JPH0638918B2 - 複合酸化物触媒の製造法 - Google Patents

複合酸化物触媒の製造法

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JPH0638918B2
JPH0638918B2 JP61042727A JP4272786A JPH0638918B2 JP H0638918 B2 JPH0638918 B2 JP H0638918B2 JP 61042727 A JP61042727 A JP 61042727A JP 4272786 A JP4272786 A JP 4272786A JP H0638918 B2 JPH0638918 B2 JP H0638918B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 技術分野 本発明は、SbとMoとVおよび(または)Nbとを少
なくとも含む複合酸化物触媒の製造法に関する。さらに
具体的には、本発明は、特定の成分元素、すなわちS
b、の導入態様に主要な特徴を有する複合酸化物触媒の
製造法に関する。SbとMoとVおよび(または)Nb
とを少なくとも含む複合酸化物触媒は気相接触酸化反応
に使用するものとして周知のものである。この場合の気
相接触酸化反応としては、具体的には、オレフィンを酸
化して不飽和アルデヒドまたは不飽和カルボン酸にする
反応、オレフィンをアンモニアの存在下に酸化(アンモ
酸化)して不飽和ニトリルにする反応、飽和アルデヒド
または飽和カルボン酸を酸化的に脱水素して不飽和カル
ボン酸にする反応、その他が挙げられる。
これらの例示から明らかなように、「気相接触酸化」は
単純な酸化の外に「アンモ酸化」および「酸化的脱水
素」を包含するものとされており、分子状酸素(空気お
よび(または)酸素ガス)の存在下に行なわれるという
特徴を共有するものである。
従来技術 分子状酸素の存在下に行なわれる上記のような気相接触
酸化反応では、目的生成物の一部が更に酸化されて、付
加価値の低いものに変るという好ましくない逐次反応を
伴うことが多い。
この逐次反応を極力抑止するには、反応に際して触媒の
有効係数を如何に向上させるかが一つの要素であること
が古くからよく知られている。触媒の有効係数を向上さ
せるということは、反応の際の反応物の拡散抵抗支配を
極力低減させるということと一致する。
触媒の有効係数に関しては触媒形状と細孔分布とが最も
支配的な因子となることはよく知られていて、たとえ
ば、「化学工学」第30巻、第2号、第73〜79頁
(1966年科学工学協会発行)には触媒形状と有効係
数の関係が論じられており、また「化学工学IV」(藤田
重文、東畑平一郎編:東京化学同人社1963年刊)第
32〜37頁には細孔分布と有効係数の関係が論じられ
ている。
ところで、SbとMoとVおよび(または)Nbとを少
なくとも含む複合酸化物触媒が周知であることは前記し
たところであるが、その具体例として特開昭47−18
823号、同49−43922号および同52−235
89号公報を挙げることが出来る。これらの公報によれ
ば、触媒の調製の際に上記の有効係数に係る細孔分布に
関しての特別の記載はなされていないが、SbとNiと
をアンチモン酸ニッケルの形で使用することが有利であ
ることが示されており、アンチモン酸ニッケルをSb供
給源とNi供給源との合体および高温熱処理によって製
造する方法が開示されている。これらの触媒は、シリカ
を担体とすることが出来る。
〔発明の概要〕
要 旨 本発明者らは、上記のSb−Ni−O複合体を製造する
際に高温熱処理前にシリカを添加しておけば、よりマク
ロな細孔径を有するSb−Ni−Si−Oの複合酸化物
を得ることが出来て、大幅な選択性の改良をなしうるこ
と、ならびにNi以外にもあらかじめアンチモン酸塩の
形にして使用すると高選択性を与える元素としてFe、
Co、NiおよびBiがあること、を見出した。
本発明は、これらの発見に基くものである。
従って本発明による複合酸化物触媒の製造法は、アクロ
レインを酸化してアクリル酸を製造するためのSbとM
oとVおよび(または)Nbとを少なくとも含む複合酸
化物触媒を所要各元素の供給源の合体および加熱からな
る工程によって製造するに当り、Sbの供給源の少なく
とも一部として、Sb−X−Si−O(ただし、XはF
e、Co、NiおよびBiからなる群から選ばれる少な
くとも一種)で示される600〜900℃で加熱された
履歴を有する複合酸化物を使用すること、を特徴とする
ものである。
効 果 Sb−Mo−Vおよび(または)Nb−X−Y−O(X
はアンチモン酸塩の形で共存させる元素、Yは本触媒に
共存しうる元素)系触媒においてX成分元素のあるもの
をアンチモン酸塩の形で導入する際に本発明に従ってS
iをこのアンチモン酸塩に複合させておくことによっ
て、選択性の改良された複合酸化物触媒が得られる。
シリカが複合酸化物触媒の担体として使用されることは
周知であるが、アンチモン酸塩形成時にそれを存在させ
ておくことによって本来のアンチモン酸塩およびシリカ
がそれぞれ固有していた細孔よりもよりマクロな細孔を
有する複合酸化物を生成することが出来、生成触媒の選
択性が大幅に向上したということは思いがけなかったこ
とと解される(後記比較例参照)。またFe、Co、N
iおよびBiについてもこの技術が適用できて同様に高
選択性触媒が得られるということも思いがけなかったこ
とであるというべきである。
なお、上記においてアンチモン酸塩の形成ということ
は、本発明に則してこれを正確にいえば、各元素供給源
化合物を合して熱処理(600〜900℃)することを
意味するものであって、必ずしも化学物質としてのアン
チモン酸塩の形成を意味する訳ではない(また、その形
成を確認する実益もない)。
〔発明の具体的説明〕
触媒およびその製造 基本触媒系 本発明による触媒は、SbとMoとVおよび(または)
Nbとを少なくとも含む複合酸化物触媒の範疇に属する
ものである。この触媒系は下式で模式的に示すことがで
きる。
Sb−Mo−Vおよび(または)Nb−X−Y−O ここでXはアンチモン酸塩の形で共存させる元素であっ
て、具体的にはFe、Co、NiおよびBiである。Y
は本触媒系に共存しうる元素であって、具体的には、た
とえばW、Cu等である。この種の複合酸化物触媒はシ
リカ、アルミナ、耐火性酸化物、その他を添加し成型さ
せるか、あるいはこれらに担持せられて用いられるのが
普通であるが、これら成分と触媒成分とは峻別し難いこ
とがあるから、たとえば上記のシリカのSiをYの成分
として捉えることもできよう。
このような複合酸化物触媒が周知であることは前記した
ところであって、本発明においても、本発明固有の改善
を除けば、組成および製造法は合目的的な任意のもので
ありうる。製造法は、基本的には、触媒成分元素供給源
を一時にあるいは段階的に合体させ、合体の過程の適当
な時期に担持或いは賦形を行ない、最終的に熱処理する
ことが望ましい。触媒の形状に関しては有効係数を高く
とる目的からはAris半径を小さくするものが望まし
いことは当然である。
アンチモン供給源 本発明によってFe、Co、NiおよびBiをも上記基
本触媒系に導入すべく使用するアンチモン供給源は、S
b−X−Si−O(ただし、XはFe、Co、Niおよ
びBiからなる群から選ばれる少なくとも一種)で示さ
れる600〜900℃で加熱された履歴を有する複合酸
化物である。
この複合酸化物は、それが複合酸化物であるところか
ら、基本触媒系に関して前記したような方法によって調
製することができる。具体的には、原料面ではSb供給
源としては金属アンチモン、酸化アンチモン等を、F
e、Co、Ni、Bi供給源としてはこれらの硝酸塩、
塩化物等を、Si供給源としてはコロイダルシリカ、粒
状シリカ等を用い、操作面では、たとえば、三酸化アン
チモンの粉末とシリカとを硝酸鉄(あるいはCo、Ni
またはBiの硝酸塩)の水溶液に加え、攪拌しながら蒸
発乾固し、生成固体を600〜900℃、好ましくは6
50〜850℃、で空気存在下に焼成すればよい。
焼成後の固体は、これが粉末として得られないときには
適当に粉砕して本発明触媒のSb供給源の少なくとも一
部として使用する。
この複合酸化物の原子比、すなわち Sb−X−Siyのw〜zは下記の通りである
ことが好ましい。
w:1〜40、好ましくは1〜20 x:1〜20、好ましくは1〜10 y:1〜10、好ましくは1〜5 z:各成分の酸化度によって決まる数。
本発明触媒の製造 Sb供給源の少なくとも一部が上記のSb−X−Si−
O複合酸化物であるということを除けば、本発明による
触媒は前記したような複合酸化物触媒の製造法に従って
製造することができる。仕上り触媒のSbの少なくとも
25%以上、好ましくは50%〜100%、を上記の複
合酸化物で供給することが好ましい。
触媒製造の一具体例を示せば、上記のようにして得られ
たSb−X−Si−O複合酸化物粉末をMo、Vまたは
