JPH0638318A - キュービクル枠体の製作治具 - Google Patents

キュービクル枠体の製作治具

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JPH0638318A
JPH0638318A JP20699592A JP20699592A JPH0638318A JP H0638318 A JPH0638318 A JP H0638318A JP 20699592 A JP20699592 A JP 20699592A JP 20699592 A JP20699592 A JP 20699592A JP H0638318 A JPH0638318 A JP H0638318A
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JP
Japan
Prior art keywords
frame body
welding
angle
welding table
cubicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP20699592A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Miura
正年 三浦
Fumiyuki Matsubara
史幸 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOYANAGI KOGYO KK
Original Assignee
KOYANAGI KOGYO KK
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Publication date
Application filed by KOYANAGI KOGYO KK filed Critical KOYANAGI KOGYO KK
Priority to JP20699592A priority Critical patent/JPH0638318A/ja
Publication of JPH0638318A publication Critical patent/JPH0638318A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キュービクルの枠体をアングル部材を溶接し
て製作する際の治具を提供する。 【構成】 縦・横方向のアングル部材を載置して固定す
るコナー部材を上面に有する固定溶接台と可動溶接台と
からなる溶接台と、この溶接台の左右に設けられ立体状
の枠体を組立てるときに使用する上下方向に可動の押さ
え部材を有する可動のバーチカルホルダーと、上記溶接
台の回りに設けられた複数の固定クランプ装置とから構
成され、上記固定クランプ装置にてアングル部材に溶接
歪みを打ち消す曲げ応力を加えて支持させ、アングル部
材の隅部を溶接するようにしたことを特徴とするキュー
ビクル枠体の製作治具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、配電盤,操作盤,動
力盤等の筐体の枠体を溶接して製造する際の製作治具に
関する。
【0002】
【従来の技術】以下、図面を参照して従来のキュービク
ル枠体を溶接により製作する方法を説明する。配電盤,
操作盤,動力盤等の筐体を作るには、断面L字状のアン
グル鋼材を所定の寸法に切断し、縦,横および幅方向の
アングル部材を用意する。次に、図4に示すように縦お
よび横方向のアングル部材1,2をそれぞれ2本組み合
わせ、それぞれのアングル部材1,2の両端を斜めに突
き合わせ、この突き合わせ部3の四隅を溶接して四角形
の平面状の枠体を形成する。
【0003】次に、図5に示すように上記平面状の枠体
を下に置き、その四隅に幅方向のアングル部材4を溶接
して取り付ける。この取り付けられたアングル部材4の
上端に、先の平面状の枠体と同様に形成した平面状の枠
体を載置し、この四隅をそれぞれ溶接することにより筐
形の枠体を形成するのが一般的である。その他に、アン
グルの端部をボルト等により固定して組み立てる場合も
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キュービク
ル枠体を溶接で作る場合は、アングル部材の端部を溶接
すると、これらのアングル部材に溶接歪みが生じ、例え
ば四角形の枠体を作る際には対角精度がどうしても狂
い、正確な四角形状の枠体を製作することが困難であっ
た。このため、従来熟練した作業員が一旦溶接で製作し
た四角形状の枠体を大きなハンマー等で叩いて修正する
ことが行われていた。このため、作業工数も増加し、時
間もかかる不具合があった。
【0004】また、アングル部材の端部をボルト等によ
り固定して組み立てる場合では、アングルの端部に正確
な穴を穿設しなければならず、ボルトの頭が飛び出して
いるので最終的にこの枠体上に鉄板等を溶接してキュー
ビクルを形成した際に美観上からも強度の点からも溶接
して製作した枠体に比べて劣ってしまう不具合があっ
た。
【0005】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、キュービクル枠体を溶接で製作する場合、簡単
な治具を使って正確な枠体を容易に製作することができ
るキュービクル枠体の製作治具を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、キュービク
