JPH0638801Y2 - 塵芥収集車の飛散防止装置 - Google Patents

塵芥収集車の飛散防止装置

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JPH0638801Y2
JPH0638801Y2 JP2500889U JP2500889U JPH0638801Y2 JP H0638801 Y2 JPH0638801 Y2 JP H0638801Y2 JP 2500889 U JP2500889 U JP 2500889U JP 2500889 U JP2500889 U JP 2500889U JP H0638801 Y2 JPH0638801 Y2 JP H0638801Y2
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plate
dust
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scraping
pushing
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JP2500889U
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Inventor
義信 小浜
Original Assignee
森田特殊機工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、塵芥押込初期に於いて、塵芥中に含まれて
いるガラス等が破砕されて、その破砕片が塵芥投入口よ
り飛び出すのを防止したり、また、塵芥が圧縮されて塵
芥中に含まれている汚水が塵芥投入口より飛び出すのを
防止する塵芥収集車の飛散防止装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
第3図は塵芥収集車に於ける一般的な塵芥積込装置を示
しており、塵芥投入箱(1)の後部に設けられた投入口
(2)から投入された塵芥を、塵芥投入箱(1)内に回
転可能に枢架された掻上板(3)により塵芥収容箱
(4)の押込口手前に掻き上げ、上記掻上板(3)の上
方に揺動可能に枢架された押込板(5)により掻上板
(3)上に載置された塵芥を押し込んで塵芥収容箱
(4)内に積み込む。
ところで、上記掻上板(3)上の塵芥を押込板(5)で
押し込むに際して、押込板(5)と掻上板(3)とで塵
芥を挟みがちになり、塵芥中にガラス等が含まれていれ
ば、そのガラスが破砕し、そのガラスの破砕が投入口
(2)より飛び出し、作業員に当る等の危険性があり、
また、ビニール袋詰めされた塵芥を挟み、そのビニール
袋を破った場合にはビニール袋内の汚水が投入口(2)
より飛び出し、作業員にかかるという問題がある。
上記問題を防止するものとして、例えば、実公昭63−60
84号公報にて開示された先行技術例がある。これは押込
板が押込位置と後退位置との間を揺動する動きと連動し
て揺動リンクを揺動させ、その先端に装着された飛散防
止板で掻上板の後方を覆って破砕片や汚水の飛散を防止
するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上述した先行技術例によれば、押込板と連動
して揺動リンクを揺動させてその先端に装着された飛散
防止板を上下方向に動かせているが、飛散防止板を揺動
リンクの先端に装着させている為、飛散防止板は前後方
向にも動き、押込板が掻上板上の塵芥を塵芥収容箱内に
押し込む際には掻上板の直ぐ後方に位置している。従っ
て、塵芥積込動作初期に於いて、押込板は掻上板の回転
動作より遅れて後方に揺動する為、掻上板が後方に回転
してきても飛散防止板は前方位置の儘であり、その為、
飛散防止板が掻上板と干渉して損傷し易く、それに伴っ
て飛散防止板を頻繁に交換しなければならない。
そこで、この考案は飛散防止板を掻上板と干渉すること
なく掻上板の後方に垂下状態で保持できる塵芥収集車の
飛散防止装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
しかして、上記目的を達成する為に、この考案は、塵芥
投入箱に投入された塵芥を回転し乍ら掻上げる掻上板
と、揺動中心廻りを前後に揺動して上記掻上板上に掻上
げられた塵芥を塵芥収容箱内に押込む押込板とを備えた
塵芥収集車に於いて、上記塵芥投入箱の側板に回転自在
に軸架された支軸にアームを一体に取付け、このアーム
の先端に飛散防止板を垂下状態に保持すると共に、上記
支軸に一体に取付けたレバーに電動アクチュータを連結
し、該電動アクチュータを掻上板が所定の位置に回転し
た時に作動する掻上板位置検出スイッチを設けた技術的
手段を講じている。
〔作用〕
上記手段により、掻上板が所定位置に回転すると、スイ
ッチが入って電動アクチュータを作動してレバー、支軸
及びアームを介して飛散防止板が上昇される。これによ
り、掻上板がそのまま後方へ回転を続行しても、飛散防
止板が上昇して掻上板と飛散防止板との干渉を避けるこ
とができる。
〔実施例〕
以下この考案に係る塵芥収集車の飛散防止装置を図面に
基づいて説明する。
第1図はこの考案の一実施例を示した概略図、第2図は
その電気回路図であり、(6)は塵芥収容箱、(7)は
塵芥収容箱(6)の後方開口部に一体的に取付けられた
塵芥投入箱で、後部に塵芥投入口(8)を備える。
(9)は塵芥投入箱(7)内の下部に回転可能に軸架さ
れた回転軸(10)に取付けられた掻上板で、油圧モータ
ー(図示せず)により正逆回転される。(11)は掻上板
(9)の上方に軸架された枢軸(12)に中間部が揺動自
在に枢着された押込板で、その上端に塵芥収容箱(6)
の後部上方にブラケット(13)を介して根部を枢着した
押込みシリンダー(14)のピストンロッド(15)の先端
を枢着してこの押込みシリンダー(14)の伸縮動作によ
り前後に揺動される。(16)はその基端が塵芥投入箱
(7)の両側板(17)に回転自在に軸架された支軸(1
8)に取付けられたL字状のアームで、その先端間に軸
架された取付軸(19)にホルダー(20)が回転可能に支
承される。(21)は塵芥投入箱(7)の約全幅にわたる
一枚のゴム板からなる飛散防止板で、その上端をホルダ
ー(20)に固定して垂下状態に保持される。(22)はそ
の基端が支軸(18)に取付けられたレバーで、その先端
が塵芥投入箱(7)の側板(17)内側に取付けられた電
動アクチュータ、例えばソレノイド(23)にワイヤー
(24)を介して連結される。(25)は塵芥投入箱(7)
内側に設けられた掻上板(9)の位置検出スイッチで、
ここでは通常開口の接点を持つリミットスイッチであ
り、掻上板(9)が所定の位置、即ち、第1図中のB位
置に回転した時に回転軸(10)に固定されたカム(26)
が押圧して閉とし、掻上板(9)がC位置に回転した時
にカム(26)が離れて開となる位置に固定され、第2図
に示すように電気回路に接続される。尚、上記B位置と
は、掻上板(9)がそのまま後方へ回転を続行しても、
飛散防止板(21)の上昇を開始すれば、掻上板(9)と
飛散防止板(21)の干渉を避けれる位置のことである。
この考案は以上の構成にてなり、投入口(8)から塵芥
投入箱(7)内に塵芥が投入されると、掻上板(9)が
A位置から油圧モーターにより正回転(時計廻り)され
る。そして、掻上板(9)がB位置に回転されると、カ
ム(26)が通常開の接点を持つ掻上板位置検出スイッチ
(25)を押圧して閉じることになり、ソレノイド(23)
が通電されてワイヤー(24)を牽引し、ワイヤー(24)
が牽引されることによりレバー(22)を介して支軸(1
8)が反時計廻り方向に回転し、これに伴ってアーム(1
6)を介して飛散防止板(21)が上昇される。尚、図面
には示されていないが、支軸(18)から、バランスウェ
ートが前方に突出してあり、このバランスウェートによ
り、飛散防止板(21)がソレノイド(23)の牽引力で上
昇が可能である。この後、押込板(11)が押込みシリン
ダー(14)のピストンロッド(15)の収縮により押込位
置から後退動(後方に揺動)し、その後、後退位置で停
止する。その間に於いても掻上板(9)は正回転を続行
してC位置に回転すると、カム(26)が掻上板位置検出
スイッチ(25)から離れて接点を開くことになり、ソレ
