JPH0623474Y2 - 自動車のフロア構造 - Google Patents

自動車のフロア構造

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JPH0623474Y2
JPH0623474Y2 JP1985165533U JP16553385U JPH0623474Y2 JP H0623474 Y2 JPH0623474 Y2 JP H0623474Y2 JP 1985165533 U JP1985165533 U JP 1985165533U JP 16553385 U JP16553385 U JP 16553385U JP H0623474 Y2 JPH0623474 Y2 JP H0623474Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor panel
floor
raised portion
panel
absorbing material
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1985165533U
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English (en)
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JPS6272847U (ja
Inventor
敏彦 杉原
芳光 佐藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のフロア構造の改良に関する。
【従来の技術】 従来の自動車のフロア構造は、車両の制振性及び遮音性
を向上するべく、例えば、第5図に示されるように、フ
ロアパネル1と、このフロアパネル1の非隆起部分の上
面に載置されるアスフアルトシート2と、このアスフア
ルトシート2の上面に設置される拘束鋼板3とから、三
層状に一体形成されたものがある。 又、車両の遮音性を向上すると共に、暖房も行えるよう
にするべく、例えば、実開昭55−55472号公報に
開示されるように、完全に密閉された空隙を有する2重
構造のフロアを形成し、前記空隙内にラジエーターの水
を導入するようにした自動車のフロア構造が提案されて
いる。 又、車両の制振性及び遮音性を向上するべく、例えば、
実開昭59−156868号公報に開示されるように、
フロアパネルと、このフロアパネル上に一端が係止さ
れ、且つ車両上方に伸びるよう配設される複数のコイル
ばねと、このコイルばねの他端に係止され、前記フロア
パネル上面を覆うよう配設されるアツパパネルとから構
成される自動車のフロア構造が提案されている。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、上記従来の自動車のフロア構造にあつて
も、充分な遮音性を確保することができないという問題
を有する。特に、高品質化が要求される車両において
は、より一層の遮音性の向上が望まれている。又、第5
図に示されるように、制振、遮音部材の上面とフロアパ
ネルの隆起部分との間に段差があるので、その上を被う
フロアカーペットに凹凸が生じ、これを解消するために
ウレタンモールドカーペットを用いる製造コストが高く
なるという問題点がある。
【考案の目的】
この考案は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
つて、車両の遮音性を向上することができ、しかも、車
両のフロアを平面化することができるようにした自動車
のフロア構造を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この考案は、隆起部分と非隆起部分とにより構成され、
前記非隆起部分が、フロアパネル本体、このフロアパネ
ル本体の上面に載置されるアスフアルトシート、及び、
このアスフアルトシートの上面に設置される拘束鋼板か
ら、三層状に一体形成されてなるフロアパネルと、この
フロアパネルの前記拘束鋼板との間に空隙を形成し、且
つ、その上面がフロアパネルの隆起部分上面と同一高さ
となるよう配設されてなる防音パネルと、前記空隙内に
設けられる吸音材と、を有してなる自動車のフロア構造
を構成することにより、上記目的を達成するものであ
る。
【作用】
この考案において、フロアパネルの上方に防音パネルを
設定し、この設定した防音パネルとフロアパネルとの間
に吸音材を設けることにより、防音パネルと吸音材との
相乗効果により、遮音性を向上させ、又、フロアパネル
を、フロアパネル本体と、アスフアルトシートと、拘束
鋼板とにより、三層状に一体形成することにより、フロ
アが五層構造となり、より一層遮音性を向上させること
ができるようになる。 更に、フロアパネルの非隆起部分に設けられた防音パネ
ルの上面をフロアパネルの隆起部分上面と同一高さとな
るよう配設することにより、車体フロアを平面化するこ
とができる。
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明する。 この実施例は、第1図乃至第4図に示されるように、フ
ロアパネル10と、このフロアパネル10に離間して空
隙が形成されるようフロアパネル10上方に配設される
防音パネル12と、前記空隙内に設けられる吸音材18
とから、自動車のフロア構造を形成したものである。 前記フロアパネル10は、隆起部分10Aと非隆起部分
10Bとにより構成されており、前記防音パネル12
は、前記フロアパネル10の非隆起部分10Bに設けら
れると共に、その上面12Aがフロアパネル10の隆起
部分10A上面と同一高さとなるよう配設されている。 前記フロアパネル10の非隆起部分10Bは、フロアパ
ネル本体20の上面にアスフアルトシート22が載置さ
れ、このアスフアルトシート22の上面に拘束鋼板24
が設置されて、三層状に一体形成されたものである。 前記吸音材18は、ウレタンフオーム等の樹脂発泡材に
より構成されている。 前記フロアパネル本体20の上面には、前記アスフアル
トシート22、拘束鋼板24、吸音材18、防音パネル
12を取付けるための締付ボルト26が固着されてい
る。又、前記拘束鋼板24及び防音パネル12の、前記
締付ボルト26に対応する位置には、締付ボルト挿通孔
12A、24Aが形成されている。又、この締付ボルト
挿通孔12A、24Aの孔縁は、前記締付ボルト26に
螺合するナツト28のねじ部28Aが挿入されるよう、
車両下方に向かつて凹設されている。前記ナツト28
は、防音パネル12上から前記締付ボルト26の先端が
突出されることのないよう袋ナツトとされている。 この実施例によれば、フロアパネル10は、フロアパネ
ル本体20と、アスフアルトシート22と、拘束鋼板2
4とから、三層状に一体形成されて、サンドイツチ制振
構造とされることにより、車両の制振性及び遮音性を向
上することができる。 又、サンドイツチ制振構造のフロアパネル10上に、防
音パネル12を設定することにより、遮音性を向上する
ことができる。 又、防音パネル12とフロアパネル10との間に吸音材
18を設けることにより、吸音材18の吸音性により遮
音性を向上することができる。 更に、防音パネル12と吸音材18との相乗効果によ
り、より一層遮音性を向上することができるようにな
る。 又、フロアパネル10は、隆起部分10Aと非隆起部分
10Bとにより構成され、前記防音パネル12は、前記
フロアパネル10の非隆起部分10Bに設けられると共
に、その上面12Aがフロアパネル10の隆起部分上面
と同一高さとなるよう配設されることにより、フロアの
平面化を図ることができる。これにより、従来のウレタ
ンモールドカーペツトに比較して、約1/6の製造コスト
によりフロアの平面化を図ることができる。 特に、この実施例においては、フロアパネル本体20の
上面に締付ボルト26が固着され、この締付ボルト26
とこれに螺合されるナツト28により、アスフアルトシ
ート22、拘束鋼板24、吸音材18、防音パネル12
がフロアパネル本体20に固定されることにより、その
取付けを容易に行うことができる。又、前記締付ボルト
26が挿通される拘束鋼板24のボルト挿通孔24A、
及び防音パネル12のボルト挿通孔12Aそれぞれの孔
縁は車両下方に向かつて凹設され、これら凹設された孔
縁に前記ナツト28が挿入されることにより、フロアパ
ネル10上から前記ナツト28が大きく突出されること
がなく、これにより、より一層フロアパネル10の上面
を平面化することができる。 この実施例によれば、第4図に示されるように、前出第
5図に示される従来の自動車のフロア構造のものに比較
し、車内音圧レベルを3〜5dB低減することができた。
なお、図中の破線Aは本実施例の騒音測定結果を、実線
Bは第5図に示される従来のものの騒音測定結果を示す
ものである。又、吸音材18を挿入しないフロアパネル
10と防音パネル12とにより構成されたものに比較
し、吸音材18を挿入した場合は、車内音圧レベルを2
〜3dB低減することができた。 なお、前記実施例において、吸音材18はウレタンフオ
ームでなる樹脂発泡剤により構成されるものとしたが、
この考案はこれに限定されることなく、例えば他のアス
フアルト発泡体やアスフアルト含浸ウレタンフオーム等
でもよく、更には、再生綿フエルト等のフエルト類やグ
ラスウールにより吸音材を構成するようにしたものでも
よい。
【考案の効果】
この考案は上記のように構成したので、車両の制振性及
び遮音性を向上することができ、しかも、フロアパネル
上面を平面化することができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自動車のフロア構造の実施例を
示す全体斜視図、第2図は第1図におけるII−II線に沿
う拡大断面図、第3図は同実施例における取付け状態を
示す拡大断面図、第4図は同実施例における遮音効果を
従来例と比較して示す線図、第5図は従来の自動車のフ
ロア構造を示す第2図と同様の断面図である。 10……フロアパネル、 12……防音パネル、 18……吸音材、 20……フロアパネル本体、 22……アスフアルトシート、 24……拘束鋼板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】隆起部分と非隆起部分とにより構成され、
    前記非隆起部分が、フロアパネル本体、このフロアパネ
    ル本体の上面に載置されるアスフアルトシート、及び、
    このアスフアルトシートの上面に設置される拘束鋼板か
    ら、三層状に一体形成されてなるフロアパネルと、この
    フロアパネルの前記拘束鋼板との間に空隙を形成し、且
    つ、その上面がフロアパネルの隆起部分上面と同一高さ
    となるよう配設されてなる防音パネルと、前記空隙内に
    設けられる吸音材と、を有してなることを特徴とする自
    動車のフロア構造。
JP1985165533U 1985-10-28 1985-10-28 自動車のフロア構造 Expired - Lifetime JPH0623474Y2 (ja)

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JP1985165533U JPH0623474Y2 (ja) 1985-10-28 1985-10-28 自動車のフロア構造

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JP1985165533U JPH0623474Y2 (ja) 1985-10-28 1985-10-28 自動車のフロア構造

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Publication Number Publication Date
JPS6272847U JPS6272847U (ja) 1987-05-09
JPH0623474Y2 true JPH0623474Y2 (ja) 1994-06-22

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ID=31095659

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013184568A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Mazda Motor Corp 車体下部構造
JP6269036B2 (ja) * 2013-12-20 2018-01-31 いすゞ自動車株式会社 フロア裏インシュレータ取り付け構造

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JPS5739848U (ja) * 1980-08-15 1982-03-03
JPS6061376A (ja) * 1983-09-14 1985-04-09 Nissan Shatai Co Ltd 車両用サンドイッチ型防音防振構造体とその製造方法

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JPS6272847U (ja) 1987-05-09

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