JP4379647B2 - 圧延機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール接触面圧を過大にすることなく、クラウン制御範囲を広げることができる圧延機に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧延機の幅方向分布を図6に例示するように凸状(A)または凹状(B)に自在に制御する能力をもつことは様々の条件の変動の中で所定の板クラウンを得るために重要な必要技術である。なお、以下の説明のおいて、板クラウンCrは幅中央の板厚(hc)-幅端の板厚(he)を意味し、Crが正のものを正クラウン又は凸クラウン、負のものを負クラウン又は凹クラウンと呼ぶ。
【0003】
板クラウンを制御する手段として、例えば特公昭63−40602号及び米国特許第4730475号が知られている。
【0004】
特公昭63−40602号の「圧延機及び圧延方法」(以下、従来技術1という)は、図7に例示するように、作業ロール2と中間ロール3と補強ロール4からなる圧延機で、中間ロール3を軸方向に移動させる(以下、軸方向シフトまたは単にシフトと呼ぶ)と共に、中間ロール3、作業ロール2にロールベンディングをかける構造となっている。
【0005】
従来技術1では、図7に示すように、中間ロール3の軸方向移動によって中間ロール3の端部に設けられた延長バレル部Leが作業ロール2、補強ロール4と接触しない部分の長さLgが大きく確保される(変化させうる)ことにより、圧延機の弾性変形が変化し、被圧延材1の板クラウンを変化しうる。さらにベンディング力Fw,Fiによるロール撓み変化もLgが大きいときは大きく確保される。
【0006】
このように、従来技術1では、中間ロール3の軸方向シフトによって圧延機の弾性変形を通して板1の板クラウンを制御する。またベンディング力FI,FWは油圧によって自由に変化しうるので、圧延中に容易に設定変更しうるメリットもある。
【0007】
さらに、従来技術1を中間ロールがない4段圧延機に適用する場合も、図8に示すように作業ロール2の軸方向シフトによって作業ロール2の端部に設けられた延長バレル部Leに空間部ができ、作業ロール2の弾性変形(ロール撓み)を大きくすることによって、板1のクラウン制御ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来技術1は、広幅板の場合に、非接触部分の長さδをほとんどとれないので、弾性変形量が小さく板クラウンCrの変化を大きくすることができない欠点がある。また、広幅板の場合でも図9のように延長バレル開始点B点を板幅端の内側にくるようにシフトすることによって、ロールバレル端の弾性変形を大きくすることによってある程度板1の凹クラウン制御はできるが、板の凸クラウン制御をこのシフトによってうるのは依然として難しい問題点があった。言い換えれば、従来技術1では、広幅板の場合に板の凸クラウン制御がロールをシフトする方法ではほとんどできない問題点があった。
【0009】
一方、米国特許第4730475号の「圧延方法」(以下、従来技術2という)は、広幅板で板の凸クラウン制御を得るものである。すなわち、この特許は本来の目的は板幅調整にあるが、その前段階として逆テーパ部5を備えた作業ロール2のシフトによって、図10に例示するように、板1に凸クラウンをつけることができる。また中間ロール3を有する圧延機に同様の機能を与えても、図11に例示するように、作業ロール2の変形を介して板1に凸クラウンをつけることができる。なおこの図で、補強ロール4の斜線部分は、ロールの弾性変形領域を示している。この弾性変形領域は以下の説明では、必要な場合のみ斜線で示す。
【0010】
図10、図11の従来技術2では、ロール径差ΔD=Dd−Dcが大きくなり、ロール接触面圧が過大となる問題点があった。すなわち、従来技術2では、十分な凹クラウン制御と凸クラウン制御を達成するには、ロール径差ΔDを例えば1mm以上にする必要があり、その結果、このロール径差ΔDの変形を与えるとロール接触面圧が局部的に過大となり、ロールに傷を付けやすい問題点があった。また、逆にロール接触面圧を低くするために、ロール径差ΔDを小さく(例えば0.8mm以下)にすると、クラウン制御が可能な範囲が狭い問題点があった。
【0011】
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、板幅の狭い狭幅板のみならず広幅板の場合でも、被圧延材の凹クラウン制御と凸クラウン制御の両方がロールシフトによってできる圧延機を提供することにある。また、本発明の別の目的は、ロール接触面圧を過大にすることなく、クラウン制御範囲を広げることができる圧延機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
