JPH0639377B2 - アルカノイルl−カルニチンを有効成分とするミオパシ−または筋ジストロフイ−治療剤 - Google Patents

アルカノイルl−カルニチンを有効成分とするミオパシ−または筋ジストロフイ−治療剤

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JPH0639377B2
JPH0639377B2 JP58233450A JP23345083A JPH0639377B2 JP H0639377 B2 JPH0639377 B2 JP H0639377B2 JP 58233450 A JP58233450 A JP 58233450A JP 23345083 A JP23345083 A JP 23345083A JP H0639377 B2 JPH0639377 B2 JP H0639377B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルカノイルL−カルニチン(alkanoyl L - ca
rnitine)の新規な治療用途に関する。さらに詳しくは、
式(I): (式中、Rはアセチル基またはプロピオニル基である)
で示されるアルカノイルL−カルニチンまたはその医薬
として許容しうる塩の先天性および後天性のミオパシー
(myopathies)または筋ジストロフイー(muscular dys
trophy)の治療用途に関する。前記先天性疾患として
は、たとえばデユツシエン(Duchenne)筋ジストロフイ
ーがあげられ、後天性疾患としては、たとえば毒性ジス
トロフイー(toxic dystrophy)、非活動性萎縮(disus
e atrophy)などがあげられる。
本発明はまた前記式(I)のアルカノイルL−カルニチン
を有効成分とする経口投与または非経口投与しうる前記
疾患の治療剤に関する。以下の記載においては、簡単の
ために主としてアセチルL−カルニチンについて述べる
が、かかるアセチルL−カルニチンに関する開示は他の
カルニチンのアルカノイル誘導体にも同様に適用されう
る。
アセチルL−カルニチンおよび他のカルニチンのアルカ
ノイル誘導体の治療用途は既に知られている。たとえ
ば、アメリカ特許第4,194,006号ではアセチルカルニチ
ンを心筋不整脈および心筋虚血(myocardial arrhythmi
as and ischemias)の治療に用いることが開示されてお
り、アメリカ特許第4,343,816号にはアセチルカルニチ
ンを動脈の機能性末梢血管疾患(functional periphera
l vascular diseases of arteries)、たとえばレイノ
ー氏病や先端チアノーゼ(acrocyanosis)の治療に用い
ることが開示されている。またアメリカ特許第4,346,10
7号には老年または前老年性痴呆(senile and pre-seni
le dementia)などで生じる大脳代謝障害(impaired ce
rebral metabolism)のある患者をアセチルカルニチン
で治療した際の治療効果が開示されている。
式: で示されるアセチルカルニチンは式: で示されるカルニチンと構造的に関連がある。
筋肉組織におけるカルニチンの欠乏が筋繊維中への脂質
の過剰貯蔵と関連していることは昔から知られており、
ミオパシーの病因となつているものもあることが確認さ
れた。事実、1973年の初期にエンジエルおよびアンジエ
リーニ(Engel and Angelini)がサイエンス(Soienc
e)、173、899〜,902(1973)に筋肉中にトリグリセリ
ドが過剰に貯蔵された結果生じる血漿および肝臓中のカ
ルニチンの正常レベルにより平衡化された筋肉中のカル
ニチンの欠乏により惹起されたミオパシーの始めての症
例を報告している。かかる症候群は著者らにより「タイ
プ1脂質貯蔵ミオパシー(Type 1 lipid storage myopa
thy)」と命名された。
さらにその後、カルパチ(Karpati)がNeurology、25
16〜24(1975)に11歳の男児における全身性カルニチン
欠乏によるミオパシーの始めての症例を報告した。該患
者は筋肉細胞中における過剰の脂質を示し、カルニチン
のレベルは血漿、肝臓および骨格筋中の正常レベルより
低かつた。エンジエルおよびアンジエリーニがカルニチ
ン欠乏症の最初のヒトでの臨床例を報告してから10年の
