JPH0638831A - スライド式開閉システムを備えた箱 - Google Patents
スライド式開閉システムを備えた箱Info
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- JPH0638831A JPH0638831A JP5134947A JP13494793A JPH0638831A JP H0638831 A JPH0638831 A JP H0638831A JP 5134947 A JP5134947 A JP 5134947A JP 13494793 A JP13494793 A JP 13494793A JP H0638831 A JPH0638831 A JP H0638831A
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- Japan
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- slide
- box
- main body
- shaped
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
- A45C—PURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
- A45C13/00—Details; Accessories
- A45C13/10—Arrangement of fasteners
- A45C13/1076—Arrangement of fasteners with a snap action
- A45C13/1084—Arrangement of fasteners with a snap action of the latch-and-catch type
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Drawers Of Furniture (AREA)
- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 箱の開閉システムにおいて、スライドが、成
形により生じた遊びを有する場合も、ジャムあるいはき
しみを起こすことなく、円滑に案内されるようにする。 【構成】 本体部３の内部を摺動するスライド７を含む
開閉システムを備えた箱１であって、スライド７がＴ字
型をなし、Ｔ字型スライド７のメインシャンク２４が、
互いに相手側に湾曲する弾性爪部２５を有し、それによ
り、スライド７を元の位置に復帰させるようになってい
る。
形により生じた遊びを有する場合も、ジャムあるいはき
しみを起こすことなく、円滑に案内されるようにする。 【構成】 本体部３の内部を摺動するスライド７を含む
開閉システムを備えた箱１であって、スライド７がＴ字
型をなし、Ｔ字型スライド７のメインシャンク２４が、
互いに相手側に湾曲する弾性爪部２５を有し、それによ
り、スライド７を元の位置に復帰させるようになってい
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、蝶番を介して連結さ
れ、且つ、一方が蓋を構成し、他方が本体部を構成す
る、２つの部分を含み、主に化粧品を収容するために用
いられる箱に関する。
れ、且つ、一方が蓋を構成し、他方が本体部を構成す
る、２つの部分を含み、主に化粧品を収容するために用
いられる箱に関する。
【０００２】
【従来の技術】一方が蓋の端部に取り付けられ、他方が
本体部の、蝶番に対向する端部に取り付けられた、２つ
の部材を含む開閉システムにより開閉される、この種の
箱は周知である。多くの場合、開閉システムは、蓋の端
部に取り付けられた留め金を含み、上記留め金が箱の本
体部に設けられたスロットに係合する。その逆もまた可
能である。開閉システムを開状態にする機構に関して以
下のことが周知である。上記機構は、スライドに適合す
る。上記スライドは、スライドにより作動され、且つ、
外部からアクセス可能である作動機構を手動で作動させ
た後、箱の本体部の複数のガイド間またはチャネル内を