参考例によれば、4段以上の多段圧延機であって、少なくとも1対以上の上下ロールがロール軸方向にシフト可能に構成され、かつそれらのロール同士が点対称に配置されている圧延機において、前記シフト可能な上下ロールの形状がロール軸方向の一方から他方へ、(a)どのシフト位置でも補強ロールと接触しない小径部を主体とする延長バレル部、(b)補強ロールと接触する円筒ロール部、(c)円筒ロール部の端部から径が漸減していく漸減領域、(d)漸減領域の端部から径が漸増する漸増領域、の4領域の形状部分を有し、かつ作業ロールにロールベンディング装置を備えていることを特徴とする圧延機が提供される。
【0013】
上記参考例において、前記圧延機は、作業ロール(2)と中間ロール(3)と補強ロール(4)とを備え、かつ中間ロール(3)をロールベンドするロールベンディング装置と、中間ロール(3)をロール軸方向へシフトするシフト装置とを備えている。
【0014】
上記参考例の構成によれば、漸減領域(c)と漸増領域(d)のなす角度αを、従来技術2と同等以上に保持したままで、漸減領域(c)と漸増領域(d)の直径の最大変化量を従来技術2よりも十分に小さくできる。言い換えれば、漸減領域(c)と漸増領域(d)の両方の外周面がロールの軸線に対して逆方向に傾斜しているので、そのなす角度αを、従来技術2と同一にした場合に、直径の最大変化量を大きく低減できる。角度αを垂直方向の両側に均等に振り分けた場合は領域(d)の直径の最大変化量を従来技術2のほぼ半分に低減できる。一般にロールバレル端で圧力分布が急変し、ロール損傷が起きやすいので、直径変化量を小さくしてロール面圧を過大にしないことが必要である。従って、従来技術2と同様に板幅の狭い狭幅板のみならず広幅板の場合でも、被圧延材の凹クラウン制御と凸クラウン制御の両方がロールシフトによってできるばかりでなく、ロール接触面圧を過大にすることなく、クラウン制御範囲を広げることができる。
【0015】
また、円筒ロール部(b)を設けたので、その最外端(B点)は狭幅板の圧延の際にシフトした場合に補強ロール(4)または中間ロール(3)のバレル内の部分に自分の肩で当たることとなるので、局部面圧を防ぐことができる。また、この円筒ロール部(b)を設けることにより、ロール直径差を一層小さくすることができる。
【0016】
更に、延長バレル部(a)を設けたので、狭幅板の場合に、従来技術1と同様に、中間ロール3の軸方向シフトとロールベンディングによって圧延機の弾性変形を通して板1の板クラウンを自由に制御することができる。
【0017】
本発明によれば、6段以上の多段圧延機であって、少なくとも1対以上の上下ロールがロール軸方向にシフト可能に構成され、かつそれらのロール同士が点対称に配置されている圧延機において、前記シフト可能な上下ロールの形状がロール軸方向の一方から他方へ、(a)どのシフト位置でも補強ロールと接触しない小径部を主体とする延長バレル部、(b)補強ロールと接触する円筒ロール部、(c)円筒ロール部の端部から径が漸減していく漸減領域、(d)漸減領域の端部から径が漸増する漸増領域、の4領域の形状部分を有し、かつ作業ロールにロールベンディング装置を備え、作業ロール(2)と中間ロール(3)と補強ロール(4)とを備え、かつ中間ロール(3)をロールベンドするロールベンディング装置と、中間ロール(3)をロール軸方向へシフトするシフト装置とを備え、前記延長バレル部(a)と円筒ロール部(b)の直径差が2mm以上であり、漸減領域(c)と漸増領域(d)の直径の最大変化量が0.8mm以内であることを特徴とする圧延機が提供される。この構成により、従来技術2より大きいクラウン制御を与えることができる。角度αを垂直方向の両側に均等に振り分けた場合は、従来技術2における直径差1.6mmに相当する大きなクラウン制御を狭幅板のみならず広幅板にも加えることができる。また、最大変化量(0.8mm以内)の変形をロールに与えた状態でも、延長バレル部(a)に十分な隙間を確保し、ロールベンディングによる板クラウン制御を行うことができる。
【0018】
また、本発明によれば、6段以上の多段圧延機であって、少なくとも1対以上の上下ロールがロール軸方向にシフト可能に構成され、かつそれらのロール同士が点対称に配置されている圧延機において、前記シフト可能な上下ロールの形状がロール軸方向の一方から他方へ、(a)どのシフト位置でも補強ロールと接触しない小径部を主体とする延長バレル部、(b)補強ロールと接触する円筒ロール部、(c)円筒ロール部の端部から径が漸減していく漸減領域、(d)漸減領域の端部から径が漸増する漸増領域、の4領域の形状部分を有し、かつ作業ロールにロールベンディング装置を備え、作業ロール(2)と中間ロール(3)と補強ロール(4)とを備え、かつ中間ロール(3)をロールベンドするロールベンディング装置と、中間ロール(3)をロール軸方向へシフトするシフト装置とを備え、前記円筒ロール部(b)、漸減領域(c)、及び漸増領域(d)のロール軸方向長さの和Lbdが補強ロール(4)のロールバレルの長さとほぼ等しいかそれ以上であることを特徴とする圧延機が提供される。この構成により、中間ロール3の本発明の形状変化を材料(板1)に有効に与えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、参考例と本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0020】
図1は、参考例と本発明の圧延機に用いるシフトロールの外形図である。なお、以下の説明で、ロール軸方向にシフト可能に構成されたロール(作業ロールまたは中間ロール)を単にシフトロールと呼ぶ。
【0021】
た、圧延機は、4段以上の多段圧延機であって、少なくとも1対以上の上下ロールがロール軸方向にシフト可能に構成され、かつそれらのロール同士が点対称に配置されている圧延機である。本発明の圧延機には、6段圧延機、及それ以上の多段圧延機が含まれる。
【0022】
図1に示すように、参考例と本発明の圧延機におけるシフト可能な上下ロール(シフトロール)は、ロール軸方向の一方から他方へ、(a)どのシフト位置でも補強ロールと接触しない小径部を主体とする延長バレル部、(b)補強ロールと接触する円筒ロール部、(c)円筒ロール部の端部から径が漸減していく漸減領域、(d)漸減領域の端部から径が漸増する漸増領域、の4領域の形状部分を有する。またこの圧延機の作業ロールをロールベンドするロールベンディング装置を備えている。
【0023】
図2は、図1のシフトロールの説明図である。この図では、参考例と本発明の円筒ロール部(b)がない場合を示している。上述したように、図10、図11の従来技術2では、ロール径差ΔD=Dd−Dcが大きくなり、ロール接触面圧が過大となるので、板1を斜めにして中央部(漸減領域)に逆テーパをつけることにより、漸減領域(c)と漸増領域(d)のなす角度αを、従来技術2と同等以上の保持したままで、径差ΔDを小さくすることにより面圧不均一を小さくできる。
【0024】
図3は、図1のシフトロールの別の説明図である。この図では、参考例と本発明の円筒ロール部(b)がある場合を示している。最外端(B点)は狭幅板の圧延でシフトしてきた時に補強ロール4または中間ロール3のバレル内の部分に自分の肩で当たることとなるので、局部面圧が大きくなりやすい。この円筒ロール部(b)を設けることにより、ロール直径差が過大になることを防いで接触面圧の過大を防ぐとともに、円筒部(b)の長さをとり、ロール軸方向の圧力変動を小さくすることができる。
【0025】
すなわち図3の例で6段圧延機の場合、中間ロール3をシフトし、ロールベンディングをかけて板クラウン制御をすることになる。なお参考例と本発明でロールの表示にあたって表示の都合上直線と折線のみで表示しているものがあるが、実際には折れ線は応力の集中等の問題があるのでなだらかな曲線をつないだ形で、ロールの外形を形成するのが望ましい。
【0026】
以下、6段圧延機の場合について本発明の作動を説明する。
図4は、広幅板に対する本発明の圧延機の作動説明図である。この図において、(A)は凸クラウン制御状態、(B)は凹クラウン制御状態を示している。
【0027】
この圧延機は、作業ロール2と中間ロール3と補強ロール4とを備え、かつ中間ロール3をロールベンドするロールベンディング装置と、中間ロール3をロール軸方向へシフトするシフト装置とを備えている。ロールベンディング装置とシフト装置は、従来周知の構成のものを適用できる。
【0028】
領域b,c,dでは中間ロール3のロール形状変化を作業ロール2の撓みに転写させるためには、中間ロール3の径変化が過大であっては、中間ロール3と補強ロール4の間に、あるいは中間ロール3と作業ロール2の間に空間ができ、圧力分布が伝わらず、中間ロール3のロール形状の変化を作業ロール2の曲げに効率的に与えにくい。
一般に圧延条件によって異なるが、大きい場合でこの空間を防ぐための径変化量は半径で0.3mm程度といわれているので、ロール形状変化でクラウン形状を行うBECDの領域での径変化は半径で0.4mm程度を越えないように設定する。
【0029】
また中間ロール方式で図4のように構成する時は、中間ロール3の本発明の形状変化を板1に有効に加えるためには、b,c,dの部分は補強ロール4、作業ロール2との弾性接触が望ましい。そこで、b,c,dの合計長さLbは補強ロールのロールバレルの長さとほぼ等しいか、それ以上の長さをもつことが有効である。
【0030】
図4(A)では、中間ロール3を延長バレル部(a)側にシフトし、漸減領域(c)と漸増領域(d)の部分で板1を圧延している。この構成により、従来技術2と同様に凸クラウン制御を行うことができる。また、図4(B)では、中間ロール3を漸増領域(d)側にシフトし、主に漸減領域(c)の部分で板1を圧延しているので板クラウンは図4(A)の凸クラウンからほぼフラットになっている。図5ではロールを領域(d)側にシフトして、空間部Lgを得て、ロールベンディングによる弾性変形を大きくして板クラウンを凹クラウンにしている。
