JPS6227530Y2 - - Google Patents

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JPS6227530Y2
JPS6227530Y2 JP20139082U JP20139082U JPS6227530Y2 JP S6227530 Y2 JPS6227530 Y2 JP S6227530Y2 JP 20139082 U JP20139082 U JP 20139082U JP 20139082 U JP20139082 U JP 20139082U JP S6227530 Y2 JPS6227530 Y2 JP S6227530Y2
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JP
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abutment
pedestal
stepping
roadbed
suspension arms
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JP20139082U
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JPS59116409U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、床版橋、けた橋等の橋台あるいは建
築物基礎などを構成する構造物の路盤側に布設さ
れる踏掛版の受台に関する。
例えば、従来の床版橋、けた橋などにおける橋
台背面処理構造としては、第1図に示すように在
来地盤1上に裏込材2を施し、この裏込材2上に
路盤工3を施し、そしてこの路盤工3上にアスフ
アルト等による路面4を施工してなるものが一般
的である。
ところで、このような背面処理構造となつた床
版橋、けた橋等にあつては、特に地震などによる
大きな地盤震動の影響を受けて橋台5に傾斜や路
盤の沈下等が生じると、その橋台5と路面4との
境目や橋台5近くの路面に大きな割れ目、路盤沈
下による路面傾斜や段差等が発生して車輌通行が
不可能になる場合があつた。このことは、特に緊
急を必要とする車輌の通行にとつて大きな障害と
なつていた。
そこで、最近においては、このような割れ目、
路面傾斜や段差の発生を構造的手段によつて防止
する目的で、橋台背面側の路盤工の補強工事が実
施されている。この補強工事は、第2図に示すよ
うに、在来の橋台5の天端近くの背面に、橋台5
の幅員方向に延びる受台6を現場で施工し、この
受台6上に現場打設によるいわゆるコンクリート
製踏掛版7の一端を載せて連結し、その上にアス
フアルト等からなる路面4を施工しておくもので
ある。
しかしながら、この補強工事の中で、前記受台
6を設けるのにすべてが現場施工となり、しかも
この受台6は、第3図に示すように、まず、橋台
5の背面に多数の孔8を橋台5の幅員方向に所定
の間隔をおいて穿設し、次いで、コ字状に曲げた
補強筋9等の一端を前記孔8に順次差し込んで接
着剤等により固定し、さらに必要な配筋をした
後、型枠を組み、コンクリートを打設し、これを
所定期間養生させるというきわめて手間のかかる
施工方法となるため、工期が長期化し、これに比
例して交通止めする期間も長くなる問題があつ
た。
本考案は、以上のような点を考慮してなされた
もので、橋台等の構造物に踏掛版の受台を簡単な
手段で構成し得て工期の短縮を図ることができ、
しかも耐震性および強度的にもきわめて優れた構
造となる踏掛版の受台を提供することを目的とす
る。
以下、本考案を図面に示す一実施例に基づいて
説明する。第4図ないし第12図は、本考案を橋
台に適用した例を示すもので、これらの図におい
て、符号Aは橋台10の背面に配設された本考案
による踏掛版の受台である。この受台Aは、第4
図および第5図においてその概略構成を示す如く
一対の懸架アーム11,11と、これら両懸架ア
ーム11,11を連結するビーム材12とから主
として構成されている。
前記懸架アーム11は、第6図ないし第9図に
示すように、橋台10の天端から下方に向けて切
り取られた凹所13に載せられる水平部14と、
この水平部14と一体に設けられた垂直部15と
を有し、全体として逆L字状に形成されている。
また、前記ビーム材12には、図示例においては
I形鋼が用いられ、その平担な上面が踏掛版16
の一端下面を支える支持面として利用されてい
る。また、このビーム材12の両端(一方のみ図
示)には、懸架アーム11の垂直部15とピン結
合するための円孔17a(この円孔17aは円形
当て板17bで補強されている)を有する凸板部
17が突設されており、一方、垂直部15には前
記凸板部17が差し込まれる縦長の長方形状切欠
孔18が設けられている。さらにこの切欠孔18
の両側には、橋台5の背面に直交する方向にかつ
同軸的に配された固定筒体19a,19bが切欠
孔18の両側において互いに平行に向き合う当て
板20a,20bを介して一体に固着(溶接止)
されている。そして、固定筒体19a、円孔17
a、固定筒体19aを貫通するボルト21aおよ
びこのボルト21aに螺合されたナツト21bに
よつて垂直部15とビーム材12とが連結されて
いる。
第10図および第11図は、前記水平部14の
構成を示すもので、この水平部14は全体として
ボツクス状に構成されていると共に、この水平部
14には橋台10に対し不必要な曲げモーメント
を与えないようにする目的で、橋台10に対する
ヒンジ機構22が設けられている。このヒンジ機
構22は、水平部14内を橋台10の幅員方向に
水平に貫通する形態でその水平部14に固着され
た筒体23と、この筒体23を貫通する軸ピン2
4と、水平部14の両側に位置し、前記軸ピン2
4の軸受25,25を有する支持プレート26,
26とから主として構成されている。なお、水平
部14には、一巻きするゴム板27が設けられて
おり、これによりゴム板27の可撓性によつてヒ
ンジ機構22が適宜に働くように配慮されてい
る。なお、図において28…は支持プレート26
に垂直に取り付けられ、その下端が凹所13底面
に当接する支持ボルト、29は支持プレート26
に設けられた軸受25の補強板26aから突設さ
れたスタツド、30は鉄筋、を31は踏掛版16
の連結用ジベルをそれぞれ示している。
このように構成された踏掛版の受台を実際に現
場に設ける場合には、まず、橋台10の背面側の
路盤工等を取り除き、次いで橋台10の懸架アー
ム11,11を配設すべき部分を第7図に示す如
く切削して凹所13をそれぞれ設け、次いで、懸
架アーム11,11をそれぞれ配設すると共にビ
ーム材12を連結する。この際、すなわち、懸架
アーム11,11を配設する際、支持プレート2
6の支持ボルト28…によつて水平部14の水平
状態等を調整しておくようにする。このようにし
て受台Aの配設を終えたら、凹所13にコンクリ
ートを打設して水平部14を固定し、一方、ビー
ム材12上に踏掛版13の一端を載せて連結し、
次いで従来と同様様に裏込材、路盤工等の工事を
行なえば良い。
本考案においては、この受台Aを工事等におい
て予め製作しておくことができるので、現場にお
いては凹所13を設ければ、後は前述した要領
で、橋台10の背面に踏掛版の受台を簡単に作る
ことができ、したがつて従来の工法に比べてその
工期を相当な程度短縮することが可能になる。ま
た、水平部14にヒンジ機構22が設けられてい
るので、例えば地震等による大きな地盤震動によ
つて橋台10がその背面および前面側に傾斜する
如く揺れたり、あるいは実質的に傾斜したりして
も、橋台10には曲げモーメント等がほとんど作
用せず、結果的に耐震性が大きく向上することに
なる。さらに、この受台10は、その懸架アーム
11,11によつて橋台10に対しいわゆるぶら
さがるような形態で固定される構造であり、か
つ、全体的に鋼製となつているから、当然強度的
にも非常に優れた構造物となる。
第13図は本考案の他の実施例を示すもので、
この実施例に示す受台Bは橋台40の天端近くの
コンクリートが薄くかつ強度的に不充分である場
合に好適に使用されるもので、その基本的構成は
先の実施例で示したものとほぼ同様であるが、垂
直部41の上部が水平部42よりも上方に突出
し、かつビーム材43が上部に位置するように連
結されている点で異なつている。これは水平部4
2を橋台40の厚内の部分に、つまり橋台40の
下部位置に固定するため、踏掛版44がその分下
がつた位置にならないように考慮したものであ
る。これらのことから理解できるように、垂直部
の長さや形状およびビーム材の連結位置等は橋台
の強度や形状等によつて適宜に決定されるもので
ある。なお、同図において、45は垂直部41の
橋台40に対する間隔を調整するための調整ボル
ト、46は軸ピン、47は軸ピン46の軸受48
を有する支持プレート、49は橋台40に設けた
孔に埋め込んだ支持プレートの支持ボルトをそれ
ぞれ示している。
なお、上記実施例においては、本考案による受
台を橋台に設けた例を示したが、踏掛版を布設す
る必要のある路盤、例えば路盤に隣接する建家な
どの一般建築物の基礎を構成する構造物などにも
同様に設けることができるのは言うまでもない。
以上詳述したように、本考案によれば、踏掛版
の受台を簡単な手段で構成し得て工期の短縮を図
ることができ、しかも耐震性および強度的にもき
わめて優れた構造となるなど、種々の優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図はそれぞれ従来例
を示す概略断面図、第4図〜第11図は本考案の
一実施例を示すもので、第4図は概略側面図、第
5図は概略平面図、第6図は要部の側面図、第7
図は要部の正面図、第8図は垂直部とビーム材の
連結部を示す拡大側面図、第9図はビーム材の端
部を示す拡大図、第10図および第11図は水平
部の構造を示す側面図および一部断面平面図、第
12図は本考案の他の実施例を示す概略側面図で
ある。 A,B…受台、10,40…橋台(構造物)、
11…懸架アーム、12,43…ビーム材、13
…凹所、14,42…水平部、15,41…垂直
部、16,44…踏掛版、22…ヒンジ機構、2
3…筒体、24,46…軸ピン、25,48…軸
受、26,47…支持プレート、27…ゴム板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 路盤下または路盤に隣接して構築された構造物
    に支持される水平部と、この水平部に設けられ前
    記構造物の路盤側において構造物の高さ方向に延
    びる垂直部とから成る懸架アームを一対備え、か
    つ、これら懸架アームは構造物の幅員方向に並べ
    て配設され、さらにこれら懸架アームは踏掛版の
    一端下面を支える支持面を有するビーム材によつ
    て連結され、一方、前記懸架アームの水平部に
    は、一部が前記構造物に対し固定されて該懸架ア
    ームを垂直回動可能に支持するヒンジ機構が設け
    られていることを特徴とする踏掛版の受台。
JP20139082U 1982-12-29 1982-12-29 踏掛版の受台 Granted JPS59116409U (ja)

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JP20139082U JPS59116409U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 踏掛版の受台

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JP20139082U JPS59116409U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 踏掛版の受台

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JPS59116409U JPS59116409U (ja) 1984-08-06
JPS6227530Y2 true JPS6227530Y2 (ja) 1987-07-15

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JP20139082U Granted JPS59116409U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 踏掛版の受台

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5457942B2 (ja) * 2010-05-31 2014-04-02 東急建設株式会社 橋台と背面盛土の補強方法
JP5928944B2 (ja) * 2012-03-29 2016-06-01 株式会社高速道路総合技術研究所 橋台部胸壁の改良工法
JP6301718B2 (ja) * 2013-04-19 2018-03-28 旭化成アドバンス株式会社 コンクリート構造物と土構造物に跨って敷設される路盤材における段差抑制方法

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JPS59116409U (ja) 1984-08-06

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