摺動し得る。弾性復帰機構がスライドおよび箱の本体部
の接触面と協働することにより、スライドはその休止位
置に戻る。係合機構が箱の本体部に設けられた停止部と
係合することにより、スライドを箱の本体部に対して保
持する。
本体部の、蝶番に対向する端部に取り付けられた、２つ
の部材を含む開閉システムにより開閉される、この種の
箱は周知である。多くの場合、開閉システムは、蓋の端
部に取り付けられた留め金を含み、上記留め金が箱の本
体部に設けられたスロットに係合する。その逆もまた可
能である。開閉システムを開状態にする機構に関して以
下のことが周知である。上記機構は、スライドに適合す
る。上記スライドは、スライドにより作動され、且つ、
外部からアクセス可能である作動機構を手動で作動させ
た後、箱の本体部の複数のガイド間またはチャネル内を
摺動し得る。弾性復帰機構がスライドおよび箱の本体部
の接触面と協働することにより、スライドはその休止位
置に戻る。係合機構が箱の本体部に設けられた停止部と
係合することにより、スライドを箱の本体部に対して保
持する。
【０００３】箱の本体部が、内部空間を有する単一の中
空体を含み、好適には、２つの部分、すなわち、その間
に内部空間を有するプラテンとベースを含むこともまた
周知である。
空体を含み、好適には、２つの部分、すなわち、その間
に内部空間を有するプラテンとベースを含むこともまた
周知である。
【０００４】欧州特許出願公開第４６７,７６１号にお
いて、概してＵ字形状を有するスライドを含む箱が記載
されている。上記箱において、弾性復帰機構は、各々Ｕ
字型本体の１本のアームを伸長することにより形成され
た２つのブランチを含む。係合機構は、上記ブランチの
基部においてＵ字型本体のアームから側方向に突出し、
且つ、箱の端部に固定された停止部と係合する横方向の
留め金を含む。この構成において、スライドのガイドチ
ャネルは、短く、且つ、広い。
いて、概してＵ字形状を有するスライドを含む箱が記載
されている。上記箱において、弾性復帰機構は、各々Ｕ
字型本体の１本のアームを伸長することにより形成され
た２つのブランチを含む。係合機構は、上記ブランチの
基部においてＵ字型本体のアームから側方向に突出し、
且つ、箱の端部に固定された停止部と係合する横方向の
留め金を含む。この構成において、スライドのガイドチ
ャネルは、短く、且つ、広い。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記スライドはプラス
チック成形品であるため成形により生じる遊びを有する
が、チャネルの形状は必ずしも上記遊びに対応するわけ
ではない。
チック成形品であるため成形により生じる遊びを有する
が、チャネルの形状は必ずしも上記遊びに対応するわけ
ではない。
【０００６】その結果摺動動作中にスライドにジャムが
起こるか、あるいは、きしむということが起こり得るた
め、上記箱の作動はユーザにとって不便である。更に、
Ｕ字型スライドのアームに取り付けられた弾性部材は、
スライドの十分な動作を許可せず、従って箱を開けるこ
とが困難であることが時々ある。
起こるか、あるいは、きしむということが起こり得るた
め、上記箱の作動はユーザにとって不便である。更に、
Ｕ字型スライドのアームに取り付けられた弾性部材は、
スライドの十分な動作を許可せず、従って箱を開けるこ
とが困難であることが時々ある。
【０００７】本発明は、開閉システムにおいて、比較的
長く且つ狭いチャネル内を摺動し得る形状のスライドを
用いることにより、上記の不都合を解消することを目的
とする。
長く且つ狭いチャネル内を摺動し得る形状のスライドを
用いることにより、上記の不都合を解消することを目的
とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の箱は、
一方が蓋を構成し、他方が本体部を構成する、蝶番に沿
って連結された２つの部分を含み、更に、開閉システム
を備える。開閉システムのいくつかの部材は、蓋に取り
付けられ、他のいくつかの部材は、本体部に取り付けら
れる。箱の本体部に取り付けられた部材は、箱の本体部
に設けられたチャネル内を摺動し得るスライドであり、
