JPH0637264B2 - 織物用繊維ストランドを圧縮し且フィード挾持部内へ自動的に導入する装置 - Google Patents

織物用繊維ストランドを圧縮し且フィード挾持部内へ自動的に導入する装置

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JPH0637264B2
JPH0637264B2 JP62238592A JP23859287A JPH0637264B2 JP H0637264 B2 JPH0637264 B2 JP H0637264B2 JP 62238592 A JP62238592 A JP 62238592A JP 23859287 A JP23859287 A JP 23859287A JP H0637264 B2 JPH0637264 B2 JP H0637264B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、フィード通路と、該フィード通路の中に気体
の流れを発生させるための流れ発生器と、該フィード通
路に整合しており且フィード方向に収斂するノズル通路
と前記気体の流れを前記ノズル通路から脱出させるため
前記ノズル通路の出口に近接して設けられている少なく
とも一つの横方向のすり割り開口とを有して前記フィー
ド通路から延びている挿入ノズルとを含む、織物用繊維
ストランドを圧縮し且フィード挟持部の中へ自動的に導
入する装置に関する。
(2)従来の技術 US−A−4,318,206(その第3図)から知ら
れるものは、フィード方向に対し直角な面内に延びてい
る一連のすり割り開口を内包するノズルを有するこの型
式の装置である。これらのすり割りは、給送用ガスの流
れをそこから横方向へ脱出させるためノズル通路の円周
の半分を僅かに越えて延在する一種のすり割り格子を形
成するため、このようにノズル通路の長さ方向を横切る
方向に延びている。この公知の具体例に於ては、ノズル
通路の出口は、平坦な円形開口として形成されており、
フィード挟持部を郭定するローラの輪郭に合致するよう
に形成されてはいない。繊維ストランドの繊維は、フィ
ード方向を横切る方向に延びている多くのすり割りの縁
により捕捉される傾向を有する。横断方向に延びている
すり割りと共に、この狭い円形の出口は、太くなること
を避けがたい繊維ストランドにとってこの克服できない
障害物として作用する。このため、繊維ストランドの特
性が不適切な場合にはこの公知の装置のノズルに詰りを
生ずることがあり、繊維ストランドが均一に圧縮されフ
ィード挟持部内へ確実に自動的に導入されることを妨げ
る。
US−A−4,318,206(その第1図及び第2
図)に開示されているものは、ノズル通路がフィード方
向に収斂しておらず単にフィード通路の延長として形成
されている装置である。この通路には、その出口付近を
丸く取り囲むように配置されている給送ガス流を逃すた
めの孔の列が設けられている。この具体例に於て、ノズ
ル出口の端部形状はフィード挟持部を郭定するローラの
輪郭にある程度合致する形状とされている。この例に於
ては、ノズル通路はフィード通路と同じ幅であるので繊
維ストランドは部分的にすら圧縮されることはなく、と
りわけ繊維ストランドが給送用ガス流の全方向への脱出
により広げられている場合にはその半径方向に広げられ
た外側の繊維が孔の縁に捕らえられ易く、その大きな直
径の繊維ストランドをローラ挟持部の中へ確実に導入す
ることは困難である。
(3)発明が解決しようとする問題点 この序論の中に定義されている形式の装置を織物用繊維
ストランドがフィード挟持部の中へ確実に且自動的に導
入されしかもそれと同時に圧縮され得るように改良する
ことが、本発明の一つの目的である。
発明の構成 (1)発明の概要 本発明によれば、この目的は、前記開口部が前記フィー
ド挟持部の平面に実質的に直角な平面内に前記ノズル通
路の出口からその長さ方向に延びている長さ方向のすり
割りとして形成されており且前記挿入ノズルの出口端部
形状が前記長さ方向のすり割りの両側に於て前記フィー
ド挟持部を郭定する構成要素の輪郭に合致するよう形成
されるようにして設備することにより達成される。
フィード挾持部は、例えば一対のローラにより郭定され
てよく、或いは一つのローラと固定部材とにより郭定さ
れてもよい。挿入ノズルの出口端部の形状をフィード挾
持部の構成要素の形状に合致させることにより挿入ノズ
ルの出口端部をフィード挾持部に近接して配置すること
ができ、フィード挾持部への繊維ストランドの導入が一
層確実にされる。
フィード方向に延びている長さ方向のすり割りの様式で
の給送ガス流のための脱出流路の設置は、織物用繊維の
給送を妨げるようフィード方向を横切って延びている障
害物が存在しないという利益を提供する。繊維ストラン
ドの止むを得ずして太くなった部分は、ノズル通路を詰
らせる危険なしに長さ方向のすり割りの中で半径方向に
拡張することが可能である。ノズル通路の出口付近の繊
維ストランドは長さ方向のすり割りとノズル通路とのそ
れぞれの両側壁の間にてフィード挾持部の平面に直角な
面内に導かれ、更にそれと直角な平面内にノズルの輪郭
とフィード挾持部を郭定する構成要素、例えば両圧縮ロ
ーラの相補的な輪郭、とにより導かれるので、繊維スト
ランドの圧縮は一層確実に保障される。このように、本
発明による装置は、詰りの危険を避けるべく半径方向に
拡張する確実な自由を繊維ストランドに許容するけれど
も、一方、フィード挟持部に入る直前の繊維ストランド
の確実な圧縮をも保証する。単一の繊維がたまたま長さ
方向のすり割りから横へはみ出た場合ですら、それはフ
ィード方向に移動している両圧縮ローラの外周面により
ただちに巻き込まれ繊維ストランドの中へ復元させられ
る。ここに述べられている効果は、個々のストランド部
から成る繊維ストランドの先端に関して特に重要であ
る。これらのストランド部は出口付近に滞りやすいけれ
ども、それらは長さ方向のすり割りの中へ横に広がるこ
とが可能であり充分な量の繊維原料が集積されるや否や
両ローラにより巻込まれる。このことは、繊維ストラン
ドの先端がフィード挟持部の中へ通されることを確実に
する。本発明のこのような効用は最も重要である。
フィード挟持部が一対のローラにより郭定される場合に
は、長さ方向のすり割りはフィード挟持部の平面の両側
に設けられるのが望ましい。このことはフィード挟持部
を横切る向きの両方向に繊維ストランドが拡張すること
を可能にする一方、出口付近に於てその拡張の両方向と
は反対の向きに繊維ストランドが圧縮されることを一層
確実にする。
他方、フィード挟持部が一つのローラと固定された支援
部材とにより郭定されている場合には、長さ方向のすり
割りは挿入ノズルの前記ローラに対面している側のみに
形成されるのが望ましい。
ノズル通路は出口を形成している長さ方向のすり割りを
通って該出口に連通すべく該出口の僅か上流にて終って
おり且円形の断面を有しているのが望ましく、また、前
記長さ方向のすり割りの幅はノズル通路の終末部の直径
より小さいのが望ましい。この実施例に於ては、長さ方
向のすり割りはフィード挟持部の平面に平行な繊維スト
ランドの横幅を限定し、前記長さ方向のすり割りは繊維
ストランドがノズル通路を離れるとき前記フィード挟持
部の平面内にて繊維ストランドを圧縮するのに効果的で
あり、一方、それに直角な平面内に於る圧縮はその後フ
ィード挟持部を郭定する構成要素により達成される。
長さ方向のすり割りは、フィード方向からみたこの上流
部分が半径方向に開口しているのが望ましい。長さ方向
のすり割り付近のノズルの輪郭はフィード挟持部を郭定
する構成要素の輪郭に合致する形状とされているので、
長さ方向のすり割りの前記半径方向に開口している上流
部分は給送ガス流の自由な脱出を確実にする。
長さ方向のすり割りのミリメートルで表示された横幅は
繊維ストランドのメートル当りのグラムで表示された重
量の大きさと同じでよいので、50g/mの繊維ストラ
ンドに対する長さ方向のすり割りの横幅は約3−5mmで
よく、4mmであるのが望ましい。
ノズル通路に関しては、出口へと向う方向のその断面積
の歩進的減少が有益であることが見出された。それとは
対照的にフィード通路は、ノズル通路へと向う方向に収
斂する円錘形であるのが望ましい。
US−A−4,318,206から知られる装置に於て
は、流れ発生器は挿入ノズルを囲んでいる閉鎖空間から
空気を吸い出す吸引ファンであるので、その空気はフィ
ード通路を通って吸引されることにより補充される。或
いはまた、フィード通路に沿う不特定ないずれかの場所