ノイド(23)への通電が停止されてワイヤー(24)がフ
リーとなり、これにより飛散防止板(21)が自重により
降下される。掻上板(9)は更に正回転して途中塵芥を
掻上げて再度A位置で停止する。
次に、押込みシリンダー(14)のピストンロッド(15)
を伸長させて押込板(11)を後方の後退位置から前方の
押込位置まで揺動させ、掻上板(9)上の塵芥を塵芥収
容箱(6)内に押込む。この押込板(11)が掻上板
(9)上の塵芥を塵芥収容箱(6)内に押込む間、飛散
防止板(21)が降下して掻上板(9)の後方を覆ってい
る為、押込板(11)と掻上板(9)とで塵芥中に含まれ
ているガラス等を破砕してその破砕片が飛散しても、掻
上板(9)を後方より覆っている飛散防止板(21)にて
投入口(8)側への飛散を防止することができ、また、
汚水等の飛散も防止することができる。
この考案の特徴は、飛散防止板(21)の上下動作を電動
で行なわせたことで、このようにすることにより掻上板
(9)が飛散防止板(21)の前方位置に回転してくる以
前に飛散防止板(21)を上昇することができるので、掻
上板(9)と飛散防止板(21)が干渉することがなくな
り、飛散防止板(21)の耐久性が大幅に向上される。
尚、上記実施例では飛散防止板(22)は塵芥投入箱
(7)の約全幅にわたる一枚のものであるが、この考案
はこれに限定されるものではなく、数枚に分割してもよ
い。また、電気回路も一例であり、例えば、掻上板
(9)がA位置に回転して停止した時に、タイマースイ
ッチに通電して設定時間(押込板(11)が掻上板(9)
上の塵芥を塵芥収容箱(6)内に押込む時間)後に飛散
防止板(21)が上昇したり、また、手動スイッチを組込
んで自動と手動を任意に切替えることも可能である。
〔考案の効果〕
この考案によれば、飛散防止板を電動で動作するように
したから、掻上板(9)が飛散防止板(21)の前方位置
に回転してくる以前に飛散防止板を上昇することがで
き、飛散防止板が掻上板と干渉しない。従って、飛散防
止板が掻上板によって損傷されることがなく、それに伴
って従来のように飛散防止板を頻繁に交換する必要がな
くなり、それだけ作業性が向上されると共に非常に経済
的となり、また、電動式であるから構造も簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る塵芥収集車の飛散防止装置の一
実施例を示した概略図、第2図はその電気回路図であ
る。 第3図は塵芥収集車に於ける一般的な塵芥積込装置を示
した概略図である。 (6)……塵芥収容箱、(7)……塵芥投入箱、 (9)……掻上板、(11)……押込板、 (14)……押込みシリンダー、 (16)……アーム、(18)……支軸、 (21)……飛散防止板、(22)……レバー、 (23)……電動アクチュータ(ソレノイド)、 (25)……掻上板位置検出スイッチ、 (26)……カム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塵芥投入箱に投入された塵芥を回転し乍ら
    掻上げる掻上板と、揺動中心廻りを前後に揺動して上記
    掻上板上に掻上げられた塵芥を塵芥収容箱内に押込む押
    込板とを備えた塵芥収集車に於いて、 上記塵芥投入箱の側板に回転自在に軸架された支軸にア
    ームを一体に取付け、このアームの先端に飛散防止板を
    垂下状態に保持すると共に、上記支軸に一体に取付けた
    レバーに電動アクチュータを連結し、該電動アクチュー
    タを掻上板が所定の位置に回転した時に作動する掻上板
    位置検出スイッチを設けたことを特徴とする塵芥収集車
    の飛散防止装置。
JP2500889U 1989-03-03 1989-03-03 塵芥収集車の飛散防止装置 Expired - Lifetime JPH0638801Y2 (ja)

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JPH02115306U JPH02115306U (ja) 1990-09-14
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