間に、非常に数多くのミオパシーおよび筋ジストロフイ
ーの症例が確認され、それらは骨格筋におけるカルニチ
ンの欠乏(タイプ1脂質貯蔵ミオパシー)または全身性
カルニチン欠乏のどちらかに起因するものと考えられて
いる。
科学文献に報告されている臨床例を検討することによ
り、何も治療を施さなかつた患者は死亡を免がれず、一
方カルニチンで治療した患者ではほとんどのばあいきわ
めて有益な結果がえられている。
しかしながら、いくつかの症例ではカルニチン、とくに
L−カルニチンを投与しても病状を改善しえなかつた。
事実、カルニチン投与が治療のごく初期の段階から満足
のいかない結果に導かれたといういくつかの臨床例がす
でに報告されている。その他の多くの症例では治療の初
期にわずかな症状の改善がみられるが、その後は目立つ
た改善がみられず、またいくつかの他の症例では初期の
状態に常に退行することが認められた。
すでに述べたカルニチンとアセチルカルニチンとの構造
上の関係およびアセチルカルニチンが少なくとも作用の
点からはL−カルニチンに匹敵する薬理活性をしばしば
有している(たとえば、心臓性不整脈に対する活性を参
照)という事実から、ミオパシーまたは筋ジストロフイ
ーの治療においてこれら2つの化合物の治療効果および
活性に明らかに実質的な差異があることは予測されるも
のではない。
本発明者らは叙上のごとき問題点を解決すべく鋭意検討
を重ねた結果、アセチルL−カルニチンが先天性および
後天性の両方のミオパシーまたは筋ジストロフイーの治
療に驚くべきほど優れた効果を有しており、またL−カ
ルニチン非対応のばあい、たとえばL−カルニチンでは
意図した治療結果が達成されえない症例に対しても効果
を有することを見出した。
すなわち、本発明の目的はミオパシーまたは筋ジストロ
フイーの治療に充分な量のアルカノイルL−カルニチン
を有効成分とする経口または非経口投与しうる新規なミ
オパシーまたは筋ジストロフイー治療剤を提供すること
である。
本発明の治療剤は医薬として許容しうる固体もしくは液
体状の賦形剤と組合せて用いてもよい。
1日の投与量は患者の年齢、体重および全身の状態によ
り変化するが、熟練した医者の判断によれば、1日に体
重1kgあたりアセチルL−カルニチンの約10〜30mgまた
は等量のアセチルL−カルニチンの医薬として許容しう
る塩が一般的に好ましい投与量である。しかしながら、
叙上の投与量より多くなつても安全に投与しえ、毒性も
低い。具体的な毒性試験の結果としては、特開昭53-136
523 号公報に記載のごとく、マウスに静脈内注射した場
合のLD50はアセチル−d,l−カルニチンのばあい77
0 mg/kg、プロピオニル−d,l−カルニチンのばあい
761 mg/kgであることが知られている。また、特開昭54
-76830号公報には、アセチルL−カルニチンを雄マウス
および雄ラットに静脈内投与したばあいのLD50が、そ
れぞれ795 mg/kg、1265mg/kgであることが記載されて
いる。
アセチルL−カルニチンは通常の賦形剤、希釈剤または
アジユバント剤などを用いて医薬組成物に製剤され、か
かる賦形剤、希釈剤またはアジユバント剤は経口または
非経口投与剤を製剤する医薬技術の分野でよく知られて
いるものである。かかる賦形剤またはアジユバント剤、
固体もしくは液体状の1回投与用(unit dosage)経口
薬剤、たとえば錠剤、カプセル剤、液剤、シロツプ剤な
ど、および液状注射剤、たとえば滅菌水などはアメリカ
特許第3,830,931号に適宜開示されている。
また前記治療用途にとくに好ましい1回投与形態の医薬
組成物はアセチルL−カルニチンの約500〜1000mgを含
むものであることが見出された。
つぎに実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明する
が、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではな
い。
実施例 なお実施例で用いたアビセル(微結晶セルロース)、ア
エロジル(ジリカゲル)およびメトセルはいづれも登録
商標である。
ミオパシーおよび筋ジストロフイーのいくつかの症例の
治療にアセチルL−カルニチンが優れた効果を示すのに
対して、L−カルニチンの方は効果が低い、あるいは全
く効果がないということに基づいた生化学的メカニズム
の理論的解釈に束縛される必要はない。しかしながら、
かかる効果上の矛盾はアセチル基のコエンチーム(Coen
zyme)Aからカルニチンへの転移およびそれに付随した
エネルギー生産のためのアセチル基の利用を制限する酵
素機構のある種の損傷(とくに、カルニチンアセチルト
ランスフエラーゼの欠乏)と関係がある。アセチルL−
カルニチンがその使用部位(utilization sites)を獲
得するのにカルニチンアセチルトランスフエラーゼを必
要としないことは明らかである。
つぎに臨床例をあげて本発明によるアセチルL−カルニ
チンの新規な治療用途を説明するが、本発明の治療用途
はかかる臨床例にのみ限定されるものではない。
なお、以下の臨床例中の患者はすべて以前にL−カルニ
チンによる治療を受けたことがあり、いずれも有益な効
果がえられなかつた者である。
〔臨床例1〕 患者:G.S.男、42歳 患者は複合家族性筋ジストロフイー症候群 (complex familial myodystrophy syndrome)であり、
眼瞼下垂を呈し、すべての外因性眼球筋肉((extrinsi
c ocular muscles)の運動不能(akinesis)により眼球
運動が妨げられていた。模擬性の筋系(mimic musclatu
re)がいくらか運動機能低下を示しており、30歳から上
肢帯(shoulder girdle)の筋肉の衰弱状態(hyposthen
ia)および下斜視(hypotrophia)が悪化しはじめた。4
1歳のときに患者は短時間ですら腕を上げていることが
不可能になつたため仕事を止めた。さらに、患者は日常
的となつた強い無力感と心筋の痛みを訴えた。EKGは右
側板(right branch)における封止(block)を示し
た。患者は本質的にコーチゾンとアミノ酸のカクテル
(cocktail)による治療をうけたが、成功しなかった。
適切な神経学的環境(neurological environment)にお
いて検査をうけたのち、最終的にL−カルニチンの治療
をうけた。L−カルニチンによる治療をおよそ1年続け
たが、期待に反して効を奏さなかつた。そこでL−カル
ニチンによる治療を中止し、アセチルL−カルニチンに
よる治療に切り換えた。
アセチルL−カルニチンによる治療効果は驚くべきもの
であつた。アセチルL−カルニチン2g/日の経口投与
による治療開始から2週間後にはすでに無力感の顕著な
改善が認められ、日がたつにつれ徐々に腕の筋力が回復
しはじめた。
アセチルL−カルニチンによる治療開始から2カ月後に
は、患者は工場のフオトコピー機オペレーターとしての
仕事に復帰することができ、ときには他の市へ自力で2
つのスーツを持つて出かけるまでに回復した。8カ月後
には動きや筋肉の状態がよくなり、今ではある程度の腕
の動きを要求される仕事であるスイツチボードオペレー
ターとして働いている。
眼瞼下垂および眼球筋の運動不能は、それらが神経伝達
系の欠損に起因するため改善されず、また原発性のミオ
パシーも改善されなかつた。代償として、心電図検査に
よる心筋の痛みの徴候は消えた。
〔臨床例2〕 患者:M.F.、男、64歳 患者は子供の頃から肉体的疲労にほとんど耐えることが
できず、とくに足が弱く、低栄養(hypotrophy)の徴候
を呈していた。それにもかかわらず患者は50歳まで正常
な生活を続けることができたが、その後農場主としての
仕事が続けられなくなつた時点までの間に全身の無力症
状および筋肉の消耗傾向が急速にますます悪化していつ
た。60歳のときにはほとんど歩行不可能となり、また腕
の筋肉も弱まりはじめたために車を運転することもほと
んど不可能となつた。最終的に患者は神経科医のところ
へ行き、そこで上肢帯筋がいくらか低栄養状態で衰弱し
ており、また大腿および足の筋肉が極度に低栄養状態で
衰弱していると診断された。かかる症状は、神経系の状
態が正常であることから原発性のミオパシーによつて惹
起されたものである。
神経科医のアドバイスにもかかわらず、患者が薬を信用
しないためにいかなる治療も拒み、時々車いすで働かな
ければならなくなつていた。
しかしながら、患者は何としても農場経営を昔どおりに
行なおうと決心したので、ついに1日2gのL−カルニチ
ンによる治療をうけることに同意した。
治療2カ月後には、全身症状にわずかな改善がみられ、
体重の増加が認められたが、腕および足の症状は改善さ
れなかつた。
このときからアセチルL−カルニチン1.5g/日の経
口投与に切り換えたところ優れた薬効が急速に現われ、
患者の治療継続意欲を促進した。数日後には全身の無力
