JPH0639242B2 - 自動車用インシュレータダッシュ - Google Patents
自動車用インシュレータダッシュInfo
- Publication number
- JPH0639242B2 JPH0639242B2 JP62257020A JP25702087A JPH0639242B2 JP H0639242 B2 JPH0639242 B2 JP H0639242B2 JP 62257020 A JP62257020 A JP 62257020A JP 25702087 A JP25702087 A JP 25702087A JP H0639242 B2 JPH0639242 B2 JP H0639242B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dash
- panel
- sound insulation
- sound
- insulation panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R13/00—Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
- B60R13/08—Insulating elements, e.g. for sound insulation
- B60R13/0815—Acoustic or thermal insulation of passenger compartments
- B60R13/083—Acoustic or thermal insulation of passenger compartments for fire walls or floors
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 《発明の分野》 この発明は、自動車用インシュレータダッシュに関す
る。
る。
《従来技術とその問題点》 周知のように、車室内の静粛性を保つために、自動車室
内には各種インシュレータが設定されている。
内には各種インシュレータが設定されている。
例えば、第５図に示すように、自動車用インシュレータ
ダッシュ１は、エンジンルーム２からのエンジンの騒音
や振動を車室３内に伝えないように、フロントシート前
方のダッシュパネル４の室内側面上に添設されている。
ダッシュ１は、エンジンルーム２からのエンジンの騒音
や振動を車室３内に伝えないように、フロントシート前
方のダッシュパネル４の室内側面上に添設されている。
そして、このインシュレータダッシュ１は、ＰＶＣシー
ト，ゴムシート等の遮音性表皮層５と、遮音性表皮層５
の裏面側に貼着されるフェルト，ウレタンフォーム，グ
ラスウール等の吸音層６との２層構造体で構成され、上
記吸音層６の厚みにより、ダッシュパネル４と遮音性表
皮層５との間で良好な２重壁遮音効果を達成するととも
に、吸音層６の吸音効果によりエンジンルーム２から車
室３内への騒音の伝播を可及的に防止するようにしてい
る。
ト，ゴムシート等の遮音性表皮層５と、遮音性表皮層５
の裏面側に貼着されるフェルト，ウレタンフォーム，グ
ラスウール等の吸音層６との２層構造体で構成され、上
記吸音層６の厚みにより、ダッシュパネル４と遮音性表
皮層５との間で良好な２重壁遮音効果を達成するととも
に、吸音層６の吸音効果によりエンジンルーム２から車
室３内への騒音の伝播を可及的に防止するようにしてい
る。
しかしながら、ダッシュパネル４を通じてエンジンルー
ム３あるいは車外から車室３内に透過する透過音量はダ
ッシュパネル４の各エリア毎に異なるのが普通である。
ム３あるいは車外から車室３内に透過する透過音量はダ
ッシュパネル４の各エリア毎に異なるのが普通である。
すなわち、ダッシュパネル４を縦方向に区画した場合、
ダッシュアッパーパネル４ａ，ダッシュロアパネル４
ｂ，ダッシュフロアパネル４ｃとなるが、それぞれの透
過音量を比較した場合、エンジンルーム２と車室３とを
直接区画するダッシュロアパネル４ｂの透過音量が最も
大であり、ダッシュアッパーパネル４ａは、エンジンル
ーム２からの騒音が一旦カウルボックス７内に透過し
て、カウルボックス７内で減衰した後、ダッシュアッパ
ーパネル４ａを透過して車室３内に騒音が伝播されるた
めに、このダッシュアッパパーパネル４ａを透過する透
過音量は比較的小であり、また、ダッシュフロアパネル
４ｃについては、エンジンルーム２からの騒音が一旦車
外に伝播された後、再びこのダッシュフロアパネル４ｃ
を通じて車室３内に侵入してくるため、これもダッシュ
ロアパネル４ｂに比べ小となる。
ダッシュアッパーパネル４ａ，ダッシュロアパネル４
ｂ，ダッシュフロアパネル４ｃとなるが、それぞれの透
過音量を比較した場合、エンジンルーム２と車室３とを
直接区画するダッシュロアパネル４ｂの透過音量が最も
大であり、ダッシュアッパーパネル４ａは、エンジンル
ーム２からの騒音が一旦カウルボックス７内に透過し
て、カウルボックス７内で減衰した後、ダッシュアッパ
ーパネル４ａを透過して車室３内に騒音が伝播されるた
めに、このダッシュアッパパーパネル４ａを透過する透
過音量は比較的小であり、また、ダッシュフロアパネル
４ｃについては、エンジンルーム２からの騒音が一旦車
外に伝播された後、再びこのダッシュフロアパネル４ｃ
を通じて車室３内に侵入してくるため、これもダッシュ
ロアパネル４ｂに比べ小となる。
このように、ダッシュパネル４を透過する透過音量が相
違するにもかかわらず、インシュレータダッシュ１の遮
音性表皮層５ならびに吸音層６を一様に設定した場合、
例えば、ダッシュロアパネル４ｂを基準とした場合、過
剰品質となる傾向があり、重量化を招く不具合が指摘さ
れている。
違するにもかかわらず、インシュレータダッシュ１の遮
音性表皮層５ならびに吸音層６を一様に設定した場合、
例えば、ダッシュロアパネル４ｂを基準とした場合、過
剰品質となる傾向があり、重量化を招く不具合が指摘さ
れている。
逆に、ダッシュアッパーパネル４ａやダッシュフロアパ
ネル４ｃを基準として設定した場合には、材料ロスや重
量比という上記不具合は解決されるものの、満足のいく
遮音機能が得られないという欠点があった。
ネル４ｃを基準として設定した場合には、材料ロスや重
量比という上記不具合は解決されるものの、満足のいく
遮音機能が得られないという欠点があった。
この対策として、第６図に示すように、ダッシュパネル
４の透過音量に基づいて、遮音性表皮層５の厚みおよび
吸音層６の板厚を変化させることも提案されている（特
公昭６１−４７０６号公報参照）。
４の透過音量に基づいて、遮音性表皮層５の厚みおよび
吸音層６の板厚を変化させることも提案されている（特
公昭６１−４７０６号公報参照）。
しかし、このようにダッシュアッパー部５ａとダッシュ
ロア部５ｂとの厚みを変化させて、ダッシュパネル４を
通じて透過する透過音量に対応させるようにした場合に
おいても、アッパー部，ロア部の境界が複雑な形状の場
合には対応できず、またダッシュパネル４を透過する透
過音量はアッパー部とロア部とを区画するだけでは充分
なものではなく、例えば、ダッシュパネル４において、
ダッシュアッパーパネル４ａ，ダッシュロアパネル４
ｂ，ダッシュフロアパネル４ｃのほかに、図示しないが
ホイールハウスパネル等によっても透過音量が異なって
おり、このようにダッシュパネル４を通じてエンジンル
ーム２あるいは車外から車室３内に透過する透過音量に
基づいてきめ細かな遮音対策が望まれていた。
ロア部５ｂとの厚みを変化させて、ダッシュパネル４を
通じて透過する透過音量に対応させるようにした場合に
おいても、アッパー部，ロア部の境界が複雑な形状の場
合には対応できず、またダッシュパネル４を透過する透
過音量はアッパー部とロア部とを区画するだけでは充分
なものではなく、例えば、ダッシュパネル４において、
ダッシュアッパーパネル４ａ，ダッシュロアパネル４
ｂ，ダッシュフロアパネル４ｃのほかに、図示しないが
ホイールハウスパネル等によっても透過音量が異なって
おり、このようにダッシュパネル４を通じてエンジンル
ーム２あるいは車外から車室３内に透過する透過音量に
基づいてきめ細かな遮音対策が望まれていた。
《発明の目的》 本発明は上述の事情に鑑みてなされたもので、本発明は
ダッシュパネルを通じて、エンジンルーム，車外から車
室内に透過してくる透過音量に基づいて、きめ細かな遮
音機能を達成するようにした自動車用インシュレータダ
ッシュを提供することにある。
ダッシュパネルを通じて、エンジンルーム，車外から車
室内に透過してくる透過音量に基づいて、きめ細かな遮
音機能を達成するようにした自動車用インシュレータダ
ッシュを提供することにある。
《発明の構成と効果》 上記目的を達成するために、本発明は、エンジンルーム
と車室内とを区画するダッシュパネルの室内側面上に空
気層を介して遮音パネルを設置してなる自動車用インシ
ュレータダッシュにおいて、 前記遮音パネルはダッシュパネルの室内側面形状にほぼ
合致するようにモールドプレス成形されてるとともに、
エンジンルーム，あるいは車外から上記ダッシュパネル
を通じて車室内に透過する透過音量に基づいて、上記遮
音パネルを少なくとも２以上のエリアに区画設定し、各
エリア毎の遮音パネルの面密度を相違させるとともに、
遮音パネルとダッシュパネルとの間のクリアランスを相
異させるために、遮音パネルの裏面に各エリア毎に寸法
の異なるスペーサリブが一体に形成されていることを特
徴とする。
と車室内とを区画するダッシュパネルの室内側面上に空
気層を介して遮音パネルを設置してなる自動車用インシ
ュレータダッシュにおいて、 前記遮音パネルはダッシュパネルの室内側面形状にほぼ
合致するようにモールドプレス成形されてるとともに、
エンジンルーム，あるいは車外から上記ダッシュパネル
を通じて車室内に透過する透過音量に基づいて、上記遮
音パネルを少なくとも２以上のエリアに区画設定し、各
エリア毎の遮音パネルの面密度を相違させるとともに、
遮音パネルとダッシュパネルとの間のクリアランスを相
異させるために、遮音パネルの裏面に各エリア毎に寸法
の異なるスペーサリブが一体に形成されていることを特
徴とする。
すなわち、本発明によれば、ダッシュパネルを通じてエ
ンジンルーム，車外から車室内に透過する透過音量に基
づいて、遮音パネルを少なくとも２以上のエリアに区画
設定するとともに、各エリア毎に遮音パネルの板厚及び
スペーサリブの寸法を変化させるというものであるか
ら、良好な遮音効果が期待できるとともに、材料ロスが
解消され、かつ軽量化にも貢献する等の利点がある。
ンジンルーム，車外から車室内に透過する透過音量に基
づいて、遮音パネルを少なくとも２以上のエリアに区画
設定するとともに、各エリア毎に遮音パネルの板厚及び
スペーサリブの寸法を変化させるというものであるか
ら、良好な遮音効果が期待できるとともに、材料ロスが
解消され、かつ軽量化にも貢献する等の利点がある。
更に、本発明によれば、遮音パネルはモールドプレス成
形により得られるものであるから、モールドプレス上下
型の型クリアランスを透過音量が異なるダッシュパネル
の各エリア毎に型クリアランスを相違させれば、各エリ
ア毎に板厚の異なる遮音パネルを容易に成形することが
できるとともに、寸法の相異するスペーサリブを一体に
成形でき、簡単かつ廉価に実施でき、実用的価値が高
い。
形により得られるものであるから、モールドプレス上下
型の型クリアランスを透過音量が異なるダッシュパネル
の各エリア毎に型クリアランスを相違させれば、各エリ
ア毎に板厚の異なる遮音パネルを容易に成形することが
できるとともに、寸法の相異するスペーサリブを一体に
成形でき、簡単かつ廉価に実施でき、実用的価値が高
い。
《実施例の説明》 以下、本発明に係る自動車用インシュレータダッシュの
実施例について添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
実施例について添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
第１図は本発明に係る自動車用インシュレータダッシュ
を示す全体斜視図、第２図は同インシュレータダッシュ
をダッシュパネルに取付けた状態を示す縦断面図、第３
図，第４図は、遮音パネルの成形工程の概要を示す各断
面図である。
を示す全体斜視図、第２図は同インシュレータダッシュ
をダッシュパネルに取付けた状態を示す縦断面図、第３
図，第４図は、遮音パネルの成形工程の概要を示す各断
面図である。
第１図において、本発明における自動車用インシュレー
タダッシュ２０は、ダッシュパネル１１の面形状にほぼ
合致するようにモールドプレス成形された遮音パネル２
１と、ダッシュパネル１１と遮音パネル２１との間を所
定クリアランス離間させて、所望の２重壁遮音効果を得
るように、遮音パネル２１裏面に一体成形されるスペー
サリブ２２とから大略構成されている。
タダッシュ２０は、ダッシュパネル１１の面形状にほぼ
合致するようにモールドプレス成形された遮音パネル２
１と、ダッシュパネル１１と遮音パネル２１との間を所
定クリアランス離間させて、所望の２重壁遮音効果を得
るように、遮音パネル２１裏面に一体成形されるスペー
サリブ２２とから大略構成されている。
そして、上記遮音パネル２１としては、ＰＶＣ樹脂材，
ゴム材等の弾性材料に無機充填材等を混入した比較的面
密度の大きな素材を使用している。
ゴム材等の弾性材料に無機充填材等を混入した比較的面
密度の大きな素材を使用している。
そして、本発明はダッシュパネル１１を透過する透過遮
音に基づいて、遮音パネル２１を各エリア毎に区画し
て、遮音パネル２１の面密度並びに遮音パネル２１とダ
ッシュパネル１１との間のクリアランスを各エリア毎に
相違させて、きめ細かな遮音対策を行なうようにしたこ
とが特徴である。
音に基づいて、遮音パネル２１を各エリア毎に区画し
て、遮音パネル２１の面密度並びに遮音パネル２１とダ
ッシュパネル１１との間のクリアランスを各エリア毎に
相違させて、きめ細かな遮音対策を行なうようにしたこ
とが特徴である。
すなわち、ダッシュパネル１１の透過音量に基づき、遮
音パネル２１をダッシュアッパー部２１ａ，ダッシュロ
ア部２１ｂ，ダッシュフロア部２１ｃ，ホイールハウス
部２１ｄのように４つに区画し、ダッシュロア部２１ｂ
を基準（１．０）としてそれぞれ各エリア毎に別表で示
す面密度を持つように板厚調整を行なった。
音パネル２１をダッシュアッパー部２１ａ，ダッシュロ
ア部２１ｂ，ダッシュフロア部２１ｃ，ホイールハウス
部２１ｄのように４つに区画し、ダッシュロア部２１ｂ
を基準（１．０）としてそれぞれ各エリア毎に別表で示
す面密度を持つように板厚調整を行なった。
なお、上記遮音パネル２１はモールドプレス成形により
所要形状に成形されるが、上述したように各エリア毎の
面密度を相違させることは、後述するように、モールド
プレス用上下型の型クリアランスを適宜調整することに
より簡単に行なうことができる。
所要形状に成形されるが、上述したように各エリア毎の
面密度を相違させることは、後述するように、モールド
プレス用上下型の型クリアランスを適宜調整することに
より簡単に行なうことができる。
したがって、本発明のように遮音パネル２１を４つのエ
リアに区画し、それぞれのエリア毎に面密度を相違させ
た遮音パネル２１をダッシュパネル１１に取付けた状態
では、第２図に示すように、エンジンルームＥから車室
Ｒ内に透過する騒音は、ダッシュロアパネル１１ｂのも
のが一番大きく、それに比べてダッシュアッパーパネル
１１ａを透過する音量はカウルボックス１４内で減衰さ
れるため比較的小さく、同様にダッシュフロアパネル１
１ｃについてもエンジンルームＥから一旦車外に騒音が
伝播し、再び、車室Ｒ内に騒音が透過するため、ダッシ
ュロアパネル１１ｂに比べ小さく、また、図示はしない
がホイールハウス部についても同様なことが言える。
リアに区画し、それぞれのエリア毎に面密度を相違させ
た遮音パネル２１をダッシュパネル１１に取付けた状態
では、第２図に示すように、エンジンルームＥから車室
Ｒ内に透過する騒音は、ダッシュロアパネル１１ｂのも
