JPH063781U - テールゲートリフターにおけるゲート板回動装置 - Google Patents

テールゲートリフターにおけるゲート板回動装置

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JPH063781U
JPH063781U JP3005291U JP3005291U JPH063781U JP H063781 U JPH063781 U JP H063781U JP 3005291 U JP3005291 U JP 3005291U JP 3005291 U JP3005291 U JP 3005291U JP H063781 U JPH063781 U JP H063781U
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JP
Japan
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gate plate
spring
block
rotation
rotating device
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JP3005291U
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Inventor
巌 越智
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テールゲートリフタのゲート板回動装置に使
用されている単純形の圧縮コイルばねに代えて、作動途
中でばね定数を変化することができるようにし、これに
よりゲート板2が略90゜以上に回動されたときでも、
ゲート板2の自重とばね定数がゲート板2の回動途中で
変化しながら適切な回転力となってゲート板の回動全域
(90゜+α)に渡って略無重力状態で軽く回動できる
ようにすることを目的とする。 【構成】 ゲート板2が上昇位置から格納位置に向って
90゜+α回動するとき、ゲート板2の回動域全域に亘
り、ばねの復元モーメントがゲート板2の自重による回
転モーメントに追従できるよう2個の圧縮コイルばね2
8a,28bを使用するか或いは円錐形コイルばね1個
を使用した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、貨物車両の後部に装備されている荷物昇降用のテールゲートリフタ ーに関するものである。更に詳しくいえば、貨物車両の荷台床面と地上面間を上 下すべく、平行リンク機構を介して取付けられたテールゲートリフターのゲート 板を、その非作動時に作業者にとって略無重力の状態で回動させることができ、 車両後端に対しほゞ平行位置に立上らせて格納することができるようにしたゲー ト板の回動装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のゲート板回動装置として、本出願人が先に開示した実公昭63−403 45号公報記載のものがしられている。これについて図8〜図14を参照して概 略説明する。
【0003】 図8において、1は荷台でこの上に荷物が載せられるが、この荷物の搬入・搬 出はゲート板2の昇降によって行われる。即ちゲート板2は図8の如く上昇位置 Aと下降位置Bの間を昇降する。又収納時には上昇位置Aから上方にピン3のま わりに回動し、格納位置C即ち荷台1の後面4に向い合わせに格納される。
【0004】 ゲート板2はリフトアーム5とテンションアーム6の端にピン7で枢着された バーチカルアーム8で支持されている。リフトアーム5とテンションアーム6は 車台後部に取付けられたフレームに支持されたシリンダ9によってアーム10を 介し回動される回転軸11の両端に固定された回転側板12にピン13及び14 によって枢着されている。
【0005】 図9において、回動装置15は一端をゲート板2の裏面に、他端をバーチカル アーム8にピン16で枢着されている。17はガイドロッドで、上端がブロック 18に遊嵌されている。ブロック18はその両側に固着したピン19,19(図 10)がゲート板2の裏面に溶接された1対の支持ブラケット20の孔20′に 挿通されて支持されている。ガイドロッド17の他端にはブロック21が固定さ れている。ブロック21にもピン16がとりつけられ、該ピン16がバーチカル アーム8に枢着保持されている。22は圧縮コイルばねで、ガイドロッド17に 固着されたスプリング座金23とブロック18との間に保持されている。
【0006】 ゲート板2は、その不使用時には荷台1の後面4に向い合わせに格納し、その 位置を保持する手段として、荷台1側に設けた着脱自在な適宜緊締可能な手段で ゲート板2の回動を阻止しておく。
【0007】 このように構成されている従来のゲート板回動装置は、上昇位置Aから格納位 置Cへ回動させる時(図8)、即ちゲート板2を90゜以内で上方に回動させる 時に、ばね力が略均衡して働く(図11のばね力の回転モーメント特性曲線の曲 線MとMを参照)ようになっている。
【0008】 従って、荷台1とプラットホームP(図12)との間での荷役作業において、 荷台1とプラットホームPの上面が略面一の場合には問題がないが、図12に示 すようにプラットホームPの上面が荷台1の面より若干低く構築されていて、テ ールゲートリフターを駆動して昇降させて荷役するほどでない高低差hのあると ころでの荷役作業時に問題がある。
【0009】 即ち、図12に示したように、プラットホームPの上面が荷台1より若干低く なっているところでは、ゲート板2をプラットホーム上面に向けて少し傾斜させ 、その自由端側をプラットホームPの上面に接地させることが必要である。この 技術については、本出願人が先に出願し公告となった実公平1−27963号に 詳細に開示されている。これによれば、バーチカルアーム8の側面24とゲート 板2の主骨材の端面25との間に出し入れ自在な間隔片26を介在させ、この間 隔片26を出し入れすることにより、ゲート板2の先端を傾斜することもできる し、また水平に保持しておくこともできるようになっている(図13,図14参 照)。
【0010】 従って、プラットホームPの上面が荷台1より若干低くなっているところでの ゲート板2の傾斜は、間隔片26を取り除くだけで容易にできる(図14)が、 逆にプラットホームPとの接地をといて荷台1と水平に、あるいは荷台1の後面 4に格納しようとするとき、その初期回動はゲート板2の自重に打ち勝つため、 相当な力を与えてやらなければ回動できない。最近ゲート板2も大量の荷物をの せられるよう大型化されており、人力による回動補助も容易でなく、又カムや補 助リンクを用いてゲート板2の回動を補正することもできるが、これは補正誤差 は減少しても構造が複雑となり、その分自重増、或いは回転抵抗増を来し、問題 点が多く残されている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上述した従来技術の問題点に鑑みて考案されたものである。 即ち、従来のゲート板回動装置に使用されている単純形の圧縮コイルばねに代 えて、作動途中でばね定数を変化することができるコイルばねを使用し、これに よりゲート板2が略90°以上に回動されたときでも、ゲート板2の自重とばね 定数がゲート板2の回動途中で変化しながら適切な回転力となってゲート板の回 動全域(90°+α)に渡って略無重力状態で軽く回動できるようにすることを 目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
車体フレーム又は平行四辺形リンクに取付けられたバーチカルアームにその基 部がピンによって枢支されたゲート板と、該ゲート板の裏面に収納されたゲート 板の回動装置とからなり、該回動装置は、前記バーチカルアームにピンで支承さ れたブロックと該ブロックに一端を固着し、他端を前記ゲート板の裏面に固着さ れた1対のブラケットにピンを介し支承されたブロックに遊嵌したガイドロッド と、該ガイドロッドに嵌挿され、前記両ブロック間に装着されたゲート板の回動 を助勢する圧縮コイルばねとからなり、ゲート板が上昇位置から格納位置に向っ て90°+α回動するとき、ゲート板の回動全域に亘り、ばねの復元モーメント がゲート板の自重による回転モーメントに追従できるようにした。そしてこのよ うなゲート板の回動を助勢する圧縮コイルばねとしてばねの伸縮行程中にばね定 数が変化することができるよう、2個又は1個のコイルばねで構造した。
【0013】
【実施例】
本考案の構成は、前記従来例で説明した実公昭63−40345号公報に記載 されている回動装置15と基本的には同じである。相異点は圧縮コイルばねの形 状のみである。即ち、従来のテールゲートの回動装置15のゲート板2はその俯 仰角は略90°であって、単純形の圧縮コイルばねを使用して、ゲート板2の自 重による回転モーメントと圧縮コイルばねの復元モーメントをゲート板の回動全 域(90゜の範囲内)にわたってバランスするようになっている。本考案の回動 装置は、90゜より大きな角、即ち90°+αの範囲で無重力状態で軽く回動で きるようにしたものである。
【0014】 従って、従来のまゝであると図12の高低差hの範囲のゲート板2の回動、即 ちプラットホームPの上面が荷台1より若干低く構築されていて、テールゲート リフターを昇降させて荷役するほどでない高低差hのあるところでのゲート板2 の復元作業は人力によるしかない。これは大変な労力であるので、この範囲をも 圧縮コイルばねを使用してバランスさせるようにしようとするものである。
【0015】 本考案に使用するばね定数が変化する圧縮ばねは図4〜図6に示したように、 (a)2個のコイルばねを使用する同軸直列作用ばね(図4)、(b)同じく2 個のばねを使用する同軸並列作用ばね(図6)、(c)巻き径を円錐状に変化さ せた1個のばね(図5)等を使用することができる。これらのばね形状は公知で あるが、これらの圧縮ばねをゲート板2の格納位置C、下降位置B、さらにプラ ッ卜ホームPの上面までの回動角度、即ち角度90°+αの無重力回動に応用し たことが本考案のねらいである。
【0016】 さて、図1は図4に示した同軸直列作用ばねを使用した例を示す。図1におい て同軸直列作用ばね部以外の構成は、従来例と略同一構成であるので、説明にあ たっては同一構成部には、同一符号を付して説明する。
【0017】 図1で、ばね28a及びばね28bは、ガイドロッド17に固着された座金2 7とブロック18との間で、ガイドロッド17に遊嵌されている。ばね28aは 、ゲート板2の格納位置Cと上昇位置Aとの間の略90°の範囲でゲート板2の 自重と略均衡するように作用し、ばね28bは、90°を超えた+αの範囲でゲ ート板2の自重と略均衡するようになっている。
【0018】 即ち、ばね28aは、ゲート板2が格納位置Cから傾動するにつれて圧縮され 、ゲート板2が水平近くでその作用が限界に達し(ばね線径同志が接近)、それ 以上作用出来なくなる。そして、あとは、ばね28bのばね力が90゜を超えた +αの範囲で均衡する。
