JP2759056B2 - 金属ストリップの圧延方法 - Google Patents
金属ストリップの圧延方法Info
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- JP2759056B2 JP2759056B2 JP6223636A JP22363694A JP2759056B2 JP 2759056 B2 JP2759056 B2 JP 2759056B2 JP 6223636 A JP6223636 A JP 6223636A JP 22363694 A JP22363694 A JP 22363694A JP 2759056 B2 JP2759056 B2 JP 2759056B2
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- JP
- Japan
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- shift
- edge drop
- metal strip
- steel strip
- work rolls
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/28—Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates
- B21B37/40—Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates using axial shifting of the rolls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/68—Camber or steering control for strip, sheets or plates, e.g. preventing meandering
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼帯等の金属ストリッ
プ（以下、鋼帯の例で説明する）の圧延方法に関し、さ
らに詳しくは、ワークロールを軸方向にシフトする機能
を有する冷間圧延機によりエッジドロップの発生を抑制
する金属ストリップの圧延方法に関する。
プ（以下、鋼帯の例で説明する）の圧延方法に関し、さ
らに詳しくは、ワークロールを軸方向にシフトする機能
を有する冷間圧延機によりエッジドロップの発生を抑制
する金属ストリップの圧延方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】たとえば特開昭60−130405号公報に記載
されているように、極薄板等の薄物金属ストリップを冷
間圧延する圧延機において、上下ワークロールの互いに
反対側に位置する一方の端部径を中央部の径に比較して
小径にするとともに、このワークロールを軸方向で互い
に逆向きにシフト（移動）可能とし、被圧延材の板幅に
応じてワークロールをシフトさせてロール小径部の一部
が板端部に接するように設定することにより、キスロー
ル（被圧延材から外れた部分のロールが直接接触して圧
延荷重が増大すること）を防止し、エッジドロップ（板
端部における板厚の急減）を修正することが提案されて
いる。図２は特開昭60−130405号公報記載の極薄板の圧
延機を示す概略構成図で、Ｓは被圧延材である鋼帯、
１、４はバックアップロール、２、３はワークロールで
ある。
されているように、極薄板等の薄物金属ストリップを冷
間圧延する圧延機において、上下ワークロールの互いに
反対側に位置する一方の端部径を中央部の径に比較して
小径にするとともに、このワークロールを軸方向で互い
に逆向きにシフト（移動）可能とし、被圧延材の板幅に
応じてワークロールをシフトさせてロール小径部の一部
が板端部に接するように設定することにより、キスロー
ル（被圧延材から外れた部分のロールが直接接触して圧
延荷重が増大すること）を防止し、エッジドロップ（板
端部における板厚の急減）を修正することが提案されて
いる。図２は特開昭60−130405号公報記載の極薄板の圧
延機を示す概略構成図で、Ｓは被圧延材である鋼帯、
１、４はバックアップロール、２、３はワークロールで
ある。
【０００３】この図の例では、上側ワークロール２には
鋼帯Ｓの向かって左側縁部に対応する位置に、また下側
ワークロール３には右側縁部に対応する位置に、それぞ
れ小径部が形成されている。ワークロールを移動させる
機構はこの図２では省略されているが、位置検出機能を
有する油圧シリンダやスクリュジャッキ等が使用され、
上下ワークロールを反対方向に同距離、同速度で移動さ
せるのが一般的である。またワークロールの回転駆動機
構は、ワークロールが軸方向に移動してもトルクを伝達
できるよう、スプライン等の伸縮機構を備えている。
鋼帯Ｓの向かって左側縁部に対応する位置に、また下側
ワークロール３には右側縁部に対応する位置に、それぞ
れ小径部が形成されている。ワークロールを移動させる
機構はこの図２では省略されているが、位置検出機能を
有する油圧シリンダやスクリュジャッキ等が使用され、
上下ワークロールを反対方向に同距離、同速度で移動さ
せるのが一般的である。またワークロールの回転駆動機
構は、ワークロールが軸方向に移動してもトルクを伝達
できるよう、スプライン等の伸縮機構を備えている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、ワー
クロールを軸方向に移動させる際に、上下ワークロール
が反対方向に同距離、同速度で移動する一般のワークロ
ールシフト機能付き圧延機においては、エッジドロップ
量が鋼帯の両端縁部で異なるとき、片側が完全に修正で
きても反対側のエッジドロップは完全には修正できない
という問題点を有していた。また、上下それぞれの移動
量を変えることのできる圧延機であっても、移動速度が
同じであると、移動距離の短い方の移動が完了してから
他方が完了するまでの間は鋼帯のロール軸方向の力が加
わり、鋼帯が蛇行してしまうという問題点があった。
クロールを軸方向に移動させる際に、上下ワークロール
が反対方向に同距離、同速度で移動する一般のワークロ
ールシフト機能付き圧延機においては、エッジドロップ
量が鋼帯の両端縁部で異なるとき、片側が完全に修正で
きても反対側のエッジドロップは完全には修正できない
という問題点を有していた。また、上下それぞれの移動
量を変えることのできる圧延機であっても、移動速度が
同じであると、移動距離の短い方の移動が完了してから
他方が完了するまでの間は鋼帯のロール軸方向の力が加
わり、鋼帯が蛇行してしまうという問題点があった。
【０００５】本発明は、このような問題点を解消し、エ
ッジドロップ量が鋼帯の両端縁部で異なっていてもこれ
を完全に修正できる鋼帯の圧延方法を提供することを目
的とする。
ッジドロップ量が鋼帯の両端縁部で異なっていてもこれ
を完全に修正できる鋼帯の圧延方法を提供することを目
的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下ワークロ
ールを軸方向で互いに逆向きにシフト可能とした金属ス
トリップの圧延機において、この金属ストリップの両端
縁部におけるエッジドロップ量を測定し、現在のワーク
ロール位置に対して測定したエッジドロップを修正する
ためのシフト距離を算出するとともに、上下ワークロー
ルのそれぞれのシフト時間が等しくなるようにシフト速
度を制御することを特徴とする金属ストリップの圧延方
法である。
ールを軸方向で互いに逆向きにシフト可能とした金属ス
トリップの圧延機において、この金属ストリップの両端
縁部におけるエッジドロップ量を測定し、現在のワーク
ロール位置に対して測定したエッジドロップを修正する
ためのシフト距離を算出するとともに、上下ワークロー
ルのそれぞれのシフト時間が等しくなるようにシフト速
度を制御することを特徴とする金属ストリップの圧延方
法である。
【０００７】
【作 用】本発明によれば、鋼帯の両端縁部におけるエ
ッジドロップ量を圧延機出側で測定してフィードバック
し、上下それぞれのワークロールのシフト速度を独立に
制御するようにして同一時間でシフトを完了するように
するから、移動時に鋼帯に作用するロール軸方向の力は
つねに相殺し、鋼帯に蛇行が生じることなくエッジドロ
ップを完全に修正することができる。
ッジドロップ量を圧延機出側で測定してフィードバック
し、上下それぞれのワークロールのシフト速度を独立に
制御するようにして同一時間でシフトを完了するように
するから、移動時に鋼帯に作用するロール軸方向の力は
つねに相殺し、鋼帯に蛇行が生じることなくエッジドロ
ップを完全に修正することができる。
【０００８】鋼帯の左右両側縁部のエッジドロップ量を
測定した結果、これを修正するために必要な上下ワーク
ロールのシフト量をｘ1 、ｘ2 とすると、上下ワークロ
ールのシフト速度ｖ1 、ｖ2 が、 ｘ1 ／ｖ1 ＝ ｘ2 ／ｖ2 ・・・（１） の関係にあれば、上下ロールのシフト時間は等しくな
る。
測定した結果、これを修正するために必要な上下ワーク
ロールのシフト量をｘ1 、ｘ2 とすると、上下ワークロ
ールのシフト速度ｖ1 、ｖ2 が、 ｘ1 ／ｖ1 ＝ ｘ2 ／ｖ2 ・・・（１） の関係にあれば、上下ロールのシフト時間は等しくな
る。
【０００９】ワークロールの移動機構が油圧シリンダで
あれば、シリンダ行きの配管に流量制御弁（速度制御
弁）を設けることにより、これを制御することができ
る。また移動機構がスクリュジャッキであれば、電気制
御により駆動モータの速度を制御することができる。
あれば、シリンダ行きの配管に流量制御弁（速度制御
弁）を設けることにより、これを制御することができ
る。また移動機構がスクリュジャッキであれば、電気制
御により駆動モータの速度を制御することができる。
【００１０】
【実施例】図１は、ワークロールシフト機能を有するタ
ンデム冷間圧延機の第１スタンドに本発明を実施した場
合の機器の構成図で、５はエッジドロップ測定器、６は
制御計算機、７、８は上下ワークロールのシフトシリン
ダ、９、10は流量制御弁である。
ンデム冷間圧延機の第１スタンドに本発明を実施した場
合の機器の構成図で、５はエッジドロップ測定器、６は
制御計算機、７、８は上下ワークロールのシフトシリン
ダ、９、10は流量制御弁である。
【００１１】第１スタンド出側に設置したエッジドロッ
プ測定器５により鋼帯１の両側縁部のエッジドロップ量
を測定し、制御計算機６により上記（１）式によって上
下ワークロールのシフト速度ｖ1 、ｖ2 を算出し、算出
結果により流量制御弁９、10の流量（速度）を設定して
ワークロール２、３をシフトさせると、上下ワークロー
ルは同じ所要時間でシフトを完了する。
プ測定器５により鋼帯１の両側縁部のエッジドロップ量
を測定し、制御計算機６により上記（１）式によって上
下ワークロールのシフト速度ｖ1 、ｖ2 を算出し、算出
結果により流量制御弁９、10の流量（速度）を設定して
ワークロール２、３をシフトさせると、上下ワークロー
ルは同じ所要時間でシフトを完了する。
【００１２】このようにすれば、鋼帯両縁部のエッジド
ロップ量が異なっていてもシフト距離に応じてシフト速
度が設定され、鋼帯に蛇行等を起こすことなしに両側の
エッジドロップを完全に修正することができる。
ロップ量が異なっていてもシフト距離に応じてシフト速
度が設定され、鋼帯に蛇行等を起こすことなしに両側の
エッジドロップを完全に修正することができる。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、鋼帯のエッジドロップ
量が両端縁部で異なっていても、鋼帯に蛇行を起こすこ
となしにこれを修正できるという、すぐれた効果を奏す
る。
量が両端縁部で異なっていても、鋼帯に蛇行を起こすこ
となしにこれを修正できるという、すぐれた効果を奏す
る。
【図１】本発明の実施例における機器構成を示す構成図
である。
である。
【図２】従来の技術を示す概略構成図である。
１、４ バックアップロール ２、３ ワークロール ５ エッジドロップ測定器 ６ 制御計算機 ７、８ シフトシリンダ ９、10 流量制御弁 Ｓ 鋼帯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 恭裕 千葉県千葉市中央区川崎町１番地 川崎 製鉄株式会社 鉄鋼開発・生産本部 千 葉製鉄所内 (72)発明者 山下 道雄 千葉県千葉市中央区川崎町１番地 川崎 製鉄株式会社 鉄鋼開発・生産本部 鉄 鋼研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B21B 37/28 B21B 37/40 - 37/42
Claims (1)
- 【請求項１】 上下ワークロールを軸方向で互いに逆向
きにシフト可能とした金属ストリップの圧延機におい
て、この金属ストリップの両端縁部におけるエッジドロ
ップ量を測定し、現在のワークロール位置に対して測定
したエッジドロップを修正するためのシフト距離を算出
するとともに、上下ワークロールのそれぞれのシフト時
間が等しくなるようにシフト速度を制御することを特徴
とする金属ストリップの圧延方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6223636A JP2759056B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 金属ストリップの圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6223636A JP2759056B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 金属ストリップの圧延方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0890032A JPH0890032A (ja) | 1996-04-09 |
| JP2759056B2 true JP2759056B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=16801305
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6223636A Expired - Fee Related JP2759056B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 金属ストリップの圧延方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2759056B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5905322B2 (ja) * | 2012-04-25 | 2016-04-20 | Ｐｒｉｍｅｔａｌｓ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ Ｊａｐａｎ株式会社 | 作業ロールシフト機能を具備した圧延機 |
| CN106269913B (zh) * | 2015-05-28 | 2018-04-03 | 鞍钢股份有限公司 | 工作辊横移轧机防止带钢跑偏的方法 |
-
1994
- 1994-09-19 JP JP6223636A patent/JP2759056B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0890032A (ja) | 1996-04-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080313 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313 Year of fee payment: 11 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |