JP3229190B2 - 加圧ロール及びスリーブ式分割補強ロール - Google Patents

加圧ロール及びスリーブ式分割補強ロール

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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B27/00Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
    • B21B27/02Shape or construction of rolls
    • B21B27/03Sleeved rolls
    • B21B27/05Sleeved rolls with deflectable sleeves

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延機の分割補強ロー
ル等の、被加圧物との間に潤滑油膜を形成する加圧ロー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の加圧ロールを4段圧延機の
スリーブ式分割補強ロールに用いた例を示す縦断面図、
図7は図6の各々の分割補強ロールの外周面形状を示す
概念図、図8は図6の各々の分割補強ロールの偏心状態
を示す概念図、図9は圧延時の分割補強ロールにおける
ロール幅方向の線圧を示す線図である。
【0003】図6において、51は偏心軸であり、偏心
方向及び径が異なるセンタ偏心部51a、クオータ偏心
部51b、サイド偏心部51cがそれぞれ形成され、そ
の両端部は軸受箱59に支持されている。55aはセン
タころがり軸受、55bはクオータころがり軸受、55
cはサイドころがり軸受であり、各々の偏心部51a〜
51cに嵌着された内輪52a、52b、52cと、こ
ろ54と、各々の外輪であるセンタ分割補強ロール53
a、クオータ分割補強ロール53b、サイド分割補強ロ
ール53cとによって構成されている。
【0004】この各々の分割補強ロール53a、53
b,53cの外周面には、図7に示すように、例えば半
径rが440000mmの円弧部Rが成形され、両端部
にチャンファTが設けられている。また、この各々の分
割補強ロール53a、53b、53cの軸心a、b、c
は、図8に示すように、偏心軸51の軸心Oに対してそ
れぞれ偏心して装設されている。56はスリーブであ
り、各々の分割補強ロール53a、53b、53cの外
周面に遊嵌され、その両端部にはリテーナ57が固着さ
れている。61は作業ロールである。
【0005】偏心軸51を所要の角度で回動し、図8に
示すように、偏心した各々の分割補強ロール53a、5
3b、53cの外周面圧下部に帯材50の板形状に応じ
て最適のクラウンを形成し、スリーブ56を介して作業
ロール61を圧下して帯材50を圧延する。
【0006】この圧下時における、センタ分割補強ロー
ル53aの外周面とスリーブ内周面との線圧を一例とし
て図9に示す。例えば、帯材50の板幅が1200m
m、圧延荷重が840tfにおいて、ロール幅W方向中
央部の線圧は2100kgf/mmになり、円弧部Rと
双方のチャンファ部Tとの継ぎ部分はそれぞれ3000
kgf/mmと面圧集中を生じ、また、エッジロードが
2000kgf/mm立っている。一方、ロール軸方向
(ロール幅W方向)での面圧変化も大きい。
【0007】各々の分割補強ロール53a、53b、5
3cの外周面圧下部とスリーブ56の内周面との間に
は、図示しない潤滑油装置によって潤滑油膜を形成して
潤滑されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のスリー
ブ式分割補強ロールには次のような欠点があった。 分割補強ロールのスリーブに対する面圧の不均一が
大きい。 分割補強ロールとスリーブとの間のロール軸方向隙
間変化割合が大きく、潤滑油膜生成能が低い。 ロール幅方向における円弧部と双方のチャンファ部
との継ぎ部分及び両端部にエッジロードが立つので、潤
滑油膜生成能が低い。
【0009】以上により、分割補強ロールのスリーブに
対する荷重分布不均一や分割補強ロールの外周面のクラ
ウン形状に起因する潤滑不良が発生するため、安定した
潤滑が確保できず、両者の摩耗が大きくなるのでその寿
命が短くなるなど、装置の維持管理費が大きくなってい
た。
【0010】そこで、本発明の目的は、安定した潤滑が
行えて耐久性向上が図れる加圧ロール及びスリーブ式分
割補強ロールを提供することにある。
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため
に、本発明は下記のように構成される。)ロールクラウンの変更が可能な、軸方向に分割し
た分割補強ロールの外周面に、円筒状のスリーブを遊嵌
した圧延機のスリーブ式分割補強ロールであって、前記
各々の分割補強ロールの外周面のロール軸方向中央に所
要の長さの円筒状の平行部を成形し、この平行部の軸方
向両端側に所要の長さの大円弧部をそれぞれ成形し、さ
らのこの双方の大円弧部の軸方向端側にこの大円弧部の
円弧半径よりも小さい円弧半径の所要の長さの小円弧部
を成形した。
【0013】
【0014】()ロールクラウンの変更が可能な、軸
方向に分割した分割補強ロールの外周面に、円筒状のス
リーブを遊嵌したスリーブ式分割補強ロールであって、
前記各々の分割補強ロールの外周面のロール軸方向中央
に所要の長さの円筒状の平行部を成形し、この平行部の
軸方向両端側に所要の長さの近似曲率が1/r1’とな
る小曲率曲線部を成形し、さらにこの双方の小曲率曲線
部の軸方向端側に所要の長さの近似曲率が1/r2’と
なる大曲率曲線部を成形し、近似曲率1/r1’と近似
曲率1/r2’が、1/r2’>1/r1’であるよう
に構成した。
【0015】
【0016】〔作用〕)の構成によれば、各々の分割補強ロールとスリー
ブとの間に潤滑油膜を形成し、各々の分割補強ロールの
圧下部に、圧延される帯材の板形状に応じて最適なロー
ルクラウンを形成し、スリーブを介して作業ロールを圧
下し、帯材を圧延する。このとき、各々の分割補強ロー
ルの外周面とスリーブの内周面との圧下部において、平
行部及び大円弧部の線圧は殆ど同じでかつ小さくなり、
小円弧部の両端部の線圧は急激に低下してさらに小さく
なり、また平行部と大円弧部との継ぎ部及び大円弧部と
小円弧部との継ぎ部のエッジロードは殆ど無くなる。ま
た、分割補強ロール外周面クラウン形状において、中央
部に円筒状の平行部、この軸方向両端側を大円弧部と小
円弧部で成形することにより、各々の分割補強ロールと
スリーブとの面圧がほぼ均一となり、さらにそのロール
軸方向隙間変化割合を大幅に抑制できるので、各々の分
割補強ロールの外周面とスリーブの内周面との間の油膜
生成能を大幅に向上することができ、安定した潤滑が可
能である。
【0017】
【0018】()の構成によれば、分割補強ロールと
スリーブとの間に潤滑油膜が形成され、分割補強ロール
によって、圧延される帯材の板形状に応じて最適なロー
ルクラウンを形成し、スリーブを介して作業ロールを圧
下すると、帯材が所定形状に圧延される。この時、各々
の分割補強ロールの外周面とスリーブの内周面との圧下
部において、分割補強ロールの平行部及び小曲率曲線部
の線圧はほぼ同じとなり、大曲率曲線部の端部の線圧は
急激に低下して小さくなる。また、分割補強ロールの平
行部と小曲率曲線部との継ぎ部及び小曲率曲線部と大曲
率曲線部との継ぎ部のエッジロードは、極く僅かなもの
で殆ど無くなる。また、分割補強ロール外周面クラウン
形状において、中央部に所要の長さの円筒状の平行部、
この平行部の軸方向両端側を所要の長さの小曲率曲線部
と大曲率曲線部で成形することにより、各々の分割補強
ロールとスリーブとの面圧がほぼ均一となり、さらにそ
のロール軸方向隙間変化割合が大幅に抑制されるので、
各々の分割補強ロールの外周面とスリーブの内周面との
間の油膜生成能を大幅に向上することができ、安定した
潤滑が可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例を用いて詳
細に説明する。
【0020】〔第1実施例〕図1は、本発明の加圧ロー
ルを4段圧延機のスリーブ式分割補強ロールに用いた例
を示す縦断面図、図2は図1の分割補強ロールの外周面
形状を示す概念図、図3は図2の外周面形状における圧
延時の分割補強ロール幅方向の線圧を示す線図である。
尚、これらの図において、従来の装置と同一の部材及び
部位には同一の符号を付し、構成の重複する説明を省略
する。
【0021】図1において、1aはセンタころがり軸
受、1bはクオータころがり軸受、1cはサイドころが
り軸受であり、各々の偏心部51a、51b、51cに
嵌着された内輪52a、52b、52cと、ころ54
と、各々の外輪であるセンタ分割補強ロール3a、クオ
ータ分割補強ロール3b、サイド分割補強ロール3cと
によって構成されている。
【0022】この各々の分割補強ロール3a、3b、3
cの外周面は、図2に示すように、ロール幅W方向中央
部には円筒状の所要の長さの平行部Sが成形され、この
平行部Sのロール幅W(軸)方向両端側には所要の長さ
の例えば大半径r1が150000mmの大円弧部R1
がそれぞれ成形され、さらにこの双方の大円弧部R1の
ロール幅方向端部側に大半径r1よりも小さい、例えば
小半径r2が5000mmの小円弧部R2がそれぞれ成
形されている。
【0023】次に、本スリーブ式分割補強ロールの作用
について説明する。
【0024】偏心軸51を所要の角度で回動し、帯材5
0の板形状に応じて最適なロールクラウンを形成し、ス
リーブ56を介して作業ロール61を圧下して帯材50
を圧延する。この圧下時において、例えば、圧延荷重が
840tfにおける、センタ分割補強ロール3aの外周
面とスリーブ56の内周面との線圧を一例として図3に
示す。平行部S及び大円弧部R1の線圧はそれぞれ約2
000kgf/mmになり、小円弧部R2の両端部の線
圧は急激に低下してそえぞれ600kgf/mmとな
り、また平行部Sと大円弧部R1との継ぎ部及び大円弧
部R1と小円弧部R2との継ぎ部のエッジロードは殆ど
ない。
【0025】このように、各々の分割補強ロール3a、
3b、3cの外周面クラウン形状において、中央部に円
筒状の平行部S、この軸方向両端側を大円弧部R1と小
円弧部R2で成形することにより、各々の分割補強ロー
ル3a、3b、3cとスリーブ56との面圧が面圧集中
もなくほぼ均一となり、さらにそのロール軸方向の隙間
変化割合を大幅に抑制できるので、各々の分割補強ロー
ル3a、3b、3cの外周面とスリーブ56の内周面と
の間の油膜生成能を大幅に向上することができ、安定し
た潤滑が可能である。
【0026】〔第2実施例〕図4は図1の分割補強ロー
ルの外周面形状を示す概念図、図5は図4の外周面形状
における圧延時の分割補強ロール幅方向の線圧を示す線
図である。
【0027】本実施例の分割補強ロール3a,3b,3
cの外周面は、図4に示すように、ロール幅W方向中央
部には所要の長さの円筒状の平行部Sが成形され、この
平行部Sのロール幅W(軸)方向両端側には所要の長さ
の、例えばロール幅W中心より両端方向を−x座標、平
行部(外周面)より法線方向を−y座標とした場合に、
次の式で表される対数曲線部R’が成形されている。
【数1】y=a×1n(x+b)−c ここで、a,b,cは定数
【0028】そして、この対数曲線部R’は、近似曲率
1/r1’からなる小曲率曲線部R1’と、近似曲率1
/r1’よりも大きい近似曲率1/r2’からなる大曲
率曲線部R2’とで構成されている。
【0029】上記のスリーブ式分割補強ロールによれ
ば、偏心軸51を所要角度回動することによって、帯材
50の板形状に応じた最適なロールクラウンを形成し、
スリーブ56を介して作業ロール61を圧下して帯材5
0を圧延する。
【0030】この圧下時において、例えば、圧延荷重が
840tfにおける、センタ分割補強ロール3aの外周
面とスリーブ56の内周面との線圧を一例として図5に
示す。
【0031】平行部Sの線圧は約2000kgf/mm
になり、対数曲線部R’のロール端部側の線圧は徐々に
低下して約600kgf/mmとなり、また、平行部S
と対数曲線部R’との継ぎ部のエッジロードは極く僅か
で、悪影響を及ぼすことが無い。
【0032】さらに、上記対数曲線カーブにすることに
より、小曲率曲線部R1’と大曲率曲線部R2’との継
ぎ部が無いため、エッジロードは無くなる。
【0033】このように、各々の分割補強ロール3a、
3b、3cの外周面クラウン形状において、中央部に円
筒状の平行部S、同平行部Sの両端側を対数曲線部R’
で成形することにより、分割補強ロール3a、3b、3
cとスリーブ56との面圧はほぼ均一な面圧となり、面
圧集中が殆ど発生しない。さらに、そのロール軸方向の
隙間変化割合を大幅に抑制できるので、分割補強ロール
3a、3b、3cの外周面とスリーブ56の内周面との
間の油膜生成能を大幅に向上することができ、安定した
潤滑が可能である。
【0034】なお、上記各実施例では、ころがり軸受1
a、1b、1cの外輪を分割補強ロール3a、3b、3
cとしているが、一般的なころがり軸受の外輪に分割補
強ロールを嵌着するか、または分割補強ロールと偏心軸
とに滑り軸受を介装することも可能である。
【0035】また、本発明は前述した実施例だけでな
く、スリーブの代わりに中間ロールを介して作業ロール
を圧下する分割補強ロールや、被加圧物との間に潤滑油
膜を形成する、あらゆる加圧ロールに適用できるもので
ある。
【0036】
【発明の効果】本発明では、スリーブ式分割補強ロール
の外周面軸方向中央に所要の長さの円筒状の平行部を成
形し、この平行部の軸方向両端側に所要の長さの大円弧
部をそれぞれ成形し、さらにこの双方の円弧部の軸方向
端側にこの円弧部の円弧半径よりも小さい円弧半径の所
要の長さの小円弧部を成形したことにより、前記分割補
強ロールと被加圧物の一例であるスリーブとの線圧は、
平行部及び大円弧部の線圧が殆ど同じでかつ小さくな
り、小円弧部の両端部の線圧は急激に低下してさらに小
さくなり、また平行部と大円弧部との継ぎ部及び大円弧
部と小円弧部との継ぎ部のエッジロードは殆ど無くな
る。
【0037】また、ロール外周面クラウン形状におい
て、中央部に円筒状の平行部、軸方向両端側を大円弧部
と小円弧部とで成形することにより、各々の分割補強ロ
ールとスリーブとの面圧がほぼ均一となり、さらにその
ロール軸方向隙間変化割合を大幅に抑制できるので、各
々の分割補強ロールの外周面とスリーブの内周面との間
の油膜生成能を大幅に向上することができ、安定した潤
滑が可能である。
【0038】
【0039】また、ロールクラウンの変更が可能な、軸
方向に分割した分割補強ロールの外周面に、円筒状のス
リーブを遊嵌したスリーブ式分割補強ロールであって、
前記各々の分割補強ロールの外周面のロール軸方向中央
に所要の長さの円筒状の平行部を成形し、この平行部の
軸方向両端側に所要の長さの近似曲率が1/r1’とな
る小曲率曲線部を成形し、さらにこの双方の小曲率曲線
部の軸方向端側に所要の長さの近似曲率が1/r2’と
なる大曲率曲線部を成形し、近似曲率1/r1’と近似
曲率1/r2’が、1/r2’>1/r1’であるよう
に構成したので、分割補強ロールの平行部及び対数曲線
部(小曲率曲線部)の線圧がほぼ同じでかつ小さくな
り、大曲率曲線部の端部の線圧は急激に低下してさらに
小さくなる。また、平行部と対数曲線部との継ぎ部のエ
ッジロードは、極く僅かで殆ど無くなり、更に、前記対
数曲線カーブにすることにより、小曲率曲線部R1’と
大曲率曲線部R2’との継ぎ部が無いため、エッジロー
ドが無くなり、被加圧物との間の油膜生成能を大幅に向
上することができ、安定した潤滑が可能である。また、
分割補強ロール外周面クラウン形状において、中央部に
所要の長さの円筒状の平行部、この平行部の軸方向両端
側を所要の長さの小曲率曲線部と大曲率曲線部で成形す
ることにより、各々の分割補強ロールとスリーブとの面
圧がほぼ均一となり、さらにそのロール軸方向の隙間変
化割合を大幅に抑制できるので、各々の分割補強ロール
の外周面とスリーブの内周面との間の油膜生成能を大幅
に向上することができ、安定した潤滑が可能である。
【0040】本発明は上記のように、安定した潤滑が確
保できるので、分割補強ロール及びスリーブの寿命を長
くすることが可能になり、装置の維持管理費を低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加圧ロールを4段圧延機のスリーブ式
分割補強ロールに用いた第1実施例を示す全体構成縦断
面図である。
【図2】図1の分割補強ロールの外周面形状を示す概念
図である。
【図3】図2の外周面形状における圧延時の分割補強ロ
ール幅方向における線圧を示す線図である。
【図4】本発明の加圧ロールを4段圧延機のスリーブ式
分割補強ロールに用いた第2実施例を示す図1の分割補
強ロールの外周面形状を示す概念図である。
【図5】同じく図4の外周面形状における圧延時の分割
補強ロール幅方向の線圧を示す線図である。
【図6】従来の加圧ロールを4段圧延機のスリーブ式分
割補強ロールに用いた例を示す全体構成縦断面図であ
る。
【図7】図6の分割補強ロールの外周面形状を示す概念
図である。
【図8】図6の分割補強ロールの偏心状態を示す概念図
である。
【図9】図7の外周面形状における圧延時の分割補強ロ
ール幅方向の線圧を示す線図である。
【符号の説明】
1a センタころがり軸受 1b クオータころがり軸受 1c サイドころがり軸受 3a センタ分割補強ロール 3b クオータ分割補強ロール 3c サイド分割補強ロール 50 帯材 51 偏心軸 51a センタ偏心部 51b クオータ偏心部 51c サイド偏心部 56 スリーブ S 平行部 R1 大円弧部 R2 小円弧部 r1 大半径 r2 小半径 R’対数曲線部 R1’小曲率曲線部 R2’大曲率曲線部 r1’近似曲率半径 r2’近似曲率半径
フロントページの続き (72)発明者 松田 裕 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (72)発明者 梶原 哲雄 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島研究所内 (72)発明者 堀内 一太 神奈川県藤沢市鵠沼神明1丁目5番50号 日本精工株式会社 軸受技術センター 内 (72)発明者 藤原 英雄 神奈川県藤沢市鵠沼神明1丁目5番50号 日本精工株式会社 軸受技術センター 内 (72)発明者 佐藤 幸夫 神奈川県藤沢市鵠沼神明1丁目5番50号 日本精工株式会社 軸受技術センター 内 (56)参考文献 特開 平6−91309(JP,A) 特開 昭57−17309(JP,A) 特開 平6−87010(JP,A) 特開 平6−71305(JP,A) 特開 平4−288915(JP,A) 特開 昭58−209402(JP,A) 特開 昭58−81504(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 27/03 510 B21B 27/05

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールクラウンの変更が可能な、軸方向
    に分割した分割補強ロールの外周面に、円筒状のスリー
    ブを遊嵌した圧延機のスリーブ式分割補強ロールであっ
    て、 前記各々の分割補強ロールの外周面のロール軸方向中央
    に所要の長さの円筒状の平行部を成形し、この平行部の
    軸方向両端側に所要の長さの大円弧部をそれぞれ成形
    し、さらのこの双方の大円弧部の軸方向端側にこの大円
    弧部の円弧半径よりも小さい円弧半径の所要の長さの小
    円弧部を成形したことを特徴とするスリーブ式分割補強
    ロール。
  2. 【請求項2】 ロールクラウンの変更が可能な、軸方向
    に分割した分割補強ロールの外周面に、円筒状のスリー
    ブを遊嵌したスリーブ式分割補強ロールであって、 前記各々の分割補強ロールの外周面のロール軸方向中央
    に所要の長さの円筒状の平行部を成形し、この平行部の
    軸方向両端側に所要の長さの近似曲率が1/r1’とな
    る小曲率曲線部を成形し、さらにこの双方の小曲率曲線
    部の軸方向端側に所要の長さの近似曲率が1/r2’と
    なる大曲率曲線部を成形し、近似曲率1/r1’と近似
    曲率1/r2’が、1/r2’>1/r1’であること
    を特徴とするスリーブ式分割補強ロール。
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