JPH0638887Y2 - 橋梁弾性支承装置 - Google Patents

橋梁弾性支承装置

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JPH0638887Y2
JPH0638887Y2 JP562290U JP562290U JPH0638887Y2 JP H0638887 Y2 JPH0638887 Y2 JP H0638887Y2 JP 562290 U JP562290 U JP 562290U JP 562290 U JP562290 U JP 562290U JP H0638887 Y2 JPH0638887 Y2 JP H0638887Y2
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metal
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female screw
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JP562290U
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一夫 松井
雅弘 谷
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石川島播磨重工業株式会社
東京ファブリック工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ゴム沓の上部および下部が橋桁および下部
構造物に対し結合されている型式の橋梁弾性支承装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ゴム沓の上部および下部が橋桁および下部構造物
に対し結合されている型式の橋梁弾性支承装置として
は、特公昭63-46804号公報により公表されているよう
に、複数の下部皿頭ボルトを上方から嵌挿係止した下部
補強板をゴム層の下面に固着し、かつ複数の上部皿頭ボ
ルトを下方から嵌挿係止した上部補強板を前記ゴム層の
上面に固着して、皿頭ボルト付きゴム沓を構成し、前記
下部皿頭ボルトを下部補強板の下面に当接されたベース
プレートに挿通すると共に、下部皿頭ボルトの下部にナ
ットを螺合し、前記上部皿頭ボルトを、上部補強板に載
置されたソールプレートと、これに嵌合載置された支承
板と、その支承板に載置された橋桁の下面板とに挿通
し、前記上部皿頭ボルトの上部にナットを螺合し、前記
ベースプレートをコンクリート製下部構造物に載置する
と共に、前記下部皿頭ボルトの下端部およびこれに螺合
されたナットを下部構造物に埋込み、下部構造物に埋込
固定した複数のアンカーボルトを、前記ベースプレート
の側部とこれに載置されたサイドブロックの下部フラン
ジとに挿通し、前記アンカーボルトの上部にナットを螺
合し、サイドブロックの上部フランジを前記ソールプレ
ートの側部上面に近接して配置した構造の橋梁弾性支承
装置が知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来の橋梁弾性支承装置の場合は、ベースプレート
の下面から突出している下部皿頭ボルトの下端部および
ナットが下部構造物に埋込まれているので、ゴム沓が損
傷あるいは老化した場合、皿頭ボルト付きゴム沓を交換
することが困難である。また皿頭ボルト付きゴム沓を交
換するとしても、高価な皿頭ボルト付きゴム沓全体を交
換しなければならないので不経済である。
また工場で製作されるゴム沓に予め下部皿頭ボルトおよ
び上部皿頭ボルトが固定されて、それらの皿頭ボルトの
ねじ軸部が突出しているので、皿頭ボルト付きゴム沓を
工場から橋梁架設現場まで運搬したり、橋梁架設現場で
皿頭ボルト付きゴム沓を取扱う際に、皿頭ボルトが他物
に衝突すると、その皿頭ボルトが変形する恐れがある。
さらにゴム沓の上下両面から複数の皿頭ボルトが突出し
ているので、皿頭ボルト付きゴム沓の運搬性および取扱
性が悪いという問題がある。また橋梁における被支承部
にレベルの狂いが生じた場合は、そのレベルの狂いを修
正することができないという問題がある。
この考案は、ゴム沓が損傷あるいは老化した場合、これ
を容易に交換することができ、かつ橋梁弾性支承装置を
構成する各部品の運搬性および取扱性が良好であり、さ
らに橋梁における被支承部にレベルの狂いが生じたとき
は、そのレベルの狂いを容易に修正できる橋梁弾性支承
装置を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この考案の橋梁弾性支承装
