1999-10-25 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |