JPH0638973Y2 - フラットスラブの柱頭部のせん断補強構造 - Google Patents

フラットスラブの柱頭部のせん断補強構造

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JPH0638973Y2
JPH0638973Y2 JP126188U JP126188U JPH0638973Y2 JP H0638973 Y2 JPH0638973 Y2 JP H0638973Y2 JP 126188 U JP126188 U JP 126188U JP 126188 U JP126188 U JP 126188U JP H0638973 Y2 JPH0638973 Y2 JP H0638973Y2
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JP126188U
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道雄 羽切
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Shimizu Corp
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Shimizu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フラットスラブの柱頭部のせん断補強構造に
関するものである。
(従来の技術) 従来、フラットスラブの柱頭部のせん断補強をする方法
として、例えばスラブの厚さを厚くしたり、鉄筋により
補強するものなどがあった。
(考案が解決しようとする課題) スラブ厚さを厚くすることは、その分打設するコンクリ
ート量の増大を招き、コストや手間がかかり、また鉄筋
による補強方法は鉄筋の配筋量が多くなるから、施工の
長期化を招く問題がある。
本考案の目的は、施工がしやすく、施工の省力化が図
れ、優れたせん断補強を得ることができるせん断補強構
造を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、中心部に柱貫通のための開口部21を開けてあ
るPC板2と、このPC板上面に取り付けたこの上面を覆う
補強プレート4と、上記開口部の中心で交差しかつ上記
PC板より上部が突出している補強鉄骨61,62からなるシ
ャーヘッド6とを具備するものである。
(実施例) 第1,2図において、柱1の頭部に平面の外形形状が8角
形のPC板2を配設してあり、このPC板の下面はスラブ3
の下面と同一平面を形成している。PC板2は、確実な密
実なコンクリートを打設することができるように高強度
コンクリートとしてあり、中心部に柱貫通用の開口部21
を開けてある。PC板2の上面には、これを覆うように補
強プレート4を取り付けてある。この補強プレートは、
4枚の同一形状の鉄板41,…を組合せて構成したもの
で、上下両面にスタッドボルト5,5aを配置してある。下
面側のスタッドボルト5aは、PC板2のコンクリートとの
定着化を図り、上面側のスタッドボルト5はスラブ3の
後打ちコンクリートとの一体化を図るためのものであ
る。なお、上側のスタッドボルト5の本数は、スラブ3
の後打ちコンクリートが補強プレート4と接する面積に
応じて適宜選択するが、コンクリートのせん断耐力以上
とすれば、一体化が確実となる。
またPC板2には、曲げとせん断の抵抗に有効なシャーヘ
ッド6を取り付けてある。このシャーヘッドは、2本の
H形鋼からなる鉄骨61,62を十字状に組合せて構成した
もので、両鉄骨61,62の交点をPC板2の開口部21の中心
に一致させてある。各鉄骨61,62の下部をPC板2に埋設
し、上部および両端部をPC板外へ露出させて、スラブ3
の後打ちコンクリートとの一体化を図っている。鉄骨6
1,62は、第3図に示すようにウェブに補強プレート4の
鉄板41の挿入口611,611を開け、さらに挿入口の内側に
柱1のフープ用孔612,612を開けてある。
PC板2内の下部にはスラブ下端筋7を予め配筋して、現
場の配筋を省き、省力化に貢献している。
第1図において、7aはスラブ上端筋、8はPC鋼線であ
る。
PC板の製作法の1例を説明する。
まず、鉄骨61の中央部に、鉄骨62を突き合せて、突合せ
部分を溶接して十字状のシャーヘッド6を作る。各鉄骨
61,62の挿入口611に補強プレート4の各鉄板41を差込
み、隣り合う鉄板の端面同士を溶接すると共に鉄骨61,6
2のウェブとの交点も溶接する。その後、補強プレート
4の上下両面にスタッドボルト5,5aを打ち付ける。この
ように組合せたシャーヘッド6と補強プレート4とを第
4図に示すようにコンクリート打設テーブルT上にセッ
トし、補強プレート4の周囲に型枠Kを、中心部上部に
型枠K1をセットする。その後、PC板本体となる部分に鉄
筋7を配筋し、その後上からコンクリート打設を行い、
仕上げ面SLを金ごて仕上げをして、強度確認後に脱型す
る。
なお、補強プレートは鉄骨に直接溶接してもよく、必ず
しも挿入口611を設けることを要しない。またPC板は、
そのコンクリートを常に高強度コンクリートとする必要
はなく、外形形状も8角形に限定されない。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、鉄骨からなるシャ
ーヘッドと補強プレートとの組合せにより優れたせん断
補強効果が得られ、そして上端筋を少なくすることがき
るから配筋量が少なくなり、後打ちコンクリートの打設
の施工がやりやすくなり、さらにPC板を用いているの
で、施工の省力化となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は断面図、 第2図は平面図、 第3図はシャーヘッドの正面図、 第4図はPC板の製作の一工程を示す断面図である。 1……柱、2……PC板、 21……開口部、3……スラブ、 4……補強プレート、6……シャーヘッド、 61,62……鉄骨、7……スラブ下端筋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心部に柱貫通のための開口部を開けてあ
    るPC板と、 このPC板上面に取り付けたこの上面を覆う補強プレート
    と、 上記開口部の中心で交差しかつ上記PC板より上部が突出
    している補強鉄骨からなるシャーヘッドと からなるフラットスラブの柱頭部のせん断補強構造。
JP126188U 1988-01-11 1988-01-11 フラットスラブの柱頭部のせん断補強構造 Expired - Lifetime JPH0638973Y2 (ja)

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JPH01107725U JPH01107725U (ja) 1989-07-20
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