Nbの多重酸(たとえばモリブデン酸またはリンモリブ
デン酸)またはこれらの塩(たとえばアンモニウム
塩)、これら金属の水酸化物または塩、ならびに必要に
応じて添加する成分(前記のY成分)たとえば銅化合物
およびタングステン化合物等、を湿式にて混合し、濃
縮、乾燥後、粉砕する。得られる粉末を、そのままある
いは適当な担体および賦形剤、たとえばシリカ、グラフ
ァイト、アビセル等と共に適当な形状、たとえば小粒
状、小柱状、リング状等の形状に賦型(打錠、押出、そ
の他の方法による)したのち、300〜500℃程度の
温度で1〜10時間程度加熱して、複合酸化物触媒とす
る。この場合の加熱の雰囲気は非還元性、好ましくは分
子状酸素の共存下が好ましい。
このようにして得られる本発明触媒は、下記の式で模式
的に表わされる組成のものである。
(Sb)(Mo)(Vおよび(または)Nb)
Si ここでXはFe、Co、Ni、またはBiであり、Yは
共存しうる成分元素たとえばCu、W等であり、a〜g
は下記の値である。
a:1〜100、好ましくは10〜100 b:1〜100、好ましくは1〜50 c:0.1〜50、好ましくは1〜20 d:1〜100、好ましくは10〜100 e:0.1〜50、好ましくは1〜20 f:1〜100、好ましくは10〜100 g:各成分元素の酸化度によって決まる数 また、このようにして得られる本発明触媒は平均細孔径
が2000Å以上のものであって、Sbの導入を本発明
の方法によらないで得た従来触媒の平均細孔径が400
〜1000Åであることと著しい対比をなす。なおここ
で「平均細孔径」とは水銀圧入法によるポロシメーター
により測られたものであり、微分曲線の最大位置を示す
ものとする。
触媒の使用 本発明による触媒は、気相接触酸化反応に使用して高選
択性で目的化合物を与える。
本発明による触媒の用途は、アクロレインを酸化してア
クリル酸を製造する場合のそれである。すなわち、オレ
フィンたとえばプロピレンの気相接触酸化によりアクリ
ルを製造する工程をオレフィンの酸化による不飽和アル
デヒドの製造およびその酸化による不飽和カルボン酸の
製造の二工程に分割して実施する場合の後段反応が本発
明触媒の最も典型的な使用対象である。なおこの場合の
前段工程の気相接触酸化反応に用いられる触媒としては
Mo−Biの複合酸化物触媒が良く知られており、工業
的に広く用いられている。また、これらMo−Bi系の
複合酸化物触媒はアンモ酸化および酸化的脱水素反応に
対し極めて有用であることも良く知られている。
実験例 実施例1 硝酸ニッケル136gを温水90mlに溶解し、これにシ
リカ(カープレックス#67)50g及び三酸化アンチ
モン150gを徐々に攪拌しながら加える。このスラリ
ー状液を加熱して濃縮し、90℃で乾燥する。次いで、
これをマッフル炉にて800℃で3時間焼成する。生成
固体を粉砕して、60メッシュ篩通過とする(Sb−N
i−Si−O粉末)。
純水540mlを約80℃に加熱して、パラタングステン
酸アンモン8.1g、パラモリブデン酸アンモン63.
9g、メタバナジン酸アンモン8.4gおよび塩化第一
銅7.8gを攪拌しながら順次加えて溶解させる。次
に、上記Sb−Ni−Si−O粉末をこの溶液に攪拌し
ながら徐々に加えて、十分に混合する。このスラリーを
80〜100℃に加熱して濃縮し、乾燥する。この乾燥
品を粉砕して、24メッシュ篩通過する。これに1.5
重量%のグラファイトを添加混合し、小型打錠成型機に
て5φ×4hm/m の円柱状に成型する。これをマッフル
炉にて400℃で5時間焼成して、触媒とした。
ここで得た触媒の組成は、原子比で下記の通りである。
Sb:Ni:Si:Mo:V:W:Cu=100:4
3:80:35:7:3:3 この触媒50mlを内径20m/m 、長さ500m/m のステ
ンレス鋼製ナイタージャケット付反応管に充填して、ア
クロレインの接触酸化反応を行なった。原料ガスはアク
ロレイン4%、スチーム46%および空気50%とし、
0℃基準の空間速度870h-1でこの反応管に流通させ
た。
ナイター浴温250℃において、アクロレイン転化率9
8.4%、アクリル酸収率94.7%、アクリル酸への
選択率96.2%であった。
比較例1 硝酸ニッケル136gを温水90mlに溶解し、これに三
酸化アンチモン150gを徐々に攪拌しながら添加す
る。このスラリー状液を加熱して濃縮し、90℃で乾燥
する。次いで、これをマッフル炉にて800℃で3時間