スライドは、該箱の外部から作動される。弾性復帰部材
が、箱の本体部に設けられた面に接し、係合部材が、箱
の本体部に設けられた停止部と係合する。本発明の上記
箱は、スライドが、概してＴ字型をなし、Ｔ字型スライ
ドのクロスバーが外部からアクセス可能な作動機構を構
成し、Ｔ字型スライドのメインシャンクの端部がチャネ
ル内に延びることを特徴とする。メインシャンクの、作
動機構とは反対側の端部は、Ｔ字型スライドの長手方向
軸に対して互いに対称的に相手側に湾曲する２つの弾性
爪部を有する。
一方が蓋を構成し、他方が本体部を構成する、蝶番に沿
って連結された２つの部分を含み、更に、開閉システム
を備える。開閉システムのいくつかの部材は、蓋に取り
付けられ、他のいくつかの部材は、本体部に取り付けら
れる。箱の本体部に取り付けられた部材は、箱の本体部
に設けられたチャネル内を摺動し得るスライドであり、
スライドは、該箱の外部から作動される。弾性復帰部材
が、箱の本体部に設けられた面に接し、係合部材が、箱
の本体部に設けられた停止部と係合する。本発明の上記
箱は、スライドが、概してＴ字型をなし、Ｔ字型スライ
ドのクロスバーが外部からアクセス可能な作動機構を構
成し、Ｔ字型スライドのメインシャンクの端部がチャネ
ル内に延びることを特徴とする。メインシャンクの、作
動機構とは反対側の端部は、Ｔ字型スライドの長手方向
軸に対して互いに対称的に相手側に湾曲する２つの弾性
爪部を有する。
【０００９】好適には、係合部材は、Ｔ字型スライドの
クロスバーの各端部において、Ｔ字型スライドの中央面
に直交する弾性舌部に取り付けられた２つの突起を含
む。突起は、箱の本体部の中央面に直交する仕切り板上
に設けられた停止部と係合する。
クロスバーの各端部において、Ｔ字型スライドの中央面
に直交する弾性舌部に取り付けられた２つの突起を含
む。突起は、箱の本体部の中央面に直交する仕切り板上
に設けられた停止部と係合する。
【００１０】弾性爪部は、ユーザがＴ字型スライドのク
ロスバーを押すと、その曲率半径が先端の湾曲により減
少し、且つ、先端が、箱の本体部の中央面において、そ
れに直交するように設けられた接触面に沿って移動する
ような形状を有する。好適には、これらの爪部は、Ｔ字
型スライドのメインシャンクの端部近傍において、他端
におけるよりも幅が広く、そのため、爪部は実質的にメ
インシャンク端部近傍において湾曲する。爪部の断面が
連続的に減少することが好適である。
ロスバーを押すと、その曲率半径が先端の湾曲により減
少し、且つ、先端が、箱の本体部の中央面において、そ
れに直交するように設けられた接触面に沿って移動する
ような形状を有する。好適には、これらの爪部は、Ｔ字
型スライドのメインシャンクの端部近傍において、他端
におけるよりも幅が広く、そのため、爪部は実質的にメ
インシャンク端部近傍において湾曲する。爪部の断面が
連続的に減少することが好適である。
【００１１】好適には、弾性爪部は、その端部におい
て、円弧状の断面を有する、円筒様形状の強化片を有
し、それにより、湾曲時における爪部先端の接触面に沿
った移動が容易になる。具体的には、接触面に対する爪
部の接触点は、円筒の母線を構成し、接触面上の爪部の
移動はあまり摩擦を伴わない。
て、円弧状の断面を有する、円筒様形状の強化片を有
し、それにより、湾曲時における爪部先端の接触面に沿
った移動が容易になる。具体的には、接触面に対する爪
部の接触点は、円筒の母線を構成し、接触面上の爪部の
移動はあまり摩擦を伴わない。
【００１２】好適には、Ｔ字型スライドのメインシャン
クの側面には案内部材が取り付けられ、案内部材は好適
にはウェッジである。このような側面は、更にチャネル
内のスライドの移動を容易にする。
クの側面には案内部材が取り付けられ、案内部材は好適
にはウェッジである。このような側面は、更にチャネル
内のスライドの移動を容易にする。
【００１３】これらの案内部材は、ある程度これらの案
内部材を弾性にし得るキャビティを有するように形成さ
れ得る。キャビティは、スライドの移動中に、スライド
の如何なる遊びにも対応する。
内部材を弾性にし得るキャビティを有するように形成さ