ルの枠体をアングル鋼材を溶接して製作する際に使用す
る治具であって、縦・横方向のアングル部材を載置して
固定するコナー部材を上面に有する固定溶接台と可動溶
接台とからなる溶接台と、この溶接台の左右に設けられ
立体状の枠体を組立てるときに使用する上下方向に可動
の押さえ部材を有する可動のバーチカルホルダーと、上
記溶接台の回りに設けられた複数の固定クランプ装置と
から構成され、上記固定クランプ装置にてアングル部材
に溶接歪みを打ち消す曲げ応力を加えて支持させ、アン
グル部材の隅部を溶接するようにしたことを特徴とする
キュービクル枠体の製作治具である。
【0007】
【作用】溶接台回りの複数の固定クランプ装置でアング
ル部材を予め溶接歪みが生じる分だけ外側に曲げ応力を
加えた状態で四隅を溶接するので、対角精度の高い平面
状の枠体を製作することが可能となる。また、この対角
精度の高い平面状の枠体を使用して立体状の枠体をバー
チカルホルダーによって支持させ、これらの四隅を溶接
することによって、正確な立体状の枠体を容易に製作す
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいてこの発明のキュービク
ル枠体の製作治具の実施例を説明する。図1は実施例の
キュービクル枠体の製作治具の構成を示す斜視図であ
る。即ち、基台10上の中央部には固定溶接台11と移
動溶接台12とから構成される溶接台が設けられてい
る。この溶接台の左右の両側には立体状の枠体を組み立
てる際に使用するバーチカルホルダー13a,13b,
14a,14bが設けられ、基台10上に配設された2
本のラック8に噛み合うピニオン9を上記バーチカルホ
ルダー13a,13b,14a,14b上に設けたモー
タ30(図2参照)によりそれぞれ回転駆動させ、それ
ぞれ平行に前進,後退することができるように構成され
ている。
【0009】上記固定溶接台11と移動溶接台12との
間には30cm〜90cmのゲージブロック15が挟み
込まれ、移動溶接台12内に設けられた図示しないモー
タの駆動により固定溶接台11側に移動させ、固定溶接
台11と移動溶接台12により形成される溶接台の寸法
を、製作するキュービクル枠体の所望の寸法に対応し
て、例えば1600〜2400cmの間で100mm刻
みに正確に寸法出しができるように構成されている。
【0010】上記左右のバーチカルホルダーは、図2に
右側側面図を示すようにそれぞれ一対のホルダー13
a,13b,14a,14bからなり、キュービクル枠
体を立体状に組みあげるときにアングル部材の寸法に合
わせてモータ30の回転駆動力を減速機を介して溶接台
に前進,後退させる。そして、アングル部材の各辺の隅
部を押さえるように使用される。また、直角に角度出し
された逆L字状の一対の押さえ部材16a,16b,1
7a,17bがそれぞれのバーチカルホルダー13a,
13b,14a,14bの相対抗する内側を上下に移動
可能に設けられ、モータ18,19の駆動力を減速機2
0a,20bを介して垂直に設けられたボールネジ21
a,21bを回転させて上下方向に調節できるように移
動可能に設けられ、高さを枠体の所望の寸法に調節でき
るように構成されている。
【0011】上記固定溶接台11と移動溶接台12の両
側および左右の対辺には、間隔を置いてエアシリンダー
で駆動される歯車を介して回動する固定クランプ装置2
2が8個設けられている。この固定クランプ装置の構成
を図3に基づいて説明する。即ち、垂直に取り付けられ
たエアシリンダー23の作動杆24は大径の歯車26の
軸に固定されたクランク25を回動させ、この歯車26
と噛み合う小径の歯車27を回動し、この軸に固定され
たクランク部材28の先端に取り付けられたアングル押
圧部材29を溶接台11,12上に載置された断面L字
状のアングル部材の内側に係合させ外側に押圧してアン
グル部材1,2に曲げ応力を加えてクランプするように
構成されている。
【0012】次に、このように構成されたキュービクル
枠体の製作治具によりキュービクル枠体を製作する動作
を説明する。まず、アングル鋼材は形成する所定の寸法
のに切断され、枠体の縦,横,幅方向のアングル部材を
3種類用意される。このとき、図4に示すように縦およ
び横のアングル部材部材1,2はそれぞれの両端が45
度の角度に切断されている。幅方向のアングル部材4の
両端は図5に示すように水平になるように直角に切断さ
れ、これらの端部を突き合わせて溶接するように形成さ
れている。
【0013】次に、これらのアングル部材は予め製作す
るキュービクル枠体の寸法に合わせてゲージブロック1
5を挿入して固定溶接台11と移動溶接台12の寸法出
しのされた溶接台上に載せられる。このとき、図4に示
すように固定溶接台11と移動溶接台12で形成される
溶接台の四隅上には突出したコーナー部材7が直角の角
度出しされて固定して設けられている。片方の平面状の
枠体を形成するため、縦,横のアングル部材1,2をそ
れぞれ2本使って四隅のコナー部材7に当接させて長方
形に載置され、次に固定クランプ装置22のエアシリン
ダー23を動作してそれぞれのアングル押圧部材29を
アングル部材1,2の内側に当接して外側に押圧して押
え込む。そして、この状態でアングル部材1,2の四隅
3を溶接装置により溶接して片方の平面状の枠体を形成
するのである。また、コーナー部材7の角度を変えるこ
