JPH076261Y2 - 床版構造 - Google Patents
床版構造Info
- Publication number
- JPH076261Y2 JPH076261Y2 JP553591U JP553591U JPH076261Y2 JP H076261 Y2 JPH076261 Y2 JP H076261Y2 JP 553591 U JP553591 U JP 553591U JP 553591 U JP553591 U JP 553591U JP H076261 Y2 JPH076261 Y2 JP H076261Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- plate
- ridges
- precast
- precast plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄筋コンクリート構造
の建築物に適用する床版に関するものである。
の建築物に適用する床版に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】鉄筋コンクリート構造の建築物の床版構
造において、その主体構造材としてプレキャスト版を用
いることは既に周知であるが、従来は、下面に所定間隔
の突条を形成したプレキャスト版を用い、このプレキャ
スト版の前記突条のそれぞれの下端面を鉄骨水平梁材上
に載置しながら隣接するプレキャスト版を相互に溶接又
は接合連結して所要の区画床面を構成し、この床面に鉄
筋材を組立てた上でコンクリートを打設するという工法
が採用されていた。
造において、その主体構造材としてプレキャスト版を用
いることは既に周知であるが、従来は、下面に所定間隔
の突条を形成したプレキャスト版を用い、このプレキャ
スト版の前記突条のそれぞれの下端面を鉄骨水平梁材上
に載置しながら隣接するプレキャスト版を相互に溶接又
は接合連結して所要の区画床面を構成し、この床面に鉄
筋材を組立てた上でコンクリートを打設するという工法
が採用されていた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】プレキャスト版は、運
搬が可能な大きさのいわゆる長尺構造物として製作され
ているが、工場での打設形成において、特にその突条部
の高さを均一に確保することが至難である。したがって
これを現場に供給して、区画床面を構成する際に、突条
部の各下端面が鉄骨水平梁材に対して均等に当接しない
という不都合が生じ、床面コンクリート打設に際して、
上記理由に起因する長時間のレベル調整作業を余儀なく
されるという問題点があった。
搬が可能な大きさのいわゆる長尺構造物として製作され
ているが、工場での打設形成において、特にその突条部
の高さを均一に確保することが至難である。したがって
これを現場に供給して、区画床面を構成する際に、突条
部の各下端面が鉄骨水平梁材に対して均等に当接しない
という不都合が生じ、床面コンクリート打設に際して、
上記理由に起因する長時間のレベル調整作業を余儀なく
されるという問題点があった。
【０００４】本考案はかかる問題を解決するためになさ
れたものであり、レベル調整作業を必要とせず、しかも
確実かつ強固な鉄筋材の組立て溶接を行うことを可能と
した床版構造を得ることを目的とする。
れたものであり、レベル調整作業を必要とせず、しかも
確実かつ強固な鉄筋材の組立て溶接を行うことを可能と
した床版構造を得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、上面に突条を
形成したプレキャスト版を用い、このプレキャスト版と
その突条間に載嵌される床板材を組合わせることによっ
て、プレキャスト版のレベル調整作業の省略と鉄筋材の
組立て溶接の強固化を実現した。
形成したプレキャスト版を用い、このプレキャスト版と
その突条間に載嵌される床板材を組合わせることによっ
て、プレキャスト版のレベル調整作業の省略と鉄筋材の
組立て溶接の強固化を実現した。
【０００６】
【作用】鉄骨水平梁材上に載置接合したプレキャスト版
の突条部間に床板材を載嵌することによってコンクリー
ト打設床面が形成される。そして前記床板材上に打設コ
ンクリートの補強材である鉄筋が組まれ、これが床板材
に対して強固に溶接される。
の突条部間に床板材を載嵌することによってコンクリー
ト打設床面が形成される。そして前記床板材上に打設コ
ンクリートの補強材である鉄筋が組まれ、これが床板材
に対して強固に溶接される。
【０００７】
【実施例】図１は本考案の一実施例を示す部分縦断面図
であり、図において１はプレキャスト版、２は床板材、
３は鉄筋材、４は床面を形成する打設コンクリートであ
る。
であり、図において１はプレキャスト版、２は床板材、
３は鉄筋材、４は床面を形成する打設コンクリートであ
る。
【０００８】ところで、前記プレキャスト版１は周知の
ように、ピアノ線等（図示せず）の引張補強線材を芯材
としたコンクリート成形構造物であって、これは工場に
おいて適度な大きさに製作されるもので、その上面には
複数の突条部１ａを全長にわたって等間隔に縦通突設し
ている。なお該プレキャスト版１は建設現場において隣
接する相互を何等かの手段によって結合固定するのであ
るが、実施例では両端肩部にアングル材５を固定してお
き接合する両アングル材５を溶接するという手法を採用
している。
ように、ピアノ線等（図示せず）の引張補強線材を芯材
としたコンクリート成形構造物であって、これは工場に
おいて適度な大きさに製作されるもので、その上面には
複数の突条部１ａを全長にわたって等間隔に縦通突設し
ている。なお該プレキャスト版１は建設現場において隣
接する相互を何等かの手段によって結合固定するのであ
るが、実施例では両端肩部にアングル材５を固定してお
き接合する両アングル材５を溶接するという手法を採用
している。
【０００９】床板材２は、図２（ｂ）又は（ｃ）に示す
ように平板部２ａと、その両側部下方に突出する足板部
２ｂとから成り、図１に示すように、両足板部２ｂをプ
レキャスト版１の突条部１ａで形成される空間に嵌入当
接させ、平板部２ａで突条部１ａ間を閉塞して連続した
床面を形成する。
ように平板部２ａと、その両側部下方に突出する足板部
２ｂとから成り、図１に示すように、両足板部２ｂをプ
レキャスト版１の突条部１ａで形成される空間に嵌入当
接させ、平板部２ａで突条部１ａ間を閉塞して連続した
床面を形成する。
【００１０】鉄筋材３は、前記床板材２で形成した床面
上に組立てられ、この床板材２に接する部分及び交さ部
を溶接し一体化する。
上に組立てられ、この床板材２に接する部分及び交さ部
を溶接し一体化する。
【００１１】本考案床版構造は以上の手順で組立てら
れ、最終工程として床面４を形成する所要厚さのコンク
リートを打設し、その表面をならして完了する。
れ、最終工程として床面４を形成する所要厚さのコンク
リートを打設し、その表面をならして完了する。
【００１２】
【考案の効果】以上のように、本考案はプレキャスト版
の上面に形成した突条部間に床板材を組立て溶接したも
ので、床面コンクリートの打設に際してレベル調整の手
間が省略でき、更に鉄筋材を床板材に対して強固に溶接
できるので、その組立てが確実であり、床面コンクリー
トの全域にわたる均一な強度が保証される。なお床板材
でプレキャスト版の突条部間が完全に閉塞されるので、
突条部間に形成される空洞間にコンクリートが流入せ
ず、溝状空洞をもつ床版構造が簡易に得られる。
の上面に形成した突条部間に床板材を組立て溶接したも
ので、床面コンクリートの打設に際してレベル調整の手
間が省略でき、更に鉄筋材を床板材に対して強固に溶接
できるので、その組立てが確実であり、床面コンクリー
トの全域にわたる均一な強度が保証される。なお床板材
でプレキャスト版の突条部間が完全に閉塞されるので、
突条部間に形成される空洞間にコンクリートが流入せ
ず、溝状空洞をもつ床版構造が簡易に得られる。
【図１】本考案の一実施例を示す部分縦断面図である。
【図２】（ａ）はプレキャスト版の部分斜視図である。
（ｂ）（ｃ）は床板材の部分斜視図である。
（ｂ）（ｃ）は床板材の部分斜視図である。
１ プレキャスト版 １ａ 突条部 ２ 床板材 ２ａ 平板部 ２ｂ 足板部 ３ 鉄筋材 ４ 床面
Claims (1)
- 【請求項１】 上面に等間隔の突条部を形成したプレキ
ャスト版と、このプレキャスト版の前記突条部間に載嵌
される床板材と、この床板材上に組立て溶接される鉄筋
材とによって構成されたことを特徴とする床版構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP553591U JPH076261Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 床版構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP553591U JPH076261Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 床版構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0495414U JPH0495414U (ja) | 1992-08-19 |
| JPH076261Y2 true JPH076261Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31736147
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP553591U Expired - Lifetime JPH076261Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 床版構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076261Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-18 JP JP553591U patent/JPH076261Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0495414U (ja) | 1992-08-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950822 |