れ得る。キャビティは、スライドの移動中に、スライド
の如何なる遊びにも対応する。
【００１４】好適には、蓋はその端部に、メインシャク
側に屈曲する留め金と矩形の開口部とを有する。爪を形
成する突起は、スライドのクロスバーに取り付けられ
る。
側に屈曲する留め金と矩形の開口部とを有する。爪を形
成する突起は、スライドのクロスバーに取り付けられ
る。
【００１５】
【作用】上記のように構成することにより、スライドが
よりうまく案内され、成形により生じる如何なる遊びに
も対応し得る。弾性復帰部材として、互いに相手側に湾
曲する２つの「半円形」の爪部を用いることにより、ス
ライドの更なる移動が可能になり、従って箱の開閉がよ
り容易になる。
よりうまく案内され、成形により生じる如何なる遊びに
も対応し得る。弾性復帰部材として、互いに相手側に湾
曲する２つの「半円形」の爪部を用いることにより、ス
ライドの更なる移動が可能になり、従って箱の開閉がよ
り容易になる。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
より明確に説明するが、以下の実施例は本発明を制限す
るものではない。
より明確に説明するが、以下の実施例は本発明を制限す
るものではない。
【００１７】本発明による化粧品箱を図１に示すよう
に、参照符号１により示す。化粧品箱１は、蝶番４を介
して本体部３に連結された蓋２を含む。図示した実施例
において、化粧品箱１の本体部３は、プラテン５と底部
６とを含み、これらは例えばクリッピングにより組み立
てられる。スライド７は、化粧品箱１が組み立てられた
後、プラテン５と底部６との間の空間において摺動す
る。蓋２の内側にはミラー８が取り付けられている。蓋
２の、蝶番４とは反対側の端部の中央部に、互いに直角
を成す矩形のプレート９ａおよび９ｂを含む留め金９が
設けられている。蓋２の端部に取り付けられたプレート
９ａは、蓋２の中央面に対して直交し、プレート９ｂ
は、上記中央面に平行であり、且つ、蓋２の内方に突出
している。
に、参照符号１により示す。化粧品箱１は、蝶番４を介
して本体部３に連結された蓋２を含む。図示した実施例
において、化粧品箱１の本体部３は、プラテン５と底部
６とを含み、これらは例えばクリッピングにより組み立
てられる。スライド７は、化粧品箱１が組み立てられた
後、プラテン５と底部６との間の空間において摺動す
る。蓋２の内側にはミラー８が取り付けられている。蓋
２の、蝶番４とは反対側の端部の中央部に、互いに直角
を成す矩形のプレート９ａおよび９ｂを含む留め金９が
設けられている。蓋２の端部に取り付けられたプレート
９ａは、蓋２の中央面に対して直交し、プレート９ｂ
は、上記中央面に平行であり、且つ、蓋２の内方に突出
している。
【００１８】プラテン５は、様々な仕切りを形成できる
ように中空になっている。仕切り１０は化粧品を収容す
るように形成されている。中央リブ１０ａによって部分
的に２つに分けられた、最も浅い仕切り１１は、２本の
小さいブラシまたは他のアプリケータを収容するように
設計されている。プラテン５の、蝶番４とは反対側の側
部は、凹部１２を有し、それにより、Ｔ字型スライド７
の挿入を可能にする。プラテン５の両端部に設けられ
た、凹部１２を規定するウィング１３の端部において、
プラテン５の中央面に直交し、且つ、外方に突出する２
枚のプレート１４が形成されている。プレート１４は、
プラテン５が底部６と組み合わされたときに底部６の部
材（図示しない）と係合し得る。
ように中空になっている。仕切り１０は化粧品を収容す
るように形成されている。中央リブ１０ａによって部分
的に２つに分けられた、最も浅い仕切り１１は、２本の
小さいブラシまたは他のアプリケータを収容するように
設計されている。プラテン５の、蝶番４とは反対側の側
部は、凹部１２を有し、それにより、Ｔ字型スライド７
の挿入を可能にする。プラテン５の両端部に設けられ
た、凹部１２を規定するウィング１３の端部において、
プラテン５の中央面に直交し、且つ、外方に突出する２
枚のプレート１４が形成されている。プレート１４は、
プラテン５が底部６と組み合わされたときに底部６の部
材（図示しない）と係合し得る。
【００１９】底部６は、矩形平坦面１５を含み、平坦面
１５はそれに直交する側壁１６を備えている。蝶番４が
設けられている端部において、側壁１６は凹部１７を有
し、凹部１７にプラテン５の蝶番４が挿入される。底部
６の平坦面１５上において、凹部１７と同様の高さを有
する直立仕切板１８が、化粧品箱１の内側に設けられ、
蝶番４を囲むようになっている。
１５はそれに直交する側壁１６を備えている。蝶番４が
設けられている端部において、側壁１６は凹部１７を有
し、凹部１７にプラテン５の蝶番４が挿入される。底部
６の平坦面１５上において、凹部１７と同様の高さを有
する直立仕切板１８が、化粧品箱１の内側に設けられ、
蝶番４を囲むようになっている。
【００２０】底部６の、蝶番４とは反対側の端部におい
ても、側壁１６は前方凹部１９を有し、凹部１９の各端
部には、側壁１６の凹部１９を規定する部分に直交し、
且つ、スロット２１を有する復帰フランジ２０が設けら
れている。
ても、側壁１６は前方凹部１９を有し、凹部１９の各端
部には、側壁１６の凹部１９を規定する部分に直交し、
且つ、スロット２１を有する復帰フランジ２０が設けら
れている。
【００２１】凹部１９はまた、底部６の平坦面１５によ
っても規定される。平坦面１５は、中空インプリント凹
部２２を有する。中空凹部２２は、一端が凹部１９の端
部である矩形の幅広領域２２ａ、スライド７の移動を案
内するチャネルを形成する領域２２ｂ、および接触面２
２ｄに規定される別の幅広領域２２ｃを含み、領域２２
ａ、２２ｂおよび２２ｃは順に連通している。凹部２２
は底部６に形成するのみで十分であり得るが、プラテン
５の、仕切りとは反対側の面に、これに対応するインプ
リント凹部を形成すると、より好適である。その場合、
これら２つの凹部が共に、スライド７用の摺動チャネル
を形成する。
っても規定される。平坦面１５は、中空インプリント凹
部２２を有する。中空凹部２２は、一端が凹部１９の端
部である矩形の幅広領域２２ａ、スライド７の移動を案
内するチャネルを形成する領域２２ｂ、および接触面２
２ｄに規定される別の幅広領域２２ｃを含み、領域２２
ａ、２２ｂおよび２２ｃは順に連通している。凹部２２
は底部６に形成するのみで十分であり得るが、プラテン
５の、仕切りとは反対側の面に、これに対応するインプ
リント凹部を形成すると、より好適である。その場合、
これら２つの凹部が共に、スライド７用の摺動チャネル
を形成する。
【００２２】スライド７は、概してＴ字型の形状を有
し、クロスバー２３およびクロスバー２３に直交するメ
インシャンク２４を有する。メインシャンク２４の自由
端には、２つの湾曲した爪部２５が取り付けられてい
る。クロスバー２３は中空であるが、その剛性を保証す
る強化ウェブ（図示しない）を有する。クロスバー２３
の上面には矩形の開口部２６が形成され、開口部２６
の、メインシャンク２４に最も近傍の側辺に沿って爪２
７が設けられている。クロスバー２３の幅方向端部に
は、２つの可撓性舌部２８が設けられており、舌部２８
の、底部６に近い方の端部は自由端となっている。上記
自由端近傍には、外方に突出する突起２９が形成され、
突起２９は、スライド７が本体部３に挿入されたとき
に、復帰フランジ２０のスロット２１に係合するような
位置に設けられている。スライド７のメインシャンク２
４は、クロスバー２３よりも薄い矩形のプレートにより
形成され、メインシャンク２４の長手方向端部に沿っ
て、メインシャンク２４をチャネル領域２２ｂに沿って
案内するウェッジ３０が形成されている。本実施例にお
いては、ウェッジ３０は４つ設けられている。互いに相
手側に湾曲する２つの爪部２５は、同一形状であり、Ｔ
字型スライド７の長手方向軸に対して対称的な位置にあ
る。これらの爪部２５の厚みは一定である。爪部２５
は、その端部に、円弧状の断面を有する、円筒様形状の
強化片３１を有する。強化片３１は、爪部２５と同一の
厚みを有する。爪部２５の幅は、スライド７のメインシ
ャンク２４と連結されている部分の方が、強化片３１と
連結されている部分よりも広い。成形を容易にするため
に、クロスバー２３は、底部が開口した状態で成形さ
れ、その後、カバープレートにより覆われる。カバープ