焼成する。生成固体を粉砕し、60メッシュ篩通過とす
る(Sb−Ni−O粉末)。
純水540mlを約80℃に加熱し、パラタングステン酸
アンモン8.1g、パラモリブデン酸アンモン63.9
g、メタバナジン酸アンモン8.4gおよび塩化第一銅
2.8gを攪拌しながら順次加えて、溶解させる。次
に、上記Sb−Ni−O粉末をこの溶液に加えて、十分
攪拌混合する。次に、シリカ(カープレックス#67)
50gを加えて十分攪拌混合する。以下、実施例1同様
に触媒を製造して、同様の反応評価を実施した。
ナイター浴温270℃において、アクロレイン転化率9
7.9%、アクリル酸収率91.2%、アクリル酸への
選択率93.2%であった。
実施例2 実施例1に於ける硝酸ニッケル136gの代りに硝酸第
二鉄189gを用いて、以下同様の触媒製造及び反応評
価を実施した。
得られた触媒の組成は、下記の通りである。
Sb:Fe:Si:Mo:V:W:Cu=100:4
3:80:35:7:3:3 ナイター浴温260℃において、アクロレン転化率9
9.9%、アクリル酸収率94.2%、アクリル酸への
選択率94.3%であった。
実施例3 実施例1における硝酸ニッケル136gの代りに硝酸コ
バルト136gを用いて、同様にしてSb−Co−Si
−O粉末を製造した。
次に、純水540mlを約80℃に加熱し、パラモリブデ
ン酸アンモン63.9g、メタバナジン酸アンモン8.
4g、水酸化ニオブ(NbO(OH))4.6gおよ
び塩化第一銅5.6gを順次攪拌しながら加えて、溶解
混合させる。この液に上記Sb−Co−Si−O粉末を
徐々に加え、攪拌して十分に混合する。以下実施例1と
同様にして、次の組成の触媒を得た。
Sb:Co:Si:Mo:V:Nb:Cu=100:4
3:80:35:7:3:6 この触媒につき実施例1と同様にしてアクロレインの触
媒酸化反応を行なった。
ナイター浴温260℃において、アクロレイン転化率9
9.9%、アクリル酸収率95.2%、アクリル酸への
選択率95.3%であった。
実施例4 金属アンチモン133gを濃硝酸700mlに少量づつ攪
拌しながら加えて酸化させる。硝酸ガスの発生がなくな
ってから、次に硝酸ビスマス277gを加えて十分に攪
拌する。次に、シリカゾル(SiOとして20%含
有:スノーテックスN)125gを加え、攪拌しながら
加熱濃縮し、乾燥させる。これを800℃/3時間/空
気中で焼成した後、粉砕する(Sb−Bi−Si−O粉
末)。次に、純水540mlを約80℃に加熱し、パラモ
リブデン酸アンモン63.9g.メタバナジン酸アンモ
ン8.4g、水酸化ニオブ4.6gおよび硫酸銅21.
2gを順次攪拌しながら溶解混合する。この液に上記S
b−Bi−Si−O粉末を徐々に加えて、十分に混合す
る。以下、実施例1と同様にして、次の組成の触媒を得
た。
Sb:Bi:Si:Mo:V:Nb:Cu=100:4
3:40:35:7:3:9 この触媒につき実施例1と同様にしてアクロレインの接
触酸化反応を行った。
ナイター浴温260℃にて、アクロレイン転化率99.
2%、アクリル酸収率92.6%、アクリル酸への選択
率93.3%であった。
実施例5 実施例1に於ける硝酸ニッケル136gの代りに硝酸ニ
ッケル68gおよび硝酸コバルト68gを用いて、同様
にしてSb−Ni−Co−Si−O粉末を製造した。以
下同様の触媒製造および反応評価を実施した。
得られた触媒の組成は、下記の通りである。
Sb:Co:Ni:Si:Mo:V:W:Cu=10
0:21.5:21.5:80:35:7:3:3 ナイター浴温260℃において、アクロレイン転化率9
9.9%、アクリル酸収率94.9%、アクリル酸への
選択率95.0%であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクロレインを酸化してアクリル酸を製造
    するためのSbとMoとVおよび(または)Nbとを少
    なくとも含む複合酸化物触媒を所要各元素の供給源の合
    体および加熱からなる工程によって製造するに当り、S
    bの供給源の少なくとも一部として、Sb−X−Si−
    O(ただし、XはFe、Co、NiおよびBiからなる
    群から選ばれる少なくとも一種)で示される600〜9
    00℃で加熱された履歴を有する複合酸化物を使用す
    る、複合酸化物触媒の製造法。
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