JPH0320326Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0320326Y2
JPH0320326Y2 JP9068584U JP9068584U JPH0320326Y2 JP H0320326 Y2 JPH0320326 Y2 JP H0320326Y2 JP 9068584 U JP9068584 U JP 9068584U JP 9068584 U JP9068584 U JP 9068584U JP H0320326 Y2 JPH0320326 Y2 JP H0320326Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoe
bridge
lower shoe
base plate
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9068584U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS616511U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9068584U priority Critical patent/JPS616511U/ja
Publication of JPS616511U publication Critical patent/JPS616511U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0320326Y2 publication Critical patent/JPH0320326Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、鉄道用または道路用橋梁の橋桁と橋
脚を連結する支承に関するものである。
〔従来技術〕
従来の橋梁用支承の一例を第4図に示す。この
支承は実公昭47−14358号公報に開示されたもの
で、橋桁1に埋込まれた上沓用アンカーボルト3
に一体に組込まれたソールプレート2と、このソ
ールプレート2にボルト5により取付けられた上
沓4と、下沓用アンカーボルト8と共に橋脚6に
埋込まれた下沓7と、上沓4と下沓7との間に介
装されたローラ9とからなつている。
ところで、橋梁の橋桁と橋脚を連結する支承
は、一般に50年以上使用できると云われている
が、不慮の事故その他の原因により破損すること
がある。しっしながら、従来の支承は、上記のよ
うに上沓4は比較的容易に交換できるが、下沓7
はアンカーボルト8と共に橋脚6に埋込まれてい
るため、下沓7が破損した場合、橋脚6のコンク
リートを破線で示すように破壊してアンカーボル
ト8と共に交換しなければならない。そのため大
幅な交通規制が必要であり、大工事となることは
避けられなかつた。
〔考案の目的〕
本考案は、上記のような従来の問題点を解決す
るべくなされたもので、その目的は、既設の橋桁
に設けられた上沓及び橋脚に埋め込まれた下沓用
アンカーボルトをそのまま利用し、容易かつ短時
間に下沓を交換することのできる橋梁用支承を実
現するにある。
〔考案の概要〕
本考案は、既記橋桁に設けられた上沓及び橋脚
に埋込まれた下沓用アンカーボルトをそのまま利
用して、下沓を取替えることのできる橋桁と橋脚
を連結する橋梁用支承において、上沓と、アンカ
ーボルトに装着するためのベースプレートと、両
側にブラケツトを有しベアリングプレートが組込
まれて前記ベースプレート上に載置された下沓
と、下沓のブラケツトに係合しベースプレートと
共にアンカーボルトに固定される一対の固定ブロ
ツクと、前記上沓と係合し下沓のブラケツトに固
定される一対のサイドブロツクと、一対の固定ブ
ロツクを連結する両ナツトボルトとを備えた橋梁
用支承であり、これらを結合又は分解することの
できる橋梁用支承を提供するものである。
〔考案の実施例〕
第1図は一部を断面で示した本考案実施例の正
面図、第2図はその側面図、第3図は分解斜視図
である。図において、11は上沓で、両側には段
部12,12aが形成されており、橋桁1に埋込
まれたアンカーボルト13に固定されている。1
4は凹状のベースプレートで、下面には十字状の
リブ15が設けられており、また両腕部にはアン
カーボルト18,18aに嵌挿する貫通穴16,
16aが設けられている。17は上面中央部に設
けられた位置決め用凹部である。20が下沓で、
上面中央部にはベアリングプレート34を組込む
凹部21が形成されており、両側にはねじ穴2
3,23aを有するブラケツト22,22aが設
けられている。なお、下面にはベースプレート1
4の凹部17に嵌合する位置決め用凸部24が形
成されている。25,25aは一対の凹状の固定
ブロツクで、中央部にはアンカーボルト18,1
8aに嵌挿する貫通穴26,26aが設けられて
おり、対向部には下沓20のブラケツト22,2
2aと係合する係合部27,27aが形成され、
また両側には貫通穴26,26aと直交する方向
の穴28,28aが貫設されている。29,29
aは垂直部に下沓20のねじ穴23,23aと整
合する貫通穴30,30aを有するL字状のサイ
ドブロツクである。
19,19aはアンカーボルト18,18aの
ナツト、31は両ナツトボルト、32,32aは
そのナツトで、この両ナツトボルト31及びナツ
ト32,32aは図示してないが2本備えてい
る。33,33aはサイドブロツク29,29a
を固定するボルト、34はベアーリングプレー
ト、35はシールリングである。
以上のように構成された橋梁用支承は、沓本体
が下沓20と固定ブロツク25,25a及びベア
リングプレート14とに分かれているために、橋
桁をジヤツキー等の適当な手段により2〜5mm持
ち上げることにより、橋梁に容易に沓本体支承を
装着することができる。
上記のような各部からなる支承を橋梁に装着す
る順序の一例を示せば、次の通りである。なお、
上沓11及び下沓用のアンカーボルト18,18
aは、あらかじめ橋桁1及び橋脚6に埋込まれて
いるものとする。
(1) ジヤツキにより橋桁1を2〜5mm程度ジヤツ
キアツプする。
(2) 既設のアンカーボルト18,18aにベース
プレート14の貫通穴16,16aを嵌挿して
組み立てる。
(3) 下沓20の凹部21にベアーリングプレート
34及びシールリング35を組合わせて、ベー
スプレート14の手前から挿入して中央部の位
置決め用凹部17に凸部24を嵌合させる。
(4) 固定ブロツク25,25aの貫通穴26,2
6aをアンカーボルト18,18aに嵌挿する
と共に、係合部27,27aを下沓20のブラ
ケツト22,22aに係合させ、ナツト19,
19aをアンカーボルト18,18aに螺合し
てこれらを一体に固定する。
(5) 両ナツトボルト31を両固定ブロツク25,
25aの貫通穴28,28aに挿通し、ナツト
32,32aで固定する。
(6) サイドブロツク29,29aを上沓11の段
部12,12aと係合させ、貫通穴30,30
aにボルト33,33aを挿通して下沓20の
ねじ穴23,23aに螺入し、これらを一体に
固定する。
(7) ジヤツキを正規の高さまで降す。
(8) 楔(ライナプレート)でベースプレート14
を押上げて固定し、橋脚6とベースプレート1
4との間に無収縮モルタルを流し込む。
(9)モルタルが正規の強度になつたとき、ジヤツキ
を取外す。
これにより、支承の取付は完了したわけである
が、下沓20が破損したときは、橋桁1をジヤツ
キアツプしたのち上記と反対の順序で下沓20を
取外し、必要に応じてモルタルを除去し、ベース
プレート14を取外す。ついで前記の順序で新ら
しい下沓20を装着すればよい。
上記の説明では、上沓1を橋桁1に固定した支
承において、下沓20を交換する場合について説
明したが、上沓11に前記第4図に示した上沓4
を採用すれば、支承全体を容易かつ短時間に交換
することができる。なお、本考案は、コンクリー
ト橋は勿論、メタル橋にも実施することができ
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、以下のような顕著な効果を奏
することができる。
(1) 既設のアンカーボルトを利用してベースプレ
ートを取付け、これに下沓を固定するようにし
たので、下沓の交換がきわめて容易であり、ま
たベースプレートを交換する場合もモルタルを
除去するだけでよいから、橋脚を損傷するおそ
れがない。
(2) 下沓の交換が容易なので交通規制も短時間で
すみ、工期を大幅に短縮することができる。
(3) 支承自体は従来より若干高価になるが、工事
全体からみると工費を節減することができる。
(4) 既設のアンカーボルトを利用するため、下沓
の交換に際して心出しが容易である。
(5) 上沓に交換容易なものを採用すれば、支承全
体を容易かつ短時間に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部を断面で示した本考案実施例の正
面図、第2図は側面図、第3図は分解斜視図、第
4図は従来の支承の一例の説明図である。 1……橋桁、6……橋脚、11……上沓、14
……ベースプレート、18,18a……アンカー
ボルト、20……下沓、22,22a……ブラケ
ツト、25,25a……固定ブロツク、29,2
9a……サイドブロツク、31……両ナツトボル
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 既設の橋桁に設けられた上沓及び橋脚に埋込ま
    れた下沓用アンカーボルトをそのまま利用して、
    下沓を取替えることのできる橋桁と橋脚を連結す
    る橋梁用支承において、 前記上沓と、前記アンカーボルトに装着するた
    めのベースプレートと、両側にブラケツトを有し
    ベアリングプレートが組込まれて前記ベースプレ
    ート上に載置された下沓と、該下沓のブラケツト
    に係合し前記ベースプレートと共に前記アンカー
    ボルトに固定される一つの固定ブロツクと、前記
    上沓と係合し下沓のブラケツトに固定される一対
    のサイドブロツクと、前記一対の固定ブロツクを
    連結する両ナツトボルトとを備えたことを特徴と
    する橋梁用支承。
JP9068584U 1984-06-20 1984-06-20 橋梁用支承 Granted JPS616511U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9068584U JPS616511U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 橋梁用支承

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9068584U JPS616511U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 橋梁用支承

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS616511U JPS616511U (ja) 1986-01-16
JPH0320326Y2 true JPH0320326Y2 (ja) 1991-05-01

Family

ID=30645897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9068584U Granted JPS616511U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 橋梁用支承

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS616511U (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6365569A (ja) * 1986-09-05 1988-03-24 Fujitsu Ltd 取引デ−タ処理システム
JP5677654B2 (ja) * 2010-08-05 2015-02-25 日本ピラー工業株式会社 支承装置
JP5940012B2 (ja) * 2013-03-27 2016-06-29 株式会社奥村組 落橋防止装置及びその設置方法
JP7403106B2 (ja) * 2021-06-08 2023-12-22 株式会社川金コアテック 橋梁支承におけるサイドブロックの固定構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS616511U (ja) 1986-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108532474B (zh) 一种独柱墩桥梁的防倾覆加固装置及安装方法
US5617599A (en) Bridge deck panel installation system and method
JPH0320326Y2 (ja)
JPH08199510A (ja) プレキャストコンクリート桁の場所打ち床版部の施工方法及びその型枠
JPH0449210Y2 (ja)
JPH0380210B2 (ja)
JPS6364565B2 (ja)
JP3031104U (ja) 橋梁における櫛形伸縮継ぎ手構造
CN211897856U (zh) 一种桥梁模板固定装置
JPS607369Y2 (ja) すべり板を有する弾性支承
JPS6227530Y2 (ja)
JPS597370Y2 (ja) 支承据付用治具
KR200245129Y1 (ko) 비합성 프리캐스트 바닥판을 갖는 소수주형 판형교
JP3031105U (ja) 橋梁における櫛形伸縮継ぎ手構造
CN214613647U (zh) 一种预制盖梁拼装的连接装置
CN217573334U (zh) 一种基于水利施工的混凝土板浇筑装置
CN219604673U (zh) 一种后浇带免剔凿免支模施工模具
JPH0316891Y2 (ja)
JP3883659B2 (ja) 箱桁用支承
JPH0248492Y2 (ja)
JPS5934570Y2 (ja) 支承構造
JP2591665B2 (ja) ブラケット取付装置
JPH0354161Y2 (ja)
JPH0881901A (ja) 無道床鉄桁橋用支持ボルト式まくらぎ
JPS637649Y2 (ja)