症状が減少し、腕および足の力を回復した。4カ月後に
は充分セルフ−サフイシエント(self-sufficient)な
状態となり、ある程度疲労に耐えられるようになつた。
8か月後には再び車を運転して仕事に行けるまでに回復
し、1年半後にはアセチルL−カルニチンの効果が定常
的となり、今やほとんど正常な生活が可能となつてい
る。患者は今だにある種の疲労を経験するが、午前中お
よび午後にそれぞれ数時間働くことができる。筋肉の低
栄養状態は顕著に改善された。
〔臨床例3〕 患者:M.M.、女、16歳 7歳まで精神運動(psychomotor)は正常に発達した
が、それ以後足および腕の筋肉が弱まりはじめ、10歳ま
で徐々に悪化していき、ついに歩くことも腕を上げるこ
ともできなくなつた。
この間、患者はポリビタミン(polyvitamins)による治
療をうけた。神経センター(neurological center)に
入院し、そこで筋肉中への脂質貯蔵による先天性筋ジス
トロフイート診断された。L−カルニチン3g/日の経口
投与による治療をうけたところ8カ月までに症状は徐々
に回復し、再び自力で歩き、正常に腕を使えるようにな
つた。しかし容易に消耗しやすい傾向は相変わらず持続
し、このことがあらゆる種類の緊張を妨害し、患者は1
日のうち長い時間を休息にあてねばならなかつた。
それにもかかわらず、発病したときの重篤な症状を考え
ると叙上の結果は満足のいくものであり、ほとんど正常
な生活を送り14歳に達した。
その後患者は腕と足の動きを制限されて絶対安静を強い
られる一時的な筋肉衰弱の危機にみまわれた。かかる危
機は1〜2日間続いたのち全快するものであり、患者は
力を回復し、あらゆる種類の疲労(strain)、たとえば
体育や長時間の徒歩を控えれば動きまわり学校に通うこ
ともできた。
患者はおよそ1年間叙上のごとくして生活を続けたが、
その後通常よりも長く前記危機が続き、文字どおり立つ
ていることも腕を上げることもできなかつた10歳頃の状
態にほとんど戻つてしまつた。その段階で前記L−カル
ニチンによる治療をアセチルL−カルニチン2g/日の経
口投与による治療に切り換えた。
新しい治療により患者は急速に急性の危機を克服した。
事実、10日後には再び歩行が可能となり、自由に腕を動
かせるようになつた。ただ以前と同様に疲労しやすかつ
た。投与量を1.6g/日に減らしてさらに治療を続け
たところ、目にみえて力を回復し、よりよく動けるよう
になつた。すなわち、患者は1日の休息時間を減らし、
患者自身考えられなかつたほどまでに特別な運動ができ
るようになつた。また休暇中には長距離を歩き、危険で
はあつたが水泳もした。新学期が再開すると患者は体育
の授業にも参加し、その後神経科医を訪れた際には治療
および治療を可能にした運動(exercise)により筋肉塊
(muscularmasses)の栄養機能(trophism)における客
観的な改善が認められた。
新しい治療に切り換えてから2年後には患者は完全に正
常な生活を送れるようになり、力を回復するには夜睡眠
をとるだけで充分となりもはや日中の休息は不要となつ
た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I): (式中、Rはアセチル基またはプロピオニル基である)
    で示されるアルカノイルL−カルニチンまたはその医薬
    として許容しうる塩を有効成分とするミオパシーまたは
    筋ジストロフィー治療剤。
  2. 【請求項2】前記アルカノイルL−カルニチンの1回の
    投与量が500 〜1000mgである特許請求の範囲第1項記載
    の治療剤。
JP58233450A 1982-12-09 1983-12-09 アルカノイルl−カルニチンを有効成分とするミオパシ−または筋ジストロフイ−治療剤 Expired - Lifetime JPH0639377B2 (ja)

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IT49644A/82 1982-12-09

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JPS59116216A JPS59116216A (ja) 1984-07-05
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