レートは特に金属製であり、その側面はＵ字型である。
Ｕ字のアーム部の一方は、開口部２６に対応する矩形の
開口部を有する。
し、クロスバー２３およびクロスバー２３に直交するメ
インシャンク２４を有する。メインシャンク２４の自由
端には、２つの湾曲した爪部２５が取り付けられてい
る。クロスバー２３は中空であるが、その剛性を保証す
る強化ウェブ（図示しない）を有する。クロスバー２３
の上面には矩形の開口部２６が形成され、開口部２６
の、メインシャンク２４に最も近傍の側辺に沿って爪２
７が設けられている。クロスバー２３の幅方向端部に
は、２つの可撓性舌部２８が設けられており、舌部２８
の、底部６に近い方の端部は自由端となっている。上記
自由端近傍には、外方に突出する突起２９が形成され、
突起２９は、スライド７が本体部３に挿入されたとき
に、復帰フランジ２０のスロット２１に係合するような
位置に設けられている。スライド７のメインシャンク２
４は、クロスバー２３よりも薄い矩形のプレートにより
形成され、メインシャンク２４の長手方向端部に沿っ
て、メインシャンク２４をチャネル領域２２ｂに沿って
案内するウェッジ３０が形成されている。本実施例にお
いては、ウェッジ３０は４つ設けられている。互いに相
手側に湾曲する２つの爪部２５は、同一形状であり、Ｔ
字型スライド７の長手方向軸に対して対称的な位置にあ
る。これらの爪部２５の厚みは一定である。爪部２５
は、その端部に、円弧状の断面を有する、円筒様形状の
強化片３１を有する。強化片３１は、爪部２５と同一の
厚みを有する。爪部２５の幅は、スライド７のメインシ
ャンク２４と連結されている部分の方が、強化片３１と
連結されている部分よりも広い。成形を容易にするため
に、クロスバー２３は、底部が開口した状態で成形さ
れ、その後、カバープレートにより覆われる。カバープ
レートは特に金属製であり、その側面はＵ字型である。
Ｕ字のアーム部の一方は、開口部２６に対応する矩形の
開口部を有する。
【００２３】化粧品箱１が組み立てられた後で、且つ、
開状態になる前の状態において、スライド７のクロスバ
ー２３は、底部６の凹部１９に適合している。このと
き、クロスバー２３の下面は凹部２２の幅広領域２２ａ
上に保持されているが、幅広領域２２ａの一部は、スラ
イド７が内方に摺動できるようにオープンになってい
る。メインシャンク２４の大部分はチャネル領域２２ｂ
の内側にあり、このとき、ウェッジ３０はチャネル２２
ｂにより規定される凹部２２の端部に接している。湾曲
した爪部２５は、幅広領域２２ｃ上にあり、強化片３１
はその端部が接触面２２ｄに接している。可撓性舌部２
８上の突起２９は、復帰フランジ２０に形成されたスロ
ット２１の底部に係合し、それにより、爪部２５の作動
中にスライド７が開状態になることを防止する。
開状態になる前の状態において、スライド７のクロスバ
ー２３は、底部６の凹部１９に適合している。このと
き、クロスバー２３の下面は凹部２２の幅広領域２２ａ
上に保持されているが、幅広領域２２ａの一部は、スラ
イド７が内方に摺動できるようにオープンになってい
る。メインシャンク２４の大部分はチャネル領域２２ｂ
の内側にあり、このとき、ウェッジ３０はチャネル２２
ｂにより規定される凹部２２の端部に接している。湾曲
した爪部２５は、幅広領域２２ｃ上にあり、強化片３１
はその端部が接触面２２ｄに接している。可撓性舌部２
８上の突起２９は、復帰フランジ２０に形成されたスロ
ット２１の底部に係合し、それにより、爪部２５の作動
中にスライド７が開状態になることを防止する。
【００２４】ユーザは、化粧品箱１を開けたい場合、ス
ライド７のクロスバー２３を、化粧品箱１の中央面に平
行に且つ蝶番４方向に押す。スライド７は凹部２２内に
摺動し、爪部２５はより湾曲する。従って、強化片３１
は、接触面２２ｄに押圧された状態で、その端部が互い
に近づく。爪部２５の端部が上記の形状を有しているた
め、接触面２２ｄとの接触は、実質的に点接触であり、
そのため、接触面２２ｄ上における爪部２５の摺動が容
易になる。更に、爪部２５の幅が可変であるため、爪部
２５は、その端部から連続的に湾曲し、メインシャンク
２４との連結部においてゆがむ危険性がない。この連続
性は、作動が円滑であることを保証し、それにより、化
粧品箱１が容易に開状態になる。スライド７は、化粧品
箱１の本体部３の内方に向けて移動し、蓋２の留め金９
は爪２７から解放され、化粧品箱１が開く。スライド７
は、クロスバー２３に対する圧力の付与が終了した時
に、開位置に復帰する。ユーザが化粧品箱１を再び閉じ
た時、留め金９は、爪２７と係合するまで開口部２６に
挿入される。
ライド７のクロスバー２３を、化粧品箱１の中央面に平
行に且つ蝶番４方向に押す。スライド７は凹部２２内に
摺動し、爪部２５はより湾曲する。従って、強化片３１
は、接触面２２ｄに押圧された状態で、その端部が互い
に近づく。爪部２５の端部が上記の形状を有しているた
め、接触面２２ｄとの接触は、実質的に点接触であり、
そのため、接触面２２ｄ上における爪部２５の摺動が容
易になる。更に、爪部２５の幅が可変であるため、爪部
２５は、その端部から連続的に湾曲し、メインシャンク
２４との連結部においてゆがむ危険性がない。この連続
性は、作動が円滑であることを保証し、それにより、化
粧品箱１が容易に開状態になる。スライド７は、化粧品
箱１の本体部３の内方に向けて移動し、蓋２の留め金９
は爪２７から解放され、化粧品箱１が開く。スライド７
は、クロスバー２３に対する圧力の付与が終了した時
に、開位置に復帰する。ユーザが化粧品箱１を再び閉じ
た時、留め金９は、爪２７と係合するまで開口部２６に
挿入される。
【００２５】
【発明の効果】スライド７が十分な長さにわたってチャ
ネル２２ｂ内を案内されること、爪部２５がＴ字型スラ
イド７のメインシャンク２４の端部にあること、および
爪部２５が接触面２２ｄと実質的に点接触することによ
り、ユーザは、開閉システムを使用する場合に、このシ
ステムに柔軟性があるという好印象を受ける。
ネル２２ｂ内を案内されること、爪部２５がＴ字型スラ
イド７のメインシャンク２４の端部にあること、および
爪部２５が接触面２２ｄと実質的に点接触することによ
り、ユーザは、開閉システムを使用する場合に、このシ
ステムに柔軟性があるという好印象を受ける。
【図１】本発明による箱の分解斜視図。
【図２】箱の閉状態におけるスライドを詳細に示す図。
【図３】箱の開状態におけるスライドを詳細に示す図。
１ 化粧品箱 ２ 蓋 ３ 本体部 ４ 蝶番 ５ プラテン ６ 底部 ７ スライド ２０ 復帰フランジ ２１ スロット ２２ｂ チャネル領域 ２３ クロスバー ２４ メインシャンク ２５ 弾性爪部 ２８ 弾性舌部 ２９ 突起 ３０ ウェッジ ３１ 強化片
Claims (7)
- 【請求項１】 一方が蓋であり、他方が本体部である、
蝶番に沿って連結された２つの部分を含み、更に、開閉
システムを備えた箱であって、該開閉システムが、該蓋
の一部を構成する部材と該本体部を構成する部材とを有
し、該本体部を構成する該部材が、該本体部に設けられ
たチャネル内を摺動し得るスライドであり、該スライド
が、外部からアクセス可能な作動機構と、該本体部に設
けられた面に接する該スライド用弾性復帰部材と、該本
体部に設けられた停止部と係合し得る係合部材とを含む
箱であって、 該スライドが概してＴ字型をなし、 該Ｔ字型スライドのクロスバーが該外部からアクセス可
能な作動機構を構成し、 該Ｔ字型スライドのメインシャンクが該チャネル内に延
び、 該メインシャンクの、該作動機構とは反対側の端部が、
該Ｔ字型スライドの長手方向軸に対して互いに対称的に
湾曲する２つの弾性爪部を有する、ことを特徴とする
箱。 - 【請求項２】 前記係合部材が、前記スライドの中央面
に直交する弾性舌部に取り付けられた２つの突起を含む
ことを特徴とする、請求項１に記載の箱。 - 【請求項３】 前記突起が、前記本体部の仕切り部に設
けられたスロットと係合することを特徴とする、請求項
２に記載の箱。 - 【請求項４】 前記弾性爪部が、その先端よりも、前記
Ｔ字型スライドの前記メインシャンク近傍において、幅
が広いことを特徴とする、請求項１〜３のいずれかに記
載の箱。 - 【請求項５】 前記弾性爪部が、その先端において、円
弧状の断面を有する強化片を有することを特徴とする、