【0019】 図2及び図3はばね28aの保全上の観点から規制スリーブ29をばね28a に遊嵌させたものを示す。図2では規制スリーブ29は、ばね28aの外側に、 図3ではばね28aの内側にガイドロッド17に対して遊嵌されている。スリー ブ29の長さは、ゲート板2が水平状態になった時に、ばね28aが規制される 長さである。なお図2に於いて、中間座金30は必ずしも必要とするものではな く、図1に示したようにばね28bに直接接触させてもよいことは勿論である。 さらに、ガイドロッド17に座金27を固着し、ばね28の着座面としたが、座 金27を廃止し、ブロック21の上面を直に着座面としてもよい。
【0020】 図7は本考案のモーメント線図である。図であきらかなように、ゲート板2の 重力によるモーメントMとばね力によるモーメントMはY−Y線の位置で略 均衡しており、それより左側に行くに従い、重力によるモーメントMは左あが りに、ばね力によるモーメントMは左下りに、それぞれ方向を異にしてゆく。 即ち両者間のバランスが大きくくずれ、無重力の状態での回動ができなくなる。
【0021】 そこで、このバランスのくずれた部分をばね28bを使用して補正してやろう とするのが本考案である。図7では符号Xの部分がばね28bのばね力によるモ ーメント図で、実線で示す重力によるモーメントMに略追従していることがわ かる。従って最初に人力で多少の力を加えてやれば、後は90゜より大きい+α °の範囲内を無重力状態で軽快に回動させることができる。
【0022】
【効果】
ゲート板2が90°+αの角を回動するとき、ゲート板2の回動を助勢するば ね力に同軸直列作用ばね、あるいは同軸並列作用ばね、あるいは又巻き径の変化 したばねを使用したので、ゲート板の回動域全域に亘り、ばねの復元モーメント Mがゲート板の自重による回転モーメントMに追従できるようになった。従 って回動の初期に人力でほんのわずか押し上げてやればゲート板2はスムーズに 回動全域を回動でき、ゲート板2の格納作業がきわめて安全であり又容易である 。
【0023】 従来のゲート板回動装置に使用されているばねを本考案の如くばね定数が途中 で変るばねに変えるだけであるから、既存のテールゲートリフター装着車にも簡 単に応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る回動装置の1つの例を示す。
【図2】同じく別の例を示す。
【図3】同じくさらに別の例を示す。
【図4】本考案のばね定数可変な圧縮コイルばねの例を
示す。
【図5】本考案のばね定数可変な圧縮コイルばねの例を
示す。
【図6】本考案のばね定数可変な圧縮コイルばねの例を
示す。
【図7】本考案回動装置のモーメント特性図。
【図8】公知ゲート板の昇降動作説明図。
【図9】同じく回動装置の拡大図。
【図10】公知回動装置の回転モーメント図。
【図11】ゲート板の裏面図。
【図12】テールゲートリフターを備えた車両の後部側
面図。
【図13】ゲート板の先端部の微角度傾動装置を示す。
【図14】同じく傾動状態を示す。
【符号の説明】
a,b ばね A 上昇位置 B 下降位置 C 格納位置 1 荷台 2 ゲート板 3 ピン 4 (荷台の)後面 5 リフトアーム 6 テンションアーム 7 ピン 8 バーチカルアーム 9 シリンダ 10 アーム 11 回転軸 12 回転側板 13 ピン 14 ピン 15 回動装置 16 ピン 17 ガイドロッド 18 ブロック 19 ピン 20 支持ブラケット 21 ブロック 22 圧縮コイルばね 23 スプリング座金 24 (バーチカルアームの)側面 25 (主骨材の)端面 26 間隔片 27 スプリング座金 28a,28b ばね 29 スリーブ 30 中間座金

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム又は平行四辺形リンクに取
    付けられたバーチカルアーム(8)にその基部がピン
    (3)によって枢支されたゲート板(2)と、該ゲート
    板(2)の裏面に収納されたゲート板(2)の回動装置
    (15)とからなり、該回動装置(15)は、前記バー
    チカルアーム(8)にピン(16)で支承されたブロッ
    ク(21)と該ブロック(21)に一端を固着し、他端
    を前記ゲート板(2)の裏面に固着された1対のブラケ
    ット(20,20)にピン(19)を介し支承されたブ
    ロック(18)に遊嵌したガイドロッド(17)と、該
    ガイドロッド(17)に嵌挿され、前記ブロック(1
    8)とブロック(21)間に装着されたゲート板(2)
    の回動を助勢する圧縮コイルばね(28)とからなり、
    ゲート板(2)が上昇位置から格納位置に向って(90
    ゜+α)回動するとき、ゲート板(2)の回動域全域に
    亘り、ばねの復元モーメントがゲート板(2)の自重に
    よる回転モーメントに追従できるようにしたことを特徴
    とするテールゲートリフターにおけるゲート板回動装
    置。
  2. 【請求項2】ゲート板の回動を助勢する圧縮コイルばね
    が、ばねの伸縮行程中にばね定数が変化することができ
    るよう2個又は1個のコイルばねで構成したことを特徴
    とする請求項1のテールゲートリフターにおけるゲート
    板回動装置。
JP3005291U 1991-02-01 1991-02-01 テールゲートリフターにおけるゲート板回動装置 Pending JPH063781U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6340345U (ja) * 1986-08-29 1988-03-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6340345U (ja) * 1986-08-29 1988-03-16

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