のが一番大きく、それに比べてダッシュアッパーパネル
１１ａを透過する音量はカウルボックス１４内で減衰さ
れるため比較的小さく、同様にダッシュフロアパネル１
１ｃについてもエンジンルームＥから一旦車外に騒音が
伝播し、再び、車室Ｒ内に騒音が透過するため、ダッシ
ュロアパネル１１ｂに比べ小さく、また、図示はしない
がホイールハウス部についても同様なことが言える。
よって、ダッシュパネル１１を透過する透過音量に基づ
いて、遮音パネル２１の各エリア毎の面密度は表のよう
に設定され、加えて、スペーサリブ２２の寸法を遮音パ
ネル２１の各エリア毎に相異させて、遮音パネル２１と
ダッシュパネル１１との間のクリアランスを調整するこ
とにより、有効な遮音効果が得られるとともに、同時に
遮音パネル２１の材料ロスが解消され、かつ軽量化にも
大きく貢献する等の有利さがある。
いて、遮音パネル２１の各エリア毎の面密度は表のよう
に設定され、加えて、スペーサリブ２２の寸法を遮音パ
ネル２１の各エリア毎に相異させて、遮音パネル２１と
ダッシュパネル１１との間のクリアランスを調整するこ
とにより、有効な遮音効果が得られるとともに、同時に
遮音パネル２１の材料ロスが解消され、かつ軽量化にも
大きく貢献する等の有利さがある。
更に、吸音材を廃止したため、吸音材の劣化によるクリ
アランス変動がなく、長期にわたり所定クリアランスが
良好に維持できるため確実な遮音性が得られるととも
に、さらに軽量化を促進できる構成となる。
アランス変動がなく、長期にわたり所定クリアランスが
良好に維持できるため確実な遮音性が得られるととも
に、さらに軽量化を促進できる構成となる。
次に、第３図，第４図に基づき遮音パネル２１の成形工
程について簡単に説明する。
程について簡単に説明する。
まず、第３図に示すように、押出成形機３０のノズル３
１から、半溶融状態に加熱軟化されたＰＶＣ樹脂材をモ
ールドプレス用下型３２の型面３２ａ上に行きわたらせ
る。
１から、半溶融状態に加熱軟化されたＰＶＣ樹脂材をモ
ールドプレス用下型３２の型面３２ａ上に行きわたらせ
る。
なお、モールドプレス用下型３２の上方には、図示しな
い昇降装置と連結するモールドプレス用上型３３が位置
しており、モールドプレス用下型３２に対して下降し
て、モールドプレス用上下型３２，３３の型締めによ
り、第４図に示すようにダッシュパネル１１の面形状に
ほぼ合致した形状に遮音パネル２１がモールドプレス成
形される。
い昇降装置と連結するモールドプレス用上型３３が位置
しており、モールドプレス用下型３２に対して下降し
て、モールドプレス用上下型３２，３３の型締めによ
り、第４図に示すようにダッシュパネル１１の面形状に
ほぼ合致した形状に遮音パネル２１がモールドプレス成
形される。
そして、本発明に使用する遮音パネル２１は、ダッシュ
パネル１１を透過する透過音量に基づき各エリア２１ａ
〜２１ｄ毎に遮音パネル２１の面密度を相違させるよう
にしているが、モールドプレス上下型３２，３３の型ク
リアランスが第４図中、ダッシュアッパー部２１ａにつ
いてはｌ１、ダッシュロア部２１ｂについてはｌ２、ダ
ッシュフロア部２１ｃについてはｌ３に設定され、ｌ１
とｌ３とはほぼ同一の寸法に設定し、かつｌ２はｌ１，
ｌ３に比べほぼ倍程度の寸法に設定されている。
パネル１１を透過する透過音量に基づき各エリア２１ａ
〜２１ｄ毎に遮音パネル２１の面密度を相違させるよう
にしているが、モールドプレス上下型３２，３３の型ク
リアランスが第４図中、ダッシュアッパー部２１ａにつ
いてはｌ１、ダッシュロア部２１ｂについてはｌ２、ダ
ッシュフロア部２１ｃについてはｌ３に設定され、ｌ１
とｌ３とはほぼ同一の寸法に設定し、かつｌ２はｌ１，
ｌ３に比べほぼ倍程度の寸法に設定されている。
なお、図示されないホイールハウス部２１ｄについては
ｌ１，ｌ３にほぼ等しい寸法に設定する。
ｌ１，ｌ３にほぼ等しい寸法に設定する。
以上のようにモールドプレス用上下型３２，３３の型ク
リアランスを調整することにより、各エリア２１ａ〜２
１ｄ毎に面密度の異なる遮音パネル２１を簡単にモール