に空気噴射器が設けられてもよい。
しかしながら、ノズル通路のすぐ上流に配置されている
ガス噴射器の様式の流れ発生器を設置することが、繊維
ストランドのフィード挟持部内への確実な導入に対して
特に有益であることが見出された。前記流れ発生器の設
置は、長さ方向のすり割りの様式によるガス流脱出用開
口の設置とは別に独立的に有益であることが見出され
た。
ガス噴射器は、フィード通路を取り囲んでおり且ノズル
通路の中へ開口している円錘上に収斂している環状通路
を含むのが好ましい。それにより、集束されたガス流の
発生が、挿入ノズルの出口を通ってフィード挟持部の中
へと繊維ストランドを確実に推し進めるに効果的とな
る。
ガス噴射器が該ガス噴射器に組合わされている渦発生手
段を有することにより、この装置の一層確実な作用が達
成される。繊維ストランドの先端は、それにより一点に
纏められた端部を形成すべく自動的に抑え込まれる。
前記の渦発生手段は、環状通路の中の螺旋状の溝により
形成されるのが望ましい。
本発明による装置は、螺旋形成筒の中に開口している回
転テーブルの給送管エルボ末端への据付けに特に適して
いる。かかる装置は、繊維ストランドへの過度な応力も
しくは損傷の危険をこうむることなく、規則正しく且ス
ペースを省略する要領で螺旋形成筒の中に繊維ストラン
ドが積みあげられることを可能にする。
(2)実施例 例示の目的で、本発明の各実施例を図面を参照しつつ説
明する。
第1図から第3図までに示されているものは、繊維スト
ランドを圧縮し、同時に該繊維ストランドをフィード挟
持部1の中へ導入するための装置である。図示の実施例
に於て、フィード挟持部1は一対の圧縮ローラ2、3に
より郭定される。フィード挟持部1の平面は、E−Eに
て示されている。圧縮ローラ2、3は、それぞれの矢印
により示されているように、反対方向に回転させられ
る。
この装置は、フィード方向Tへと円錘状に収斂する形状
のフィード通路4を含み、該フィード通路4の入口5は
例えば給送用空気流の助力によりその中を織物用繊維ス
トランドが前進させられる従来どおりのフィード通路に
通じている。その上、この装置は、それ自身を貫通して
延在し且同軸上にあってフィード通路4と整合している
ノズル通路7を有する挿入ノズル6を含む。ノズル通路
7の断面積はフィード方向Tへ向けて歩進的に減少させ
られており、その結果生ずる肩部は流体抵抗を減らすた
め面取りされもしくは丸くされている。それに対し、フ
ィード通路4はフィード方向Tへ向けて円錘状に収斂す
る形状となっている。
本質的に円筒体8からなる挿入ノズル6のローラ2、3
に対面している端面にはフィード挟持部1の平面E−E
の上側及び下側にそれぞれ凹部9、10が形成されてお
り、挿入ノズル6の端面の輪郭は第1図に明確に示され
ている如くフィード挟持部1の両側にてローラ2、3の
円弧状の輪郭と同様の形状を有している。凹部9、10
の間には、フィード方向Tと直角に延びている端部壁面
11が残っている(第3図参照)。
円柱体8の下流端に切り込んで、長さ方向のすり割り1
2が、ノズル通路7の長さ方向に沿い且フィード挟持部
1の平面E−Eに直角な平面内に延びている。第1図乃
至第3図に示されている実施例に於てフィード挟持部1
はその両側をローラにより郭定されており、長さ方向の
すり割り12はフィード挟持部の平面E−Eの両側に延
びその二つの部分は12a及び12bによりそれぞれ示
されている。長さ方向のすり割り12は、円柱体8の内
部及び外部にてそれぞれノズル通路7及び凹部9、10
と交差している。すり割りは、凹部9、10の長さ以上
にフィード方向Tと反対方向に延びているので、その上
流部12cは半径方向に外側へ開口しており第1図に明
確に示されている如くローラもしくはフィード挟持部を
郭定する他の如何なる構成要素の輪郭によっても塞がれ
てはいない。
長さ方向のすり割り12との交叉点に至るまでは、ノズ
ル通路7は閉じた円形の断面を有している。ノズル通路
7は交叉点13にて長さ方向のすり割り12の中へ開口
しており、フィード挟持部1の平面E−E内に於けるフ
ィード方向Tを横切る方向へのすり割りの幅はこの地点
に於てノズル通路7の直径より小さい。第1図に明確に
示されているように、ノズル通路7は円柱体8の端部壁