置においては、ゴム層1の下面に多数の雌ねじ孔2を有
する下部金属板3が固着されると共に、上部係止突起4
および雌ねじ孔5を備えている上部金属板6が前記ゴム
層1の上面に固着されて、ゴム沓7が構成され、そのゴ
ム沓7が金属製ベースプレート8の中央部に載置される
と共に、そのベースプレート8に挿通された固定用ビス
9が下部金属板3の雌ねじ孔2に螺合され、橋桁10の下
面板11に固定された金属製ソールプレート12が前記上部
金属板6に載置されると共に、前記上部係止突起4がソ
ールプレート12の係止孔13に挿入され、前記下面板11お
よびソールプレート12に上方から挿通された結合用ボル
ト14は上部金属板6の雌ねじ孔5に螺合され、下部構造
物15に載置されてアンカーボルト16により固定された金
属製下敷プレート17に、前記ベースプレート8が載置さ
れ、そのベースプレート8の周囲の上面に複数の金属製
締着板18がゴム沓周囲方向に並べて載置され、各締着板
18に挿通された複数の固定用ボルト19は、ベースプレー
ト8に挿通されると共に下敷プレート17の雌ねじ孔20に
螺合されている。
〔実施例〕
次にこの考案を図示の例によって詳細に説明する。
第1図ないし第8図はこの考案の第1実施例を示すもの
であって、円盤状のゴム層1内に金属製補強板21が一体
に埋込固定され、そのゴム層1の下面に多数の雌ねじ孔
2を有する下部金属板3が固着されると共に、上部係止
突起4および雌ねじ孔5を備えている上部金属板6が前
記ゴム層1の上面に固着されて、ゴム沓7が構成され、
周囲に4箇のアンカーボルト挿入用溝22を備えると共に
中央部にビス挿入孔23を備えている金属製ベースプレー
ト8の中央部に、前記ゴム沓7の下部金属板3が載置さ
れ、皿頭ビスからなる固定用ビス9は、ベースプレート
8のビス挿入孔23に挿入されると共に下部金属板3の雌
ねじ孔2に螺合され、前記固定用ビス9により下部金属
板3がベースプレート8に固定されている。
橋台または橋脚等のコンクリート製下部構造物15の上部
に4本の縦孔24が穿設され、その縦孔24内に、螺杆25の
下部が挿入されると共に螺杆固定用無収縮モルタル26が
充填され、金属製下敷プレート17の中央部に多数の空気
抜き孔27が設けられると共に、前記下敷プレート17の周
囲に4箇のアンカーボルト挿通用透孔28およびその透孔
28の両側に位置する雌ねじ孔20が設けられ、かつ下部構
造物15の上面にレベル調整用モルタル29が敷設され、そ
のモルタル29の上に下敷プレート17が載置されると共
に、螺杆25が下敷プレート17の透孔28に挿通され、前記
モルタル29が硬化したのち、螺杆25の上部に螺合したナ
ット30が緊締され、その螺杆25とナット30とによりアン
カーボルト16が構成されている。
鋼製橋桁10の下面板11に4箇の螺杆挿通用透孔31が設け
られると共に、金属製ソールプレート12に係止孔13およ
び4箇の螺杆挿通用透孔32が設けられ、前記ソールプレ
ート12は、橋桁10の下面に当接されて溶接により固着さ
れている。前記上部金属板6にソールプレート12が載置
されると共に、上部金属板6の上部係止突起4がソール
プレート12の係止孔13に挿入され、かつ回動工具係合用
角軸部33を有する螺杆34は、前記下面板11およびソール
プレート12の透孔31,32に挿入されると共に、前記上部
金属板6の雌ねじ孔5に螺合され、さらに前記螺杆34の
上部にナット35が螺合されて緊締され、その螺杆34およ
びナット35により結合用ボルト14が構成されている。
前記橋桁10の下面板11にソールプレート12およびゴム沓
7を介して取付けられたベースプレート8が下敷プレー
ト17の上に降ろされると共に、ベースプレート8のアン
カーボルト挿入用溝22内にアンカーボルト16のナット30
が配置され、前記ベースプレート8の周囲の上面に4枚
の金属製締着板18がゴム沓周囲方向に並べて載置され、
各締着板18の複数の透孔36に挿通された固定用ボルト19
は、ベースプレート8の透孔37に挿通されると共に、下
敷プレート17の雌ねじ孔20に螺合され、前記固定用ボル
ト19により締着板18を介してベースプレート8が下敷プ
レート17に締付固定されている。
第9図および第11図はこの考案の第2実施例を示すもの
であって、下部金属板3の下面に、ベースプレート8に
対する密着性を良くするための薄いゴム層38が固着さ
れ、かつ上部金属板6の上面と上部係止突起4の上面お
よび側面とに、ソールプレート12に対する密着性を良く
すると共に上部係止突起4の腐食を防止するための薄い
ゴム層39が固着されているが、その他の構成は第1実施