請求項１〜４のいずれかに記載の箱。 - 【請求項６】 前記Ｔ字型スライドの前記メインシャン
クの側面に、案内用ウェッジが形成されていることを特
徴とする、請求項１〜５のいずれかに記載の箱。 - 【請求項７】 前記本体部が、互いに適合するプラテン
と底部とを有することを特徴とする、請求項１〜６のい
ずれかに記載の箱。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| FR9206857 | 1992-06-05 | ||
| FR9206857A FR2691887B1 (fr) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | Boîtier muni d'un système de fermeture à tiroir. |
Publications (2)
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|---|---|
| JPH0638831A true JPH0638831A (ja) | 1994-02-15 |
| JP3386846B2 JP3386846B2 (ja) | 2003-03-17 |
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Family Applications (1)
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Country Status (7)
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| DE (1) | DE69305694T2 (ja) |
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| FR (1) | FR2691887B1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009279217A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 化粧料容器 |
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| DE8605194U1 (de) * | 1986-02-26 | 1986-04-10 | Gafona Package Design Gmbh, 8000 Muenchen | Kosmetikdosenverschluß mit elastischem Spreizarm zur Riegelrückstellung |
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- 1992-06-05 FR FR9206857A patent/FR2691887B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
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- 1993-05-19 ES ES93401291T patent/ES2093378T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1993-06-04 US US08/070,970 patent/US5460288A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-06-04 JP JP13494793A patent/JP3386846B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1993-06-04 CA CA002097778A patent/CA2097778C/fr not_active Expired - Fee Related
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