面11の僅か上流の地点14にて終っているので、挿入
ノズル6の真の出口15は長さ方向のすり割り12の両
側の壁により郭定される。
長さ方向のすり割り12の幅は繊維ストランドの重さ如
何に依る。ミリメートルで表わしたその幅は、繊維スト
ランドのメートル当りの重量をグラムで表わした大きさ
とほぼ同じとすべきである。第1図乃至第3図による本
装置が5g/mの繊維ストランドに仕向けられる場合に
は、長さ方向のすり割り12の幅は4mmである。
挿入ノズル6の出口15とは反対側の端部に、円筒状ハ
ウジング17を含み符号16により全体的に示されてい
るガス噴射器が取付けられている。ハウジング17は、
フィード通路4の円錘部を郭定しているスリーブ19を
包含する。スリーブ19は、環状通路部20aを郭定す
るためハウジング17と協力し、更に、環状通路部20
aに通じており且外部に対してはガスケット18により
密封されている円錘状に収斂する形状の環状通路部20
bを郭定するため挿入ノズル6の円柱体8と協力する。
ハウジング17内の環状チャンバ21から延びている環
状通路部20aは、接続孔22を通って圧搾空気源(図
示せず)に連絡している。環状通路部20bは、符号2
3にてノズル通路7の中へ開口している。ガス噴射器1
6に関連している渦発生手段24は、この実施例に於て
は環状通路部20b(第2図参照)内の螺旋状の溝の形
で示されている。この螺旋状の溝は、スリーブ19上に
もしくは円柱体8の内側に形成されてもよい。
第1図乃至第3図に示されているこの装置は、次のよう
に作用する。
繊維ストランドは、例えば給送用空気流の助けをかり、
従来どおりの手段によりフィード方向Tへとフィード通
路4を通って運ばれる。螺旋状の様式と高速とをもって
環状通路部20bから流れ出るガスの流れは、符号23
の地点に於て繊維ストランドに衝突し、その結果、繊維
ストランドは縒合され且ノズル通路7と出口15を通っ
てローラ2、3の間のフィード挟持部1の中へと押し出
される。こうした作動要領は、繊維ストランド先端部に
とっては特に重要である。この縒合せ動作の結果、繊維
ストランドの先端は一点に纏められ、その後ローラ間の
フィード挟持部の中へ確実に且自動的に導入されること
を可能にする。
ノズル通路7を流れているガスは長さ方向のすり割り1
2a、12bを通って横へ逃げることが可能であり、妨
げられずにガスが逃げ去ることを半径方向の開口部12
cが確実にする。まずフィード通路の円錘部により次い
でノズル通路の断面積の減少部によって、繊維ストラン
ドは半径方向に圧縮される。しかしながら、符号13の
位置より前方では繊維ストランドは長さ方向のすり割り
部分12a、12bの中でフィード挟持部1の平面E−
Eと直角方向に拡がることが可能であるので、繊維スト
ランド太い部分の詰りや破壊は生じないであろう。出口
15の上流にあたるその通路の最後の部分にて、繊維ス
トランドは長さ方向のすり割り12の両側壁によりフィ
ード挟持部1の平面方向に圧縮されるけれども、それと
は直角方向にすり割り内にて広がることは可能である。
繊維ストランドは、出口15を離れた後すぐにフィード
挟持部1の両側にて挿入ノズルの輪郭にきちんと合致し
ている圧縮ローラにより把持され、それによりフィード
挾持部の平面と直角な方向に圧縮される。この位置に於
いて、圧縮ローラの確実に前進する表面の間に繊維スト
ランドが把持されているので、もはや繊維ストランドが
詰まる虞れはない。このようにして繊維ストランドは、
まずはじめに半径方向の全側面から圧縮され次には実質
的にフィード挟持部の平面方向のみ圧縮され、そして最
後に、この平面とは直角方向に圧縮される。これらのど
の位置に於ても繊維ストランドが詰まったり破壊された
りする虞れはないので、この繊維ストランドは確実に且
円滑にローラ対2、3へと送られ、その間に同時に圧縮
もなされる。
第4図に示されている実施例の運転の為に重要な構成要
素は、第1図乃至第3図に示されている実施例の相当す
る構成要素と実質的に同一であるので同じ参照番号によ
り示されており、これらの構成要素のそれ以上詳細な記
述は省略される。
第4図による装置は、固定された支持壁25に取付けら
れている。ガス噴射器16はフランジ16aを含み、該
フランジ16aによってガス噴射器16は挿入ノズル6