とにより、キュービクル屋根部の傾斜角度を付けた枠体
を製作することができる。
【0014】このとき、四辺を構成する縦,横のアング
ル部材1,2は固定クランプ装置22により溶接歪みを
見越した分だけ外側に応力が掛けられて曲げられ、この
状態で溶接されるので、溶接後の四辺の対角精度は設計
通りの正確な寸法のものが製作できる。なお、アングル
部材は通常L型鋼の1辺が40〜50mm,厚さ3〜5
mmのものが使用される。このため、予め使用するアン
グル部材の長さ、厚さを計算しておき、対応する溶接歪
みの生じる応力を固定クランプ装置22により与えてク
ランプするのである。
【0015】次に、このようにして形成された平面状の
枠体を下に置き、幅方向のアングル部材4を4本四隅に
立てて固定し、上方にさらに片方の平面状の枠体を載
せ、バーチカルホルダー13a,13b,14a,14
bの押さえ部材16a,16b,17a,17bを下げ
て固定する。この状態で幅方向の4本のアングル部材4
の両側をそれぞれ溶接して立体状の枠体を形成するので
ある。
【0016】上記例では、溶接台を形成するのにゲージ
ブロックを挟み込んで寸法出しを行うものについて説明
したが、これはデジタル的に制御することも可能であ
る。また、溶接装置がこのキュービクル枠体の製作治具
と別体のものについて説明したが、自動溶接装置をバー
チカルホルダーに取り付けて行うことも可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明のキュー
ビクル枠体の製作治具によれば、キュービクル枠体の製
作において溶接歪みのない正確な対角寸法の平面状の枠
体を簡単な装置で容易に製作することができる。また、
立体状の枠体を組み立てる際には、バーチカルホルダー
が正確な寸法出しと対角精度出しを行ってキュービクル
枠体を製作できる。従って、従来必要とされた修正のた
めの工数が省け、熟練した作業員を必要とすることなく
製作することができる。また、種々の大きさのキュービ
クルに簡単に対応することができ、ほとんど修正を行う
必要がないので仕上がりもきれいである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のキュービクル枠体の製作治
具を示す斜視図、
【図2】図1の右側側面図、
【図3】固定クランプ装置の側面図、
【図4】平面状の枠体を製作する状態を示す上面図、
【図5】立体状の枠体を製作する状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,2,4 アングル部材 3 溶接部 7 コーナ部材 11 移動溶接台 12 可動溶接台 13,14 バーチカルホルダー 16a,16b,17a,17b 押さえ部材 22 固定クランプ装置 23 エアシリンダー 29 アングル押圧部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キュービクルの枠体をアングル鋼材を溶
    接して製作する際に使用する治具であって、縦・横方向
    のアングル部材を載置して固定するコナー部材を上面に
    有する固定溶接台と可動溶接台とからなる溶接台と、こ
    の溶接台の左右に設けられ立体状の枠体を組立てるとき
    に使用する上下方向に可動の押さえ部材を有する可動の
    バーチカルホルダーと、上記溶接台の回りに設けられた
    複数の固定クランプ装置とから構成され、上記固定クラ
    ンプ装置にてアングル部材に溶接歪みを打ち消す曲げ応
    力を加えて支持させ、アングル部材の隅部を溶接するよ
    うにしたことを特徴とするキュービクル枠体の製作治
    具。
JP20699592A 1992-07-13 1992-07-13 キュービクル枠体の製作治具 Pending JPH0638318A (ja)

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JP20699592A JPH0638318A (ja) 1992-07-13 1992-07-13 キュービクル枠体の製作治具

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JP20699592A JPH0638318A (ja) 1992-07-13 1992-07-13 キュービクル枠体の製作治具

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JPH0638318A true JPH0638318A (ja) 1994-02-10

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JP (1) JPH0638318A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107775252A (zh) * 2017-11-24 2018-03-09 江西卓尔金属设备集团有限公司 枪柜框体焊接机器人夹具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107775252A (zh) * 2017-11-24 2018-03-09 江西卓尔金属设备集团有限公司 枪柜框体焊接机器人夹具

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