JPH063778U - ティルトキャブ式車両におけるタイヤのフェンダ装置 - Google Patents
ティルトキャブ式車両におけるタイヤのフェンダ装置Info
- Publication number
- JPH063778U JPH063778U JP4350192U JP4350192U JPH063778U JP H063778 U JPH063778 U JP H063778U JP 4350192 U JP4350192 U JP 4350192U JP 4350192 U JP4350192 U JP 4350192U JP H063778 U JPH063778 U JP H063778U
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- Japan
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- fender
- surface portion
- tire
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- attached
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シール性能が高く、しかも構造も簡単なティ
ルトキャブ式車両におけるタイヤのフェンダ装置を提供
することを目的とする。 【構成】 車両のフレーム側に取り付けられてタイヤ後
部を覆うフェンダ6の上端部に、垂直面部6Aと、該垂
直面部6Aと連なって車両前方から後方に向かうに従っ
て低位から高位に傾斜する傾斜面部6Bとを形成する一
方、ティルトキャブ後端下部7に垂下して取り付けた板
状ラバー8を前記垂直面部6Aに重合した。
ルトキャブ式車両におけるタイヤのフェンダ装置を提供
することを目的とする。 【構成】 車両のフレーム側に取り付けられてタイヤ後
部を覆うフェンダ6の上端部に、垂直面部6Aと、該垂
直面部6Aと連なって車両前方から後方に向かうに従っ
て低位から高位に傾斜する傾斜面部6Bとを形成する一
方、ティルトキャブ後端下部7に垂下して取り付けた板
状ラバー8を前記垂直面部6Aに重合した。
Description
【0001】
本考案は、ティルトキャブ式車両におけるタイヤのフェンダ装置に関し、特に 、タイヤ後部を覆うフェンダにおけるシール構造の改良に関する。
【0002】
従来、ティルトキャブ式車両において、フレーム側に取り付けられてタイヤ後 部を覆うフェンダが設けられているものがある。 この場合、フェンダ上端部とティルトキャブの後端下部との間の間隙からスプ ラッシュが入り込まないように、この間隙をシールするシール構造を採用するよ うにしている。
【0003】 図3は従来のシール構造を示しており、同図(A)のものでは、フェンダ1の 上端部を、前方に折曲形成し、ティルトキャブ後端下部に取り付けたラバー2の 下端部を前記フェンダ1の折曲部1Aに相対向させるようにしている。 又、同図(B)のものでは、板状のラバー3の下端部をフェンダ1の折曲部1 Aに接触させるようにしている。
【0004】 更に、同図(C)のものでは、ティルトキャブ後端下部4に取り付けた断面環 状のラバー5の下端部をフェンダ1の折曲部1Aに接触させるようにしている。
【0005】
しかしながら、上記のような従来のシール構造にあっては、シール性能が低い と共に、構造も複雑であり、ティルトキャブの大きな動きに追従できない。 特に、図3(A)に示してものでは、ラバー2の形状が複雑であると共に、ラ バー2とフェンダ1とが密着せず、シール面も小さく、十分なシール性能を得ら れない。又、同図(B)に示したものでは、シール面が横方向であり、やはり、 十分なシール性能を得られず、ティルトキャブの大きな動きに追従できない。更 に、同図(C)に示したものでは、ラバー5の形状が複雑であると共に、シール 面が横方向であり、同様に十分なシール性能を得られない。
【0006】 そこで、本考案は以上のような従来の問題点に鑑み、フェンダ構造とシール部 材の構造の改良を図って、ティルトキャブの大きな動きに追従でき、シール性能 が高く、しかも構造も簡単なティルトキャブ式車両におけるタイヤのフェンダ装 置を提供することを目的とする。
【0007】
このため、本考案は、車両のフレーム側に取り付けられてタイヤ後部を覆うフ ェンダの上端部に、垂直面部と、該垂直面部と連なって車両前方から後方に向か うに従って低位から高位に傾斜する傾斜面部とを形成する一方、ティルトキャブ 後端下部に垂下して取り付けた板状シール部材を前記垂直面部に重合した構成と する。
【0008】
かかる構成において、ティルトキャブを降ろした時に、傾斜部のガイド機能に よって、ラバーのフェンダ後方に至る動きを規制され、確実にフェンダの前方に 案内され、ラバーをフェンダに正確に密着させることができる。 特に、ラバーとフェンダとの間のシール面は大きく、十分なシール性能が得ら れる。又、このシール面は縦方向であり、これによっても十分なシール性能を得 られ、スプラッシュを確実に防止することができる。
【0009】
以下、添付された図面を参照して本考案を詳述する。 図1において、車両のフレーム側に取り付けられてタイヤ後部を覆うフェンダ 6の上端部には、垂直面部6Aと、該垂直面部6Aと連なって車両前方から後方 に向かうに従って低位から高位に傾斜する傾斜面部6Bとが折曲形成されている 。