の本体8の端面に取付けられている。このガス噴射器に
は、第1図乃至第3図に示されているスリーブ19の代
わりに、この事例に於ては支持壁25及びノズル本体8
を貫いて延在する通路26と半径方向の分岐通路27と
を経由して供給される圧縮されたガスの為の環状チャン
バ21′を郭定すべくノズル本体8に協力する複合的に
形成されたブシュ19′が設けられている。環状通路部
20b′は、直接的に環状チャンバ21′に連通してい
る。
第4図による装置は、第1図乃至第3図による装置と同
じ要領により作動する。
第5図から第7図までに示されている実施例に於てフィ
ード挟持部1″は、矢印により示されている方向に回転
する圧縮ローラ2″と、挿入ノズル6″の本体8″に複
合的に形成されている固定的な支援ボディー8″aとに
より郭定される。ボディー8″は、さらにノズル通路
7″を含む。長さ方向のすり割り12″aは、フィード
挟持部1″の平面E−Eの圧縮ローラ2″が置かれてい
る方の片側のみに設けられている。ボディ8″のフィー
ド挟持部1″から遠い方の端部には、第1図乃至第3図
に示されている実施例及び第4図に示されている実施例
と同じ要領でガス噴射器がそこへ取付けられるのに好適
な円錘形のくぼみ28が形成されている。
第6図及び第7図に於ては、圧縮ローラ2″は取除かれ
ている。これらの図面から明らかなように支援ボディ
8″aには、圧縮ローラ2″の円弧状輪郭に合致する形
状の樋の形をしたくぼみ29が形成されている。
この装置の作用は、前述の各実施例の作用と実質的に同
一である。
ここに延べられている装置は、繊維ストランド給送用ガ
ス流を噴出するため上流位置に置かれているガス噴射器
と協力してもよい。その上、繊維ストランドのフィード
通路内に静電容量型センサー等の監視要素を取付けるこ
とも可能であり、取囲まれているノズル通路から長さ方
向のすり割りの中へ開放されているこのノズル通路の終
末部への遷移点の下流に位置させるのが望ましい。その
上、長さ方向のすり割りにより形成されているこの脱出
路の境界面は、縁を形成することなくガス流の脱出を増
進すべくノズル通路の円周面に滑らかに融合してもよ
い。
繊維ストランドの先端をこの装置の中へ挿入しもしくは
通すためガス噴射器16ができる限り短い時間の間作動
させられ、それにより、織物用繊維ストランドの先端を
フィード挟持部の中へ推進することに効果的に重要な圧
力の増加を生みだす。このようにして本発明による装置
は、先の鈍いもの又は引き裂れたもの又は拡がっている
もの等如何なる形状の先端でもフィード挟持部の中へ挿
入することができる。
フィード挟持部の上流に於てストランド材料の付加的な
圧縮を成し遂げるため挿入ノズルの両側壁の出口部分は
調節されることが可能であり、ストランド材料の先端が
フィード挟持部の中へ導入された後それらの間隔は減少
させられてよい。
第8図に示されているものは、以下に詳細に述べられる
予定の本発明の実際的応用の例である。この応用例は、
部分的に示されている螺旋形成筒31の回転テーブル3
0の使用を含む。回転テーブル30は、上面カバー32
の中に回転可能に取付けられ且第1図乃至第3図を参照
して述べられた本発明による装置を螺旋形成筒31に対
面させながらその下端にて持ち運んでいる給送管エルボ
33を含む。図面の中に明確に示されているように、給
送管エルボ33の下端にはガス噴射器16が接続されて
いる。ガス噴射器16の下には、長さ方向のすり割り1
2を伴なうノズル6が配置されている。更に、ノズル6
の下には、フィード挟持部を郭定する二つの圧縮ローラ
2、3が据え付けられている。
ガス噴射器16は、回転継手35を貫いて延びている圧
搾空気導管34を経由して圧搾空気源36から圧搾空気
を供給される。圧搾空気導管34の、圧搾空気源36と
回転継手35との間に延在する部分は上面カバー32に
対して固定されているけれども回転継手35とガス噴射
器16との間に延在する部分の圧搾空気導管34は給送
管エルボに同期して回転させられる。
第8図の左半分に於ては、給送管エルボ33は実線で描
かれている。第8図の中央には給送管エルボが破線で描
かれており、それは、図面の左半分に示されている位置
から回転継手35の周りに90度回転されている。この
回転と同時に、繊維ストランドは、螺旋形成筒31の中