【0031】
図4、図5に示すように、本発明の構成によれば、漸減領域(c)と漸増領域(d)のなす角度αを、従来技術2と同等以上に保持したままで、漸減領域(c)と漸増領域(d)の直径の最大変化量を従来技術2よりも十分に小さくできる。従って、従来技術2と同様に広幅板の場合でも、被圧延材の凹クラウン制御と凸クラウン制御の両方がロールシフトによってできるばかりでなく、ロール接触面圧を過大にすることなく、クラウン制御範囲を広げることができる。
【0032】
また、この円筒ロール部(b)を設けることにより、ロール直径差を一層小さくすることができる。またロールバレル最外端(B点)は狭幅板の圧延の際にシフトした場合に補強ロール4または中間ロール3のバレル内の部分に自分の肩で当たることとなる時の、局部面圧が過大に変動することを防ぐことができる。
【0033】
この図に示すように、本発明によれば延長バレル部(a)を設けたので、狭幅板の場合に、従来技術1と同様に、中間ロール3の軸方向シフトとロールベンディングによって圧延機の弾性変形を通して板1の板クラウンを自由に制御することができる。なお、図5は凹クラウン制御状態を示しているが、ロールベンディングを逆方向にかけることにより、凸クラウン制御を行うことができる。
【0034】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】
上述したように、本発明の圧延機は、板幅の狭い狭幅板のみならず広幅板の場合でも、被圧延材の凹クラウン制御と凸クラウン制御の両方がロールシフトによってでき、かつロール接触面圧を過大にすることなく、クラウン制御範囲を広げることができる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例と本発明の圧延機に用いるシフトロールの外形図である。
【図2】 図1のシフトロールの説明図である。
【図3】 図1のシフトロールの別の説明図である。
【図4】 広幅板に対する本発明の圧延機の作動説明図である。
【図5】 狭幅板に対する本発明の圧延機の作動説明図である。
【図6】 板クラウンの説明図である。
【図7】 従来技術の構成図である。
【図8】 4段圧延機の場合の従来技術1の構成図である。
【図9】 図7の圧延機の作動説明図である。
【図10】 別の従来技術の構成図である。
【図11】 図10の圧延機の作動説明図である。
【符号の説明】
1 被圧延材(板)
2 作業ロール
3 中間ロール
4 補強ロール
5 逆テーパ部
a 延長バレル部
b 円筒ロール部
c 漸減領域
d 漸増領域

Claims (2)

  1. 6段以上の多段圧延機であって、少なくとも1対以上の上下ロールがロール軸方向にシフト可能に構成され、かつそれらのロール同士が点対称に配置されている圧延機において、前記シフト可能な上下ロールの形状がロール軸方向の一方から他方へ、(a)どのシフト位置でも補強ロールと接触しない小径部を主体とする延長バレル部、(b)補強ロールと接触する円筒ロール部、(c)円筒ロール部の端部から径が漸減していく漸減領域、(d)漸減領域の端部から径が漸増する漸増領域、の4領域の形状部分を有し、かつ作業ロールにロールベンディング装置を備え、
    作業ロール(2)と中間ロール(3)と補強ロール(4)とを備え、かつ中間ロール(3)をロールベンドするロールベンディング装置と、中間ロール(3)をロール軸方向へシフトするシフト装置とを備え、
    前記延長バレル部(a)と円筒ロール部(b)の直径差が2mm以上であり、漸減領域(c)と漸増領域(d)の直径の最大変化量が0.8mm以内であることを特徴とする圧延機。
  2. 6段以上の多段圧延機であって、少なくとも1対以上の上下ロールがロール軸方向にシフト可能に構成され、かつそれらのロール同士が点対称に配置されている圧延機において、前記シフト可能な上下ロールの形状がロール軸方向の一方から他方へ、(a)どのシフト位置でも補強ロールと接触しない小径部を主体とする延長バレル部、(b)補強ロールと接触する円筒ロール部、(c)円筒ロール部の端部から径が漸減していく漸減領域、(d)漸減領域の端部から径が漸増する漸増領域、の4領域の形状部分を有し、かつ作業ロールにロールベンディング装置を備え、
    作業ロール(2)と中間ロール(3)と補強ロール(4)とを備え、かつ中間ロール(3)をロールベンドするロールベンディング装置と、中間ロール(3)をロール軸方向へシフトするシフト装置とを備え、
    前記円筒ロール部(b)、漸減領域(c)、及び漸増領域(d)のロール軸方向長さの和Lbdが補強ロール(4)のロールバレルの長さとほぼ等しいかそれ以上であることを特徴とする圧延機。
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