例の場合と同様である。
この考案は、通常の橋梁の弾性支承装置およびカーブ橋
の弾性支承装置ならびに橋梁長手方向に傾斜している傾
斜橋の弾性支承装置に実施することができる。傾斜橋の
ように橋桁の下面が傾斜している場合は、ソールプレー
ト12に橋桁10の下面板11と同一勾配の上部斜面が形成さ
れ、ソールプレート12の下面は水平に配置される。
〔考案の効果〕
この考案は前述のように構成されているので、以下に記
載するような効果を奏する。
ゴム沓7を交換する必要が生じた場合は、固定用ボルト
19,金属製締着板18および結合用ボルト14を取外したの
ち、橋桁10をジャッキアップした状態で、ベースプレー
ト8付きのゴム沓7を取外し、次いで固定用ビス9によ
るゴム沓7と金属製ベースプレート8との結合を解いた
のち、新しいゴム沓7を金属製ベースプレート8に対し
固定用ビス9により結合し、次にゴム沓7の上部金属板
6を、橋桁10の下面板11に対し、結合用ボルト14により
ソールプレート12を介して固定し、かつベースプレート
8を下敷プレート17に載置して、固定用ボルト19および
締着板18により固定することにより、ゴム沓7を容易に
交換することができ、さらに工場生産さるゴム沓7には
ボルトが固定されていないので、ゴム沓7の運搬性およ
び取扱性が良好であり、しかもゴム沓7のみを交換する
ことができるので経済的である。
また橋桁10における被支承部にレベルの狂いが生じたと
きは、ベースプレート8を異なる厚さのものと交換する
ことにより、前記レベルの狂いを容易に修正することが
でき、さらに多少異なる広さのゴム沓7を使用する場合
も、ベースプレート8,締着板18および下敷プレート17等
を兼用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図はこの考案の第1実施例を示すもの
であって、第1図は橋梁弾性支承装置の縦断側面図、第
2図はその側面図、第3図は第1図のA-A線断面図、第
4図は橋梁弾性支承装置の正面図、第5図は橋梁弾性支
承装置の一部を拡大して示す縦断正面図、第6図はこの
考案をカーブ橋の弾性支承装置に実施した例を示す概略
縦断正面図、第7図は橋梁弾性支承装置の構成部品の一
部を分解して示す斜視図、第8図はゴム沓の縦断正面図
である。 第9図ないし第11図はこの考案の第2実施例を示すもの
であって、第9図は橋梁弾性支承装置の縦断側面図、第
10図は橋梁弾性支承装置の一部を示す縦断正面図、第11
図はゴム沓の縦断正面図である。 図において、1はゴム層、2は雌ねじ孔、3は下部金属
板、4は上部係止突起、5は雌ねじ孔、6は上部金属
板、7はゴム沓、8は金属製ベースプレート、9は固定
用ビス、10は橋桁、11は下面板、12は金属製ソールプレ
ート、13は係止孔、14は結合用ボルト、15は下部構造
物、16はアンカーボルト、17は金属製下敷プレート、18
は金属製締着板、19は固定用ボルト、20は雌ねじ孔、24
は縦孔、25は螺杆、26は螺杆固定用無収縮モルタル、29
はレベル調整用モルタル、30はナット、34は螺杆、35は
ナットである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴム層1の下面に多数の雌ねじ孔2を有す
    る下部金属板3が固着されると共に、上部係止突起4お
    よび雌ねじ孔5を備えている上部金属板6が前記ゴム層
    1の上面に固着されて、ゴム沓7が構成され、そのゴム
    沓7が金属製ベースプレート8の中央部に載置されると
    共に、そのベースプレート8に挿通された固定用ビス9
    が下部金属板3の雌ねじ孔2に螺合され、橋桁10の下面
    板11に固定された金属製ソールプレート12が前記上部金
    属板6に載置されると共に、前記上部係止突起4がソー
    ルプレート12の係止孔13に挿入され、前記下面板11およ
    びソールプレート12に上方から挿通された結合用ボルト
    14は上部金属板6の雌ねじ孔5に螺合され、下部構造物
    15に載置されてアンカーボルト16により固定された金属
    製下敷プレート17に、前記ベースプレート8が載置さ
    れ、そのベースプレート8の周囲の上面に複数の金属製
    締着板18がゴム沓周囲方向に並べて載置され、各締着板
    18に挿通された複数の固定用ボルト19は、ベースプレー
    ト8に挿通されると共に下敷プレート17の雌ねじ孔20に
    螺合されている橋梁弾性支承装置。
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