に積み上げられるため給送管エルボ33とガス噴射器1
6と圧縮ローラ2、3の挟持部とを通して給送される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、フィード挟持部の平面に沿い且フィード方向
を横切る方向から見た本発明による装置の一部縦断面側
面図である。 第2図は、フィード方向を横切る方向にして且フィード
挟持部の平面に鉛直な方向から見た、第1図に比し小さ
な縮尺の、第1図のII−II線に沿って部分的に切断され
た本発明による装置の一部断面図である。 第3図は、出口の方を向いて描かれた、第1図及び第2
図による装置の端部の図である。 第4図は、第1図乃至第3図に示されている実施例に対
し修正が加えられた本発明による装置の一つの実施例
の、フィード挟持部の平面に沿う横方向から描かれた横
断面図である。 第5図は、本発明による装置のもう一つの実施例の、フ
ィード挟持部の平面に沿う横方向から描かれた縦断面図
である。 第6図は、出口方向から描かれた第5図に示されている
装置の端部の図である。 第7図は、第5図及び第6図に示されている装置の、フ
ィード挟持部の平面に鉛直な方向から描かれた平面図で
ある。 第8図は、本発明による装置を備えた回転テーブルの一
部縦断面側面図である。 1……フィード挟持部,2、3……圧縮ローラ,4……
フィード通路,5……入口,6……挿入ノズル,7……
ノズル通路,8……円柱体,8″a……支援ボディ,
9、10……凹部,11……端部壁面,12……すり割
り,13……すり割り12とノズル通路7との交叉点,
14……ノズル通路7の終端,15……挿入ノズル6の
実際上の出口,16……ガス噴射器,16a……フラン
ジ,17……円筒状ハウジング,18……ガスケット,
19……スリーブ,19′……ブシュ,20……環状通
路部,21……環状チャンバ,22……接続孔,23…
…ノズル通路7への環状通路部20の開口部,24……
渦発生手段,25……支持壁,26……通路,27……
分岐通路,28……円錘型のくぼみ,29……樋状のく
ぼみ,30……回転テーブル,31……螺旋形成筒,3
2……上面カバー,33……給送管エルボ,34……圧
搾空気導管,35……回転継手,36……圧搾空気源,
E−E……フィード挟持部の平面,T……フィード方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール・クリガー スイス国プフェフィコン、ブューエルスト ラーセ 36

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィード通路(4)と、前記フィード通路
    内に気体の流れを発生させるための流れ発生器(16)
    と、前記フィード通路から延在する挿入ノズル(6;
    6″)とを含み、前記挿入ノズルは前記フィード通路に
    整合しフィード方向に収斂するノズル通路(7;7″)
    と前記気体の流れの前記ノズル通路からの脱出を可能に
    するために前記ノズル通路の出口に近接して設けられた
    少なくとも一つの横方向へのすり割り型開口とを有して
    おり、 前記すり割り型開口はフィード挾持部(1;1″)の平
    面(E−E)に実質的に直角な平面内に前記ノズル通路
    (7;7″)の出口(15)から該ノズル通路の長さ方
    向に延びているすり割り(12、12a、12b;1
    2″a)として形成されており、前記すり割り(12、
    12a、12b;12″a)の両側にて前記挿入ノズル
    (6;6″)の出口端の輪郭(9;9″;10)は前記
    フィード挾持部(1;1″)を郭定する構成要素(2、
    3;2″;8″a)の輪郭に合致する形状とされている
    ことを特徴とする、織物用繊維ストランドを圧縮し且フ
    ィード挾持部内へ自動的に導入する装置。
JP62238592A 1986-09-22 1987-09-22 織物用繊維ストランドを圧縮し且フィード挾持部内へ自動的に導入する装置 Expired - Lifetime JPH0637264B2 (ja)

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