ドプレス成形することができる。
リアランスを調整することにより、各エリア２１ａ〜２
１ｄ毎に面密度の異なる遮音パネル２１を簡単にモール
ドプレス成形することができる。
したがって、ＰＶＣ樹脂材をモールドプレス成形して遮
音パネル２１を所要形状に成形すると同時に各エリア２
１ａ〜２１ｄ毎の面密度を簡単に相違させることが可能
となる。
音パネル２１を所要形状に成形すると同時に各エリア２
１ａ〜２１ｄ毎の面密度を簡単に相違させることが可能
となる。
更に、図示はしないがモールドプレス用下型３２の型面
３２ａに格子状あるいはハニカム状の溝部を形成してお
けば、遮音パネル２１の裏面側にエリア毎に寸法の異な
るスペーサリブ２２を一体に形成することができる。
３２ａに格子状あるいはハニカム状の溝部を形成してお
けば、遮音パネル２１の裏面側にエリア毎に寸法の異な
るスペーサリブ２２を一体に形成することができる。
以上説明したように、本発明による自動車用インシュレ
ータダッシュにあっては、モールドプレス用上下型の型
クリアランスを適宜調整することにより、所要形状に成
形される遮音パネルについて、ダッシュパネルを透過す
る透過音量に基づき、この遮音パネルを各エリア毎にそ
の面密度を相違させることができるとともに、寸法の異
なるスペーサリブを一体成形できるという所望の遮音パ
ネルが簡単に成形できるとともに、得られた遮音パネル
をダッシュパネルに対して、各エリア毎のクリアランス
を相異させるため、優れた遮音機能を備えるとともに、
従来欠点である材料ロスが解消され、かつ軽量化にも大
きく貢献する等実用的価値の高い発明である。
ータダッシュにあっては、モールドプレス用上下型の型
クリアランスを適宜調整することにより、所要形状に成
形される遮音パネルについて、ダッシュパネルを透過す
る透過音量に基づき、この遮音パネルを各エリア毎にそ
の面密度を相違させることができるとともに、寸法の異
なるスペーサリブを一体成形できるという所望の遮音パ
ネルが簡単に成形できるとともに、得られた遮音パネル
をダッシュパネルに対して、各エリア毎のクリアランス
を相異させるため、優れた遮音機能を備えるとともに、
従来欠点である材料ロスが解消され、かつ軽量化にも大
きく貢献する等実用的価値の高い発明である。
第１図は本発明に係る自動車用インシュレータダッシュ
示すを全体斜視図、第２図は同インシュレータダッシュ
の取付状態を示す縦断面図、第３図，第４図は本発明に
使用する遮音パネルの成形工程の概要を示す各断面図、
第５図は自動車室内におけるインシュレータダッシュの
設定箇所を説明する側断面図、第６図は従来のインシュ
レータダッシュの構成を示す側断面図である。 ２０……自動車用インシュレータダッシュ １１……ダッシュパネル ２１……遮音パネル ２１ａ……ダッシュアッパー部 ２１ｂ……ダッシュロア部 ２１ｃ……ダッシュフロア部 ２１ｄ……ホイールハウス部 ２２……スペーサリブ ３０……押出成形機 ３２……モールドプレス用下型 ３３……モールドプレス用上型
示すを全体斜視図、第２図は同インシュレータダッシュ
の取付状態を示す縦断面図、第３図，第４図は本発明に
使用する遮音パネルの成形工程の概要を示す各断面図、
第５図は自動車室内におけるインシュレータダッシュの
設定箇所を説明する側断面図、第６図は従来のインシュ
レータダッシュの構成を示す側断面図である。 ２０……自動車用インシュレータダッシュ １１……ダッシュパネル ２１……遮音パネル ２１ａ……ダッシュアッパー部 ２１ｂ……ダッシュロア部 ２１ｃ……ダッシュフロア部 ２１ｄ……ホイールハウス部 ２２……スペーサリブ ３０……押出成形機 ３２……モールドプレス用下型 ３３……モールドプレス用上型
Claims (1)
- 【請求項１】エンジンルームと車室内とを区画するダッ
シュパネルの室内側面上に空気層を介して遮音パネルを
設置してなる自動車用インシュレータダッシュにおい
て、 前記遮音パネルはダッシュパネルの室内側面形状にほぼ
合致するようにモールドプレス成形されているととも
に、エンジンルーム，あるいは車外から上記ダッシュパ
ネルを通じて車室内に透過する透過音量に基づいて、上
記遮音パネルを少なくとも２以上のエリアに区画設定
し、各エリア毎の遮音パネルの面密度を相違させるとと
もに、遮音パネルとダッシュパネルとの間のクリアラン
スを相異させるために、遮音パネルの裏面に各エリア毎
に寸法の異なるスペーサリブが一体に形成されているこ
とを特徴とする自動車用インシュレータダッシュ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62257020A JPH0639242B2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | 自動車用インシュレータダッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62257020A JPH0639242B2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | 自動車用インシュレータダッシュ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01101249A JPH01101249A (ja) | 1989-04-19 |
| JPH0639242B2 true JPH0639242B2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=17300620
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62257020A Expired - Lifetime JPH0639242B2 (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | 自動車用インシュレータダッシュ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0639242B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08183408A (ja) * | 1994-12-28 | 1996-07-16 | Nippon Tokushu Toryo Co Ltd | 嵩高性フェルト及び自動車用ダッシュインシュレータ |
| US11142140B2 (en) * | 2017-04-19 | 2021-10-12 | Adler Pelzer Holding Gmbh | Noise insulation element for the bulkhead of a vehicle body |
| JP7006321B2 (ja) * | 2018-01-31 | 2022-01-24 | マツダ株式会社 | 自動車のパネル構造 |
| US10864946B2 (en) * | 2017-11-01 | 2020-12-15 | Mazda Motor Corporation | Automotive panel structure |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS614706A (ja) * | 1984-06-20 | 1986-01-10 | Toray Ind Inc | アクリロニトリル系重合体の溶液重合方法 |
| JPH0677937B2 (ja) * | 1987-04-24 | 1994-10-05 | 本田技研工業株式会社 | 自動車用防音材の形成方法 |
-
1987
- 1987-10-12 JP JP62257020A patent/JPH0639242B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01101249A (ja) | 1989-04-19 |
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