JPH0717594Y2 - 自動車ドアの下部構造 - Google Patents
自動車ドアの下部構造Info
- Publication number
- JPH0717594Y2 JPH0717594Y2 JP1988125818U JP12581888U JPH0717594Y2 JP H0717594 Y2 JPH0717594 Y2 JP H0717594Y2 JP 1988125818 U JP1988125818 U JP 1988125818U JP 12581888 U JP12581888 U JP 12581888U JP H0717594 Y2 JPH0717594 Y2 JP H0717594Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- cover plate
- seal
- mounting base
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車ドア、特にその下部外面にカバー板を設
けた自動車ドアの関するものである。
けた自動車ドアの関するものである。
[従来技術] ドアの下部がタイヤからの小石等で傷付けられるのを防
ぐために、かつ装飾も兼ねて、第1図に示すようにドア
1の下部外面に幅広モール状のカバー板を取付けた自動
車が増加している。第3図はカバー板の取付構造の従来
例を示すもので、カバー板3はドア外板11に形成した垂
直面111にクリップ5により固定されている。カバー板
3の下部はロッカパネル2の下半部外面となだらかに接
続する方向に下方へ延びている。
ぐために、かつ装飾も兼ねて、第1図に示すようにドア
1の下部外面に幅広モール状のカバー板を取付けた自動
車が増加している。第3図はカバー板の取付構造の従来
例を示すもので、カバー板3はドア外板11に形成した垂
直面111にクリップ5により固定されている。カバー板
3の下部はロッカパネル2の下半部外面となだらかに接
続する方向に下方へ延びている。
一方、ドアの下部構造として、ドアの下端縁とロッカパ
ネルとの間の隙間から、ほこりや泥水が入ってロッカパ
ネルのステップ部が汚されるのを防ぐため、ドア下端に
沿って、先端がロッカパネル面と接触するシール部材を
取付けたものがある(西独特許第2507204号)。
ネルとの間の隙間から、ほこりや泥水が入ってロッカパ
ネルのステップ部が汚されるのを防ぐため、ドア下端に
沿って、先端がロッカパネル面と接触するシール部材を
取付けたものがある(西独特許第2507204号)。
[本考案が解決しようとする課題] ところで、カバー板は第3図に示すようにドアへの取付
け部から下端までかなりの長さがあることから、ドアを
閉めるとき、あるいは自動車走行時、カバー板下部に振
動が生じる。そしてドアを強閉したり、走行時の路面状
態等によっては振動音が生じるおそれがある。
け部から下端までかなりの長さがあることから、ドアを
閉めるとき、あるいは自動車走行時、カバー板下部に振
動が生じる。そしてドアを強閉したり、走行時の路面状
態等によっては振動音が生じるおそれがある。
そこで本考案は、カバー板を設けた自動車ドアにおい
て、カバー板とロッカパネルとの間をシールするシール
部材を備え、かつシール部材を利用してカバー板の振動
防止手段としたドア下部構造を提供することを目的とす
る。
て、カバー板とロッカパネルとの間をシールするシール
部材を備え、かつシール部材を利用してカバー板の振動
防止手段としたドア下部構造を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本考案は第2図に例示するように、ドア外板11の下部外
面に固着したカバー板3の下端縁に、取付基部41と、取
付基部41からひれ状に下方へ延びて先端がロッカパネル
2の外面に接するシール部42と、取付基部41から同じく
ひれ状に車内方向へ延びて先端がドア外板11の下端に圧
接する突出部43を一体に備えたシール部材4を取付けた
ことを特徴とする。
面に固着したカバー板3の下端縁に、取付基部41と、取
付基部41からひれ状に下方へ延びて先端がロッカパネル
2の外面に接するシール部42と、取付基部41から同じく
ひれ状に車内方向へ延びて先端がドア外板11の下端に圧
接する突出部43を一体に備えたシール部材4を取付けた
ことを特徴とする。
[作用、効果] カバー板3の下端にシール部材4を設けたことで、シー
ル部42によりカバー板3とロッカパネル2との間がシー
ルされ、かつ突出部43によりカバー板3の下端の振動が
吸収され、振動音発生のおそれは全くなくなる。
ル部42によりカバー板3とロッカパネル2との間がシー
ルされ、かつ突出部43によりカバー板3の下端の振動が
吸収され、振動音発生のおそれは全くなくなる。
[実施例] 第1図および第2図に示す実施例において、自動車ドア
1のドア外板11の下部外面には、これを覆うように合成
樹脂よりなる幅広モール状のカバー板3が取付けてあ
る。
1のドア外板11の下部外面には、これを覆うように合成
樹脂よりなる幅広モール状のカバー板3が取付けてあ
る。
ドア外板11は下部に垂直面111を有し、これから更に下
方へ延びて先端がロッカパネル2の上部に形成した凹所
21と対向している。
方へ延びて先端がロッカパネル2の上部に形成した凹所
21と対向している。
カバー板3はその上下幅方向中央部の裏面に突設したス
テー31をドア外板11の上記垂直面111にクリップ5で固
定することにより取付けられている。そしてカバー板3
の下端とドア外板11の下端との間には間隔が存在する。
テー31をドア外板11の上記垂直面111にクリップ5で固
定することにより取付けられている。そしてカバー板3
の下端とドア外板11の下端との間には間隔が存在する。
カバー板3の下端にはソリッドゴムまたは合成樹脂より
なるシール部材4が取付けてある。シール部材4は、カ
バー板3の下端への取付基部41と、取付基部41からロッ
カパネル2の下半部外面とほぼ面一となる方向に下方へ
ひれ状に延び先端がロッカパネル面と接するシール部42
を備えている。更にシール部材4は取付基部41から車内
方向へひれ状に延び先端がドア外板11の下端と圧接する
突出部43を備えている。取付基部41はU字形の溝44を有
し、内部には芯金45が埋設されており、溝44によりカバ
ー板3の下端に強固に保持せしめてある。突出部43を備
えた上記シール部材4は一体押出成形等の手段で容易に
得られる。
なるシール部材4が取付けてある。シール部材4は、カ
バー板3の下端への取付基部41と、取付基部41からロッ
カパネル2の下半部外面とほぼ面一となる方向に下方へ
ひれ状に延び先端がロッカパネル面と接するシール部42
を備えている。更にシール部材4は取付基部41から車内
方向へひれ状に延び先端がドア外板11の下端と圧接する
突出部43を備えている。取付基部41はU字形の溝44を有
し、内部には芯金45が埋設されており、溝44によりカバ
ー板3の下端に強固に保持せしめてある。突出部43を備
えた上記シール部材4は一体押出成形等の手段で容易に
得られる。
上記の構成を有するドア下部構造において、カバー板3
の下端とドア外板11の下端との間にひれ状の突出部43を
介在せしめたことで、カバー板3の下端に生じる振動力
は突出部43により吸収される。従って、たとえドアを強
閉し、また悪路走行時等においても、カバー板3の下端
に振動音が発生するおそれは全くない。勿論シール部材
4のシール部42によりカバー板3とロッカパネル2との
間はシールされるから、ほこりや泥水が侵入してロッカ
パネル2の上部が汚されることはない。このように本考
案によれば、シール部42と突出部43を一体に備えたシー
ル部材4により、カバー板3とロッカパネル2との間の
シール、およびカバー板3の下端の振動音防止が同時に
達成される。
の下端とドア外板11の下端との間にひれ状の突出部43を
介在せしめたことで、カバー板3の下端に生じる振動力
は突出部43により吸収される。従って、たとえドアを強
閉し、また悪路走行時等においても、カバー板3の下端
に振動音が発生するおそれは全くない。勿論シール部材
4のシール部42によりカバー板3とロッカパネル2との
間はシールされるから、ほこりや泥水が侵入してロッカ
パネル2の上部が汚されることはない。このように本考
案によれば、シール部42と突出部43を一体に備えたシー
ル部材4により、カバー板3とロッカパネル2との間の
シール、およびカバー板3の下端の振動音防止が同時に
達成される。
第1図は本考案の下部構造を有する自動車ドアの正面
図、第2図は第1図のII-II線断面図、第3図は従来の
ドアの下部断面図である。 1……ドア 11……ドア外板 2……ロッカパネル 3……カバー板 4……シール部材 41……取付基部 42……シール部 43……突出部
図、第2図は第1図のII-II線断面図、第3図は従来の
ドアの下部断面図である。 1……ドア 11……ドア外板 2……ロッカパネル 3……カバー板 4……シール部材 41……取付基部 42……シール部 43……突出部
Claims (1)
- 【請求項1】ドア外板の下部外面にカバー板を取付ける
とともに、該カバー板の下端縁に、取付基部と、取付基
部から下方へひれ状に延びて先端がロッカパネルの外面
に接触するシール部と、取付基部から車内方向へひれ状
に延びて先端がドア外板の下端外面に圧接する突出部を
一体に備えたシール部材を取付けたことを特徴とする自
動車ドアの下部構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988125818U JPH0717594Y2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 自動車ドアの下部構造 |
US07/304,658 US4892348A (en) | 1988-03-24 | 1989-02-01 | Construction of lower part of door in motor vehicle |
DE3909277A DE3909277A1 (de) | 1988-03-24 | 1989-03-21 | Abschlussverbund fuer den unteren teil einer kraftfahrzeugtuer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988125818U JPH0717594Y2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 自動車ドアの下部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0245857U JPH0245857U (ja) | 1990-03-29 |
JPH0717594Y2 true JPH0717594Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=31376759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988125818U Expired - Lifetime JPH0717594Y2 (ja) | 1988-03-24 | 1988-09-26 | 自動車ドアの下部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0717594Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006315561A (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-24 | Tokai Kogyo Co Ltd | 車体のドア構造 |
JP5087592B2 (ja) | 2009-07-14 | 2012-12-05 | 本田技研工業株式会社 | 車両用ドアの下部構造 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62108114U (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-10 | ||
JPH068926Y2 (ja) * | 1987-01-28 | 1994-03-09 | トヨタ自動車株式会社 | ドアモール内部結合構造 |
-
1988
- 1988-09-26 JP JP1988125818U patent/JPH0717594Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0245857U (ja) | 1990-03-29 |
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