【0010】 ティルトキャブ後端下部7には、板状のシール部材としてのラバー8が締結具 9によって締結固定されて、垂下されている。 そして、ラバー8は垂下した状態で、その後面が前記フェンダ6上端部の垂直 面部6A前面に重合される。 図2は、上記フェンダ6の全体形状を示す図で、上端部には、垂直面部6Aと 傾斜面部6Bとが折曲形成されている。又、フェンダ6の上端の一方の側部には 、該フェンダ6をフレーム側に固定するためのブラケット10がボルト11等の 固定具により固定取付されている。
【0011】 かかる構成のシール構造にあっては、シール性能が高いと共に、構造も簡単で あり、ティルトキャブの大きな動きに追従できる。 即ち、ラバー8とフェンダ6との間のシール面が大きく、十分なシール性能が 得られる。又、このシール面は縦方向であり、これによっても十分なシール性能 を得られ、スプラッシュを確実に防止することができる。
【0012】 更に、ティルトキャブを降ろした時に、傾斜部6Bのガイド機能によって、ラ バー8のフェンダ6後方に至る動きを規制され、確実にフェンダ6の前方に案内 され、ラバー8をフェンダ6に正確に密着させることができるので、上記のシー ル性能を確実に発揮することができる。 又、ラバー8は単なる平ものであり、その構造は簡単でコスト的にも有利であ る。
【0013】 更に、縦方向のシール面としたから、キャブのサスペンションストロークに対 する追従性が良好である。 尚、以上のように、特定の実施例を参照して本考案を説明したが、本考案はこ れに限定されるものではなく、当該技術分野における熟練者等により、本考案に 添付された実用新案登録請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修正 が可能であるとの点に留意すべきである。
【0014】
以上説明したように、本考案によれば、タイヤ後部を覆うフェンダの上端部に 、垂直面部と傾斜面部とを形成し、ティルトキャブ後端下部に垂下して取り付け た板状シール部材を前記垂直面部に重合したから、フェンダとキャブとの間のシ ール性能が高いと共に、構造も簡単であり、ティルトキャブの大きな動きに対す る追従性も良い等実用的効果大なるものである。
【図1】 本考案に係るティルトキャブ式車両における
タイヤのフェンダ装置の一実施例を示す断面図
タイヤのフェンダ装置の一実施例を示す断面図
【図2】 同上の実施例におけるフェンダの全体形状を
示す斜視図
示す斜視図
【図3】 従来のフェンダのシール構造を示す断面図
6 フェンダ 6A 垂直面部 6B 傾斜面部 8 ラバー
Claims (1)
- 【請求項1】 車両のフレーム側に取り付けられてタイ
ヤ後部を覆うフェンダの上端部に、垂直面部と、該垂直
面部と連なって車両前方から後方に向かうに従って低位
から高位に傾斜する傾斜面部とを形成する一方、ティル
トキャブ後端下部に垂下して取り付けた板状シール部材
を前記垂直面部に重合したことを特徴とするティルトキ
ャブ式車両におけるタイヤのフェンダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4350192U JP2567307Y2 (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | ティルトキャブ式車両におけるタイヤのフェンダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4350192U JP2567307Y2 (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | ティルトキャブ式車両におけるタイヤのフェンダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063778U true JPH063778U (ja) | 1994-01-18 |
JP2567307Y2 JP2567307Y2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=12665472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4350192U Expired - Fee Related JP2567307Y2 (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | ティルトキャブ式車両におけるタイヤのフェンダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567307Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP4350192U patent/JP2567307Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2567307Y2 (ja) | 1998-04-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323113 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |