JP2567307Y2 - ティルトキャブ式車両におけるタイヤのフェンダ装置 - Google Patents

ティルトキャブ式車両におけるタイヤのフェンダ装置

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JP2567307Y2
JP2567307Y2 JP4350192U JP4350192U JP2567307Y2 JP 2567307 Y2 JP2567307 Y2 JP 2567307Y2 JP 4350192 U JP4350192 U JP 4350192U JP 4350192 U JP4350192 U JP 4350192U JP 2567307 Y2 JP2567307 Y2 JP 2567307Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ティルトキャブ式車両
におけるタイヤのフェンダ装置に関し、特に、タイヤ後
部を覆うフェンダにおけるシール構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ティルトキャブ式車両において、
フレーム側に取り付けられてタイヤ後部を覆うフェンダ
が設けられているものがある。この場合、フェンダ上端
部とティルトキャブの後端下部との間の間隙からスプラ
ッシュが入り込まないように、この間隙をシールするシ
ール構造を採用するようにしている。
【0003】図3は従来のシール構造を示しており、同
図(A)のものでは、フェンダ1の上端部を、前方に折
曲形成し、ティルトキャブ後端下部に取り付けたラバー
2の下端部を前記フェンダ1の折曲部1Aに相対向させ
るようにしている。又、同図(B)のものでは、板状の
ラバー3の下端部をフェンダ1の折曲部1Aに接触させ
るようにしている。
【0004】更に、同図(C)のものでは、ティルトキ
ャブ後端下部4に取り付けた断面環状のラバー5の下端
部をフェンダ1の折曲部1Aに接触させるようにしてい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のシール構造にあっては、シール性能が低い
と共に、構造も複雑であり、ティルトキャブの大きな動
きに追従できない。特に、図3(A)に示してもので
は、ラバー2の形状が複雑であると共に、ラバー2とフ
ェンダ1とが密着せず、シール面も小さく、十分なシー
ル性能を得られない。又、同図(B)に示したもので
は、シール面が横方向であり、やはり、十分なシール性
能を得られず、ティルトキャブの大きな動きに追従でき
ない。更に、同図(C)に示したものでは、ラバー5の
形状が複雑であると共に、シール面が横方向であり、同
様に十分なシール性能を得られない。
【0006】そこで、本考案は以上のような従来の問題
点に鑑み、フェンダ構造とシール部材の構造の改良を図
って、ティルトキャブの大きな動きに追従でき、シール
性能が高く、しかも構造も簡単なティルトキャブ式車両
におけるタイヤのフェンダ装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本考案は、車
両のフレーム側に取り付けられてタイヤ後部を覆うフェ
ンダの上端部に、垂直面部と、該垂直面部と連なって車
両前方から後方に向かうに従って低位から高位に傾斜す
る傾斜面部とを形成する一方、ティルトキャブ後端下部
に垂下して取り付けた板状シール部材を前記垂直面部に
重合した構成とする。
【0008】
【作用】かかる構成において、ティルトキャブを降ろし
た時に、傾斜部のガイド機能によって、ラバーのフェン
ダ後方に至る動きを規制され、確実にフェンダの前方に
案内され、ラバーをフェンダに正確に密着させることが
できる。特に、ラバーとフェンダとの間のシール面は大
きく、十分なシール性能が得られる。又、このシール面
は縦方向であり、これによっても十分なシール性能を得
られ、スプラッシュを確実に防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、添付された図面を参照して本考案を詳
述する。図1において、車両のフレーム側に取り付けら
れてタイヤ後部を覆うフェンダ6の上端部には、垂直面
部6Aと、該垂直面部6Aと連なって車両前方から後方
に向かうに従って低位から高位に傾斜する傾斜面部6B
とが折曲形成されている。
【0010】ティルトキャブ後端下部7には、板状のシ
ール部材としてのラバー8が締結具9によって締結固定
されて、垂下されている。そして、ラバー8は垂下した
状態で、その後面が前記フェンダ6上端部の垂直面部6
A前面に重合される。図2は、上記フェンダ6の全体形
状を示す図で、上端部には、垂直面部6Aと傾斜面部6
Bとが折曲形成されている。又、フェンダ6の上端の一
方の側部には、該フェンダ6をフレーム側に固定するた
めのブラケット10がボルト11等の固定具により固定
取付されている。
【0011】かかる構成のシール構造にあっては、シー
ル性能が高いと共に、構造も簡単であり、ティルトキャ
ブの大きな動きに追従できる。即ち、ラバー8とフェン
ダ6との間のシール面が大きく、十分なシール性能が得
られる。又、このシール面は縦方向であり、これによっ
ても十分なシール性能を得られ、スプラッシュを確実に
防止することができる。
【0012】更に、ティルトキャブを降ろした時に、傾
斜部6Bのガイド機能によって、ラバー8のフェンダ6
後方に至る動きを規制され、確実にフェンダ6の前方に
案内され、ラバー8をフェンダ6に正確に密着させるこ
とができるので、上記のシール性能を確実に発揮するこ
とができる。又、ラバー8は単なる平ものであり、その
構造は簡単でコスト的にも有利である。
【0013】更に、縦方向のシール面としたから、キャ
ブのサスペンションストロークに対する追従性が良好で
ある。尚、以上のように、特定の実施例を参照して本考
案を説明したが、本考案はこれに限定されるものではな
く、当該技術分野における熟練者等により、本考案に添
付された実用新案登録請求の範囲から逸脱することな
く、種々の変更及び修正が可能であるとの点に留意すべ
きである。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
タイヤ後部を覆うフェンダの上端部に、垂直面部と傾斜
面部とを形成し、ティルトキャブ後端下部に垂下して取
り付けた板状シール部材を前記垂直面部に重合したか
ら、フェンダとキャブとの間のシール性能が高いと共
に、構造も簡単であり、ティルトキャブの大きな動きに
対する追従性も良い等実用的効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るティルトキャブ式車両における
タイヤのフェンダ装置の一実施例を示す断面図
【図2】 同上の実施例におけるフェンダの全体形状を
示す斜視図
【図3】 従来のフェンダのシール構造を示す断面図
【符号の説明】
6 フェンダ 6A 垂直面部 6B 傾斜面部 8 ラバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のフレーム側に取り付けられてタイ
    ヤ後部を覆うフェンダの上端部に、垂直面部と、該垂直
    面部と連なって車両前方から後方に向かうに従って低位
    から高位に傾斜する傾斜面部とを形成する一方、ティル
    トキャブ後端下部に垂下して取り付けた板状シール部材
    を前記垂直面部に重合したことを特徴とするティルトキ
    ャブ式車両におけるタイヤのフェンダ装置。
JP4350192U 1992-06-23 1992-06-23 ティルトキャブ式車両におけるタイヤのフェンダ装置 Expired - Fee Related JP2567307Y2 (ja)

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